kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

若干キレる

2010-02-02 | 陸上競技
月曜日、朝から天気が悪く一日雨でした。学校は外廊下ですし、なかなか思うように使えませんから雨が降るとかなり困ります。それでも武道場は使えますから恵まれているほうだと思いますが。

練習開始前に少しだけ話をしました。もう2月に入りましたから冬期の最後の追い込みになります。しっかりとした取り組みが必要となりますから気持ちを引き締めるという意味と気になっていた事があったので。

「頑張ること」「負荷をかけること」が目的になっていて、本来の目的から外れてしまう者が増えてきているからです。以前からかなり感じていてサーキット中や補強の間にかなり言っていましたがなかなか理解できていません。私がもっときちんというべきなのかもしれませんが、「目的が変わっている」ことに気づかなければ絶対に強くはなれません。今の3年生がサーキットをやっていたときに「他の者よりも追い込む」と話していたことが思い出されます。サーキットの目的自体が身体に負荷をかけていくところに置かれているのです。これに関してもかなり話をしたつもりですが、なかなか伝わりません。身体作りを目的にしています。ひたすら身体を動かして「負荷をかける」「心肺機能に刺激を与えハァハァなる」ということが目的ではありません。いつの間にか「サーキットをやる」事自体が目的になってしまい、鍛えている部分がまったく意識できないものになっていました。
これはドリルにもつながる部分です。何のためにやっているのか?ドリルが上手くなるためにやっているわけではありません。全ては速く走るためにやっているのです。土曜日の練習、いつもと違う形でアップをしたらその動きをやることだけがメインになってしまい、何のためにやっているのかが分からなくなっていました。だから腰の移動や膝の引き出しが全くできません。結局ドリルがドリルで独立していてうまくつながっていないのです。一生懸命にやること自体が目的ではありません。それを常に見失います。普段の練習ではなかなか気がつきませんが、いつもと違う練習をしたときに明らかに現れます。速く走るための動きにつながっていないのです。これにより一緒に練習してもらった2校にはほとんど刺激を与えられなかったのではないかと思います。申し訳ないことです。

加えて、土曜日に工業系の課外で練習に参加できなかった者、故障が続ききちんと練習が積めなかった者に問いました。どれだけのことをやってその足りない部分を補っているのかを。「補強をしました」という答え。いやー全く分かっていません。目標が明確であり、自分が本当に何をすればいいかを分かっていれば、補習等が終わって自分で練習ができるはずです。時間は間違いなくありました。無かったとしても作ろうと思えば必ず作れたはずです。やるべきことがあるのに、それを10分の1以下の練習で補えるのか?考えたら分かることです。
ケアにしても同様。私から言われて動くのは誰でもできます。しかし、本当に「怪我を治したい」「練習がしたい」と思えばその時その時に最大限の努力をするべきです。全てが受け身の人間からは決して気迫は生まれません。本気で治そうと思えばそのために何をするべきかが必ず見えてきますから行動にも現れます。それが自ら出来ないのであれば目標に届く可能性は低くなります。当然ですが。

この辺りにかなりの甘さが見られます。何のためにやるのか?誰のためにやるのか?まだまだ考えていかなければいけません。そんなに簡単に届くような目標ではありませんからね。そこに対する厳しさを持たなければやるだけになってしまいます。無意味です。

練習自体はesaki先生からエアロバイクを頂いたのでそれを上手く使いながらやりました。1台しかありませんから、これをしっかり漕がせるためにグループを4つに分けてそれぞれを実施しながら感覚をつかむための練習にしました。1つのグループの練習が終わるのに15分、それを4つですからトータルで1時間になります。運動量としてはかなりのものになると思います。全ての動きを結びつけていくための練習にしたいと思うので更に工夫していけば効果が高そうな練習です。ほとんど休みを与えずにやっていたので汗だくでしたが、全身を使う運動ですから大切だと思いますね。

工夫しながらきちんとした練習が出来るようにしていこうと思います。
コメント (1)
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