医療・介護を支える継続企業の知恵袋          ㈱Kaeマネジメント 代表取締役 駒形和哉

毎日ブログを書き続けもうすぐ10年になります。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

ワンコイン

2011-09-30 07:35:52 | 薬局
100円の重みは…?

受診時定額負担が俄かに再燃している。
この問題はどこで決めるのか分からないが、中医協でも議論されている。
中医協とは何ものだ。
面白いのは、診療側委員は、ほぼ全員が高額療養費の負担軽減として必要性を認めたが、患者の自己負担が増えることによる受診抑制がかかると反対の立場である。
片や支払い側委員は、保険料や公費で財源を工面するには無理があり、高額療養費負担の軽減ができるのなら検討すべきと見解が分かれている。
立場が真逆なので当たり前と言えば当たり前だ。

この受診時定額負担とは医科、歯科などに受診した支払時に100円上乗せするというものだ。
これによって年間の外来数から2,000億円の財源が確保出来るらしい。
さらに、良くわからないが100円の負担増によって2,000億円分の受診抑制がかかるというものだ。
従って、合わせて4,000億円の財源確保が可能とか。
この4,000億円を高額療養費負担の埋め合わせに使う。
どんな計算をするのか2,000億円分も受診抑制になるのだろうか。
取らぬ狸の何とやらにならなければいいが。

古い話であるが患者負担については、02年度に小泉改革で「3割負担が限界」と国民に宣誓している。
今回の100円負担が導入になると、この3割負担の枠を超えてしまいそうだと危惧する声もある。
また、100円が200円に、300円、500円となるのではないかとも言われている。
今回はワンコイン負担と言っているが、100円も500円もワンコインだ。

どちらにしても政府は無い袖は振れないと正直に国民に曝して、更なる負担増か、高額療養費への負担額を見直すか、はたまた無駄な医療費の徹底的な削減が必要なんじゃないのか。
小手先だけではどうにもならない状態まで来ている。

因みに、中医協のスケジュールだと10月5日以降は審議開催の頻度を増やし、毎週水曜日に審議するらしい。
10月前半は、救急・周産期医療、明細書の無料発行、医療提供体制と診療報酬総論、外来診療など。
後半は、がん医療、感染症対策、生活習慣病対策、震災対応、災害に強い医療提供など幅広い。
11月前半には、認知症医療、精神科医療、相談支援体制、訪問看護、在宅歯科、在宅薬剤管理、在宅医療などで。
後半に、歯科資料、調剤報酬、入院診療、外来診療、地域に配慮した評価、平均在院日数の減少などとなっている。
さらに、12月に入ってからは医療と介護の連携も予定している。
この他にも審議事項は多々あるが、調剤関連は12月初めには目鼻がつきそうだ。

三浦さん頼みますよ!


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気づかれない功績

2011-09-29 06:24:55 | 薬局
どこから病気で、ここから自然か?

以前にもブログで紹介したが、厚労省は27日に認知症患者の精神科病棟への入院が長期化しているとして、2020年度までに入院患者の半数を2ヶ月以内に退院させると言う目標値を決めた。
有識者が集まって検討会で報告書をまとめたそうだ。
どんな有識者か知らないが、退院させるのはいいが問題はその後じゃないの。
これは新聞の記事からであるが、どうして入院患者の半数なんだ。
認知症患者の全部でもいいじゃないか。
もちろん症状次第であるが原則全部と言い切れないところに徹底されない部分が残る。
何でも08年度の調査によると認知症患者の半数が退院するまでに6ヶ月もかかっているそうだ。
しかも入院して3ヶ月以上経過すると、元居た施設などに他の人が入居し帰る先がなくなる事態も。
さらに、入院が3ヶ月以上になると心身の機能が低下したりして、再び地域や自宅での受け入れが困難になるらしい。
入院によって認知症が酷くなるっていうことらしい。
ここで6ヶ月とあるが、実は6ヶ月を越えると入院の診療報酬が急に低くなる。
だから6ヶ月って事はないよね。

