医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

強くてももろい

2021-03-31 04:22:51 | 薬局

人生には何が起きるかわからない。

 

平成の三四郎が亡くなった。

あれだけ体を鍛えていて強い柔道家でもと思ってしまう。

今でも思うがキックボクシングのアンディー・フグは35歳で亡くなっている。

この時も自分の中では衝撃的だった。

あの踵落としは神技だった。

 

私は今年11月末で65歳を迎える。

同世代の社長は多いと思う。

いつまでも”俺が、俺が”などと言っていると大事なタイミングを逃す可能性が高い。

人生には何が起きるかわからない。

引き継ぎは“エィ!ヤァ”が大事になる。

後継者育成には10年を要する。

 

それもさることながら私と異なり、かなりの資産もお持ちかと勝手に予想している。

持っている割に、その資産の今後についての知識に乏しい。

私は30代のころ医薬品卸のコンサル部門にいて、相続や贈与に関する基礎的な相談にも乗っていた。

専門家ではないので税理士などに相談する上での基本情報の提供程度である。

そうは言っても何冊も本を読んで、それなりに勉強した。

その知識が今でも頭に残っている。

 

先日もある人と話していると間違った贈与の仕方を検討していることを知った。

相続に関しても意外にその仕組みは知られていない。

因みに、私は宅地建物取引士の資格も持っている。

相続や贈与には土地建物に絡む内容も多い。

しかも複雑に権利関係が入り組んでいる。

良かれと思って子供に分筆したがために面倒なことになっていることも多い。

 

そこで、何が言いたいのかというと相続や贈与に関する本を読むことをお勧めする。

これも10年越しの対応が必要になる。

少なくとも3年は遡る仕組みがある。

税理士などに任せっぱなしでは手数料だけ取られる。

しっかりとした知識をもって相談することをお勧めする。

基本的に税理士などは節税に関してアドバイスをしたがらない。

なぜなら素人に節税をすすめると勘違いが生じやすく、その結果として脱税幇助になりかねない。

そうなると税理士免許のはく奪になる。

聞けばきちんと教えてくれる。

聞かなければ何も教えてくれない。

 

2020年度は新型コロナウイルスの貴重な時を奪われた。

思えば、ただひたすらに自粛だった。

ただ学ばせてもらったこともある。

それはZoomという仕組みである。

私に残ったものはコロナ太りだ。

 

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いかん、いかん

2021-03-30 03:59:53 | 薬局

日本は先進的でいい国だと思っていたが…?

 

この国を引っ張る陰の功労者は官僚じゃないかと思う。

ところがいつの間にか官僚には「忖度」が付きまとい、本来の機能を失いつつあるような気がする。

官僚は給与が低いというが、それよりも寝ずに働かされることに耐えられるかが問題だ。

国会などあると事前に知らされる質問に対する答弁の作成に振り回される。

大臣の答弁は官僚が作成している。

前日に質問が来て、その夜は徹夜が当たり前だそうだ。

その辛さもこの国を良くしたいとの熱意があってそこだと思う。

霞が関ビルは働き方改革とは別世界の不夜城と化する。

 

ところが官僚も人の子である。

それなりの年齢になると子供の学費もかかる。

親の面倒も見なければならないなどと何かと物入りとなる。

さらに定年後の身の振り方も気になる。

その身の振り方の実権を握っているのが政権である。

政権は次の選挙が気になる。

国の改革にメスを入れる官僚は嫌われる。

さらに権力者のスキャンダルの火消しに追われる。

バカ嫁とバカ息子がいると嘘も方便となる。

結果として「忖度」は自己保身のなにものでもなくなる。

 

そんな仕組みを色濃く匂わせたのが前政権じゃないだろうか。

もりかけ疑惑も桜をみる会も、都合が悪くなると雲隠れで終わらせる。

体調が悪くて総理を降りたはずだが入院するわけでもなく、国会議員を辞するわけでもない。

それを引き継ぐのが現政権で、過去を引き継がないとつじつまが合わなくなる。

一度の噓が連鎖するのに似ている。

 

コロナ禍における現政権のワクチン接種は滞る。

準備期間があったが“絵に描いた餅“ばかりが店先に並ぶようだ。

新型コロナウイルスワクチンの国内生産などコロナ禍が収まってからじゃないと出来ない。

これから治験が始まる。

ファーザーは既に治療薬の開発に動き始めているが、日本での話など聞こえてこない。

デジタルと言いながらCOCOAは使えない。

使えなかったことさえ知らずに過ごしていた。

3月末から始まるはずのオンライン資格確認もとん挫する。

始める前の試作動などなかったのだろうか。

やる気を失せさせる10月からのようだがそれも怪しい。

 

漠然とであるが日本は世界に冠たる先進国だと信じていた。

ところが、どうもそうではなさそうだ。

いつの間にか「忖度」が、この国をダメにしている。

 

時代小説を読んでいるとバカ殿の下にいる家老はかわいそうだ。

殿の不始末を家老が背負って切腹した。

切腹するくらいの勇気があるならバカ殿を誅するくらいの死に方をして欲しい。

 

他人ごとだから勝手な言い分が言える。

 

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20年経過

2021-03-29 04:53:33 | 薬局

年金もらっても手取りが減る時代がやってくる。

 

2021年度の公的年金の支給額が0.1%程度引き下げになる。

因みに、2020年度は自営業者らが入る国民年金(満額)で月65141円、会社員らの厚生年金は夫婦2人の標準的な世帯で22724円だそうだ。

これで生活できるだろうか。

 

いつぞやの週刊誌で騒いでいたおひとり様3,000万円、お二人様5,000万円の預金が必要の記事を思い出す。

この記事が出たころは国会でも問題になったが、この話題を掘り下げると国民が不安がるので、何も解決されずに、いつの間にか審議は立ち消えとなっている。

基本的に国会議員には切ない生活とは縁がない。

都合がいい世の中である。

 

いよいよ41日から介護報酬が改定になる。

わずかであるが0.7%の引き上げである。

はっきり言って0.7%程度では介護事業に潤いなどない。

2019年には介護事業者の倒産が111件もあった。

昨年(2020年)では118件に増えている。

倒産件数は表に出ている部分で見えないところの廃業はかなりある。

介護保険制度は2000年から始まっているが、既に制度自体が成り立たなくなっている。

 

2022年から3年間は介護の必要が増える75歳以上の人口が4.1%、4.2%、3.9%と急激に増加する。

これに合わせて介護保険料の引き上げが必要になる。

各市町村では上記の75歳以上の増加を踏まえて3年ごとに見直している。

その介護保険料が発表になっている。

 

ほとんどの市町村が保険料の引き上げとなる。

ある調査では、最も引き上げ額が高いのは静岡市の833円の6,325円となっている。

介護保険料が高いのは大阪市で8,094円(+167円)である。

はじめに書いたが年金は0.1%引き下げである。

さらに国民年金は月65141円しかもらっていない。

どうやって生活したらいいのか。

悩んだ末は生活保護受給となる。

この循環でいいのだろうか。

 

高齢者の増加は介護保険だけではない。

同様に医療保険の在り方も見直す必要がある。

保険料率が引き上げとなっている。

その需要が大きいのは75歳以上で、その増加率は介護保険と同じ2022年からである。

介護事業者の倒産は薬局の倒産の前触れのように感じている。

 

 

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自分は薬剤師と言えるかな?

2021-03-28 04:35:27 | 薬局

9,634人の薬剤師が社会人としてスタートする。

 

薬学教育が6年制になりストレート合格にしても24歳になる。

いっぱしの大人である。

以前、大学で薬局の現状について学生に話す機会があった。

演壇から望む学生は、学生と言うより立派な大人の集団だった。

女性は化粧が上手で色っぽさを感じさせ、男性はひげ面でおっさん感を漂わせていた。

 

ところが中身はまだまだ子供だと思う。

子供と言うより社会人として未完成の状態である。

大学では社会人教育などしない。

例えば、社会人マナーや接遇などはカリキュラムにはない。

さらに、薬剤師には病院や薬局、ドラッグストアなどいくつかの専門性のある職業選択肢がある。

しかし、それぞれの業界事情など知る由もない。

せいぜいが就職説明会くらいだろうが、それすらもコロナ禍では滞っている。

そんな見た目大人の中身子供みたいな薬剤師が仕事に就く。

 

以前にも書いたが通常なら新人研修などは職場に伺い行っているが今年は難しい。

そこで45日から4日間かけてZoomによる研修を実施する。

既に、数社から1人、2人と参加がある。

対象は中小薬局での採用者である。

大手調剤チェーンではないので採用人数も少ない。

中には4人内定したが全滅の会社もある。

オンライン研修では社会人としての心構えや薬局の現状や仕組み、調剤報酬などの解説などを理解してもらう。

4日間は午後から3時間ほどであるが、ひと月後の510には振り返りを行う。

もちろんこの間のメンタル的なサポートも欠かさない。

 

今の時代は便利である。

ところ違えどもパソコンがあればどこでもつながる。

縁があってつながる仲間は、不定期ではあるが集まれる仮想の広場への声掛けも考えている。

社会人は学生とは違う。

学生はお金を払って学ばせてもらっている。

社会人はお金をいただいて貢献する。

長い人生の始まりである。

 

私は国家試験が終わっても就職活動もせず、自宅で家業の花屋を手伝っていた。

合否が心配だったのではない。

何といっても今はなき東北薬科大学を優等生で卒業している。

単なる怠け者だった。

そんな私だけに社会人になってからはそれなりに苦労をした。

変な経験だけは豊富である。

 

そんな人生の先輩から失敗しない薬剤師の生き方を伝えたい。

 

 

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得したような損

2021-03-27 05:26:52 | 薬局

コスト計算を忘れると、結果が良かったのか意味がなかったのか。

 

2020年度も終わろうとしている。

41日からは新しく薬価中間改定がある。

薬局の場合は汎用品が多いために予想以上の大きなダメージになる。

少しでも在庫を軽減させる必要がある。

その方法が店舗間移動となる。

期限切迫品や不動品などは使い切らないと価値(薬価)が下がるだけである。

ただ、この時期になると”時すでに遅し”なのかもしれない。

 

先日見た記事に不動在庫等を橋渡しする仲介事業の紹介が出ていた。

仲介事業と言うのがふさわしいかは疑問であるが、使用期限が6ヶ月以上で外箱・添付文書があり、シートには製造番号が確認できる医薬品を買い取り、必要な薬局に販売する仕組みらしい。

これでどこまでの品質保証が可能なのか。

 

医薬品卸のMSに確認して欲しいが、何も罪悪感がなく年度末に不動品を返品している薬局がある。

その返品された薬が回りまわって自分の薬局に届けられたとしたら素直に受け取れるだろうか。

医薬品卸では返品されて行き場のない薬が山積みされている。

時期を見ての廃棄となる。

中には、一度開封した製品をわからないように封をし直しての返品もある。

こうなると悪意に満ちている。

さらに、中のアルミ包装から数錠引き抜いた状態での返品もある。

嘘のようだが事実である。

 

基本的に一度開封した製品は自己責任じゃないだろうか。

世の中は薬剤師だからと言って性善説ではない。

未だに謎だがハーボニ―事件を思い出す。

まさかと思ううわさもあるらしい。

 

社内でも、社外でも期限切迫品や不動品のやり取りはあると思う。

その時に考えて欲しいのは移動によるコストと代金が発生した時の振り込み手数料負担である。

薬局では後発医薬品の扱いが多い。

何となく量はあるが薬価は低い。

その移動に宅急便を使い銀行での支払いをする。

そこにどれだけの費用が掛かるだろうか。

職員が運ぶという話もあるが、職員の時給分やガソリン代などの諸経費は計算されているだろうか。

何となく良かったような無駄だったようなことにならない工夫が必要じゃないだろうか。

 

