医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

兵の夢の跡

2024-03-31 04:52:08 | 薬局
お陰様でシリーズ8回目を迎えることになった。

コロナ禍でセミナーも研修もなくなり、苦肉の策として始めたのが「薬局経営の知恵袋」である。
原則として月2回の第2・第4火曜日に配信している。
見逃し配信は、その週内なら可能である。
所用時間は1時間で、たまに私の15分程度が邪魔をする。
時間は業務がある程度落ち着く19時からとなっている。
Zoomからの参加であるが、今どきはほとんどの人が対応可能のようだ。
因みに、半年で12回の配信があって何と消費税込みの39,600円である。
1回当たり3,300円とお得なコースとなっている。

第8回と言うことは既に3年半の継続企画となっているってことだ。
息が長いってことは評価の賜物と感謝している。

さらに、お得なのは参加者には「お問い合わせ」に対応するサービスがもれなく付く。
遠慮なく問い合わせして欲しい。
私を指名してもらっても構わない。
今のところ、そんな指名は1つもない。
だから時間的な余裕があり”早い、安い、上手い”である。

この他にも私じゃないが社長による「薬局経営研究会」も面白いと思う。
当初は私が始めた企画だったが、時代と共に私の情報に陳腐現状が現れ始めたので退いた。
こちらは大阪、広島、福岡の3か所での開催となっている。
5時から始まり7時までの2時間だ。
初めの1時間は基本情報の伝達となり、その後の1時間は参加者全員からの質問に答えるスタイルを通している。
いつから始めたのか忘れてしまったが10年以上は続いている。
こちらの参加費は11,000(消費税込み)となる。
終了後は懇親会が付いてくる。
懇親会ではお互いの本音が飛び交う。
たまに懇親会目当てに私も参加する。
参加者の経営者としての成長ぶりに目を細めながら、何となく親心がうずく。

コロナ禍前は年間でセミナーや研修などの出番が150回近くあった。
ただし150回は超えたことがない。
今では“夏草や 兵どもの 夢の跡”である。

何となく体力の低下が気になりだした。
出張の際のショルダーが重く感じる。
いわゆる”荷が重い”って奴だろうか。
そう思いながらも今年は東北方面にお声がかかるといいなぁ~などと勝手に考えている。
郷土料理と地酒がいただけると嬉しい。

明日はセミナーのオーダーがいっぱい来そうだ。

でも待てよ!
ひょっとして“エイプリルフール”の夢の跡かな。
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甘いささやき

2024-03-30 05:03:52 | 薬局
ゴールを示すことがたどり着くためには必要だ。

人に指示・命令を出して上手くいかないのは明確なゴールを示していないことが多い。
ゴールとはたどり着いた姿や出来上がった状態になる。
このゴールが具体的に示されないままに指示・命令だけで出来る人はいない。
自分では示しているようだが、相手にきちんと伝わっていなければ示していないことになる。
きちんと伝わったかどうかはお互いの情報を共有する必要がある。
その1つのツールとして「質問をしてみる」がある。
「最終的にどんな状態になっているか」「出来上がった時の成果は」などになる。
ここが異なる時は、単に正すのではなく質問で理解するようにする。
難しいようだが慣れると意外にいい結果につながる。

ゴールを示した時に、確認したいことがある。
それはゴールに対しての現状である。
現状がゼロでゴールを目指せとなると壁をよじ登るようなものだ。
ゴールに近づくためには傾斜や階段が必要になる。
ゴールを100としたら現状はいくつになるのか。
例えば30だとしたら、先ずは35の目標を立ててみる。
35にたどり着いたら出来ているとことと出来ていないことが分かるようになる。
次は50に挑戦させる。
その時に、出来ていないことに対するどんな支援が必要かを聞いて欲しい。
一緒に取り組む姿勢がやる気につながる。

何ごとも叱って何とかなることなどない。
やるためには出来ていることを伸ばし、出来ていない部分をどうしたら出来るのかを考える。
出来ない議論は時間の無駄になる。
やるためにどうしたらいいのかを議論したい。
失敗したっていいじゃない。
エジソンは2万回もの挑戦(失敗)をして、白熱電球を発明したそうだ。
これはちょっとやり過ぎかもしれない。

