医療・介護を支える継続企業の知恵袋          ㈱Kaeマネジメント 代表取締役 駒形和哉

毎日ブログを書き続けもうすぐ10年になります。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

かかり付け

2017-03-31 06:04:20 | 薬局
同じことが始まる。

昨年出された財政制度等審議会の資料に、「かかりつけ医」に関する内容が盛り込まれた。
以前から言われていたかもしれない。
2014年に新設された「地域包括診療料」及び「地域包括診療加算」の動きが鈍い。
この仕組みはあまり知られていないが「かかりつけ医」に基づく内容となっている。
今さら説明は不要と思うが「地域包括診療料」の施設基準を取った病院が、院外処方を行う場合、薬局は24時間の開局が必要になる。
その結果、約1割の病院が院内に戻ったと聞いている。

その普及がなかなか進まないので、財務省が新たに“かかりつけ医制度“を提案している。
患者が「かかりつけ医」以外を受診した場合に定額負担が生じる。
もちろん「かかりつけ医」からの紹介には定額負担は要らない。
当時は500円程度の定額負担などと、まことしやかにささやかれていたが、その後、日本医師会の反対にあって立ち消えている。
しかし、医療費抑制に待ったなしである。
いかに日本医師会と言えども財務省にとっては関係ない団体である。

さて、この「かかりつけ医」であるが、薬局には既に「かかりつけ薬剤師」なるものが存在している。
大手調剤チェーンでは着実にその実績を伸ばしている。
ところが中小薬局は薬剤師に気を使っているのか、個別指導が気になるのか進んでいない。
でも、ヤバくないか…?

2018年度の調剤報酬改定では「調剤基本料」の見直しが再び始まる。
細かいことはセミナーで確認して欲しい。(当たるも八卦だから)
その時に、惜しくも特例にはまってしまった時に助けてくれそうなのが「かかりつけ薬剤師指導料」の算定実績じゃないかと思われる。
何といっても取り組まないとまずそうなのが「かかりつけ薬剤師指導料」である。
医師の「かかりつけ医」のように「かかりつけ薬剤師」以外から調剤を受けた場合に、定額負担もあり得る。
もしそうなったら患者自ら「かかりつけ薬剤師」を求めてくる。
のんびり構えていると、時すでに遅しで他の薬局で「かかりつけ薬剤師指導料」の患者だったりする。
「あなたの薬局は高いわねぇ」となりかねない。

さらに、これは何とも言えないが「かかりつけ薬剤師指導料」は在宅にまで及ぶ可能性もある。
例えば「かかりつけ薬剤師在宅患者訪問薬剤管理指導料」である。
これはあくまでも仮称であるが、日ごろから「かかりつけ薬剤師」としての活躍を評価するものである。

このブログで何度も叫んでいるが、2016年度の「骨太の方針」に「かかりつけ薬剤師」の行方をKPIするって書いてある。
「かかりつけ薬剤師」に何を期待しているのかは既にブログにも書いてある。

報酬が上がったってことは国がやって欲しいってことに気付こうよ。

今期も今日で終わりだ。
明日からはまた日が昇る。

そして、いろんな人からご意見をいただきながら自問自答している。






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上手投げ

2017-03-30 06:29:55 | 薬局
大丈夫だろうか。

昨日の中医協では「調剤」について議論された。
既に、資料等を確認された人も多いと思うが、初めに中山薬剤管理官が資料の説明をした。
それに対して安倍委員が補足説明をしている。
・「かかりつけ薬剤師指導料」について、日薬の調査によると全処方の1%程度だそうだ。
これって明らかに自らの恥をさらしている様な気がする。
・「重複・相互作用防止加算」の算定回数は単なる疑義照会もあり算定件数だけの判断はできない。
これもおかしな話で、算定していないことはカウントできない。
何の言い訳にもなっていない。
同じ様な事は「かかりつけ薬剤師指導料」でも同じで、今までも”かかりつけ”としてやって来たのでと、あえて算定しない薬剤師がいる。
やっているのに算定しないのも不正請求である。
これも算定していないのでやっていないと厚生労働省は判断している。
・敷地内薬局に関しても不適切な事例があると主張している。
これも既に決まっている話である、
不適切かどうかは中医協での議論ではない。
・特定の医療機関からの集中率については認めながら、「今さら引越しをするわけにもいかない」と開き直りである。
言い訳のついでに、日薬の調べでは全国平均で1薬局当たり49医療機関、東京都では93医療機関からの応需だそうだ。
だから…なんだって。

