「鎌倉個道」

鎌倉の歴史、草花、食物

七曲坂のアザミ

2008-09-30 10:22:00 | Weblog
七曲坂は歴史の道。
アザミの紅が雨に煙っていました。
雨でも植物たちが元気です。
コオロギや鈴虫の鳴き声も聞こえて、秋到来を告げています
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秋雨の北鎌倉

2008-09-29 10:41:00 | Weblog
■円覚寺入り口
円覚寺はひっそりしている。
10月2日・3日の開山忌を待つ曼珠沙華が鮮やかだ。


■明月院の円窓
アジサイの季節以外明月院は
花菖蒲と紅葉が売り物である。
有名な円窓から見える庭師の姿に秋の気配。
石段の箒目が美しい。
丁寧に掃除しているので歩くのに心配りが必要だ。


明月院の玉紫陽花を見つけた。
別名「秋アジサイ」
料金所のそばで咲いている。


■葉祥明美術館
葉祥明美術館は年中無休だ。
原画展「トスカーナの祈り」を開催中(11月28日まで)。
大人700円、中学生以下350円、ショップ無料。


浄智寺そばの線路脇から明月院への小川
誰かが植えたのだろう。
黄花コスモスが今さかりである。


色づき始めた桂(かつら)が美しい。
鉢の木・北鎌倉店も月曜日は静かだ。


■東慶寺のジンジャー
東慶寺の庭は秋の花たちで満ち溢れている。
ジンジャーが茶室前の庭で高らかに香っていた。


本堂のそばで秋明菊が誇らしげに咲いている。
松岡宝蔵で秋特別企画「禅語の中の秋」開催中。
(土日のみ開館、12月20日まで)


寺に着いたら雨が降ってきた。
松岡宝蔵前の庭では
オオイヌタデ、フジバカマ、コスモス、曼珠沙華
などが見頃を迎えている。
入口の銀木犀が花開いた。
ちょうど今朝から香り始めたようだ。
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極楽寺の萩

2008-09-28 15:41:00 | Weblog
■極楽寺の萩

極楽寺坂に秋を探しに行った。
極楽寺の酔芙蓉
門前も本堂前も美しく酔っていた。

■極楽寺坂の曼珠沙華
彼岸が過ぎると急に寒くなってシャツの上に上着が手離せなくなってきた。
極楽寺坂の曼珠沙華が美しい。
坂道にも枯れ葉が積もり木々が色づき始めた。

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我が庭

2008-09-27 10:51:00 | Weblog
スズキの奥に曼珠沙華が咲き、吾亦紅も花をつけた。
千両、万両は青い実がたくさんだ。
実のところ、庭の手入れまで時間が足りないと言い訳をしている。

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「巾着田」の曼珠沙華

2008-09-26 16:00:00 | Weblog
■高麗駅
思い立って花を探しに行った。
湘南新宿ラインで池袋へ、
西武池袋線(急行)に乗る。
飯能で秩父線に乗り換え2駅目の高麗(こま)駅下車。

駅前は「曼殊沙華」一色だ。
「高麗の里 巾着田 曼珠沙華」と書かれている。
天下大将軍、地下女将軍
そう書かれたトーテムポールのような柱がある。
大方の旅人は無関心だ。


■水天の碑
このあたりまで利根川水系の海運があったようだ。
ところが天保年間(1830~1844)には大災害が相次いだ。
災難を逃れるために村人は心を一つにしたのだろう。


■巾着田川沿いルート
いよいよ目指す「巾着田」
堰があって川が静かに流れている。
良く見ると白鷺が佇んでいる。


■巾着田曼珠沙華公園


■巾着田
見渡す限り「赤」い畑である。
巾着田とは地形をさすようだ。


曼殊沙華(まんじゅしゃげ)を真上から撮す!


ミソハギも美しい。


■紅白の曼珠沙華
曼殊沙華は赤ばかりでなく白、黄もある。
あいあい橋の土手は紅白の曼殊沙華が出迎える。


■あいあい橋から
あいあい橋から巾着田の南側を見る。


■コスモス畑
巾着田の外側はコスモス畑である。
花摘みをする場所も設えてあった。


■聖天院
巾着田から徒歩30分
朝鮮半島の「高句麗」から逃れ
この地に集落を作った人たちがいた。
1300年も前の話だ。

聖天院は 高麗王 若光の菩提寺だという。


境内には高麗王廟もある。


■高麗神社
さらに進むこと20分
高麗神社である。


■JR高麗川駅
高麗神社から徒歩で25分
JR川越線の「高麗川(こまがわ)」に到着する。
川越、大宮を経由して帰途についた。
花と歴史の小旅行を楽しんだ。
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遊行寺へ

2008-09-23 16:00:00 | Weblog
鎌倉シルバー・ガイド協会主催のウォーキングに参加した。
遊行寺通りの入口には安藤広重の浮世絵看板があった。
藤沢宿から江ノ島、大山詣でも見える。
昔は曲がりくねっていた道を辿るように歩き始めた。


■浄土宗・常光寺
「ゑのしまみち」と書かれた標識がある。
江ノ島弁財天道標と呼ばれ、
検校(江戸時代の目の不自由な役人)が建てたという。

往来は広く人通りも多かったようだ。
藤沢橋交差点を過ぎると藤沢宿である。
最初の古刹は浄土宗の「常光寺」だ。

大きな栢の木があり
野口米次郎(イサム野口の父)の墓などもある。
裏山には「弁慶塚」があった。

■荘厳寺
続いて真言宗の「荘厳寺」である。
本堂の中に源義経の位牌があるという。
暗くてよく見えなかった。

平泉で藤原泰衡に殺された義経の首は
腰越の浜で首実検ののち海に捨てられた。
それが境川をさかのぼってこの近くに到着。
人々は「義経首洗井戸」で洗って丁寧に葬ったという。

