ホッとする休日を楽しむ。
今月のHSEセミナーが終了した。
毎月行われる定例の企画である。
金曜日に2人の講師、土曜日には1人の講師を招き、薬局を取り巻く環境に関する話を聞く。
何だかんだと2010年1月から始まっており、かれこれ15年目に入っている。
お陰様で、参加者は全国に渡り、金曜日の懇親会では和気あいあいと自社の秘密も公開されている。
ほとんどエリアが重ならないので安心感があるようだ。
さらに、お互いの連絡を取り合って訪問も行われる。
何ごとも”百聞は一見に如かず”である。
見学による刺激は何物にも勝る。
この企画の大事なことは時代の先取りを優先させている。
今を語っても意味がない。
過去を振り返っても先がない。
大事なことはまだ見ぬこれからにある。
最近、私のセミナーで使う資料に20年前の調剤市場の予測がある。
まさかと思うが、その通りになりつつある。
ドラッグストアが調剤市場に進出する。
調剤薬局は在宅訪問に活路を見出すなどである。
強調するが20年前である。
その予言を信じて早くから在宅に取り組んだ会社は、数千人規模の患者を抱えるに至っている。
そして今の予言はオンラインによる処方箋の行方だ。
20数年前まで米国の薬局視察ツアーに何度か参加していた。
その時はドラッグストアとウォールマートなどのスーパーが処方箋の奪い合いをしていた。
ところが最近ではドライブスルー薬局に人気があるようだ。
米国では電子処方箋が普及しているらしい。
それによって薬の受け取りも大きく変わった。
車での買い物ついでや通勤帰りにドライブスルー薬局に立ち寄り薬をもらう。
待ち時間はない。
日本のマイナ保険証の利用が増えて、電子処方箋が普及することを想定して欲しい。
それがいつになるのかは私にも分からない。
ただ、そんな遠い世界ではない。
そのころにはオンライン診療もオンライン服薬指導も当たり前になっている。
何かのついでに薬を取りに来る。
その他にも薬の配達は気軽にウーバーイーツに依頼する。
それが私の予想する”薬局マーケティング第3世代“の一角だ。
因みに、私が医薬品卸にいて中小企業診断士の勉強を始めたころの話だ。
医薬品卸の物流に「モーダルシフト」と「クロスドッキング」の採用を訴えている。
30数年も前の話である。
それが今になって物流業界の注目を浴びている。
私は未来から来た人のようだ。
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