この後に日医の委員から「かかりつけ薬剤師と普通の薬剤師は何が違うのか」と質問が出る。
安倍委員が答えようとすると「事務局に聞いている」と拒否された。
何と小ばかにした言い方だろうか。
ここは”ほえろ“と言いたい。

資料にある「薬局の特徴ごとの機能」(P42)に関して質問が出た。
「かかりつけ薬剤師・薬局での調剤」「いわゆる門前薬局での調剤」「いわゆる同一敷地内での調剤」「院内調剤(外来)」の区分があり、線の太さでメリットや特徴が示されている。
残念ながらここでも“沈黙は金なり“の戦法だったようだ。

支払い側の委員からは「医師による調剤」と「医薬分業」を分けて考える観点から「処方権と調剤権」の話が出る。
さらに、医薬分業の経済的効果が問われているが、ここでも”沈黙は金なり“で余計な事を言うと”金”がなくなりそうだ。
ここは援護射撃が必要だった。

医師会の攻撃はまだまだ続く。
いつもの様に高額な報酬をもらっている社長の会社を例に挙げて疑問を呈している。
事前に調査して準備したいたようだが、決算報告書から第1四半期の同意書の件数が58,000件で「かかりつけ薬剤師指導料」の算定が48,000回、第2四半期では61,000件の156,000回、ところが第3四半期になると76,000件の280,000回の算定となる。
同意書の3.68倍の算定である。
これに対して厚生労働省は把握しているかどうかを確認し、「一つの懸念としてかかりつけ薬剤師以外が算定していることも考えられる」と不正があるかのような発言をしている。
この後に「もし私の予想が間違っていた場合には先にお詫び申し上げます」と付け加えていた。

間違っているだろう。
四半期は3ヶ月ある。
1人の患者が月に1回の処方せんを応需すると3倍になる。
ありぇ~る。
次回の中医協でしっかり謝罪して欲しい。
事例に上がった会社も同じ薬剤師の仲間が働いている。

他の日医委員からは「かかりつけ薬剤師指導料」は、個別指導などできちんと患者のチエックが出来ているかどうか確認を迫っている。
これもひどい話だ。

話は「在宅」にも及んでいる。
医師の在宅訪問における「在宅時医学総合管理料」は、1人、2~9人、10人以上の同時診察で評価が低減される。
薬剤師の場合は、週40人まで同じ報酬はおかしい。
また、かかりつけ薬剤師は32時間の勤務で在宅など出来るのかと、なかなか痛いところを付いてくる。
残薬についても医師は毎回かかりつけ医として残薬の確認をしている。
それに対する評価がない。
院内調剤についても薬局との整合性がないなどの指摘もあった。
これに対してやさしい安倍委員は「院内の調剤基本料8点は低い評価だと思う」とコメントしている。
ここに評価したら薬局の報酬が減らされるのは明らかである。
でも、言っちゃった。

相手は2人がかりである。
真面目な薬剤師では対応が難しい。
気の毒には思うが中医協に出る前に想定問答くらいの準備は欲しい。

あなたにお任せなんだから。






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開花宣言

2017-03-29 05:31:59 | 薬局
おめでとう!

薬剤師国家試験の合格発表が昨日行われた。
全体では出願者数が14,701人で受験者数は13,243人、合格者数は9,479人の合格率は71.58%であった。
なぜかしら1,458人もの人が出願しながら受験していない。
その割合は全体の1割強となる。
新卒者の出願者数は9,417人で受験者数が8,291人、合格者数は7,052人で合格率は85.06%と全体を引き上げている。
ここでも1,126人が出願しているにも関わらず受験していない。
受験しなかった1,458人の約77%が新卒者である。
また、受験者数の4,952人が国家試験浪人で、受験者数の37.4%を占めている。
ここに何か今の薬学教育の問題を感じさせる。

既に、他の医療資格の合格発表が出ている。
医師・歯科医師は3月17日で、医師の合格率は88.7%(8,533人)、歯科医師は65.0%(1,983人)となっている。
何となく歯科医師と薬剤師の合格率が近似しているのが不安である。
既に歯科医師は飽和状態で歯科診療所は全国に6万8千軒を超えている。
その結果、かなり過酷な長時間労働をしなければ経営が成り立たない状態だ。
しかも大学進学自体も減少傾向にある。
偏差値も私立大学では高くても58で、低い大学は35と薬科大学並みである。
偏差値では40代後半が多い。
なんか似ている。
因みに、看護師国家試験の合格発表は3月27日で、その合格率は88.5%(55,367人)である。
何となく志の違いを感じさせる。

今回、桜が散った3,764人は来年の再受験となるが薬学教育に問題があるのか、薬学を目指す学生が問題なのか、今後に抱える問題は大きい。
忘れちゃいけない。
今回、受験を見合わせた1,458人も来年の受験に加わる。
合せると5,222人が既に受験体制にある。

調べた訳ではないが合格発表が早まっているような気がする。
記憶は確かではないが私の時は5月に入ってからだったような気がする。
それに伴い試験日も早い。
今回の102回は2月25・26日であった。
既に3月に入っている。
来年の受験者は国家試験まで1年を切っている。
浮かれてなんかいられない。
まして奨学金を抱えて卒業した人は、是が非でも国家試験を取らないと重い人生を過ごすことになる。

国家試験5度目で合格した人がいた。
本人も頑張ったが、その親も頑張ったとこだろう。
早く一人前になって稼いで欲しい。
少しでもお世話になった親に感謝の気持ちが伝わるように努力して欲しい。

先ずは、新米薬剤師の誕生に桜満開だ!





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たまには…人間だもの

2017-03-28 06:22:20 | 薬局
ちょっとひと休み。

「夢ありますか」の問いに答えられますか。
私には夢があります。

北海道の小さな片田舎に生まれ、高校はちょっと離れた所で下宿生活を楽しみ。
10階以上のビルを見ると感動したのを今でも覚えている。
大学は東京に憧れ受験するが力足らず、拾ってくれたのは仙台の大学である。
勉強もせず受かる道理もない。
でも、今思うと自分を成長させてくれた貴重な時を仙台で過ごさせてもらった。
そして多くの仲間に恵まれた。

卒業しても何をするでもなくフラフラしていたら、先輩が勧めてくれたのが医薬品卸である。
入社は5月になる少し前だった。
営業5年、コンサルティング部門10年、本社勤務3年ほどを経て、新しく始める薬局事業を社長として任された。
赤字続きの介護事業も引き継いだ。
社長としては10年で、本社に戻れとの指示があり、あっさり退社する。
この時は何がしたいかなど何もない。
ただ現状から抜け出したかった。

3年ほど、これと言った仕事もなく札幌で人生をさまよう。
毎日時間が長く、無駄な時間が過ぎる。
あてのない時間がどれほど辛いかを知らされる。
たまたま自分が何をしたいのかを探るセミナーに参加した。
そこでやっと自分がやりたいことの入り口が見えた気がした。
そして決めたのが"東京に行こう"である。

成りたかったのは全国を飛び回るコンサルタントである。
53歳にしてやっとたどり着いた"自分の道"だ。
2009年の10月に東京行きを決めて、翌年の1月から東京生活が始まる。
仕事は自分でゼロから作ると決めた。
私には大きな挑戦だったが「HSEセミナー」を開催する。
ありがたいことに80人に案内をしたところ25人の参加があった。
まさに命をつないでくれた人たちだ。

この時から自分が"なりたい自分"を意識するようになった。
その"なりたい自分"を忘れないために紙に書く。
いつも持ち歩く手帳に貼り付けて毎朝声を出して読む。
ある本に書いたあったが脳は勘違いしやすいそうだ。
毎日声を出して読んでいると自分の中に潜む潜在能力が自分の背中を押してくれる。

いつの間にか自分の夢に人生の舵を切っていた。
還暦を迎えて、これからはもっと悩める薬局経営者の役に立つ自分を目指したいと考えている。
大きな事は出来ないが、日頃集めた情報からちょっとしたアドバイスや、一緒に悩むぐらいは出来る。

薬局経営も次の時代を迎えている。
こんな私でよければ使って欲しい。
そして大きな夢を持って日々行動してもらいたい。
気がつくと還暦では寂しい。

私などは50歳過ぎてのめざめだった。
もっと早く大きな夢を持てば良かったとちょっと後悔してる。
だから…頑張れ!

今日はネタ切れでした。




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桜も咲くよ

2017-03-27 06:23:37 | 薬局
心は来期に向けて動け。

3月も残りわずかとなった。
ほぼ今期の出来上がりは見えていることと思う。
そこで来期に向けた反省と振り返りを今の段階でやって欲しい。
4月からは心も気合も心機一転である。

先ずは、昨年4月から2月末までの月別処方せん受付回数はどうだっただろうか。
先日来から警告している様にかなりドラッグストアが処方せんの獲得に動いている。
地方は薬剤師不足から調剤を行わないドラッグが多いが、戦略的には処方せん獲得が、ある面ではドラッグストアの生き残りである。
「調剤ポイント」に引き込まれないように、今から患者の心をしっかりつかんでおく必要がある。

次は処方せん単価はどうなっているだろうか。
大きく「調剤基本料」「調剤料」「薬歴管理料」の観点から分析が必要になる。
基本的に「調剤基本料」と「調剤料」はあまり影響がないかもしれない。
中小薬局は月間4万回の縛りの影響が少ないから。
ただ、「基準調剤加算」及び「後発医薬品調剤体制加算」の有る無しは大きい。
次回改定がどうなるのかを予想して今からの取組が大切になる。
「薬歴管理料」はお薬手帳の有無もあるが、「かかりつけ薬剤師指導料」が出来高になっている。
ここは薬剤師の意識の問題である。
なぜ必要なのか、患者はそれによってどんな恩恵があるのかを見直して欲しい。
「かかりつけ薬剤師指導料」を算定されて怒っている患者などあまり聞いたことがない。

そして、今回最も処方せん単価に影響が大きかったのが薬価のダウンである。
もちろんC型肝炎治療薬の影響も大きい。
薬価ダウンは後発医薬品への切り替えを進めれば進めるほど大きくなる。
かと言って後発医薬品に切り替えないと18点や22点の「後発医薬品調剤体制加算」は取れない。
取れないだけなら我慢すればいいが、2018年度にはある一定以上の切り替え率がないとペナルティーが課せられる可能性が高い。
2016年度は薬価ベースで5.57%ダウンだったようだ。
調剤で使用される外来用剤は7~8%程度引き下がっていると思われる。
それから考えると処方せん単価は5%程度下がる。
薬価のダウンは処方せん単価から売上ダウンにつながり、薬価差益から利益ダウンにも影響する。
従って、よほど処方せん受付が増えていなければ減収減益はまのがれない。
そして、この傾向は始まりのサインでもある。

ある会社の部店長会に出席した。
そこでの議論は1店舗の売上を5年後には倍にするである。
それを聞いていて“凄い”と言うより“素晴らしい”と感じた。
通常はこれからの厳しい経営環境からどうしようかと悩むところである。
それをあえて前向きに倍にまで増やす発想である。
そのために何をするのかの会議であった。
未来の事はやってみなけりゃわからない。
やらずに出来る事など無い。

そんな会社を応援したい。





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分かりやすさ

2017-03-26 06:28:44 | 薬局
なかなか理解が出来ていない。

社内研修会が増えている。
その中で「健康サポート薬局」の議論で使われた「薬局再編の全体像」と「かかりつけ薬剤師としての役割の発揮に向けて」がある。
この図の持つ意味合いは大きい。

先ず「薬局再編の全体像」であるが「57000薬局あるが、門前中心に医薬分業のメリットを実感しにくいとの声」とある。
この声は国民である。
そして下の図では「様々な医療機関から〜」は面で受けていると思われる薬局を示している。
面積的に約3割かな。
次が一括りであるが2つに分かれている。
1つは「特定の診療所〜」がマンツーマンで、「特定の病院〜」が門前と考えられる。
これら2つの割合は約7割で、厚生労働省が言っている68%が門前に重なる。
これは偶然ではない。

それが2025年には「すべての薬局が『かかりつけ薬局』へ」となる。
ここも図の比率を見て欲しい。
「かかりつけ薬局」が約6割五分って感じじゃないだろうか。
ここが「基準調剤加算」が算定できる薬局と考えられる。
次に「健康サポート薬局」があるが、ここは「+」でつながっている。
この意味は「基準調剤加算」は算定出来ないが、健康サポート薬局の施設基準を満たと「調剤基本料1・2」の薬局でもなれる。
さらに、その下の「高度薬学管理機能」は、よく見ると左の「大病院門前」と青い点線でつながっている。
これは今問題になっている「敷地内薬局」を想定しているのではないだろうか。
「敷地内薬局」は既に想定内ってことになる。
この考えが当たっているとすると2025年には「かかりつけ薬局」しか生き残っていないことになる。
で、「かかりつけ薬局」は「基準調剤加算」の薬局となる。
これ以上は私見となるがセミナーでは伝えている。

次に「かかりつけ薬剤師としての役割の発揮に向けて」も図の割合を考えて欲しい。
ここも「患者中心の業務」が約3割、「薬中心の業務」が約7割となる。
10年後にはこうなる。
「薬中心の業務」は約2割になってしまう。
何が残るのだろうか。
「調整(秤量、混合、分割)」と「薬剤監査・交付」くらいじゃないだろうか。
この「調整」も軟膏・水剤・散剤は薬剤師が行うかもしれないが、錠剤は微妙である。
いわゆる再現性の有無である。
さらに「患者中心の業務」では、初めに「処方内容チェック」があるが。
これは「かかりつけ薬剤師指導料」につながる。
処方せんを薬剤師が受け取り、効果や副作用の発現、重複・相互作用、ポリファーマシー、残薬、後発医薬品などの意向などを聞き、問題がなければ調剤開始となる。
問題があれば「医師への疑義照会」となる。
次の「丁寧な服薬指導」には「特定薬剤管理指導加算」も含まれる。

こんな現実をもっと分かりやすく伝えて行きたい。




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虐待に逆襲

2017-03-25 06:23:41 | 薬局
あってはならない。

特別養護老人ホームなどの介護施設の職員による高齢者への虐待が、2015年度中に408件あり過去最高となった。
調査を始めた06年から9年連続の増加となる。
実際に、これしかないのだろうか。
考えるだけでも怖い感じがする。
虐待の内訳は暴力や身体拘束などの「身体的虐待」が478人(61.4%)、侮辱的な発言「心理的虐待」が215人(27.6%)、食事を与えないなどの「介護等放棄」が100人(12.9%)、となっている。
何となく数が合わないような気もするが、そうなっている。

虐待の要因を複数回答で聞くと「教育・知識・介護技術等に関する問題」が65.6%と最も多い。
今は転売されて経営体制が変わっていが高齢者を窓から落とした施設があった。
そこでは職員の再教育に時間をかけて信頼回復に動いているそうだ。
2番目が「職員のストレスや感情コントロールの問題」が29.9%となっている。
これも何となく分かるようで自分が恐い。

家族や親族などによる虐待は1万5,976件で、こちらは3年連続の増加となっている。
この虐待の被害者数は1万6,423人で、うち死亡した人が20人になる。
加害者は息子が4割、夫が2割と男性が圧倒的である。
こちらの要因は「介護疲れ・介護ストレス」が(25.0%)、「虐待者の障害・疾病」が(23.1%)、被虐待者の認知症の症状」が(16.1%)となっている。
家族や親族で介護するのは大変である。
我が家の老婆も「困ったもんだ」とお気楽に言えるのは家内のお蔭だと感謝している。

高齢者問題はますます大きくなる。
表面には出てこないが裏事情はかなり凄いことになっていると思われる。
都道府県に設置を届けていない有料老人ホームが2016年6月時点で全国に1,207施設に上っている。
これは氷山の一角で水面下にはもっと多くの施設がある。
ただ有料老人ホームではなく「下宿業」ならどうだろうか。
たまたま高齢者が入居している下宿である。
こうなると管轄が異なり旅館業法になるそうだ。
6畳間または8畳間ほどの空間に住まわせて、食事は共同の場で提供される。
費用は生活保護者が入り易い3万8千円程度、食事は4万円以下、その他に生活支援費として月に2万円程度徴収される。
約9万円前後で最低限の生活が保障される。
ただ、介護サービスを受けることが入居条件とされている。

さらに入院期間の制限は精神病棟でも同じである。
早期退院が病院の収益改善に結びつく。
従って、精神病院でも早期退院を促す仕組みが大切になる。
病院の周辺に30人程度の下宿が病院の関係事業として成り立っていることがある。
ここにある程度治療が終了して安定期の患者が送り込まれことがある。

これも驚かせる話であるが精神病棟に入院の患者が2014年の調査で、1万682人がベッドなどに体を括り付けられる身体拘束状態にあったそうだ。
この他にも施錠された保護室への隔離患者は1万94人だそうだ。

病気って恐ろしいなぁ。
人間って怖いなぁ。







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そなえ

2017-03-24 05:49:57 | 薬局
ちょっと色めきだって来たかな?

何だか研修のオーダーが増えている。
私には限りある土曜日が人気だが、既に8月くらいまで土曜日の空きなどない。
還暦を迎えて少しゆっくり過ごしたいが、なかなかそうした環境にはなさそうだ。

2018年度は2025年の”地域包括ケア”に向けた大きな転換点である。
何と言っても診療報酬と介護報酬の同時改定は軌道修正にとってもって来いである。
ここで大切になるのは、世の中は調剤報酬だけで成り立っていないという当たり前のことに気が付くって事にある。
調剤報酬ばかりに気を取られていると足元をすくわれる。

診療報酬では急性期病棟と慢性病棟に大きくメスが入る。
急性期では何と言ってもDPCが優先される。
DPCは疾病によって入院期間が決まってしまう。
若い人はある程度治って退院できるが、高齢者だと医療度が高い状態での退院を余儀なくされる。
結果として医療度が高く介護度のそこそこの在宅療養が必須となる。
ここに「在宅医療」の必要性が高まる。

療養病床も大変である。
これから介護保険法の改正があり、療養病床の廃止と転換が始まる。
実施は2018年4月からになりそうだ。
そこで登場するのが「介護医療院」(仮称)である。
これは機会を見て説明したい。
ここでも「在宅医療」が活躍する。

これはいつも言い続けているが2025年から外来患者が減少するとの見込みがある。
超高齢者が増えて「通院が困難なもの」が増えるからだ。
ここでも「在宅医療」のニーズが増す。

上記の要因を鑑みて国は何とか「在宅医療」を支える仕組みを構築しなければならない。
その「在宅医療」を支える要が医師である。
ところが医師もヒトの子である。
24時間の拘束には疲弊する。
そこで医師をサポートするために、ちょっとした体調変化などは訪問看護ステーションの看護師に、薬に関する相談などは“かかりつけ薬剤師”にとなる。
また、日ごろから顔見知りの“かかりつけ薬剤師”が訪問して薬の管理をしてくれるなら安心である。
そんな仕組みが着々と進んでいる。

セミナーで「基準調剤加算」の施設基準が取れない薬局は無くなると言い続けている。
それを回避するには「かかりつけ薬剤師指導料」の算定と在宅の実績が必須となる。
今から実績を積まないと間に合わない。

そんな現実をいくら社長が社員に言って聞かせても分かってくれないから研修のオーダーが来るような気がする。
私は薬剤師がプロとして仕事をする上で必要なのは「患者から評価される報酬の獲得である」と考えている。
患者負担が増えるから「かかりつけ薬剤師指導料」は取らない。
在宅は面倒だから行きたくない。
個別指導が気になるから「特定薬剤管理指導加算」はやらない。
バカやろ~ぉ!
プロだったら評価されるために何が大事かを考えて欲しい。

これからの時代は本物しか生き残れない時代になる。







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一括送付あります!

2017-03-23 06:26:56 | 薬局
勢いを感じさせる。

2018年春の新卒採用活動が本格的にスタートした。
この動きは薬剤師も同じである。
まだアプローチをしていない会社は完全に出遅れる。
当社では「求人票一括送付サービス」を受け付けている。
私立大学薬学部全56校のオリジナル求人票にエントリー情報を盛り込んで送付する。
大学ごとに求人票が異なるため、自社でフォーマットを作成し、自社の募集要項を入力するのは意外に時間を要する。
興味がある方はホームページを見て欲しい。

さて、3月22日の日経MJに「2018年度の流通・外食企業の採用計画上位企業」が掲載された。
1位はイオングループで18年の採用計画は約3,000人(うち大卒:2,000人)となっている。
ただ気になるのは前年比伸び率が▲3.2%(大卒:▲4.8%)である。
何となくGMS(大型スーパー)の苦戦の様子がうかがえる。
2位はセブン&アイ・ホールディングスで1,250人(うち大卒:850人)と少し人数的には減るが、伸び率は2.5%(大卒:3.3%)となっている。
何かと内部がごたごたしているようだが、こちらはコンビニエンスストアがまだ好調である。
ちょっと驚くのは4位から8位までがドラッグストアで9位が薬局である。
4位がツルハグループで採用の総合が約730人(17.7%)、大卒が約730人と同じである
5位はスギ薬局で710人(7.4%)、大卒も710人、6位はウエルシアホールディングス700人(52.5%)、大卒が700人と全て大卒の採用を計画している。
何となく大卒とは薬剤師を狙っているような気配を感じる。

7位はサンドラッググループで610人(52.5%)、大卒が500人(72.4)、8位がコスモス薬品の550人(▲6.9%)、大卒が480人(0.4%)となる。
調剤事業がないせいなのか大卒以外の採用があり店員募集だろうか。
ちょっと気になるのがコスモス薬品の▲6.9%で現状の業態に陰りが出てきたのか。
ここに来て行き詰まり感があるのか。

9位はアインホールディングスで510人(13.6%)、大卒は460人(15.9)となっている。
大卒のほとんどは薬剤師の採用じゃないだろうか。
この会社にがドラッグ部門の「トルぺ」がある。
日本調剤は19位の約340人(25.0%)で全員大卒となっている。
ここ数年は薬剤師の採用数を公表していない。
という事は苦戦しているっと事なのか。

こんな採用計画からも会社の勢いが見えてくる。
人を採用するってことは出店があることになる。
事業が拡大していることでもある。

気になるのがドラッグストアの採用である。
ツルハグループ、スギ薬局、ウエルシアホールディングのいずれも、今後の事業展開の柱に調剤事業への大きな期待をかけている。
そかも「調剤ポイント」も実質的な解禁になった。
集客要因に処方せんが有効であることも実証済みである。
先日もドラッグ店がデパートの売上を抜いた。
その押し上げ要因は調剤事業だった。

それに比べてちょっと気になるのがコスモス薬品である。
機を見て調剤事業への進出となってはいるが機はいつになるのか気になる。

昨夜は、久しぶりの同級生と飲んだ。
自分も若く見えると思ったが彼は、それ以上だった。
若さの秘訣はフィリピンにあるようだ。






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閉店処分市

2017-03-22 06:24:32 | 薬局
まさかの在庫処理なのか。

広島県福山市の精神科病院で統合失調症の患者6人に対し、期限切迫の薬を必要もない患者に投与していた。
1人の患者が体調不良を訴えているそうだ。
信じられない出来事である。

使用期限が迫ったパーキンソン治療薬が70錠残っていたらしい。
もったいないと思ったのか元理事が62錠の投与指示を出している。
それを薬剤師が不適切だと指摘して発覚した。
指示を出した元理事は「患者にパーキンソン病の症状があり、改善すると思い投与させた」と話しているそうだ。

話は後からいくらでも作れる。
まるで築地の豊洲移転や森友学園のやり取りのようだ。
明らかにうそ臭いが今の法律ではどうにもならないのが不思議だ。
自分が正しいと自分自身に思い込ませるのも実力なのか。

これも嘘か本当か曖昧な噂だが、ある薬局では期限切迫品を大量に、しかも破格で仕入れていたそうだ。
期限切迫なので使い切る前に期限が切れることもあったのではないだろうか。
だからかどうかは分からないが、本社が一括で仕入れて各薬局には箱なし、添付文書もない状態で届くらしい。
現場の薬剤師は何も知らずに患者に投薬する。
その内に、在庫がなくなると本社からの指示は「次はこちらの薬に切り替えてください」になる。
次の期限切迫品を探し出してきたのだろうか。
これも究極の在庫処理である。

在庫処理ではないが、先日ある医薬品卸の人と話をしていると、今期はかなり業績が厳しいらしい。
薬価が引き下げになった。
C型肝炎治療薬が下火になった。
後発医薬品への切り替えが進んだ。
これに加えてまさかの6種類以上の処方薬を2種類以上減薬した場合に、月1回に限り250点が算定できる「薬剤総合評価調整管理料」が、昨年の4月から始まっている。
これが意外に進んでいるようだ。
今までの薬は何だったんだろうか。

医師の処方は”さじ加減”である。
薬局の投薬も”さじ加減”では困る。
誰かがどこかでチェックできる仕組みがないと安心できない。

それが薬剤師であって欲しいと思う。








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