kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

前半部分

2010-02-07 | 陸上競技
金曜日、前述のように他の部にももあげ等を教えたので最初の指示がアバウトになってしまいました。基本的な動きを確認したかったのですが見ることができず…。

練習に行ったときには加速ドリルをやっているところでした。久々に動きを見ましたがかなりアヤフヤになってしまっていました。技術練習は細かい部分が多くなりますからきちんと見て修正をしていかなければいけません。実際の動きとズレを直していかなければいけませんが、まずは基本となる動きの感覚を身に付けさせなければいけません。自分ではできているつもりでも全く動きが違う場合が多い。この部分、強制的にその動きを身に付けさせる工夫が必要になる気がします。スティックだけではなかなか意識ができていません。全習ではなく分習でやっているのですがもっとポイントを抜き出してやっていく工夫が必要になりますね。

投げ出しの感じを具体的に見せるために、私が持っている本の中にある連続写真の一部を見えました。身体のラインがきちんと出来ていて地面に力が加えられています。重たい物(腰)を前に進めていく事が最初の課題だと思っています。メディシングボール投げをしながら身体を進める感じをつかませました。先日これはいいなーと思っていたら「前やっていましたよ」て言われました(笑)。画期的なアイデアだと思ったのですがすでにやってました(笑)。

ここにかなりの時間を要しました。パワーだけではなくきちんと身体を運んでいく感覚を身につけていく必要があります。投げ出しだけ意識すると次の動きに全くつながりませんから、投げた後にそのまま少し走らせるようにしました。投げることがメインになってしまって次の動きが出来ません。基本的に走りのつながりがなければ意味はなくなりますからここに時間をかけるのが狙いではなく、加速段階そのものを改善しなければいけません。1歩目でブレーキをかけると潰れてしまいますが、そこだけができても2歩目3歩目につながらない動きでは意味がなくなります。ここは試行錯誤しながらやっていきたいと考えています。

気がついたらかなり時間が過ぎていました(笑)。慌てて火曜日にやろうと思って出来なかったタイヤ引きをしました。火曜日、補強の後に走りたかったのですがいつものようにやり過ぎてしまってそこに到達する前にタイムアップ(笑)。金曜日は絶対にやろうと決めていたので実施しました。これもパワー系ではない動きを目指しています。前に進まない状態を作っていますからその中で楽に速く進む感じをつかませたいと思っています。疲れてきてから身体が浮いてしまう者、重心が全く前に進まない者がいます。最初はパワーで押し切れますがそれだけではなかなか最後まで持ちません。そこを意識してやっているから当然なのですが。接地ポイントがずれてしまう者は脚の回転が完全に後ろになります。パワーで押していく走りになるからです。接地がずれるから接地が長くなり、それが脚の回転を後ろにする要因となる。脚が流れる部分だけを直そうとしても問題点は別にあるのでなかなか改善されません。技術的な部分が色濃く反映されます。

少しずつですが失速せずに走れる者が増えてきた感じがあります。基礎筋力が向上してきた部分も影響してきていると思います。筋力が上がるとパワーに頼ってしまいそうな感じがあるので気を付けないといけません。効率良く走れるようになればその筋力をうまく生かせるようになっていきます。全てをつなげていけるようにしたいですね。

やっと金曜日の内容が終わりました(笑)。本当はもっと書きたいことがあったような気がするのですが時間が経過するにつれて記憶から薄れていってしまいます。怖いですね。

また書きます。
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ひたすらやるだけ

2010-02-07 | 陸上競技
かなりずれていますが金曜日、色々と大変でした(笑)。1週間前位にある部活からももあげを教えて欲しいと言われていてそれを練習中に教えることになっていました。非常に残念なのですが水曜日の練習中に右のふくらはぎを痛めていたのでできればやらない方向でと考えていたのですが小心者なので言い出せませんでした(笑)。

痛いのを我慢しながらトロッティング、ももあげ、振り出し、バウンディングを簡単に教えました。今のうちの練習ではほとんどやっていないのですがかなり昔にやったことがあるので何とか身体が覚えていました(笑)。やらせてみると全くといっていいほど出来ません。最も簡単なももあげですらタイミングが合わないのです。教え方に問題があるのかもしれませんが、手と足の協調や身体の軸が作れないのです。40分位やって何とか形になるものが出てきましたが難しいですね。他の部活動ですから私がとやかく言う必要はありませんが、「出来るようになりたかったらひたすら繰り返せ」と言っておきました。まー9割位は「言われているからやる」という感じでしたから身に付くとは思えませんが。

こういう基本的な動きを見てみるとまずは基礎筋力が必要だということが良く分かります。色々な動きをやろうとしても必要な筋力がなければ絶対に出来ません。運動能力が高い者は元々の基礎筋力も他の者と比べて高いのだとおもいます。私は体育を教えるわけではありませんから、こういう機会しか他の運動部をゆっくり見る機会はありません。気づかされますね。
あとは「意欲」と「目的意識」です。とりあえず顧問の先生が「やれ」と言っているからやるという感じがかなり強くありました。専門種目に直接生かされるわけではありませんから「遊び半分」という感じです。何故教えて欲しいと言われたのかは詳しく聞きませんでしたが、どこかの講習会で「これからは必要だ」と聞いてきたようです。私なりに解釈すると動きの基本である身体の中心に近いところから大きく動かす事を身に付けさせてそれを専門に生かしていくためだと思いました。実際の競技場面では全くといって良いほどそのような動きはありませんから。やる側がきちんと理解してそれに意欲的に取り組むのであれば意味があると思いますが、形だけを真似てその動きをすれば良いというわけではありません。そこを理解させる事が出来るかどうかだけです。

本当に出来るようになるためには「ひたすらやる」しかないと思っています。限られた時間の中で出来るようになる程高い能力を持っていれば全く問題はないですが、それが出来る選手はそれほど多くありません。だったらやるしかないのです。練習時間以外にも自分でやることで目標の動きに少しずつ近づく事が出来ます。特に技術的な部分はイメージをしながらやっていくと身に付く確率が高くなると思っています。目的意識が高ければ自主練習で出来ると思いますがそれ以外はなかなか出来ません。今回教えた部ではなかなか身に付かないのではないかと懸念します。

その場だけ頑張って身に付くくらいなら誰でも出来ます。基本的な事こそ時間をかけなければ出来ないのです。これはうちの選手にも言えることです。身体に大きな負担がかかる走り込みは毎日出来ませんし、見ていないところで負荷をかけすぎるのは決して良いことではありません。しかし、感覚作りは出来ます。難しい事ではありません。本気でやろうと思えばいくらでも出来ることがあるはずです。

ひたすらやる。それ以外に近道はありません。しっかりと理解してもらいたいですね。
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