認知症で問題なのはBPSDと言われる「周辺症状」が問題と聞いている。
認知症の症状については現在、大きく分けて「中核症状」と「周辺症状」に分けて考えられている。
即ち、記憶の障害・見当識障害・判断力の障害・実行機能の障害などに代表される「中核症状」と、徘徊や妄想・攻撃的行動・不潔行為・異食などに代表される「周辺症状」という区分である。
このBPSDは多くの場合、入院して1ヶ月程度で治まるとの報告もある。
後は惰性で入院となるのか。
診療報酬の入院点数は3ヶ月まではそこそこいい点数が付く。
そこで3ヶ月の入院をセットすると、先ほどの様に帰る先がなくなる。
仕方がないのでずるずると入院期間が延びてしまい、気が付いたら入院点数が低い6ヶ月越えとなる。
かくして認知症患者は入院の期限切れなんてことはないよね。

それはそれで、要は認知症患者が地域に戻れる仕組みが必要だ。
ここは永年認知症と向き合ってきたエーザイが凄い。
エーザイには「コミュニティ・ネットワーク支援室」があり、行政と地域の認知症を支えるグループとの橋渡しをしている。
それだけではない。
地域担当のMRにも地域における認知症を支えるネットワークに関与することが義務付けられていると言う。
さすが、高い薬を売るだけじゃない。
口惜しかったらアリセプトのジェネリックメーカーもやってみたらと言いたい。

で、言いたいことは認知症の方が地域に戻れるように薬局として何が出来るのか考えて欲しいである。
前置きが長すぎて結論が物足りないね。

そうそう。
アリセプトのジェネリックを宣伝しに来たMRにオレンジリングって何か聞いてみて!
因みに、エーザイからの宣伝費はありません。(欲しい!)


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これいくら?

2011-09-28 06:58:57 | 薬局
数字に弱い。

先週、福岡で経理関係の研修を行ってきた。
正直なところ私も苦手な分野である。
しかし、専門家じゃないので説明は自分レベルの分かり易さのはず。
そうは言っても、聞き慣れない単語は未知との遭遇である。
決算書の損益計算書にある勘定科目を説明する。
が、決算書自体を見たことがない。
利益の解説をするが利益にも種類があったんだと…。
貸借対照表はもっと分かりづらい。
どこがバランスしているんだ。
儲かっている会社の例と倒産寸前の例で説明する。
これは図で示すのが分かりいい。

月次の残高試算表も大切である。
これは毎月出てくる損益計算表である。
普段と異なる数値は勘定元帳で確認する。
この様な財務諸表は立てに見るだけではなく、横並びで見ることも必要と説明する。
そうすると資料を横から見始める。
おい、おい。

これからの薬局管理者には自分の薬局が儲かっているか、そうじゃないのか知ってもらう必要がある。
薬局経営がどうにかなる時代は終焉を迎えている。
これからは収入が増えない可能性が高い。
そのためには薬局ごとに月次の損益計算書が必要である。
また、年度初めには年間の実績を薬局管理者に示して、薬局管理者自らに計画書を作成させるのも大事だ。
その計画と実績との誤差を本部に報告させる。
要は、計画と実績の誤差を認識してもらい、来期の計画に盛り込めるようにする必要がある。
そして、何よりも数字を意識してもらう事が大切である。
数字を意識すると売上も気になる。
経費も意識する。

調剤だけ出来る薬剤師がもてはやされる時代は終わりつつある。
これからは薬局内のリーダーシップの有無や管理者としての資質が問われる。
さらに経営者としてのスキルも磨いて欲しい。

新規開局のシミュレーションを行ってみた。
普段使っている調剤機器やレセコンの値段など知らない方が多い。
また、その他にどんなものが必要かも思い出せない。
調剤業務も大事だが、せっかくのチャンスである。
たまには分包器や調剤棚、レセコン、コピー機、調剤消耗品などの値段も意識してみませんか。

ある日突然、自分にも開局のチャンスが巡ってくるかもしれませんよ。


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なくなっちゃうぞ!

2011-09-27 06:24:46 | 薬局
小売業の様な製造業

アインファーマシーズは次から次と新しい調剤システムの開発を進めている。
既に、ヒート包装のピッキングマシンは実用化され、100店舗に導入するとあった。
その投資額は20億円とか。
今度は一包化薬鑑査支援装置なるものが出来たらしい。
これは一包化した薬剤の個数を鑑査できるシステムだと言う。
一包化した分包を装置に通すだけで薬剤の数合わせが出来る。
この確認率は98%と言うから老眼混じりの中年には朗報である。
今は個数だけしか鑑査できないが、将来は薬剤の種類も判別できるようになるらしい。
こうなると薬剤師は要らない。

この他に別立てではあるが、薬剤の鑑査だけ出来るシステムの検証も始まっている。
電子レンジのような機械に入れてスイッチを押すと画像として正誤を判定できる。
これは監視カメラによる犯人探しに使われているようなシステムの様だ。
PTPシートや錠剤の刻印などから判別できる。
このシステムは未だ70%の有効率らしく、これからの開発に期待がかかる。

さて、調剤とは何であるのか。
人を介さない方が精度の高い調剤が可能じゃないのか。
こうなると調剤技術料の存在が危ぶまれる。
技術ではなく作業である。

薬局の上場企業の決算書など興味がないかもしれないが、この損益計算書の処理が製造業と同じになっている。
どういうことかと言うと、一般的な総利益(粗利益)の求め方は、売上から原価(薬代、消耗品費)を差し引いて算出するが、上場企業では異なる。
この原価の中に調剤に係る全てのコストが含まれているのだ。
薬代や消耗品費は当たり前で、この他に薬剤師の人件費や分包器などの調剤設備に係るコストなども原価として扱われている。
これは製造業の決算形態である。
まさに調剤事業は製造業なのだ。
この分類から言うと製造過程に技術料など発生しなくなる。

一生懸命コスト削減もいいけど、その付加価値まで削減されるヒントを与えているようで怖い。

合理化はコストダウンになるが、報酬ダウンにもなりかねない。



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噴火!!!

2011-09-26 07:30:51 | 薬局
わかっているならやれよ。

厚労省の試算によると、国民医療費は25年度に11年度の1.6倍近い60兆円を超えるそうだ。
昨年の医療費が確か36.6兆円だったと記憶する。
こんなに賄えるのか。
はっきり言って無理だと思う。
この中でも問題となっているのが患者の窓口負担の割合だ。
現状から試算すると、医療費が60兆円になると窓口負担は8兆円になる。
残りの医療費は税金や保険料で賄う部分が52兆円となる。
窓口負担の8兆円は現状の2兆円強の増加で、片や給付金の方は19兆円の増加となる。
この負担割合は、今年度見込が14.7%であるのに、25年度は13.3%と1.4ポイントも下がることになる。
ますます持って国民による税と保険料負担が高まることになる。

この要因は75歳以上の高齢者の利用が大きな要因となっている。
ますます増加する超高齢化となかなか進まない患者負担増が効いている。
また、高額療養費制度も拍車をかけている。
この制度はちょっと複雑であるが、要は一般的な所得世帯で1ヶ月の自己負担が8万円強になったら、超えた分を保険制度で戻ってくると言うものだ。
これが医療技術の高度化などにより増えており、08年度支給額は1.7兆円と、ここ10年で2倍に拡大している。
この件については既に8/25のブログに記しているが、1ヶ月に1,000万円を超える医療が増えている。
ここも命に係る重要な治療であるから避けられない。

さて、このままでいいのか。
いいわけがない。
そこで、ささやかであるが確か小泉改革で70~74歳の負担を1割から2割に引き上げることが決定していたはず。
がしかし、である。
未だ凍結処置になっている。
高齢者の反発を恐れての情けなさである。
そんなに票が怖いのか。(確かに選挙に当選しないとただの人)
このまま見ぬ振りをしていると大変なことになる。

この国が壊れてしまうと政治家も要らなくなってしまう。
早く何とかしてよ。

鹿児島で食べた地鶏が美味かった!
などとのん気にことではいけない。



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いのちがけ

2011-09-25 06:20:56 | 薬局
へぇ~

2010年度に患者1人の医療費が1ヶ月に1,000万円以上になった事例が174件もあった。
これって凄くないですか。
この報告は健康保険組合連合会からであるが、174件は過去最多となるそうだ。
今回の最高は血友病患者で4,639万円である。
これも過去最高だ。
どの様な治療が行われたかわからないが、あまりにも人の命が重い。

この傾向は続くことが予想されている。
何と言っても医療技術が進歩している。
命に係る医療の節約は出来ない。
薬も同様に高額化している。

詳しい内容は分からないが、1ヶ月で1,000万円以上だった件数は、今までの最高より12%増加した。
これだけの高額医療費を費やして患者は治ったんだろうか。
この1ヶ月1,000万円超えの51%は循環器系疾患で24%が血友病とのこと。
さらに、500万円以上の件数も3,853件とこちらも過去最高より9%増だ。
医療費はいくらあっても足りない。

そう言えば、私の母も心臓のバイパス手術を受けている。
10数年前のことなので記憶は定かではないが、確か580万円ほどの医療費だったと思う。
支払った金額は8万円程度だ。
皆様の保険料と税金で助かりました。

その時の執刀医が「これで心臓は100歳まで持ちますよ」って、お陰様で心臓だけは元気なようだ。

22日から鹿児島に来ていた。
何となくのんびりとしていい感じがする。
地元の方々に美味しい料理と美味しい焼酎でもてなしを受け満足、満々。
桜島は常に存在感があり、これを見ながら明治の夜明けが始まった。
ここに日本の礎を感じ、我もまた志を誓う。





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レッドオーシャンからブルーへ

2011-09-24 06:12:04 | 薬局
おんぶに抱っこではいけない。

財源的に破綻を来たしそうなのは医療だけではない。
介護も厳しい状態が迫っている。
制度がスタートして10年少々であるが早くも危ない。
誰が考えてもこれからの高齢者増に対応は難しい。
ささやかではあるが介護認定を厳しくしたり、生活支援などのサービスを削減するなど、小手先の対応では賄いきれない。
来年度の介護報酬改定では更なる粛清が始まりそうだ。

こんな事は百も承知とばかりと介護事業者は次なる準備に余念がない。
要は介護保険からの収入に頼りすぎるからだ。
高齢者はお金がないのかと言うと、お金がないとは限らない。
そこで、介護保健サービスとは別枠のサービスメニューの開発が進んでいる。

例えば、高齢者宅近くの住人を配達スタッフとして契約し、電話を受けてスーパーなどで買物をして、自転車でお届けする。
1回の配送料は200円らしい。
これにより高齢者の囲い込みを考えているようだ。
でも、これって既に宅配業者が行っているのと変わりはない。
と言うことは、現宅配業者は既に高齢者の囲い込みが出来ていることになる。
実は、ここに処方せんありではないかといつも話している。
どの様に結びつけるかによって、単なる買物代行が処方せんと言う付加価値を生む。

この他には家事代行も介護保険外として進められている。
15分で500円や30分が2,625円などかなりお高い金額になっている。
介護保険での家事援助は何かと規制があり、思う様には使えない。
移動時間を考慮するとけして高くはない。

などと介護事業者のこれからの動きは参考になる。
薬局も調剤による保険収入だけではなく、患者ニーズをくすぐるサービスメニューの開発が必要だ。
何時までもあると思うな調剤報酬と薬価差ってことである。

さて、何が出来るかな。



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めでたいカップル

2011-09-23 06:06:36 | 薬局
動きが止まったようだ。

小売業は常に新しい業態に挑戦する。
それは環境が常に変化しているからである。
少子高齢化はますます顕著になり、高齢者需要への対応が喫緊の課題だ。
それを物語るように、高齢者に配慮したビジネスが矢継ぎ早に誕生している。
大型スーパーなども買い易さを訴えた小型傾向がうかがえる。
重たい買物をご自宅までサポートする仕組みもある。
一人暮らし用の小さな惣菜やご飯が売れる。

因みに、「業態」とは営業形態であり、物やサービスの提供はもちろん、その付加価値を提案する販売方法である。
何事も定義は簡単ではないが、例えば何でも揃う、いつでも買える、毎日安い、届けてくれるなだ様々な販売方法が当てはまる。
その対語として「業種」がある。
これは商品及びサービスそのものである。

そんな中で、調剤薬局もドラッグストアも新しい業態化を模索している。
調剤薬局は処方せんを介して医療用医薬品そのものを販売する「業種店」に分類される。
一見、相談機能から「業態店」の様な気もするが、病気が治るための周辺商品は見当たらない。
かつて青果店、精肉店、鮮魚店、酒屋などの「業種店」が姿を消したように、顧客ニーズの多様化に「業種店」は脆い。
また、ヘルシー&ビューティーの品揃えと安さが売りだったドラッグストアも、その業態が陳腐化しつつある。
そこで、お互いに相乗効果、相加効果が期待できるのではないかと始まったのが、「コンビニ+ドラッグストア」や「コンビニ+調剤薬局」である。
ところがどうも進展がない。
大手ドラッグストアのツルハが地域中堅コンビニのポプラと業務提携を解消した。
お互いに業態としては似た感じがあるが一緒になるのは難しいようだ。

この他にもコンビニとドラッグストアまたは調剤薬局の共同店を模索するところはいくつかある。
セブンイレブンとアイン、ローソンとマツキヨ、ローソンとクオール、サークルKサンクスとココカラファイン、ミニストップとグローウェルHD、ミニストップとCFSなどだ。
それぞれ数店舗の試験店を展開しているが増えていない。
特に、ローソンとクオールの組み合わせは、最初はグー、じぁんけんパーって感じだ。

これから増えるかどうかはかなり難しい。
コンビニの狭店舗には売れる商品しか置けない仕組みになっている。
OTCなどの比較的足の遅い商品は売り場における機会ロスにつながる。
また、処方せんについても時間帯によって一部を閉めるとなるとスペース的に無駄が発生する。

ここは逆転の発想で既存の薬局にコンビニ機能を付加した方がいいような気もする。
それも高齢者対応型の品揃えだ。
こうなるとセブンセブンでもいけそうだ。
コンビニの始まりは街の酒屋だったはず。

業態を真剣に考えてみよう!




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困った時に

2011-09-22 05:15:43 | 薬局
地域に根ざしたってホント!

急に頭が痛くなって街中を探す。
あった、あった薬局があった。
店内に入り「イブありますか」と言うと「うちの薬局には置いていません」と返ってきた。
「では何か頭痛薬ありますか」と尋ねると「うちの薬局には一般薬は置いていません」と言われる。
さてさて、何のための薬局なのか。

ある方が実家で怪我をして消毒薬と滅菌ガーゼを求めて薬局に入った。
ここでも「一般薬などは置いていません」となる。
実家に戻ると母が「あそこは『処方せん薬局』だから」と言ったそうだ。
何だ、この「処方せん薬局」なるものは。

前者の話では目の前に頭痛で困っている人がいる。
見殺しにするのか。
調剤室には山ほどの薬がある。
でも、これは「近くて遠い存在だ」。
そして、ここは「医療提供施設」であり、対応したのは薬剤師で「医療提供者」である。

後者は今の薬局に潜在する問題を浮き彫りにした批判的名称だ。
「処方せん薬局」を「保険薬局」と置き換えられるのか。

さらに、前者に戻ると薬局の方が「ここから100mほど行った先の右側に薬局があります」と親切に教えてくれた。 
頭痛を我慢しながらたどり着くと確かに薬局があった。
9時半くらいであったせいか、これから店をあけるらしい。
それでもにっこり笑顔で店内に招いて、頭痛の様子を確認して「イブ」が出てきた。
さらに「すぐ飲みますか」と冷たい水まで用意してくれた。
「少し良くなるまで休んでいても良いですよ」と声をかけてくれる。
その対応が良かったせいか頭痛が消えた。

