kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

日程が前後しますが・・・

2015-03-04 | 陸上競技
土曜日の練習について書いておきます。卒業式の前の日の事なのでこちらが先にならないといけないのですが記憶がなくなる前にということで卒業式のことを書いておきました。こちらも忘れないうちに書いておきたいと思います。

土曜日、翌日は卒業式のため少し練習時間が確保できるかなという感じでした。やりたいことをきちんとやっておかないといけません。もちろん勉強時間の確保はしています。「練習だけやっている」と言われるのは嫌なので。この日は3年生が卒業前の最後の練習。大学に行くまでは変わらず練習を継続する約束なので特段変わるわけではないのですが気分的に「高校生」と「卒業生」というのでは違うかもしれませんね。

前半はダイナマックスでアップをしてそのままハードル。これはいつも通り。スパイクを履いても横の動きからスプリントへつなげる部分をやってチューブへ。これも短時間で。動きを見ていて「ドリルのための動き」になっていないかという気がしました。もう一度、「走るためにやっているのだ」という感覚を持たせたいと思い、軸づくりをやってから短い距離のスプリントをしました。これがどうなのかは分かりませんが。根本的に最後は選手の感覚ができるかどうかだと思っています。無駄な10本よりも集中して1本走るほうが効果が高い。集中して質の高い10本ができるのが理想ですが(笑)。なかなか高校生レベルでそこまで到達しません。意味のある練習にするために「今のは良かったな」というのが分かるようになるというのが必要かなと。

そのまま並走、バトンパスへ。比較的走れていたのですがバトンができません。人数が少ないのですからそれぞれがもっと役割を認識してやるべきことを考えないといけません。バトンに関しては細かく話をしていますがなかなか徹底できません。どうしても癖が出てしまう。あれだけ言い続けてもできないというのはどういうことなのか。考えるべきだと思いますね。県新人の前に「危機感が足りない」「このままでは絶対にバトンが渡らない」と言い続けてきて本当にバトンが渡りませんでした。並走時、バトンパス時にどのような目的があるのかを考えないといけません。

並走は50mで行っています。25m地点でバトンを渡すようにしています。バトンパスも同様。50m走ってきてバトンパスをする。もらう方はリレーゾーンの真ん中より少し前で受け渡しが完了するようにしています。そこの意味がどれだけ分かるでしょうか?なぜ場所を決めているのか?何のためにそのような練習をしているのか。繰り返しやっている意味が分かってもらえないとどれだけやっても効果はありません。意識できる選手であれば「意味」を考えて工夫ができます。ここの部分が自分たちで必要と感じてくれるようになると全く違ってくるのですが・・・。

最後に走練習。グランドにはうちと野球部しかいなかったのでグランドを大きく使うことにしました。多分200m位の距離があったと思います。これまでこの距離を走ることを避けていましたが今回は走ることに。テンポ走は行いません。最初からMAX(笑)。人数的にバランスが悪かったのでちょっと工夫を。短短と短長が上手く走れるように短短を2つに分けました。メニューが短長が一人で走ることがないように組み合わせて走ることに。短短は200m+90m+60mと120m×3を交互に。短長は200m+120m+90m+60m。本数的に4セットとしました。かなり走っているのでしょうか?感覚的に微妙。もっと走れるかもしれないというのがあるので「すごくやっている」という感覚はありません(笑)。

とにかく気持ち長い距離を全力で走らせました。追い越し走の形で全力で。短短は200mがきついと思いますがこれは必要な要素です。最後まで走りきることが目的ではなくで「どこまで持つか」だけの話。比較的良く走れていたと思います。時にはこの手の練習を導入することも必要かもしれないですね。3年生も必死になりながら走っていました。こういう部分が私の練習の中に不足しつつあったのかなと感じています。いつの間にか「短い距離」というだけで終わっていた。グランドの関係もありますが時にはこれくらいの距離を全力で走る機会も必要かなと。それで「距離に対する不安」が取り除けるかもしれませんし、レースの後半部分での余裕になってくると思います。「筋持久力」の部分でしょうか。テンポ走では筋持久力は鍛えられないと思っています。正確には「スピード持続」ですが。ここの部分の練習をどのように取り入れていくかで大きく変わってくると思います。

ショートスプリントの練習はある程度できるようになってきました。自分の中でですが。ロングスプリントも。ミドルがどうなのか。200mでインターハイ出場は過去2名。それなりに実績としてはあるのかもしれませんが、これは100mのスピードを生かした200mでしかありません。もう少し工夫をしてマルチスプリントができるようにしていかなければいけません。先日大学の先生と話をする中で「200mの重要性」を確認することができました。この距離を中心にショートとロングに分かれていってもいいのかなと。100m選手は200mを嫌う傾向があります。うちで100mでインターハイに行った2人は200mに出場するのはかなり後ろ向きでした(笑)。そういう練習が不足していたのもあると思います。もう少し工夫をすれば色々と見えてくる者があるのかなと感じています。

久々に全体に追い込みました。良く走れていたと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする