「鎌倉個道」

鎌倉の歴史、草花、食物

長谷寺の吉祥草

2007-11-29 07:47:34 | Weblog
薮や道端にはヤブランに代表される細長い草がある。
★長谷寺(長谷観音)内の弁天窟は多くの修行僧たちが彫った石仏が並んでいる。
★入口にあたる鳥居な脇に「吉祥草」の花が咲いている。滅多に見ることがないので、見られた人は幸せだということから付けられた名前だと園田先生に教えてもらった。
★良いことに出会った気がする。
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ブーゲンビレア

2007-11-28 11:37:14 | Weblog
「水島!」と叫ぶような声が耳に残っている。竹山道雄(1903~1984)の『ビルマの竪琴』は映画化されて、第1作目(1956)は三国連太郎が井上隊長、第2作目(1985)は石坂浩二が隊長、水島上等兵は中井貴一が演じている。
★ビルマは今のミャンマーで、映画でも熱帯性の花が咲き乱れていた。
★南の国の花が咲き誇る場所は「温室」である。神奈川県立大船フラワーセンターには、山下清の切り絵でも有名である。晩秋の午後、訪ねることができた。
★ブーゲンビレアは「オシロイバナ科」のエキゾチックな雰囲気の熱帯花木の代表、匂いはほとんど感じられない。
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大船観音

2007-11-23 21:31:39 | Weblog
戦前に右翼の大物が企画されたそうだが、戦後長いこと基礎構造部分が立っていたそうだ。
★今では鎌倉の玄関口・大船駅から見えるのでファンが多い。
★遠くから見るのも良いが、近くで仰ぎ見る観音さまは威厳と慈愛を感じるものだ。
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神奈川近代美術館葉山

2007-11-22 17:38:09 | Weblog
葉山町(神奈川県三浦郡)は「御用邸」のある豊かな地区である。
風光明媚なだけででなく住んでいる人の誇りを感じさせる町でもある。
とりわけ「御用邸」そばの「しおさい公園」では波の音を聞くことができる。
そこから幾つかの博物館・美術館が並んでいる。
「葉山しおさい博物館」には葉山周辺の海の生物が陳列され一見の価値ありだ。
さらに昭和天皇が大切にされていたコレクションがあることでも有名である。
敷地を接して「神奈川近代美術館 葉山」の瀟洒な建物がある。
1951年開設の神奈川近代美術館の葉山分館として2003年にオープンした。
抽象的な作品展示が多いが「伊東豊雄展」はなかなか迫力のある企画だった。
写真はそのときにコッソリ撮影したものだが参加する楽しみで魅力が倍増したものだ。

三が岡の麓には葉山を愛した日本画家「山口蓬春記念館」がある。
静かな中に時間がゆったり流れている足を伸ばして欲しい場所だ。
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獅子舞の入口

2007-11-21 15:52:07 | Weblog
鎌倉で「紅葉の時期」を尋ねる人が多い。
今年のピークは12月上旬だろうと答えている。
夏の間の温度差と朝晩の冷え込みが影響しているようだ。
どこが一番の名所かという質問は答えづらい。
しいて問われれば「獅子舞」であろう。
幾本もの公孫樹の葉が黄金色の絨毯を敷く。
その上を獅子が舞うように赤く紅葉が彩る。
初めて見たときは感動したものだ。
年々訪れる人が増えマナーにも問題が出ている。
紅葉の下で弁当を広げる人までいるからだ。
比較的狭い谷あいで天園との上下で混雑もする。
ハイキングコースの上からでは地上の楽園は見えない。
11月前の獅子舞はまだ静かに秋を待つ気配だ。
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フラワーセンター

2007-11-20 14:54:20 | Weblog
「冬薔薇」という北原白秋の詩があった。
冬薔薇は「ふゆそうび」と読む。
ふと懐かしく思い出された。

薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク
何事ノ不思議ナケレド
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フラワーセンターの帝王ダリア

2007-11-19 07:38:19 | Weblog
神奈川県立大船フラワーセンター(通称「大船フラワーセンター」)は自宅から歩いて行かれる絶好の自然観察スポットである。
★季節ごとにイベントがあるが、毎月開催される「園長のわくわく花さんぽ」が好評らしい。
★大規模な菊花展の他にバラ園の「秋薔薇」や、築山下での「テイオウダリア」が見頃を迎えている。テイオウは帝王でメキシコ原産だと『かたぐるま・植物園だより』に書かれている。茎の太さが約8センチ、草丈5メートル以上の赤紫の花が曇り空にも美しい。
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永福寺跡の芦原

2007-11-18 09:20:30 | Weblog
秋の鎌倉歩きの終盤は「獅子舞」と「永福寺(ヨウフクジ)跡」の組み合わせがベストである。「自由人」の一日の手ごろな過ごし方としてウォーキングは最高である。
★「永福寺」は源頼朝が平泉の中尊寺や毛越寺(モウツウジ)を模して造らせた「二階大堂」の遺跡である。
★かの芭焦翁が「夏草や兵(ツワモノ)どもが夢の跡」と詠った奥州・平泉を彷彿とさせる。
★ウォーキングは案内する人によっては興ざめなこともある。自然観察や歴史の話を聞きながら歩く時間を大切にしたい。
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ワダン「荒崎」

2007-11-17 12:48:36 | Weblog
海は煙ったように穏やかな小春日和。
磯菊、石蕗に混じって柔らかい葉の「ワダン」も黄色い花を咲かせている。
三崎口からバスで「荒崎」へ20分、その後は徒歩で数分の場所だ。
岩礁の道、夕日の丘、潮風の丘と見所も多い。
関東ローム層の下に三浦層群・三崎層がある。
「不整合」の典型的な地形が地質学者を魅了するのだという。

「わだん」はキク科の低木状越年草。日本中部の海岸に自生。(広辞苑)
葉は楕円形で軟らかく、淡緑色。秋、多くの小枝を出し黄色の頭花を密生。
実物と説明との関係はいつも複雑に絡まっている。
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クコの実荒崎海岸

2007-11-16 18:25:32 | Weblog
三浦半島の相模湾側は海岸線が入りくんで天然の漁港が多いようだ。
★11月中旬、長浜(なはま)、荒崎、佐島と続く海岸に遊んだ。
★季節は冬に近く、黄色い石蕗(ツワブキ)、ワダン、可憐なツルナと香り高い磯菊の群生か美しい。
★白い花には八丈薄(ハチジョウススキ)、丸葉秋ぐみ(マルバアキグミ)。
★赤い実のサルトリイバラ(三帰来)、テリハノイバラ(照葉野茨)、シロダモ。
★自然を観察することは植物たちの名前を覚えることに他ならない。
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