医療・介護を支える継続企業の知恵袋          ㈱Kaeマネジメント 代表取締役 駒形和哉

毎日ブログを書き続けもうすぐ10年になります。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

口は災いの元

2011-08-31 10:15:27 | 薬局
過当競争がなかったのか。

北陸の医薬品卸で医療用医薬品797箱、約240万円相当が不正なルートで販売されていた。
一説によると社員個人ではなく、幹部も含めて複数と言うのは支店ぐるみではないのかとの疑いももたれている。
不正に販売された医薬品は睡眠剤の「マイスリー」「ユーロジン」、ED改善剤の「バイアグラ」「レビトラ」、男性型脱毛症用剤「プロペシア」、この他に糖尿病薬なども含まれていたらしい。
これらは医療機関に販売したように見せかけ、個人が購入していたらしい。
となっているが、そんな事はありえないような話だ。
また、これら医薬品は自己使用していたというが、それも何ともいえない。
確かに睡眠剤やED改善剤、男性型脱毛症用剤なら自己使用もありえるかもしれないが、糖尿病薬は医療機関で処方してもらいのではないのか。
馴染みのある会社だけに深追いはしたくない。

そうかと思うと広島の医薬品卸でも医薬品の横流しが発覚した。
米子市内の病院に納入する予定の「エポジン」を、約4年間にわたり合計180回にのぼる回数で東京都内の現金問屋に流していた。
その金額は約4,400万円と驚く。
その金額に気づかいない病院もだらしないが、これは業務上横領となる。
この横領金額は得意先の接待費や飲食費に当てられていたと言う。
何となく追い込まれたMSの姿が思い浮かぶ。

医薬品卸は泥沼化した価格競争に突入している。
その証拠に先日発表になった第1四半期の決算報告は散々たるものであった。
本業の医薬品卸業での利益がマイナスあるいはかろうじてといった状況である。
こうなると会社の幹部は戦略も戦術もなく「売って来い!」といきり立つ。
物は気合では売れない。
薬も同じである。
他の卸との差別化やマーケティング手法を駆使して売れる。

ある会社の支店長が追い込まれて自殺したって話も聞いたことがある。
机の中からはたくさんの白紙の領収書が見つかったと地方の財界誌に掲載されていた。
痛ましい出来事である。
ただご冥福をお祈りする。
こんな事が2度と起きないように、確りとした裏づけのある販売方法を考えて欲しい。

以前いた会社で、何も考えない幹部は「患部」じゃないのかって言った事がある。
「患部」は他に広がらないうちに切り取らなきゃならない。
社長は「患部」を見つけ、1日も早い治療に当たるのが役割だ。
などと偉そうに社員は言っちゃいけないが、言っちゃった!

その会社ではないが、社長が「患部」になっていたら最悪だけどね。


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このままではいけない

2011-08-30 06:56:33 | 薬局
義務化にはインフラ整備が必要じゃないのか。

「お薬手帳」の義務化が日本薬剤師会で議論の俎上に上がっているようだ。
確かに、今回の東日本大震災でその重要性が認められた。
であるが、どれだけの方が緊急時に「お薬手帳」を持参して非難するのであろうか。
私はボランティアにも行かず偉そうなことは言えないが、被災地の現場では「お薬手帳」を持っていなかった方が多かったと認識している。
個人的な見解であるが、薬剤師会で「お薬手帳」ありきの議論ではなく、もっと医療全体の中から「どこでもMY病院」構想との連携やそのインフラ整備が大切ではないだろうか。
今の時代は高齢者でも携帯電話を持っている方は多い。
ここに医療・介護・薬の情報が蓄積されていると便利ではないのか。
既に、そんな実験も始まっている。
そもそも「お薬手帳」は何のために必要かの議論も大切である。
安直な義務化や算定要件の緩和など意味をなさないような気がする。

また、もし「お薬手帳」を義務化した場合、調剤報酬上では何かに包括されてしまうのではないのか。
義務化とはやって当たり前と言うことになる。
その場合、手帳を忘れた方へは算定不可となる。
若い方などの風邪にも「お薬手帳」は必要だろうか。
たまにしか使わないと失くしてしまう。
もちろん要らないと断られる。

私の母などは確信犯であるが、シップ剤が欲しいのでわざと「お薬手帳」を持ち歩かない。
どこの医療機関に行ってもシップ剤をもらってくる。
困ったものだ。
とりあえず私は薬剤師として厳重注意している。
そして、使用促進に貢献している次第だ。

新しい総理が決まる。
問題山積のこの国をどの様に立て直すのか。
伸び続ける社会保障費は押さえが利かない。
誰かがバッサリと大鉈を振って欲しい。
そうしないと今の若手が困ることになる。
もちろん私も若手の一人だ。(かなり無理がある)
面白いのは総理が変わると政策が変ることだ。
思い切った方向転換に期待したい。




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何でも一番がいい

2011-08-29 06:42:22 | 薬局
そういえば忘れていた!

