医療・介護を支える継続企業の知恵袋          ㈱Kaeマネジメント 代表取締役 駒形和哉

毎日ブログを書き続けもうすぐ10年になります。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

事件は現場で起きている!

2008-03-31 17:48:33 | 薬局
3月28日、厚生労働省は地方社会保険事務局等に、診療報酬に関する疑義解釈の資料を送付しました。
その中の調剤の疑義に以下のような解釈が出ています。

(問6) 薬剤服用歴管理指導料を算定する場合には、患者の体質・アレルギー歴・副作用歴等の患者についての情報の記録、患者又はその家族等からの相談事項の要点、服薬状況、患者の服薬中の体調の変化等を薬剤服用歴の記録に記載することとされているが、これらについて、その有無のみを記載した場合でも算定可能か。

(答) 従来の薬剤服用歴管理料の場合と同様に、単にこれらの事項の有無を記載しただけでは算定できない。
副作用歴等の患者情報等については、どのような副作用等に着目して聴取を行ったかなどの点を含め、薬学的な観点から聴取・確認した内容を記載すること。

期待して見つけましたが、よく分かりません。
本番は明日から始まります。

これを皆さんはどのように判断しますか?
事件は現場で起きている!
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準備はいかがですか?

2008-03-31 11:01:33 | 薬局
いよいよ明日から新しい報酬体系がスタートです。
薬剤服用歴管理指導料の準備はいかがですか。
先ずは、従来の薬剤服用歴管理料と同じ感覚で算定しましょう。
でも、必ずそれではダメと言われそうです。
但し、Q&Aが出るまでは各薬局の判断にゆだねる事になります。
ここは遠慮なく算定して構わないと思います。
Q&Aが出るまでの2~3ヶ月が体制固めのチャンスです。
薬局内で薬歴の記載について研究・研修しましょう。
時間はたっぷりあります。

さて、今回の改定には隠れた大きな問題がいくつかあります。
一つは、ジェネリックへの切り替えです。
テレビや新聞などのマスコミがジェネリックへのアピールをしています。
当然のこととして、患者も興味津々です。
薬局では処方せんを受け取った時点で、ジェネリックへの説明が必要となります。
そこで、皆さんはいかがしますか。
薬剤師が対応できますか?
受付は大パニックになります。
ジェネリック対策は2つに分けると整理がつきます。
1つは簡単な説明です。
これは薬剤師ではなく受付の事務職が行ないます。
ジェネリックとは…や切り替えた場合の料金の違いなどです。
もう一つはジェネリックに切り替える判断を促す部分です。
これは薬剤師でなければなりません。
この様に業務を分けると意外にスムーズな仕組みが出来そうです。
是非、この機会に業務の流れを見直してください。



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渡さんに聞いてみよう!

2008-03-27 14:00:43 | 薬局
「どんな薬か」だけじゃなく、
「どこの薬か」考えたことがありますか。

テレビでおなじみのワンシーンです。
皆さんは考えたことありますか?
私はどんな薬派ですね。
どこの薬かは、その後調べます。
最近の薬は名前だけでは、どんな薬か分かりません。
でも、意外に見た目では何となく分かりやすいですよね。

製薬メーカーはジェネリックへの切り替え対策で、あの手この手です。
患者さんに直接はたらきかけるイメージ戦略はなかなか難しいようです。
今回のも患者さんには分かりづらいですよね。
その点、ジェネリックの方は分かりやすいです。
値段が半分程度と明確です。
実際には薬が半分になっても技術料は変わらないので、期待するほど割安感はないのかもしれません。
でも、長期処方が増えているので、やっぱり安く感じるのかな?

ブランドメーカーはジェネリック対策として、調剤薬局へのアプローチを考えています。
薬局の薬剤師さんはどんな薬派ですか、どこの薬派ですか。
いっその事、処方箋への医薬品名は全て成分名を原則とすると分かりやすいかもしれません。

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ビールが安い!

2008-03-26 09:48:58 | 薬局
新聞にドラッグストアのチラシが入ってきました。
何気なく眺めていると・・・何のチラシか分からなくなり、お店の名前を確認しちゃいました。
いわゆるOTCの掲載部分が1社は全体の1/3、もう1社が1/4しかありません。
ドラッグのドラッグはどこに行った!