調剤報酬改定は6月から始まる。
今は薬局スタッフ全員でゴールをしっかり見極める時期じゃないだろうか。
そのためにはゴールを明確にする話し合いがいいかもしれない。
自薬局に関係する調剤報酬の算定要件を見直し、何のために報酬が付いているのかを理解させる。
そして、その算定の意義を共有したい。
そこからは各自の自主的な取り組みが始まるのではないだろうか。

甘いと言われれば甘いかもしれない。
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やっててよかった

2024-03-29 04:58:21 | 薬局
努力は報われるとはよく言ったものだ。

今回の調剤報酬改定では「調剤基本料」のプラス3点で喜んではいけない。
ここは薬価差益で消える。
「地域支援体制加算」のマイナス7点分は「連携強化加算」+「医療DX推進体制整備加算」が出来なきゃ取り戻せない。
要は、マイナス改定だってことに気付くべきだ。
そんな中で唯一明るい兆しを感じているのが在宅に取り組んできた薬局である。

最近、若手の薬剤師が新規で開局して、地道に成果を出しているのが在宅を主体とした薬局である。
私の知り合いにも何人かが順調に新しい店舗につなげている。
これはまさに私がセミナーで伝えている”薬局マーケティング第2世代”である。
在宅の中でも急速に伸びているのが麻薬の取扱いである。
麻薬の管理は難しい。
麻薬庫を見せてもらうと30種類ほどの在庫を抱えていた。
さらにPCAポンプの貸し出しも行っている。
これが医師や訪問看護師からのニーズに刺さったようだ。
そんな活動をSNSなどのソーシャルネットワークを通じて拡散させるらしい。
思わぬところからオーダーが来る。
まさに今どきである。

営業をかけなくても処方箋が舞い込むコツがある。
先ずは「断らない」だそうだ。
どんな患者に対しても一度断ると二度と依頼がないと心得る。
次に「時間外・休日対応」は積極的に対応する。
今回の報酬改定では特定の患者に対する「時間外・休日対応」に大きな評価が付いている。
今までとは大違いだ。
上記を含めて「高度在宅への対応」がある。
がん末期の終末ケアや医療系ケア児への対応である。
これらへの対応が評判になると黙っていても在宅の話が舞い込んでくる。

確かに在宅は精神的にも肉体的にも大変な仕事である。
それでもじっと我慢しながら頑張ってきた薬剤師に、今回は「在宅薬学総合体制加算2」(50点)が報いてくれた。
要件としては、さほど難しくはない。
薬剤師2人の常駐体制と無菌室、クリーンベンチ、安全キャビネット等の設備くらいじゃないだろうか。
それによって在宅患者の全てに「在宅薬学総合体制加算2」(50点)の算定できる。
苦労が報われた報酬である。
因みに「在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料1」における夜間・休日・深夜訪問もありがたいそうだ。

やっててよかったねぇ~。
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ばっさ、バッサ!

2024-03-28 04:52:48 | 薬局
極めて簡素化された通知に何が何だか迷ってしまう。

厚生労働省医薬局総務課が25日付で「新型コロナウイルスの感染拡大に伴う薬局及び医薬品販売業に係る特例的措置関係事務連絡の廃止について」の事務連絡を発した。
早速、内容を確認するが今までの事務連絡の見出し(タイトル)の13項目が示されているだけで、その詳しい内容はあらためて検索が必要だ。
これが薬局の現場に流れてきても何が何だか混乱しそうだ。
どこかが分かりやすく概略を伝えるところが欲しい。

例えば「『新型コロナウイルス感染症の拡大を受けた薬局及び医薬品の販売業に係る取扱いについて』(令和2年4月24日付け厚生労働省医薬・生活衛生局総 務課事務連絡)」がある。
事務連絡はこれだけだ。
こんなのが13である。
内容は自分で確認しろと言うことのようだ。