マーケティングの話が途中だった。
これからの薬局には、このマーケティングの技が必要である。
と言っても、何のことだかニーズだ、ウォンツだってことになる。
要は「売れる仕組み」をマーケティングと言う。
そのために市場におけるニーズやウォンツとやらを知っておく必要がある。

さて、今回は少し視点を変えて「イノベーション」について考えてみたい。
このイノベーション(innovation)とは、物事の「新機軸」「新しい切り口」「新しい捉え方」「新しい活用法」(を創造する行為)のこととある。
何のことか難しいって声が聞こえそうだ。
今までと異なるサービスの提供とでも言うと分かりいいかもしれない。
さて、考えてもらいたい。
最近、自分の薬局は何か新しいサービスの提供を行っているであろうか。

小売業では優等生のコンビニエンスストア(コンビニ)は常に変化を繰り返している。
その中でもセブンイレブンは凄い。
1店舗あたりの売上が1日当たり60万円と他を寄せつ付けない強さを誇っている。
因みに、ローソン48万円、ファミリーマート47万円、サークルKサンクス47万円となっている。
この差は何か?
ここにコンビニのイノベーションを感じる。
それは何でも1番の始める勇気である。
思い出して欲しい。
おでんはどこが1番目に始めたか。
今でもセブンイレブンのおでんは評判がいい。
ここにはおでん専門の部隊が全国各地の好みの味を研究している。
これぞ「セブンイレブンおでん部隊」である。
地域によってだしが異なることを知っていたか。
それも毎年。
昆布一つとっても利尻あり、日高あり、羅臼ありと地域によって使い分けている。
もちろん煮干だって、こだわりがある。
さしずめ九州はあごだしって感じじゃないか。
その他に、こだわりのおにぎりも1番目だ。
ATM、チケット、宅配受付、本の販売、公共料金などなどきりがない。
ここに技あり。
弁当だって「美味しいもの飽きる」の発想で常に新製品の開発に余念がない。
美味しいものを提供すると始めは評判が良く売れ行きも好調である。
しかし、いくら美味しいものでも3回が限度で4回目からは他の弁当に手が伸びる。
こうなる前に新しい弁当を開発する。
それも消費者、生産者、販売者の三つ巴で開発するそうだ。
飽きられた弁当は棚から姿を消す。
この常に変化するところに他を寄せ付けない強さがある。

これを少し見習いたい。
我が薬局の模様替えは何時やりましたか。
掲示物を止めているセロテープは黄色くなって化石化していませんか。
椅子やテーブルは何年前から同じ配置ですか。
薬局から患者向けにどんな提案をしていますか。
たまには繁忙期に自分の薬局の入口から入ってみて下さい。
また来たくなるような雰囲気が感じられるでしょうか。

実は、そんなところにも生き残るヒントが隠されています。

と言いながら、またマーケティングはどこかに行ってしまった。
マーケティングについて知りたい方は最寄の「ネクスト経営塾」でお待ちしております。



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ほっと、もっと

2011-08-28 07:43:41 | 薬局
ほっと一息!

毎月行われる東京でのHSEセミナーは、私にとっての戦いである。
大げさな表現であるが、自分自身との戦いだと思っている。
参加いただける皆様に、ちょっとしたヒントが提供できたのか、いつも自問自答である。
北は北海道、南は九州・沖縄から参加してくれている。

金曜日の第1講目は昨日も触れたが、薬剤師であり中小企業診断士の「赤ひげ総合研究所」松江満之先生だ。
若い方には馴染みがないと思うが、私ぐらいの年齢の薬剤師が、自分で薬局を開きたいと本屋に行くと、あるのは先生の本ぐらいだった。
私も何冊か赤ひげ先生の著書を買って読んだものだ。
大学を卒業して、いつかは薬局をやってみたいと思う夢を具体的に膨らませてくれた。
その先生が目の前で話をしてくれている。
私にとってはまさに夢のようなことである。
失礼ながら先生を知らない方は「赤ひげ」がどうも違うイメージを持つようだが、知る人ぞ知る大先生だ。
かれこれコンサルを始めて40年になると言うから、これがまた凄い。
と言う私も実はコンサル経験25年になる。(ちょっと凄い!)
始めは友人、知人にそんな仕事で食っていけないぞって言われたそうだ。
同じように私も4年前に独立した時に言われた。
確かに仕事などどこからも飛び込んでこない。
ただひたすら耐え忍ぶ日々が続く。
時間だけが静かに流れていく。
たまに用事があり、いつもは会社経費で使っていたタクシーも使えず、歩いて地下鉄駅まで行く。
そのホームで待っていると、ふと魔が差すことがあった。
自分に何が出来るのか、何も出来ないと自己否定する自分がいる。
そんな時は近づく地下鉄の電車の音が誘っている様な気持ちにもなった。
思わず後ろの壁にバックするように意識した。

話が変な方向に行っちゃった!
修正!

その赤ひげ先生であるが4~30店舗の薬局が危ないと警告する。
1~3店舗の運営は、いわゆるパパママ経営が多い。
ここは地域密着度も高く、何があっても粘り強く頑張れば何とかなる。
しかし、4~30店舗の運営は経営者の「力量」に関わってくる。
先生は1人の経営者が、上手に店舗運営が出来るのは7店舗までだと言い切る。
これはまさにスパン・オブ・コントロールの原理原則に適う。
市場が上昇傾向にある時は、多少の無理も利くが市場が成熟傾向にある時こそ経営者の力量が問われる。
それが7店舗だという。
それに達していない会社はそこまでの努力を、また8~30店舗の運営をしている会社は、それ以上を目指すか、7店舗までリストラするか、はたまたM&Aを検討するかの選択が必要だと言う。
厳しいようだが、そんな時代が近づいている。
そんな厳しい経営環境を少しでも感じて欲しいとささやかな啓蒙活動をしている。

今朝は、セミナーが終了した充実感と晴れ渡る秋の高い空が何とも心地いい。



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大物は違う

2011-08-27 04:39:05 | 薬局
どろぼうを作るんですか!

と、怒られたのは10数年前のことだ。
前職で薬局事業を行うに当たり、出来る限り特色のある薬局を数軒見て歩いたことがある。
その中の1つの会社での在庫管理についてだった。
それは「御社での在庫管理はどうなっています」から始まった。
「6ヶ月に1度の実在庫で調整しています」(私)
「えっ、6ヶ月に1度しか実際の在庫数を把握しないのですか」
「駒形さん、それってどろぼうを作りますよ」
「もし何か起きたらあなたのせいです」と怒られてしまった。
6ヶ月に1度では理論在庫と実際在庫が合わなくなる可能性もあり、合わない場合の原因を発見するにも困難になる。
と言うことは、悪い方に考えると盗まれても分からないってことになる。
確かにその通りだ。
その当時、最も処方せんを多く扱っていた薬局(1日600枚の処方せん応需)では、いつも大量の誤差が生じていた。
その原因は不明のままだったのだ。

これをきっかけに在庫管理の仕組みを考えることにした。
在庫が合わない1番大きな原因は、月初の大量入荷による入庫データの打ち込みにあることが判明した。
そこで、月末在庫を抑えて月初にまとめ買いする意味のなさを説明し理解させる。
次に、入荷データを卸からフロッピーでもらい入力する仕組みを導入する。
(このフロッピーって知っていますか?)
この結果、在庫の精度は格段に上がった。
これにより管理を必要とする向精神薬や紛らわしい糖尿病薬などは、毎日計数を確認することが可能になる。
このお陰で、何回か調剤過誤にならずにすんだ。

さて、あってはならない事であるが医薬品を管理する立場の薬剤師の私的流用事件が発覚した。
長崎県の病院薬剤師が睡眠導入剤を私的に使用していた。
しかもアンプルって言うから恐ろしい。
以前にも東京で「レンドルミン」が大量に流用していた事件もある。
在庫管理は仲間からどろぼうを作らない大切なことである。

そんな懐かしいことをふと思い出した。

昨日は、第20回のHSEセミナー前半だった。
この道40年のベテラン薬局コンサルの先生をお招きしての開催だ。
が、時間になっても先生が来ない。
遅れること10分、さすが大先生だ、時間など気にしないかのように悠々と歩いてきた。
焦る私を尻目に「先生、会場が分からなかったかと思いました」と言うと、近くで時間調整をしていたと言う。
「えっ!」と言いながら私の時計をお見せした。
大先生の時計は10分遅れていた。
さすが、この余裕が何とも言えない。
でも、お話しはさすがのさすがだった。
私が憧れた薬剤師で中小企業診断士のちょっとロマンスグレーな大先生だ。(見た目は小さい)

今は昨日のまとめで早朝から活動開始だ!


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乗るなら飲むな

2011-08-26 06:23:36 | 薬局
思いは一緒。

インターネットのサイトから薬を個人輸入している人に警告!
仕入れた薬を飲んだ人の1割に意識障害や血圧上昇などの副作用が起きていると言った調査報告が上がっている。
この調査は厚生労働省の研究班が初と言うのもちょっと驚いた。
研究班は薬を個人輸入した経験のある663人を探し出し、調査に協力してくれる157人の追跡調査によるらしい。
基本的に薬を個人輸入して使うことは薬事法違反である。
それを知っていて経験のある人を探したことに敬意を称する。
その結果、157人の内13%に何らかの副作用が認められている。
薬の種類で一番多いのは、言わずと知れた「俺じゃないんだけど」でお馴染みのED治療剤だ。
これが約3割を占める。
この他に育毛剤、ダイエット関連、睡眠剤などがあるらしい。
購入理由は「安かった」が6割、「病院にいかなくていい」が3割となっている。
でも、本当の理由は後者じゃないかと思う。
いくら安くてもリスクを考えると買わない。

この他にED治療薬を販売している4社の調査によると、ネット上でED治療薬を買った276人の約4割が頭痛やほてりなどの副作用様の症状が出ているらしい。
ここはメーカーとして正規のルートで買って欲しい希望が半分混じっている。
私の場合は本物だったので副作用らしい症状はなかった。(とりあえず希望として)

中には死亡例も出ている。
2008年以降、タイのやせ薬を飲み、疑いも含めると3名の死亡が確認されている。
そんなに痩せたいのか。
個人的にはポッチャリが好きだ。
但し、手が回る範囲で。

かくして、いつも言っているがこんな危険な状態を作っているのも、改善できるのも薬局であり、薬剤師である。
ED治療薬は売れると思う。
私の周りにも「私じゃないんだけど」の相談が多い。
私のセミナーのマーケティングではそんな話もしている。
ニーズがあるので顕在化させるのはどうしたらいいのか。
ある薬局から嬉しい知らせが届く。
私のセミナーで60歳以上の男性にはEDニーズがあることを伝えた。
そして、その具体的なニーズの顕在化方法も話した。
すると早速お持ち帰り用の「ED新聞」らしきものを作成したと言うのだ。
内容がEDだけだと気が引けるので、別の内容も取り混ぜて配布するらしい。
この「ED新聞」を作ったのはちょっと可愛い女性だ。
思わず服薬指導を受けたくなってしまった。

こんな話題を書いていると視床下部が刺激される。

今日は、いつもの第20回HSEセミナーが始まる。
講師は薬局コンサルの伝説の先生だ。
40数年に渡る経験を語ってくれる。
薬剤師で中小企業診断士という私の憧れの先生である。
楽しみにしている。

今日もいいことがてんこ盛りだ!



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気持ちは分かるけど

2011-08-25 06:12:29 | 薬局
責任は重い。

管理薬剤師って何だろう。
私の苦手な「薬事法 第8条(薬局の管理)」に、「薬局開設者は自らその薬局を実地に管理しなければならない」とある。
但し、開設者が自ら管理できない場合、実務に従事する薬剤師から管理者を指定し、管理させることも可能としている。
と言うことは、管理薬剤師とは薬局開設者の代理となる。
この責は重い。

何をするのかと言うと、その薬局に勤務する薬剤師その他の従業員の監督、薬局の構造設備及び医薬品その他の物品管理、薬局の業務に必要な注意となっている。
極めて曖昧であるが、要は開設者の代わりだってことである。
また、薬局の業務に保健衛生上の支障が生ずる恐れがある場合は、薬局開設者に対し必要な意見を述べなければならない。
ここは遠慮してはいけない。

さて、先日のワーファリン過剰投与もそうであるが、責任者として課せられた責務は重い。
今回もメディアによると管理薬剤師は「業務上過失致死」で、開設者は「業務上過失傷害」となっていた。
「致死」と「障害」では明らかに意味合いが異なる。

かつて私の部下であった薬剤師の奥さん(薬剤師)が、パートで勤めていた薬局で、ふと薬品棚の医薬品の期限が切れていることに気がついた。
社長に相談すると棚から下ろしておいて欲しいと言われたそうだ。
早速作業に取り掛かると、これがかなりの量になった。
段ボール箱2つ!
夕方戻ってきた社長がそれを見て「ずいぶんあったなぁ」と。
翌日、その奥さんが薬局に行くと段ボール箱がない。
「社長、昨日の薬はどうしましたか」
社長曰く、頭を掻きながら「もったいないから戻しちゃった」と照れ笑い。
数日後にパートを辞めたそうです。
実は、その薬局もとある地域の薬剤師会の理事です。
気持ちは分かるけど、ダメなものはダメだとね。

ある薬局では、新人を大量に採用している。
ここの薬剤師の平均年齢は30歳そこそこである。
そして管理薬剤師は入社1年未満も珍しくない。
大丈夫か?

管理薬剤師と言われて浮かれている場合じゃない。
それなりの自覚と責任が伴うってことを理解して受けて欲しい。



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寄せて、よせて

2011-08-24 07:11:31 | 薬局
エビデンスを示せ!

って、どこかで聞いた言葉である。
政府は2012年度の概算要求基準の大枠を各省庁に通知した。
それによると高齢化に伴う社会保障の自然増を1.2兆円と見込んで予算を配分するらしい。
かなりの大盤振る舞いだ。
寄せて、寄せてって、ブラジャーじゃないんだから、無いものはいくら寄せても寄らない。

これに対する国民の認識は現実的だ。
厚生労働省が実施した社会保障に関するアンケート調査がある。
それによると全体の61%が「社会保障給付の現状は維持できない」と答えている。
国民はバカじゃない。
財政難などの背景で年金も医療も介護も制度的に難しく、このままでは不安だと感じている。
アンケート調査は20歳代から70歳代までの男女2,300人が対象となっている。
今後の負担と給付のバランスについては、49%の方がある程度の負担増を容認している。
また、年齢が高いほど医療や介護制度について必要としている。
これは切実な問題だ。
逆に年齢が低い方は出産や育児支援への充実を訴えている。
さて、どうなるのか?

そんな中、来年の診療報酬改定に向けた動きも出始めた。
厚労省は、従来別々に開催していた医療と介護の合同検討組織を立ち上げた。
いよいよ「地域包括ケア」の仕組み作りが始まる。
患者は来るものだと思っていると取り残される。
また、中医協の議論でも目新しい検討事項が出てきた。
それは東日本大震災の被災地特別加算である。
被災地での医療施設の復興に向けた配慮であるが事は簡単ではない。
診療報酬の被災地特別加算を導入すると患者負担が増えることになる。
従って、被災地の患者負担軽減策も合わせて検討するらしい。
今から間に合うのかどうか、混乱が予想される。

それにしても財源は消費税しかないんじゃないのか。
その議論が見えてこない。
代表になりたい人がたくさんいるバラバラな党が、この混乱をどの様にまとめるのかお手並み拝見と呑気なことを言っていられない。

概算要求基準が提出されたと言うことは、その中身もある程度の目安がついたって事にもなる。
不祥事が多い業界には粛清がお似合いとならなければいいが。


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時間切れ

2011-08-23 07:21:23 | 薬局
マーケティングだよ!

週始めからちょっとした事件が舞い込んできたので福岡でのセミナー報告を忘れてしまった。
参加者の2割は女性である。
これを私の魅力と勘違いしながらセミナーは始まる。
毎回、事前課題を出している。
第1回目は「座右の銘」、2回目は「一番欲しいもの」そして今回は、「自分の強み5つ」だ。
これをグループ(4~5人)でお互いに披露しながら自己紹介から始まる。
持ち時間は1人1分である。
当然であるが短く終わる人もいれば足りない人もいる。
1分は長い様でも短い。
ここでは自己紹介がメインではなく、自分自身を見つめ直す時を作ってもらいたいと思っている。

「座右の銘」とは常に自分の心に留めておいて、戒めや励ましとする言葉だそうだ。
1つとは限らない。
何かに迷ったり、勇気を奮いださせる時の一言である。
これが持っていそうで持っていない。
「座右の銘」は4文字熟語とは限らない。
自分のお気に入りで心の支えになるようなのがいい。
そんな「座右の銘」持ってもらいたいと参加者に投げかけている。

次の「一番欲しいもの」は相田みつをさんの詩からいただいた。
何でもかんでもじゃなく命を懸けてでも一番欲しいものは何か。
これも難しい。
実は、その一番欲しいものの先に何があるかを考えさせる深い問いかけである。
これは、自分自身が有楽町にある「相田みつを美術館」を訪れた時の入口に掲げてあった詩だ。
この時、それを見つめて動けなくなった。
自問自答である。
って、ちょっとかっこいいでしょ。

そして、今回の「自分の強み5つ」も皆さん意外に苦戦したようだ。
自分の欠点や会社の悪いところはいくらでも出てくる。
ところがいいところや強みとなると考え込んでしまう。
弱みに視点を向けるのではなく、強みをより強くすることが大切だと気付いて欲しい。
弱みを引き上げるには時間がかかり過ぎる。
強みを引き上げるのは意外に簡単だ。
そして強みが弱みをカバーしてくれる。

などと分かった様な、分からない様なところからセミナーは始まる。

と言っている内にマーケティングの話の枠がなくなった。
またその内に!


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あ、切れる

2011-08-22 07:37:00 | 薬局
こんな事ってありですか。

ご存知だと思うが、埼玉県で薬剤師会会長を務め、日本薬剤師会の理事も務めていた社長の薬局で、調剤過誤による死亡事故が起きていた。
あってはならない「事故」と言うより「事件」だ。
人のやることだから会長や理事が運営する薬局とは言え調剤過誤も致しかなない部分もある。
と言いたいが、今回のは起こるべくして起きた感がある。

概略は、昨年3月25日、75歳の無職の女性に対し、胃酸中和剤を調剤しなければならないところを、コリンエステラーゼ阻害薬を調剤し、監査もせず交付した。
女性管理薬剤師は、4月1日、その調剤ミスの報告を受けたものの、患者に対する服用中止の指示や薬剤回収をせず放置、結果として4月7日に入院先の病院で息を引き取っていた。

普通じゃ考えられない。
ところで、胃酸中和剤ってなんだ?
コリンエステラーゼ阻害剤は重症筋無力症に使うらしい。
プロの方は何だか分かりますか。
「マグミット錠250mg」と「ウブレチド錠5mg」だそうです。
「ウブレチド錠」は毒薬じゃなかった。

聞いたところでは、何でも忙しい薬局だったらしい。
メディアでは「薬局スタッフが調剤管理ソフトに胃酸中和剤を登録する際に、ご入力したのが原因」とある。
全自動錠剤分包器が導入されていて、出てきた分包は監査なしだったとか。
うわさの一説には錠剤カセットの入れ間違いとか???
それにしても2月下旬から4月まで、約20人に計約2,700錠の誤投薬があったらしい。
なんと恐ろしい!

結果として、管理薬剤師(65歳)は業務上過失致死、社長(76歳)は業務上過失傷害で起訴されているらしい。
ここには実名は伏せてあるが、あるメディアでは実名入りとなっている。
管理薬剤師のコメントは「失態をしっ責されるのが嫌だった」とある。
分別のある65歳の大人のコメントとは思えない。

この頃、薬剤師会の幹部をめぐるスキャンダルが目に付く。
不正請求をしていたかもしれない会長もいる。
それも医師に迎合した対応でだ。
何とも事実だとしたら情けない。

実は、この時期は来年の調剤報酬を左右する大事な時期である。
今回の事件も昨年の3月の話だ。
それが今表ざたになる。
こんな不祥事が調剤報酬引き下げのきっかけにならないことを願っている。

薬剤師会を代表する方々が、こんな実態ではハインリッヒの法則じゃないが、薬剤師全体がだらしなく見られそうだ。


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