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kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

3年生に伝えたいもの

2010-02-08 | 陸上競技
3年生、今日で高校生活最後の定期考査でした。前回担任をして卒業させたたときは商業時代でしたから4年くらい前になります。今回は1年生の時からクラス替えもなく持ち上がりですから思い入れもかなり強いですね。何回か書いていますが部活の選手とクラスの生徒はやはり特別だと思っています。上手く表現できませんが(笑)。

テスト終了後、3年生を対象に全体指導がありました。ここで男子、なかなかきちんと話が聞けません…。3年生として本当に情けないですね。もう少しで社会人になろうかというのに今更このレベルかという感じです。そういう態度がカッコいいのと思っている感じがあります。普通校ではそこまで言われないのかもしれませんが、このまま社会人として送り出して良いのかという葛藤があります。社会に出て失敗する可能性が高い。正直なめている部分があると思います。それで許されることはあり得ないのですが…。

クラスに戻り、いくつか話をしました。うちは女子クラスです。過大評価するつもりはありませんが、こちらの話をある程度理解してくれると思っています。他の人がどれだけ話をするのかはわかりませんが、私はことあるごとに話をしています。クラスの生徒の前で真剣に話をするときには表面的なことではなくこちらが思っていることを素直に伝えるようにしています。飾って話す言葉は決して人の心を動かすことはないと思っています。今日は本当に思った事を話しました。全体での話で「担任のためにもきちんとしてもらいたい」と繰り返し話されていました。が、私のために何かをするというのは違うと思います。人情云々ではなくこの子達のために何もつながらないからです。残りの1ヶ月高校生活、「我慢をする」ことをきちんと意識して行動することに意味があると思います。他人のためではなく、自分自身の意志で自分の感情をコントロールしなければ社会に出たときに絶対に困ります。きちんと理解してやっていかなければこの子達のためになりません。きちんと話をすれば必ず分かってくれると信じています。これまでの3年間、そう信じてクラスの子と関わってきました。自
己満足かもしれませんが…。
この子達のとの関わりは他の担任より深いと思います。多くの時間を共有しながら様々な事を経験してきました。その都度、一生懸命にやることの大切さを繰り返し話してきました。やるときは徹底的にやったほうが楽しいですからね。もちろん全てが上手くいくわけではありませんが、小さな衝突を重ねながら前進してきました。周りに気配りが出来るようになりましたし、周りの先生方からも温かく見守ってもらっています。だから土曜日のように転勤した先生がワザワザこの子達のために足を運んでくれるのだと思っています。

この子達の前で話ができるのもそれほど多くはありません。大切なモノが何かが伝わると信じています。色々な話をしましたが、数人涙を流していました…。何か感じるものがあったのかもしれません。まだ卒業までは時間がありますが、生徒は様々な事を想っていると思います。答辞を読む生徒、ずっと泣いていました。読む前から泣きそうだと話していましたが、その前に1人1人呼名するときに私が読めるか不安になります…。思い入れが強いですからね…。

私の話がどこまで伝わっているか。全ての生徒に影響力があるとは思いませんが、関わりがある生徒の成長は助けていきたいと思います。それくらいしか出来ませんから…。あと1ヶ月弱。寂しいですね。
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課題を持って取り組む

2010-02-08 | 陸上競技
土曜日、天気は非常に良かったのですが放射冷却により競技場のグランドが凍っていました。すぐに忘れてしまうのですが市営競技場は普通のグランドと比べて考えられないくらい状態がが悪くなり10時から12時にかけては雨が降った直後よりもさらに悪いグランド状態になります。これによりとにかく午前中に練習をするときはここでやるのは避けようという気持ちが強くなりました。というか全く走れない状態ですから使いたくても使えないのですが…。

いつも通りサーキットをやってから基本的な動きをやる予定でした。サーキットまで見てから所用で学校に戻りました。クラスの生徒が卒業記念DVDを作成するのですが、その中に一言コメントをお世話になった先生方から一言ずつもらうようです。生徒の希望があったので春に転勤された先生に連絡を取ったら土曜日なら可能だということだったのでお願いして来てもらいました。40分程度の時間でしたがわざわざ脚を運んでもらえるというのはありがたいですね。感謝しなければいけません。

それが終わって慌てて競技場に戻るとちょうど走りに入る前でした。先述のようにグランドはとても走れるような状態ではありません。フィールドの芝生の上でスティックを繰り返しました。この段階でどうしても2歩目以降の重心の移動がスムーズではありません。色々なことを試しながらかなりの時間をかけてやりましたがなかなか出来ません(笑)。仕方ないので場所を変えて坂道で同じことをやることにしました。坂でやると身体が残ると絶対に前に進みません。乗り込みという表現はほとんど使いませんが身体を前方向に乗せていかなければ加速段階の動きは上手く作れない感じを受けています。なかなか難しいですが…。

その流れで坂を走り、競技場に戻って150m。これくらいの時間になったらグランドも回復してきていました。普通に走れるレベルです。この日は坂を走った後ですが強めに刺激を入れました。走れている者はやはり安定して走れています。動き自体も良かったですね。後半疲れてきてからの動きのコントロールが出来始めるとレースの後半に生きてきます。女子は400m系ばかりですからこの辺りに課題を置いています。もちろんそこまでに持っていくための加速段階も重視していますが、スピード持続が武器だと思っていますからここを磨く練習をしっかりと入れていかなければいけません。本数が増えるにつれて一気に減速するような選手は今のチーム状況ではメンバーには入れないと思っています。もちろん爆発的な力の発揮が必要になりますから後半は乳酸蓄積の中で動かなければいけません。本数を持たせることが重要なわけではありません。表現が難しいから分かりづらいかもしれませんが、テンポ走のレベルで本数を持たせるのには意味がないと思っています。

本当はそれが終わってからウエイトをやりたかったのですが、さすがに長すぎるので全身系の種目を2つやって終了としました。最後まで集中力を切らさず出来たと思います。当たり前ですが。木曜日にミーティングをしてから少し雰囲気が変わったようです。私的にはやろうとしている事が出来ていない事に目が向いていますから雰囲気がどうこうは気にしていませんでしたが。少しずつ前進しているのでしょうか。

まだやらなければいけないことがたくさんあります。大変です(笑)。
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