これはコロナ禍において医療機関から処方箋がファクシミリ等で送られてきた場合の対応である。
処方箋の原本が手に入るまでの“みなし調剤”が認められている。
さらに電話による服薬指導も可となっている。
その場合は初回からでもオンライン服薬指導が可能とされた。
これが廃止となる。
これからのオンライン服薬指導は顔が見える仕組みが必要になる。

次に「『新型コロナウイルス感染症流行下における薬局での医療用抗原検査キットの取扱いについて』(新型コロナウイルス感染症対策推進本部、医薬・生活衛生局総務課連名)」ではわからない。
同じくコロナ禍では医療用抗原検査キットを薬局で販売できることになった。
4月からは、これも出来なくなる。
今月末までの在庫分に関しては来年の3月31日までは販売可能だそうだ。

ところで「連携強化加算」の要件の中に「新型インフルエンザ等感染症等の発生時に必要となる様々 な種類の医薬品及び検査キット(体外診断用医薬品)を取り扱うべきであること」とあったが、医療用抗原検査キットと検査キット(対外診断用医薬品)とは別ものなのか。
薬剤師モドキの私には理解に苦しむ。
とりあえず用心のために在庫しておかなきゃ。

どちらにしても、あれだけ騒いでいた新型コロナウイルス感染症の猛威は去ったような感じである。
今思うと何だったんだか。

それにしてもわかりづらい事務連絡である。
厚生労働省も働き方改革で簡素化しているのだろうか。
やる側の立場ではなく、やらせる立場としての”やりました”で満足されては困る。
やる気があってもやれない。

そして、現場が混乱しないように分かりやすく解説してくれるところがあると助かる。
そんな淡い期待などしていられない。
世の中はサバイバルで”食うか食われるか“の奪い合いが起きている。
”顔で笑って、バッサリ斬る“のが仲間内だ。
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ああぁ~ぁ

2024-03-27 04:39:58 | 薬局
自分が遅いのか世の中が早いのか隘路は続く。

かつての上司に「隘路」と言う言葉を教えてもらった。
ほとんど使われないと思うが「隘路」とは「狭くて通行の困難な道」「物事を進める上で妨げとなるものや条件、支障、難点、ネック」だそうだ。

調剤報酬そのものは複雑な仕組みではない。
ところが、その報酬のあり方は改定ごとに複雑になりつつある。
それだけ業務が多様化しているってことのようだ。
その多様化にデジタル化が加わるとより面倒になる。

今回の調剤報酬改定は政策的な誘導を強く感じさせる。
先ずは「地域支援体制加算」である。
この報酬は2015年に出来た「患者のための薬局ビジョン」を報酬として評価していると思われる。
その目指すところは2025年までに形づける“地域包括ケアシステム”である。
この課題は必須となる。
ただ、今回はマイナス7点となった。
この意味は大きい。
今後、「地域支援体制加算」の報酬が引き上げるになる期待は薄い。
すでに算定している薬局は維持が必要になり、算定できていない薬局は努力なしでは存続が難しい仕組みになる。
いわゆる”はしご外し”である。

次に「連携強化加算」は国の責任逃れに対する予防線のようだ。
いつ起こるか分からない新興感染症や災害への呼びかけである。
国は事前対策を行っていたとの言い訳が出来る。
これは地味に続く報酬になる。
はっきり言ってあまり意味がないような気がする。

そして「医療DX推進体制整備加算」はこれからのデジタル化への誘導となる。
ついて行けない医療機関は自然消滅になる。
ただ、現状では進行があまりにも遅い。
どの時点かで「療養担当規則」に「原則義務化」が始まる。
高齢者の私にとっては最大の「隘路」になる。
正直なところ私はあきらめムードが先行している。

この他にも在宅が重視される。
何と言っても85歳以上の高齢者が急増する。
それとがんの患者の自宅療養が増える。
在宅における終末期医療への取り組みが必須となってくる。
それだけではない。
医療的ケア児への対応もマスコミ等でクローズアップされつつある。

医療のあり方も多様化しつつある。
3月25日に第3回の「薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会」が開催された。
夜間・休日等の薬局の対応に苦言があった。
必要な薬に対応できる薬局が少ないとのことだ。

