「鎌倉個道」

鎌倉の歴史、草花、食物

鶴岡八幡宮の七夕祭

2008-07-07 17:35:00 | Weblog
鎌倉の七夕祭りは昔ながらの物語を感じる。
つまり天の川を挟んで別れ別れの「彦星」と「織姫」が、
年に一度の逢瀬を楽しむ夜だからだ。

牽牛(アルタイル)と織女(ベガ)という星の名前すら懐かしい。
6月中旬からこのポスターをあちこちで見かけた。
7月1日から7日まで様々な行事があったようだ。

小町通り入り口にも「七夕」飾りがある。


さらに鎌倉土産「鳩サブレー」の豊島屋本店。
店の前には大きな七夕飾りが設えてある。


■鶴岡八幡宮の七夕祭
鶴岡八幡宮一の鳥居そばに高札が立てられ
観光客は午後5時開始の「七夕祭」に急いでいる。


社務所から出てくる神官を待つ様子が遠くから見える。


やがて午後5時
神官たちは社務所を出る。


神官に続いて巫女が花束を抱えて進む。
髪飾りが凛々しい。


七夕祭(たなばたさい)会場は「舞殿」である。


舞殿の奥には石段があり、その上が本殿だ。
舞殿は大きな吹き流しが飾られている。
周囲にあるのは「梶の葉」の短冊である。


鶴岡八幡宮のホームページから引用しよう。

七夕に縁の深い梶の葉ですが、もとは梶の木は、
古代から神に捧げる神木として尊ばれていました。
万葉集の中にも七夕の歌が数多く詠まれ、
梶の葉に歌を詠んで使われていました。
当宮では、梶の葉を模った色紙と絵馬に、
それぞれの願い事をお書き頂きお供えを頂いております。
笹竹に願い事を書いた短冊をつるしたり、
たらいに水を張って梶の葉を浮かべ、
そこに織女星と牽牛星の二つの星を映して
おりひめとひこぼしが無事に会えるように祈ります。

舞台の袖では楽人たちが演奏する。
太鼓、笛、笙、ひちりき
雅な舞が始まろうとしている。


神官による清めの儀式では観光客もお祓いされる。
献餞、祝詞奏上に続いて巫女の舞が奉納される。


1時間足らずの儀式が終わると神官たちが退場する。


余興として
鶴岡八幡宮内の幼稚園児たちのお遊戯が披露される。
子どもたちに伝えるべき季節の行事がこうして進められる。


巫女さんの清楚な姿が写真に納まった。









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夏の花 第二弾

2008-07-07 11:29:00 | Weblog
センリョウ

赤い実が美しいセンリョウも今頃ひっそりと花をつける。
千両役者の花かもしれない。

ムクゲ

夏の花の王者は何といってもムクゲ。
真白から藤色、底紅と呼ばれるものまで様々だ。

姫如苑

ハルジオン(春紫苑)の時期が終わるとヒメジョオンである。
姫如苑は茎に空洞がなく、葉は茎を抱かない。
見掛け上の違いは花びらが下を向かないことと
花が小さくて多いばかりでなく、周囲の花が中央の花より背が高くなる。
自然観察の園田先生に最初にならったのが二つの違いだった。


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