人生には何が起きるかわからない。
平成の三四郎が亡くなった。
あれだけ体を鍛えていて強い柔道家でもと思ってしまう。
今でも思うがキックボクシングのアンディー・フグは35歳で亡くなっている。
この時も自分の中では衝撃的だった。
あの踵落としは神技だった。
私は今年11月末で65歳を迎える。
同世代の社長は多いと思う。
いつまでも”俺が、俺が”などと言っていると大事なタイミングを逃す可能性が高い。
人生には何が起きるかわからない。
引き継ぎは“エィ!ヤァ”が大事になる。
後継者育成には10年を要する。
それもさることながら私と異なり、かなりの資産もお持ちかと勝手に予想している。
持っている割に、その資産の今後についての知識に乏しい。
私は30代のころ医薬品卸のコンサル部門にいて、相続や贈与に関する基礎的な相談にも乗っていた。
専門家ではないので税理士などに相談する上での基本情報の提供程度である。
そうは言っても何冊も本を読んで、それなりに勉強した。
その知識が今でも頭に残っている。
先日もある人と話していると間違った贈与の仕方を検討していることを知った。
相続に関しても意外にその仕組みは知られていない。
因みに、私は宅地建物取引士の資格も持っている。
相続や贈与には土地建物に絡む内容も多い。
しかも複雑に権利関係が入り組んでいる。
良かれと思って子供に分筆したがために面倒なことになっていることも多い。
そこで、何が言いたいのかというと相続や贈与に関する本を読むことをお勧めする。
これも10年越しの対応が必要になる。
少なくとも3年は遡る仕組みがある。
税理士などに任せっぱなしでは手数料だけ取られる。
しっかりとした知識をもって相談することをお勧めする。
基本的に税理士などは節税に関してアドバイスをしたがらない。
なぜなら素人に節税をすすめると勘違いが生じやすく、その結果として脱税幇助になりかねない。
そうなると税理士免許のはく奪になる。
聞けばきちんと教えてくれる。
聞かなければ何も教えてくれない。
2020年度は新型コロナウイルスの貴重な時を奪われた。
思えば、ただひたすらに自粛だった。
ただ学ばせてもらったこともある。
それはZoomという仕組みである。
私に残ったものはコロナ太りだ。