時代のニーズに対応するのは難しい。
ひとつの時代から脱皮しようとしている薬局の在り方を感じさせる。

何となくため息が漏れる。
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ルーズ即苦主

2024-03-26 05:18:02 | 薬局
ルーズでもよかったのにシビアさが求められる。

今月は在庫調整が大事な月になる。
毎年薬価が改定になるので年度末の在庫は薬価引き下げによって価値も引き下げられる。
この薬価改定に関する在庫問題について、なぜ誰も国への苦情を訴えてこなかったのか。
不可抗力で薬価の引き下げになり、薬局の在庫が減損になる。
苦情を訴えないのは薬局経営に余裕があったからだろうか。
それとも単に在庫管理に関してルーズなだけだろうか。

先日の薬局経営研究会で医薬品卸が返品を引き取ってくれないとの話が出た。
さすがに、世知辛い世の中である。
従来のように「はい、わかりました」とはいかない。
医薬品卸の倉庫には得意先からの返品専用の棚があり、行き場をなくした製品が山積みされている。
まさに、医薬品の墓場のようだ。
そもそも「この製品は他の薬局からの返品ですが、それでもいいですか」と言われたら、受け入れにはちょっと躊躇しそうだ。

9月までには新薬価に基づく価格交渉が始まる。
怠ると「未妥結減算」になる。
その価格交渉の行方が不透明になりそうだ。
価格妥結しないからと言って医薬品卸の帳合を変更すると物が入らないかもしれない。

4月から「物流2024年問題」が医薬品流通にも襲い掛かる。
自動車運転手の時間外労働の上限が960時間となる。
これにより運転手の確保が難しくなる。
特に製薬メーカーからの輸送は長距離になることがある。
人手不足から賃金の上昇が始まる。
ガソリンなどの燃料も円安の関係から高騰する。
ここは医薬品卸への仕切価格への転嫁となりそうだ。

医薬品卸はどうかと言うと、同様に配達用員の不足と賃上げが必然的となる。
先ずは、ダイアグラムによる決められた配送ルートでの定期定時配送に切り替わる。
しかも配送の回数が大幅に見直される。
要は、配送回数が減るってことだ。
配達用員がいないので「至急配達」は原則お断りとなる。
医薬品卸の最も大きな無駄が「至急配達」である。
この際だから対応しなくなる。
「至急」と言いながらも「遅急」になる。
もちろん返品は受け取らない。
どんな管理がされていたのかの責任が持てない。
当たり前と言えば当たり前だ。
医薬品には賞味期限がある生鮮食品と同じ扱いだ。

そこで見直さなきゃならないのが在庫管理である。
今までのようなルーズでは出来ない。
シビアさが求められる。

未だに棚卸が年に1回なんて薬局がまだある。
大丈夫か。
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玉石混交とは言いすぎ

2024-03-25 05:18:17 | 薬局
過剰になると言われていても数だけは確保するのはなぜか。

厚生労働省は薬剤師の需給関係は2021年から2045年にかけて最大で12万6,000人、少なく見積もっても2万4,000人が過剰になるとの推計を出している。
このまま増え続けると薬剤師であっても失業が出ることも予想される。

3月19日に第109回薬剤師国家試験の結果が発表された。
この件については既に20日のブログでも紹介している。
この結果について、妙に数字合わせ的な感じがしてならない。
例えば全体の合格者数は9千人を超える9,600人前後でほぼ一定である。
ただし今年の合格者数は例年より少ななく9,296人だった。
全体合格率は68%前後で毎年変わらず。
新卒合格率もなぜかしら不動の85%前後である。
この数字がほぼ一定などありえない気がする。
相対評価だからと妥協していいものか。

どうもこの数字を調整しているのが合格ラインにありそうだ。
合格ラインは前回の470点から今回は50点も低い420点だったそうだ。
知り合いの会社から「ダメだと思った内定者が合格できた」との報告があった。
自己採点の結果、明らかに点数が足りなくて内定取り消しの予定だったそうだ。
それがなぜかしらめでたく合格になった。

この合格ラインの引き下げは何なんだろうか。
単に薬剤師の数合わせなのか。
そうであるなら迷惑をこうむるのは国民になる。
本来の基準に達しない薬剤師がいるってことは安心・安全なサービスを受けらないってことにつながりそうだ。
ひょっとすると薬剤師全体の評価にも及ぶかもしれない。

逆に考えると問題作成者側に問題があったと考えるべきなのか。
変にひにくったどうでもいい問題が多かったのか。
そうだとしたら、その責任を問うべきではないのか。
一生懸命勉強している受験生に申し訳が立たない。

そもそも国は薬剤師をどうしたいのか。
将来推計から過剰になると自分たちで予測しておきながら、その推計値からどうしたいのか。
薬剤師は”粗製乱造”でもいいのか。
薬剤師としての職能に期待などないのか。

何だかこのままだと薬学系の大学の在り方を含めて、薬剤師の将来は暗くなるような気がする。
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バスツアー

2024-03-24 05:03:01 | 薬局
たまには食べ放題もいいものだ。

今日は日帰りバスツアーに参加する。
東京に住むようになってから日帰りバスツアーには何度も参加している。
昨日のHSEと調剤報酬改定セミナーの後のご褒美である。
因みに、連れは家内である。

今回は「牡蠣浜焼き食べ放題と伊豆いちご狩り&修善寺散策」である。
何となく「食べ放題」が気に入っている。
オプションの生ビールを片手に“A CHI CHI A CHI”と言いながら、焼き牡蠣をゴールドフィンガーである。
そして、この時期は何と言っても「いちご」も美味しい。
ここも食べ放題だと思う。
真っ赤な宝石のように輝く一粒を容赦なく食べる。
最高だ。
さらに「修善寺」は鎌倉時代の曰くあるお寺だ。
そんなことに思いをはせつつ散策する。
バスの運行コースになっているかどうかは分からないが、思わず“天城越え”から「浄蓮の滝」を口ずさみそうだ。

お陰様で東京生活も14年を超えると東京発の日帰りバスツアーにも何度も参加している。
最近ちょっと値上がりしているが、参加費は1万円程度で昼食付だ。
立ち寄るトイレタイムは短いが、ついついお土産を買ってしまう。
バスから降り時には両手がふさがる。

当社のHSEセミナーもコロナ感染が猛威の時は休憩していた。
それも終わって数えてみると先日(3月)の終了で146回になる。
参加者はせっかく東京まで出て来るんだから、終わってすぐ帰らず、もう2泊して今の時代変化を肌感覚で味わって帰って欲しい。
月曜日の朝一で帰れば昼までには現場に入れるじゃないか。
浅草の散策もいい、寅さんの葛飾柴又もいい、お上りさんで東京スカイツリーもいいじゃないか。
日曜日は日帰りバスツアーで英気を養って、夜はちょっとゴージャスな夜の食事でも楽しんで欲しい。

仕事、仕事ばかりじゃいい発想は浮かばない。
遊びばかりではいい仕事は出来ないが、ちょっと余裕をかまして欲しい。
因みに、遊びばかりになりがちなので”同情するなら仕事をくれ“でした。

お陰さまで、昨日の調剤報酬改定セミナーも活気を帯びた内容だったと思う。
北は北海道から南は九州・沖縄からの参加があった。
遠くからの参加に感謝である。
十分な理解があっただろうか。
そして何よりも参加者同士の貴重なつながりが、これからの財産である。
6月までの準備に備えて欲しい。
6月からの算定に立ち向かって欲しい。

ありがとう!
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なま感覚

2024-03-23 04:52:30 | 薬局
やっぱり生はいいと”あぁ~快感“である。

先日、久しぶりに100名近い参加者の前で95分も話し続けてきた。
お約束は90分だったが5分はおまけだ。
今回の話は私の古き良きファンの人にも聞かせたかったなぁと思う。
自分なりに良くできたと合格点だ。

