kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

練習時間の使い方

2015-03-25 | 陸上競技
ちょっと思うことを。

長期休業中などでは練習時間が比較的長く取れます。そのため通常の練習よりも長くなりがちです。良いこともあれば悪いこともあると考えています。実際、授業が始まると今のように長時間を使って練習をすることができなくなるからです。ここに関しては私も選手ももっと監上げないといけない思っています。難しい部分ですがやはり重要なことだと。

他校がどのような練習形態で練習を進めているのかの情報が少ないので単純に比較はできませんが、うちは「アップ」の時間が長い気がしています。私が「アップ」としてバトン走が終わるまでと考えているから長いというのもあります。普通の練習形態であればジョグをして体操、そこから適度にストレッチをして身体ほぐし、スプリントドリルという流れでしょうか。終わってからシューズ流し、スパイク流しで「アップ終了」でしょうね。これが一般的な「アップ」だと思います。このアップの在り方を否定する理由はないので私もこれが「普通」だと思っています。

うちはこの手の「アップ」をしません。基本的にジョグはなし。体操、ストレッチをしている姿は別の場所で練習をするときだけでしょうか。学校では絶対にしません。理由は「他にやりたいことがあるから」です(笑)。ダイナマックスを使ったりメディ投げをするだけでかなり身体は温まります。以前はサーキットをメインにやっていました。最近は道具を準備する時間がもったいないという単純な理由と武道場でやるのが難しくなったという理由でほとんど(全く?)やりません。「身体を温める」という意味であれば方法論は様々だと考えるからです。何が正しくて何が間違っているのかという議論にはならないと思います。これで時間の短縮にはなっていると思っているのですがどうなんでしょうか(笑)。

そこから動的柔軟をやってすぐにドリルに入るようにしています。身体が温まったら動く方が早いという考え方です。これも正しいかどうかは分かりません。もっと体操やストレッチに時間をかけるべきだという意見もあると思います。色々な本を読んでいて「小学生が鬼ごっこをするのにアップはしない」というように紹介されることがあります。まーこれは極論ですね。小学生は筋肉自体が発達していませんからいきなり動いても大きなダメージを受けることはないと思います。スポーツとは異なる部分があります。それでも必要な筋肉が動く状況を作りさえすればある程度動けるのではないかというのが持論です。そのためドリルもアップの一環として位置付けています。股関節周辺を動かすアップとしてドリルも利用するという感じでしょうか。そこで故障するというのはほとんどいません。この冬期にはそれ以外の部分で故障した者が数名いましたが・・・。ひょっとしたらアップ不足というのもあったのでしょうか?見直さないといけないかもしれません。

ドリルが終わったらすぐにスパイクを履きます。試合の時も同様。シューズで流しをするという感覚はいまのところありません。必要あるかないかは別にして「スパイクで走っても怪我はしない」と思っているからです。総じて練習中にスピードレベルを落とすことを好みません。全ての練習の中でできる限り最大スピードで動くように心がけています。これも驚かれるのですが全く問題ないと考えています。できるだけ短時間で身体が動く状態を作りたいと思って取り組んでいます。スパイクを履いて走るときには全く問題なく走れます。これも私が考えているだけなので良いのか悪いのか分かりません。

それなのに練習の時間が長い!!(笑)。ここに大きな問題があると思っています。どこでそれほど時間を使っているのか?ひょっとしたら(かなり)ハードルを使ったドリルなどが他の学校より長いのではないかという気はしています。比較したことはありませんから分かりませんが(笑)。とにかく時間を有効に使いたい。時間を省略する方法を考えないといけない。これが最大の問題点なんですけどね(笑)。

何とかしたい部分です。上手く時間が使えるようになると色々なことができるようになります。まだまだ工夫する余地はあるのだと考えています。先は長い(笑)。
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バトン&トレーニング

2015-03-25 | 陸上競技
火曜日、この日も日差しは強かったのですが思った以上に風が強く肌寒く感じました。土日がかなり暖かかったのでウインドブレーカーを着ていなくても大丈夫ではないかと考えていたのでフリースで生活をしようと思っていました。が、寒すぎて(どうも私だけだったようですが)ヤッケを着て練習を見ることになりました。うーん、やはり寒いのは苦手ですね。