先日の日経新聞から、チラシの調査によると、缶ビールの値段が最も安いのがドラッグストアだったそうです。
店には店の考え方(コンセプト)があります。
スーパーマーケットは生鮮3品の品揃えが特徴です。
ホームセンターは大工道具などが得意分野です。
DIYといって Do it yourself がコンセプトです。
ドラッグストアのコンセプトはヘルシー&ビューティです。
このヘルシーにOTCが入るのですね。
アメリカから発達したドラッグストアですが、ご当地では売上の半分以上が処方薬だと聞いています。
まさにドラッグですね。
最近のドラッグストアは、お客の日常性を確保するために、食品の品揃えが拡大傾向です。
ドライフーズや漬物、納豆、豆腐などが並びます。
気がついたらスーパーマーケットと同じじゃないかと思います。
来年から始まるOTCのリスク分類で2類、3類の販売を、スーパーマーケットやホームセンターで扱うようになったら、ドラッグストアは何を販売するのでしょうか。
生鮮3品それとも大工道具???
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早くも次々回の改定か?

2008-03-25 11:52:04 | 薬局
早くも平成22年度の調剤報酬改定の予兆が出てきました。
今月7日「医薬分業指導者協議会」なる会議で、薬局の医療提供施設としての役割や薬剤師の服薬指導に関するエビデンスが問われています。
医療提供施設としては、在宅医療や医療連携を通じた地域医療への貢献です。
また厚労省は薬剤師に専門家として薬物治療の効果向上や、副作用の初期の自覚症状の早期発見を具体的に数字で示すことを要望しています。
これらの事は次回の調剤報酬改定に向けたメッセージです。

今回の改定から、その傾向がうかがえます。
入院中の患者が退院後の在宅療養を行なう上で、必要な指導を行なう「退院時共同指導料 600点」
在宅の患者を担当する医師や関係する医療従事者とカンファレンスに参加する「在宅患者緊急時等共同指導料 700点(月2回)」
居住系施設入居者等に対する「在宅患者訪問薬剤管理指導料2 350点」
この他にも、訪問薬剤管理指導料を算定しいている患者の状態が急変した場合の「在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料 500点」なども新設になっています。

そして薬剤師の専門家としての評価は厳しいものが予想されます。
患者の疾病改善度が病院と薬局で異なるのか議論されそうです。
そのためには、副作用の初期の自覚症状の確認や服薬状況のチェックによる飲み忘れの防止、患者の後発品への選択のための説明が重要です。
と厚労省の方はおっしゃったそうです。

あれれ!
これって従来の服薬指導加算に似ていませんか。
やはりここは何らかのエビデンスがないと報酬を下げるとなりませんかね。
先ずは薬剤師の職能発揮として、今回は後期高齢者のみとなった手帳による薬剤管理に取り組みましょう。
また、新設となった「外来服薬指導料 185点」は、点で受けている薬剤を、トータルで管理する新しい仕組みです。
こんなところから始めてみましょう。

追加!
服薬指導も忘れずに書き残しましょう。
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施設の悩み

2008-03-24 14:10:26 | 薬局
居住系施設の入居者に対する在宅患者訪問薬剤管理指導料2が始まります。
ご存知のように、居住系施設には介護保険が適用の特定施設、ケアハウス、グループホームなどと、介護保険適用外の高齢者専用賃貸住宅や有料老人ホームがあります。
もう一つ忘れていました。
介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)が新たに加わりました。
ここで聞きなれない言葉に特定施設があると思います。
これは高齢者専用賃貸住宅(高専賃)の中で、介護保険法による一定条件を満たす場合、特定施設として介護保険の給付が受けられます。
高専賃とは、民間市場における賃貸住宅で、専ら高齢者向けに賃貸する場合において、都道府県に登録し、情報提供が出来る制度です。
特に、基準があるわけではなく高齢者を拒まないことが条件です。
所轄は国土交通省となっています。

さて、施設側には大きな問題を抱えています。
薬局が薬を届けてくれるのはいいのですが、施設に届くのは夕方です。
施設では、それから個人別に1回分ごとにホチキスで留めています。
実はこれが残業になっています。
これが意外に時間を要します。
これからますます高齢者住宅のあり方が変わります。
そこに対するサービスの工夫も大切です。
何かいい方法はありませんか?
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医療人になろう!

2008-03-22 18:10:53 | 薬局
4月から新しく導入される「特定検診・特定保健指導事業」が始まります。
前回も触れましたが、薬剤師による保健指導が出来るようになりました。
ここで厚労省からお達しが出ました。
それは、保健指導とは予防を目的としているため、医薬品やサプリメントなどを勧めてはならないと言う事です。
もし、そんな事実があった場合は、保健指導の登録を抹消するとあります。
また、この資格を取得するためには147時間もの研修が必要です。
さらに、この保健指導は医師、保健師、管理栄養士が作成した「支援計画」に基づきます。
従って、薬剤師は上記から委託されないと出来ません。
なんだかつまらないですね
なぜ、厚労省が念を押す形になったのかと言うと、薬剤師等から販売に関する問い合わせが多数来ているようです。
保健指導はあくまでも指導であってモノを販売してはいけないと言うことです。
薬剤師よ!
販売者から医療人になろう。
1に運動、2に食事あとは禁煙だそうです。
これじゃ、先が思いやられます。
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勇気を出して変えてみよう!

2008-03-21 08:40:47 | 薬局
ジェネリックの原料はブランドと同じだそうです。
後発品メーカーの工場を見学した事があります。
てっきり、原料も作っているのかと思いきや、原料は化学メーカーから仕入れているのだそうです。
従って、ブランドもジェネリックも素は同じということになりそうです。
かつて後発品はゾロ品と言われていました。
先発品の後からゾロゾロ出てくるから、そう呼ばれていました。
確かに、その頃のゾロ品はお勧め出来ない感じがあったように思います。
20年ほど前のことですが、ノイキノンの後発品がたくさん出てきました。
錠剤を良く見ると成分が均一でない又は、溶けづらかったのを記憶しています。

今の後発品メーカーは原料を製剤に加工する加工業です。
賦形剤が多少異なるようですが、基本的には同じです。
海外では特に大きな問題になっていません。
体は便利なものです。
入ってきたものを上手に受け止める仕組みがあります。
その仕組みが効かない時に何らかの変化で知らせてくれます。
患者負担が多くなる中で、患者ニーズを確り受け止めて、何が最適か、提案できるようにしたいですね。
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5分間ルール!

2008-03-20 17:00:51 | 薬局
クリニックの外来は初診・再診料から始まります。
これは薬局で言うと調剤基本料に当たるような気がします。
内容を問うというより基本料的な受付手数料的な要素があります。
今回はこの再診料を引き下げようとしました。
これは医師会の反対にあって失敗しましたが、次回以降も審議の遡上に上ることが予想されます。
これと同じように調剤基本料も課題を残しています。
さて、初・再診料の次に算定されるのが「外来管理加算」です。
この点数はクリニックの約50%が算定しています。
外科的処置などが行われた場合は、他の点数に置き換えられます。
内科系のクリニックで算定です。
実は、今回の改定でここにちょっとした制限が出来ました。
それは5分間ルールです。
外来での問診などに5分以上かけないと算定不可となったのです。
薬だけもらいに来る「お薬外来」に対するペナルティーです。
こうなると当然外来数に限度が出来ます。
1時間に診れる患者数は12人となり、1日にすると96人となります。
最近では96人の外来を診ているクリニックが少なくなりましたが、地方ではまだまだあります。
さてさて、問題はこの仕組みが調剤薬局に当てはめるとどうなるかです。
薬剤服用歴管理指導料は5分以上の時間をかけなさい。
なんてことになったらどうします。
質を担保するには数で規制するしかありません。
今回の外来管理加算が調剤に波及しないことを願っています。
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第2薬剤師会

2008-03-19 09:31:16 | 薬局
医師会に第2医師会みたいなのが出来ました。
若手が現状の医師会では満足できずに、自分たちで立ち上がったのです。
何が不満なのかは置いといて…
その活力は魅力です。
薬剤師にもそんな気概があると応援しちゃいます。
薬剤師になった夢って何でしょうか?
私は小さな時にお世話になった薬局のイメージが未だに頭から離れません。
薬局の何とも言えない匂いってありますよね。
あの匂いが好きです。
来年から導入されるOTCのリスク分類は、確実に薬剤師の領域に入ってきます。
医療提供施設になった意義は何でしょうか。
医療提供施設で医療を提供するのは薬剤師です。
薬剤師の提供する医療とは、どんな医療でしょうか。
もっと薬剤師を主張しないと存在が薄くなります。
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