コロナ禍が始まって以降はすっかり人前での話す機会がなくなっていた。
今回の56ページに渡る資料は何度も見直した。
なかなかいい構成だと思う。
2024年度の調剤報酬改定に関する攻略法がしっかり盛り込まれている。
大事なことに絞って、大事な要件をいかに伝えるのかがポイントになる。

このブログでも何度も伝えているが「地域支援体制加算」「連携強化加算」「医療DX推進体制整備加算」の3点セットは欠かせない。
その要件こそが、これからの調剤報酬改定の傾向になる。
もちろん在宅への取組も大事だが、それらは後からついてくる。
上記の3つの加算から厚生労働省の政策的な誘導を色濃く感じる。

リアルセミナーの感想だからと思うが、参加者から「非常に分かりやすかった」との評価をいただいた。
これはオンラインでは出せない伝える迫力があったのかもしれない。
また、「はっきり言いきってくれたのが良かった」とも言われた。
「他のセミナーとは違った」も嬉しい。
正直な話として、他と一緒にしてもらっては困る。
私は解説者ではなく実務者として伝えている。

ある薬剤師会からは、さっそく講演依頼が舞い込んできた。
しかも嬉しいことに終了後の懇親会付きである。
もちろん終わって帰るにはちょっと遠すぎる。
懇親会付きは最も嬉しいご依頼じゃないか。

今さらながらに、やっぱり「生」が良いと実感している。
でしょ。

東京にいると“春近し“を感じる。
春分の日はのんびり隅田川のほとりを散歩してみた。
さくらはまだ固いつぼみ状態だった。
蔵前神社のミモザは最後のなごりだ。
ここの桜は終わりかけていた。
季節を読むのって難しい。

昨日から東京でのHSEセミナーが始まっている。
今朝はそのまとめを作っている最中だ。
そして、午後からは「調剤報酬改定セミナー」の開催がある。
20分ほど出番がある。
多くのヒントを持ち帰って欲しいと願う。
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これでいいのか

2024-03-22 04:06:43 | 薬局
便利になると確実に機能が低下するように思う。

気が付くと漢字が書けなくなった。
書けたとしても正しいかどうか自信が持てない。
計算も出来なくなった。
2桁以上の暗算に頭が拒否してしまう。
確実に機能が低下している。

かつては診療報酬など手計算だった。
事務の受付の人は何でも報酬を覚えていて手早く計算していた。
もちろん薬価も暗記していた。
その後、レセコンが普及して誰が入力しても自動計算になった。
停電などのトラブルでレセコンが起動しないと会計が出来なくなる。
こんな単純作業はまだ自動化が許される。
問題はプロの機能低下にあるように思う。

レセコンに処方箋データを入力すると患者へどんな問い合わせをしたらいいのか表示される。
医薬品に関する知識などなくても電子薬歴なる便利ものが機能する。
本来は薬剤師が患者ごとに持ち得る知識を駆使して服薬指導につなげるはずだ。
ところが、患者ごとと言うよりも、薬ごとに一般的な注意事項などが表示される。
それに基づき患者に伝えてクリックすると薬歴が必然的に表示される。
患者からの訴えも秘めた情報も反映されない。
いくつかの定型文の選択が薬剤師の薬学的知見となる。

最近では患者との会話からSOAPに落とし込む優れものも登場してきた。
こうなると薬剤師は何が「S」で、何が「O」なのかの判断は機械任せになりそうだ。
さらに「A」や「P」が自動的に表示されると…正直なところ薬剤師でなくても良いように思う。
それよりも不安なのは薬剤師の職能としての機能がどうなるのかだ。
私の“漢字が書けない“や”簡単な計算すらできない”になり得ないか不安だ。

医師は処方入力と言う基礎データがない。
患者と向き合って患者から元データを入手する。
そこから判断して治療が進む。
薬剤師は処方データが元になっているので、そのデータから薬剤師ではなくても機械的な判断が出来る。
ここに大きな“落とし穴”があるように思う。

でも、そんなシステムがあると私みたいな素人に毛が生えた薬剤師でも服薬指導が出来るかもしれない。
患者には申し訳ないが、何事も自己責任と言うことで。
安心してください。
薬以外の会話なら十分な機能を発揮しそうだ。
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