地域に根ざした薬局って何だろう。
処方せんがなくても立ち寄れる薬局にはどんな物があり、どんな情報が満載されているのか。
薬については、先にも書いたが処方せん薬だけでは、地域に根ざしたとは言いがたい。
とは言っても、ドラッグストアの様な品揃えは難しい。
そうは言っても薬局は、薬局である。
緊急時やちょっとした怪我に対応できる対応はして欲しい。
そうなるとある程度の品揃えの絞込みは見えてくる。
また、情報についても月別の地域の健康イベントや講演会なども薬局で分かるとありがたい。
また、あまり馴染みがない相談なども出来るとありがたい。
例えば、認知症の専門医はどこにいるのか。
在宅訪問を実施している医療機関はどこにあるのかなどである。
そして、これらの情報は、きっと受付の事務の方に聞くんじゃないだろうか。
そうすると受付をする事務職員の教育も必要である。

話は変わるが患者情報で重要だと言われている「お薬手帳」であるが、その内容説明や有効な使い方など薬局で説明しているだろうか。
何気にシール状のものを手帳に貼り付けているだけじゃないのか。
もう一度、「薬剤情報提供料」の算定用件を確認して欲しい。

など、HSEセミナーからの報告でした。

台風の被害は大丈夫でしたか?


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予言

2011-09-21 03:56:11 | 薬局
さて、どうなるのか。

気になるのは来年の調剤報酬改定である。
ある方の予想ではプラマイ0ではないかと予想している。
確かにありえることだ。
ただし、配分は異なりそうだ。

まず、「調剤基本料」であるが、40点と24点があるが、この二つを財源的に一緒にして算定回数で割ると39点くらいになる。
実際は限りなく40点に近い39点だと思うが、お国的には39点が妥当とするだろう。
では39点になるのかと言うと、配分的には単純ではない。
予想者は38点ではないかと考えている。
ここで浮いた財源は、薬局が苦手な「在宅」へとシフトする。
これが取れそうで取れない「絵に描いた餅」になるかは取り組み次第である。

「後発医薬品調剤体制加算」はどうなるのか。
どうも色々な議論があるようだが、20%と25%はなくなる傾向が強そうだ。
もちろん30%は2012年度の目標値だから残す。
ここで20%の6点分と25%の13点分はどこに行くのかと言うと、どうも期待できない薬剤師より期待可能な医師への配分となるのではないかと。
算定状況から言うと20%と30%以上を算定している薬局は多いと聞く。
残念だが比較的多目の20%とマイナーな25%はひと踏ん張りが必要になる。
先ずは、30%以上を目指す努力が最大の対策となる。
どちらにしても薬局、薬剤師の努力に限界が見えたと判断されては困る。

「薬剤服用暦管理指導料」はどうか。
ここは加算のマルメが導入されるかも???
麻薬や重複・相互作用などは、処方せんにあれば当たり前の対応が必要となる。
さらにハイリスク薬も同じである。
ここがマルメに入ると算定用件が厳しくなる。
何と言っても「処方せんの受付の際に」が効いてくる。
また「薬剤情報提供料」もマルメかと言う話しもある。
これだけてんこ盛りでも、33点と予測する。
これはかなり厳しい。

予製剤についても物言いだ。
「『予製剤』とは、あらかじめ想定される調剤のために、複数回分を製剤し、処方せん受付時に当該製剤を投与することをいう」
実は、処方せんを受け付けた都度実行したことが算定用件ではなく、予製可能な場合は予製剤となるらしい。
したがって1日に同じ計量混合などが何回あるかによって、予製剤とみなされるんだそうだ。
で、どうなるのか分からないが、予製剤という調剤行為をなくしてしまってはとの意見もあるらしい。

さらに、在宅については調剤を伴う訪問と調剤が伴わない訪問による点数の調整なども検討課題となっている。

どちらにしても預言者の占いみたいなものだ。
当たるも八卦、当たらぬも八卦である。
とは言っても気になる。

今朝の気温は13度を示している。
さすがに札幌の朝は寒い。
いつものように朝一番のリーズナブル航空会社のチケットで、台風が接近する東京に帰る。
最近、「帰る」「戻る」が使い分けられなくなった。
高齢の母が寂しそうに55歳間近の息子を見送る。
では、戻る準備でもするか。


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