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はっきりしろよ

2021-03-26 05:10:21 | 薬局

誰が薬剤師業務の本質にかかわることに白黒をつけるのか。

 

時が経つと忘れてしまいがちだが201942日に「調剤業務のあり方について」が課長通知として出ている。

これを俗に「0402通知」と呼んでいる。

紛らわしいのはコロナ禍での「0410対応」があるが、もちろん全く内容は異なる。

その「0402通知」では薬剤師以外の者の調剤が一部求められている。

「調剤した薬剤の最終的な確認は、当該薬剤師が自ら行う必要があること」として、以下の前提条件のもとに認められている。

・当該薬剤師の目が現実に届く限度の場所で実施されること

・薬剤師の薬学的知見も踏まえ、処方箋に基づいて調剤した薬剤の品質等に影響がなく、結果として調剤した薬剤を服用する患者に危害の及ぶことがないこと

・当該業務を行う者が、判断を加える余地に乏しい機械的な作業であること

上記を踏まえて具体的に「処方箋に記載された医薬品(PTPシート又はこれに準ずるものにより包装されたままの医薬品)の必要量を取り揃える行為」「薬剤師による監査の前に行う一包化した薬剤の数量の確認行為」が示されている。

 

はっきり言って、これだけではグレーゾーンが残る。

例えばPTP包装から錠剤を分離する、いわゆるバラす行為や分包機に錠剤を入れる行為などはどうなるのか。

ある筋からの情報ではグレーからホワイトだとの裏情報がある。

この件については過去のブログで何度も書いている。

 

0402通知」では「薬剤師以外の者が軟膏剤、水剤、散剤等の医薬品を直接計量、混合する行為は、たとえ薬剤師による途中の確認行為があったとしても違反」と記されている。

この部分は「薬剤師以外の者による調剤行為事案の発生について」(平成27年6月25日)の課長通知で明記されている。

この背景になったのは朝日新聞に軟膏の無資格調剤等がリークされたからである。

ただし上記調剤に関して「調剤機器を積極的に活用した業務の実施を妨げる趣旨ではない」と記されており、この意味するところが不明のままとなっている。

例えば、水剤や散剤分包機には全自動システムがある。

これらの機器は処方箋データの入力で作動する。

処方箋入力を事務職が行っている場合はどうなるのか。

出来上がった薬には再現性などない。

また、個々の軟膏を薬剤師が計量し、それを軟膏缶に詰めるのを薬剤師以外の者が行い、軟膏練り太郎のようなもので練った場合はどうなるのか。

 

話は飛んで薬学実習生にはどこまでさせていいのだろうか。

もし錠剤のピッキングと分包薬剤の数量確認だけなら研修にはならない。

薬学実習生には薬剤師の仮免許が必要な気がする。

 

と言うことで、あるメディアから流れてきた「無資格調剤行政処分」の記事を見て思った。

これらは薬剤師の調剤業務の本幹にかかわる部分である。

何が良くて、何がダメなのか明確にして欲しいものだ。

因みに「0402通知」で薬剤師以外の者に調剤行為をさせる場合は「当該業務の実施に係る手順書の整備、当該業務を実施する薬剤師以外の者に対する薬事衛生上必要な研修の実施」が求められている。

手順書は定期的な見直しを、薬事衛生上必要な研修は実施記録を業務日誌等に記載しておくことを忘れずに。

 

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かみを許すな

2021-03-25 04:40:22 | 薬局

入れない選択肢はあるのか。

 

今月も残り少なくなってきた。

単純に3月と言うのではなく今月は2020年度末になる。

いろいろな仕組みが変わる節目になる。

 