それを聞いた源頼朝の命により
「白旗神社」に祀られたという。
不思議に心落ち着く民話である。

■白旗神社
浄土真宗の永勝寺にはたわわに実ったイチョウがあった。
義経首洗い井戸から白旗の信号を右折する。
バイパスの真下に「白旗神社」が見える。


■遊行寺秋季先祖供養
日蓮宗の妙善寺を過ぎると古い公民館がある。
このあたりが本陣ができる前の将軍の宿舎だった。
家康、秀忠、家光がずいぶん泊まったらしい。

境川にかかった橋の手前を右に曲がり堤防を歩く。
このあたりは台風のときに大雨被害を受けやすい地区だ。
本通りに出る前を左折し赤橋(大鋸橋)を渡る。

遊行寺の黒門をくぐり上って行く。
秋季彼岸先祖供養の日で縁日のように賑わっている。

 ≪遊行寺本堂≫

■小栗孫五郎平滿重と家臣の墓
遊行寺境内には史跡がたくさんある。
長生院には小栗判官と照手姫伝説で有名な
小栗孫五郎平滿重と家臣の墓がある。

遊行寺正門のそばには敵御方供養塔がある。
上杉禅秀の乱の勝者足利持氏が敵味方双方の死者を弔っている。
「怨親平等」と書かれた「玉縄首塚」と同じ思想である。
国定忠治の子分・板割浅太郎の墓など興味はつきない。

■開山忌
秋の開山忌は一遍上人をお祭りするものだ。
春の開山忌(呑海上人)もある不思議な寺だ。
2時少し前から行列が動き始める。


開山忌には稚児行列が名物らしい。
稚児たちの最後に現在の「上人さま」が歩かれる。

“90過ぎて元気なのはありがたい”と仰る。
本堂で「符撒」という儀式で「お札」を直接いただく。
なんとなく有難いと思うから不思議である。

■踊り念仏
30分ほどの法話を聞く。
遊行寺・秋季彼岸先祖供養
大きな本堂の中に多くの観光客も混じって聞いている。
それから20人ほどのご婦人による踊り念仏である。


鉦を叩き経典を持ち、
中央の太鼓を囲んで15人の女性の踊り念仏が続く。

音曲の少ない時代には恍惚状態になったのかもしれない。
「南無阿弥陀仏」の声がお堂の中一杯に響く。

そのあとは彼岸の空に沈んで行く太陽に向かって祈る
「日想」(?)という儀式が続くらしい。

いつの間にか時代を超えた旅をしている気分になっている。
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鎌倉駅から

2008-09-22 11:50:00 | Weblog
■JR東日本の鎌倉駅。
時代と共に移り変わり季節とともにたくさんの人たちを魅了してきた。

東西の自由通路は、
北鎌倉側にある線路下のトンネルだけだ。

西口は市役所側だが、
江ノ電に乗り換える人たちを静かに受け止める。

東口は観光客で一日中ごった返しているが、
駅ビルが整備されてこ洒落た店もある。
疲れたときにふと寄りたくなる甘味屋さんもある。
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勝浦探訪

2008-09-21 07:08:00 | Weblog
■勝浦駅

私の兄弟は年に一度家族を伴って旅行する。
母が亡くなってからのしきたりで10年以上の歳月が経過する。
子どもの成長にともない孫の代も増えていく。
兄弟とその妻たちが交代で旅行の幹事を務める。

今年はじめて暑い8月から9月に変更した。
行く先は「勝浦」(千葉県)
今夜の宿は「ホテル三日月」だ。

■窓からの景色
台風一過穏やかな海、太平洋が見える。


■勝浦朝市
翌朝6時半から「朝市」に出かけた。
飛騨高山、輪島と並ぶ3大朝市だという。
(九州の呼子という説もある)
出そろっているわけではなく6時半から店を出し始める。
野菜、干物などを中心に 露天商のような店が並んでいる。


■高照寺
高照寺という日蓮宗の寺院に朝市発祥の地の立札。
もしかしたら門前市から始まったのかもしれない。


「乳公孫樹」という巨大なイチョウは千葉県の天然記念物。
乳状の突起が多い巨木だった。


■勝浦朝市マップ
月の前半と後半で朝市の通りが変わるらしい。
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ハギ寺・宝戒寺

2008-09-19 10:58:00 | Weblog
■宝戒寺満開の萩
雨模様の空のもと満開の萩が出迎える。
“お彼岸の20日ころが見ごろでしょう”
寺の人の説明の通りになった。


■宝戒寺の無患子
宝戒寺には様々な木々がある。
無患子(ムクロジ)もその一つ。
たわわに青く実っているが、冬に入ると茶色に変わる。
落ちた実を拾うと中から真っ黒な種が出る。
羽子板の羽根の重りはこの種だそうな。


■宝戒寺のりんご椿
宝戒寺は萩、梅の他にツバキも美しい。
本堂に近いツバキの実は大きく「りんご椿」と呼んでいる。
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玉紫陽花

2008-09-18 13:41:00 | Weblog
「海蔵寺」は鎌倉七口の亀谷坂切通と化粧坂切通の真ん中あたりにある。
最近「花の寺」としても人気が出ている。
9月は山門手前の石段を飾る紅白の萩、
境内の芙蓉や桔梗等を目当ての観光客も多いようだ。
初夏に密やかに咲くイワタバコの下に咲いている「玉紫陽花」を紹介しよう。
葉の形は夏のアジサイに比べて小ぶりで、花の形は「咢(がく)紫陽花」に似ている。
「秋アジサイ」とも呼ぶようだ。
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