カラタネオガタマ(唐種小賀玉、または唐種招魂)は、モクレン科の常緑高木。
“バナナの香りがする”と教えられたことから待ち遠しい花になった。
「トウオガタマ」とも呼ばれ中国南部原産。
江戸時代に渡来したと言われ、神社などに植栽されていることが多い。
葉の長さは4~8cm。花は中心部に雌しべがあり、多数の雄しべが取り巻いている。
4月の終わり頃から咲き始め、甘い強い香りがある。
「招霊の木」と書き、昔からこの木は神事によく用いられたそうだ。
「神霊を招きよせる意味の招霊(ヲギタマ)の木が転じてオガタマノキとなった」説が有力とのこと。
写真は 極楽寺の若住職に許可を得て撮ったもの。
御霊神社、大塔宮などの神社や覚園寺、本覚寺などの寺院にも多い。
初めて認識したのは円覚寺の塔頭「仏日庵」である。