厚生労働省が14日までの顔認証付きカードリーダーの申し込み状況を公表した。

薬局は62.3%、病院が53.8%、医科診療所が31.7%、歯科診療所が34.7%で、全体として41.6%となっている。

国が掲げた3月末までの目標は6割である。

この3月末までの申し込みに対して薬局には42.9万円の補助が出る。

これを過ぎると負担金が発生する。

入れない選択肢はないと思う。

因みに、医療機関等向けポータルサイトへのアカウント登録数は薬局が63.4%、病院が70.2%、医科診療所が42.3%、歯科診療所が41.8%となっており、全体では48.7%と6割に近づきつつある。

この動きが今後の電子処方箋につながり、オンライン診療や服薬指導へと広がる可能性がある。

国は「2022年度中におおむね全ての医療機関等での導入を目指す」としている。

 

薬局のオンラインレセプト請求はほぼ100%に近い。

同じく病院もほぼ100%に近い。

オンライン請求以外には電子媒体や未だに紙レセプトも認められている。

ちょっと驚くのは医科診療所では7割弱がオンライン請求であるが、残りの28%が電子媒体、4%が紙レセプトとなっている。

歯科診療所ではさらに遅れて2割ほどがオンライン請求で、残りの72%が電子媒体、8%強が紙レセプトとなっている。

この状況と照らし合わせると顔認証付きカードリーダーの申し込みの現状もわかるような気がする。

 

実はここに医療に関するデジタル化の遅れの要因がある。

何事も電子化されないとデータ保存のデジタル化は出来ない。

本来なら診療所へのオンライン請求を強制させるといいのだが、一部の意見から無理強いは出来ない。

この国には変な民主主義がまかり通っている。

 

国民の健康情報などがデジタル化されると、今回のような新型コロナウイルスワクチン接種の履歴なども簡単にわかる。

もちろんオンライン資格確認から薬の飲み合わせや病歴などもチェックできる。

 

それだけではない。

レセプト請求が電子媒体として送られてくると、支払基金では保険者に請求するために電子媒体や紙レセプトのオンライン化に加工する必要がなくなる。

そこには多くの人手を要している。

結果として医療費の抑制につながってくる。

 

薬局や病院にはほぼ強制的にオンライン請求を求めながら、日本医師会の骨幹をなす診療所には甘い。

これもうわさの”忖度”なんだろうか。

そんな一部のわがままを聞いている場合じゃないような気がする。

 

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ショック報

2021-03-24 14:40:46 | 薬局

何か切なさを感じてしまう。

 

106回 薬剤師国家試験の合格発表が本日14時に行われた。

新たに9,634人の薬剤師が誕生した。

合格率は全体で68.66%である。

大学別に合格者数も発表になっている。

新卒の出願者数が123人に対し受験者数が38人で合格者数が30人の大学がある。

同じく出願者数が115人に対し受験者数が56人で合格者数が55人の大学もある。

これでいいのだろうか。

ここまでではないが、他にもこれでいいのだろうかと思わせる大学が多い。

 

子供たちがかわいそうだ。

これも大人の責任じゃないだろうか。

 

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桜咲かせる

2021-03-24 03:40:49 | 薬局

人生の一つの節目になる。

 

今日の午後2時からは第106回の薬剤師国家試験の合格発表である。

合否の基準がどうであろうと試験には普段の積み重ねの結果が出る。

その結果は全か無しかない。

おりしも桜の開花と時を同じに”桜咲く“となるのだろうか。(東京周辺)

そして、残念ながら見送りもある。

見送りになると心がなえる。

ただ卒業したのだから再チャレンジのチャンスはある。

やるしかない。

そして”やればできる”である。

 

さて、薬剤師になって何がしたいだろうか。

何がしたいというよりどんな薬剤師を目指すのだろうか。

今どきは6年間の学生生活の重みで奨学金地獄の人も多い。

しかもその額は1,000万円を超える。

水を差すようで申し訳ないが1,000万円の借金はかなりの負担となる。

それ以上の期待と希望を薬剤師になる覚悟があったのか。

私には疑問だ。

 

そもそも薬剤師とはどんな職業なのか。

何となくそれなりに稼げるからとの単純な理由なら、こんなつまらない資格はない。

基本的に毎日同じような業務に追われる。

生活が安定していると思うほどでもない。

安定しているように思えるのは40代前半くらいまでだ。

上場企業の30代後半くらいから年収では抜かれてしまう。

 

せっかく勝ち得た資格である。

人生にとって有意義な目標をもって挑戦して欲しい。

どんなことでもいいから薬剤師としてナンバーワン、オンリーワンを目指して欲しい。

 

最近、何となくこぢんまりとした薬剤師が多いような気がする。

管理職にはなりたくない。

給料が下がっても楽な方がいい。

対人業務には興味がない。

在宅は面倒だから行きたくない。

 

私自身は薬剤師になっても目標がなく長い間過ごしてきた。

人に何か言える立場ではない。

でも、何も考えずに来た反省から、これから世の中に飛び立つ薬剤師には目標を持って欲しいと願う。

時の経つのは速い。

あっという間に賞味期限がくる。

時は戻らない。

 

残念ながら新薬剤師が思うほど評価は高くない。

我々がそうしてしまったことを反省する。

 

期待しています。

新薬剤師の皆さん。

変えよう!

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吉凶占い

2021-03-23 05:40:34 | 薬局

吉と出るか凶と出るか。

 

と、大げさな表現となった。

日本調剤が日本薬剤師会への入会を進める方向でかじ取りを始めたらしい。

2006年にファックス分業に異議を唱えて脱会状態にあった。

この脱会の影響は大きく会費やファックス分業の担費用等が年間で約9,000万円もあったそうだ。

これがなくなっただけでも日本薬剤師会には大きい。

これに追随して他の大手調剤チェーンも脱会するのではと思ったが、そんな動きはなかった。

脱会して何が困ったのかと言うと特段なことはなかった。

日本調剤してみると9,000万円くらいはいたくもかゆくもない損金かもしれない。

 

その会費分は会の運営に使われていると思うが、ファックス分業の負担金の使途は明確になっているのだろうか。

私もかつて大型病院の前で薬局をやっていたが、当時の薬剤師会から門前だからFAXは流さないと言われた。

しかし、その病院からの処方箋にはファックス分業負担金は払えとなっていた。

 

日本調剤の今後の戦略展開の一つに敷地内薬局へのアプローチがある。

この敷地内薬局の公募要件に地元薬剤師会に加入していることがある。

そんなこともあってなのか秘かに特定の地域の薬剤師会には入会をしていた。

ここは背に腹は代えられない。

また、地域によって新規の開局手続きを保健所ではなく薬剤師会を通じて受け付けるところもある。

そうなると薬剤師会に入っていないと開局が複雑になる。

逆に日本薬剤師会に入ったことによって、その地域への参入がしやすくもなる。

その地域は注意が必要じゃないだろうか。

でも、それっておかしな仕組みでもある。

 

そんな背景があったかどうかは不明であるが、あえて日本薬剤師会を拒否しない方向に動いた。

どんなに大きくても個では戦えない。

賢い選択じゃないかと思う。

 

セミナーで今後の社会保障について注意を促している。

薬価と調剤報酬改定が薬局業界を変える。

特に調剤報酬改定のダメージは大きい。

その調剤報酬の改定に大きく関わっているのは中医協である。

ここへの影響力は日本薬剤師会を通じてしかできない。

日本保険薬局協会ではダメだ。

また、オンライン資格確認やオンライン服薬指導さらに認定薬局制度などの政策立案にも個の企業では厚生労働省へは届かない。

薬局業界の競争相手は薬局同士から薬局対ドラッグストアへと変化している。

そのドラッグストアに対抗するには厚生労働省の後ろ支えが必要になる。

大手調剤チェーンはもっと日本薬剤師会を支配して自分たちのポジションを守る必要がある。

ドラッグストアは経済産業省の支援をもって調剤市場にも参入を考えている。

 

今回の日本調剤の動きは今後の薬局市場をも変える大きな一石になるような気がする。

市場は待つものではなく作るものだ。

それがマーケティングの基本じゃないかと思う。

 

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