練習は前半走練習、後半トレーニングとしていました。前日からマネージャーに言われて練習日誌を見ることにしていました。ここ最近提出させていなかったのでまとめてみることに。そのため練習のアップの部分はほとんど見ることができませんでした。一応コメントを書いたりするのでその時間も必要になります。更に風が強くてノートがバサバサなってしまいます。書くのが大変な状況でした。練習どころの騒ぎではなくなります(笑)。隙を見て練習に指示を出していました。やはりまだまだマルチな指導はできないようです(笑)。

通常は火曜日はトレーニングのみにするところなのですが今はバトンの頻度を高めたいと考えています。毎日でもやりたい。うちの練習の中心はリレーです。基本的に流しもしません。走るときにはバトンを使う練習が多い。それでも改善できない部分がありますから難しいのですが。手を出す位置が横になったり、手首が返ったりしてしまう。これにより上手くバトンパスができなくなります。しつこくしつこく言い続けてもなかなか改善できない。これは難しい話です。1年前に宮崎に行って色々とバトン練習について教わりました。その中から自分たちにあったものを取り入れて行っています。以前に比べるとかなり改善できていると思うのですが、やはり目指すところと比べるとまだまだ足りません。

この日もできないことがたくさんありました。ここはやるしかない。距離感の確認は練習中ではなくてもできるはずです。それをどれだけ実行できるかなのです。ここ最近は練習後に女子は自主練習を実行しています。マネージャーからの指示なのか本当に自分たちで考えて実行しているのかは分かりません。もちろん、私が直接指示をしたわけでもありません。その中で単に「運動時間の確保」で終わってしまうのではだめだと思っています。必要であればバトンの距離感の確認や受け渡しの手を練習することはできます。散歩をするにしてもこういう部分に意識を置きながらやっていくことでずいぶん違った結果となります。「考えて動く」という部分のスタートラインには立っていると思います。ここはもう一度徹底するしかないですね。まー否定的な部分だけではなくかなり良い状況になっているのは間違いないのですが。現状に満足する気はないのでもっともっと自分たちの取り組みを見直してもらいたいですね。

その後、トレーニングへ。シャフト補強と補強サーキットとしました。さすがにきついでしょうからシャフトは少し距離を短くしました。気分的に盛り上がらないかもしれないということで以前から計画していた「音楽をかける」というのを実行。ひたすらやるだけではきついのでやはりこういう部分は音楽などがあると違いますね。それぞれの趣味が色濃く出てきます。私が好きな音楽をかけ続けようとしたら拒否されました(笑)。まーミスチル以外はかからないので練習を盛り上げるという部分とは違うでしょうね。これは仕方ない。アップ等で音楽を利用しているチームは多いと思います(多分)。今後はこのような部分も導入して良い練習ができるようにしたいと思っています。きついことを楽しくやる。これだけで気持ちが違ってくるはずですから。

結局練習時間は4時間を越えました。その後、練習に来られていた師匠としばらく雑談。「強化」についての話を真剣にしました。私に何ができるのかは分かりません。それでも尊敬している師匠から「頼むね」と言われたら断る道理がありません。県全体として「強化」について考える。それは必要なことだと思っています。実際のところは私が考える話ではないと思っています。それぞれ立場がありますから。それでも自分に何かできるのであればという気持ちはあります。本気でその部分を考えている人とであれば協力して何かができると思っています。こういう感覚を持っている人と話をするのは本当に面白いですし、モチベーションが上がります。重要なことだと思っています。

さらにそこから親しい指導者と会ってあれこれやる。これは以前「懇親会」を行った時に約束をしていました。私が得意としている分野を少し教えてほしいということでした。練習とは全く関係ない部分です(笑)。これも2時間くらいやったでしょうか。結局昼食をとる時間がないまま一日が終わってしまいました(笑)。これも仕方ない。私が誰かのために役立てるのであれば幸いだと思っています。大好きな人たちと時間を共有できるというのはやはり幸せなことだと思っています。雑談でも真剣な話でも価値観が近い人と過ごす時間というのは本当に貴重だと思っています。「価値観」が異なればどれだけ時間を共有しても平行線のままで面白くありません。楽しい時間でした。
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