医療・介護を支える継続企業の知恵袋          ㈱Kaeマネジメント 代表取締役 駒形和哉

毎日ブログを書き続けもうすぐ10年になります。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

骨太が生き残る

2018-09-25 04:48:13 | 薬局

閣議決定は容赦なく進む。

 

自民党の総裁に安倍晋三さんが決まった。

当然のこととして内閣総理大臣になる。

主な閣僚は安倍総理の息のかかった人が選ばれる。

人事権を持った人には逆らえない。

となると安倍総理の考えている方向に行政は動く。

その方向になるのが予算を決める「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)」である。

ご存知のように毎年6月に発表になっている。

この方針は閣議決定されているので、その時の大臣全員の一致が原則になる。

大臣はコロコロ変わるが変わらない人がいる。

ここが今の日本を動かしている。

もちろん総理大臣は変わっていない。

次に金庫番の財務大臣も変わらない。

総理大臣のメッセンジャーである官房長官も同じだ。

 

さて、その「骨太の方針」を再度見直して欲しい。

これがこれからの医療をどうしたいのかを示している。

私が何度も言っているが、2014年には「医薬分業の下での調剤技術料・薬学管理料の妥当性・適正性について検証する」と明記されている。

それにもかかわらず今まで何をしてきたのか。

当事者の誰も大きな問題として取り上げていない。

さらに「調剤重視から服薬管理・指導重視への転換を検討する」として、「患者のための薬局ビジョン」から「対物業務」から「対人業務」へとメッセージがあった。

そして、毎年の薬価改定は「薬価調査、更には薬価改定が2年に1度となっている現状の下では、医薬品の取引価格が下落しているにもかかわらず、保険からの償還価格が一定期間据え置かれているため、患者負担、保険料負担、公費負担に影響を与えている」と暗示していた。

 

2015年には「かかりつけ薬局の推進」が登場して、「患者本位の医薬分業に向けた見直し」と、今までの「医薬分業」への批判が出ている。

でも、この時点ではまだ「かかりつけ薬局」だった。

この後に議論された「患者のための薬局ビジョン」では、いつの間にか「かかりつけ薬剤師」に置き換えられた。

そして2016年には「かかりつけ薬局」から「かかりつけ薬剤師」へと記載が変わった。

これにより「対人業務」として「服薬状況の一元的・継続的把握」が「かかりつけ薬剤師」に期待される主な業務になった。

2017年には「2020 年(平成32 年)9月までに、後発医薬品の使用割合を80%」と明確な目標が示されている。

やるしかない。

先ほどの「患者本位の医薬分業に向けて」は2016年から「骨太の方針」に盛り込まれていた。

 

ここで考えて欲しいのは「患者本位」とは何だろうか。

かかりつけ薬剤師による服薬状況の一元的・継続的把握も大事だと思うが、門前・門内薬局もある面では患者本位かもしれない。

ダメとは言い切れないものがある。

先ずは、安い。

設備の充実からきっと早いような気がする。

社内研修なども盛んにおこなわれており薬剤師スキルも高いかもしれない。

これも「患者本位」じゃないだろうか。

 

だから薬機法改定にむけた審議を行っている厚生科学審議会のテーマの一つに「地域における医薬品提供体制を確保するための薬局の体制整備」があるような気がする。

これは薬局の機能別評価じゃないかと思っている。

その厚生科学審議会が28日に行われる。

 

見直したい。

閣議決定されている「骨太の方針」を。

 

 

コメント

見返りビジョン

2018-09-24 06:21:12 | 薬局

これからでは遅いかも。

 

以前のブログに「調剤基本料」について書いたと思う。

誰に聞いても「調剤基本料」の算定について、その根拠を説明できた人がいない。

そこで私が出した答えは保険薬局業務指針208年度版P103にある「処方箋の受付後、薬を取りそろえる前に、保険薬剤師が患者等に確認すること」である。

ここが基本料の大事な部分となるような気がする。

何を確認するかと言うと、医師が発行した処方箋通りに調剤をしていいのかどうかを薬学的知見から判断することにある。

効果の発現状況や副作用の有無、重複・相互作用の調整、残薬の確認、後発医薬品への移行などである。

「処方箋の受付後」となっているので受付時に、「保険薬剤師が」行うってことになる。

では、実際にはどうかと言うと服薬指導時になってはいないだろうか。

そうなると「調剤基本料」と「薬剤服用歴管理指導料」が同時に行われていることになる。

同時に行われているのなら報酬を分ける必要がなくなる。

それに気が付いて欲しい。

この実態は既に、厚生労働省にはばれている。

 

「かかりつけ薬剤師指導料」がかなり重複して算定されているらしい。

お互いに競うように患者のお薬手帳に薬局名と担当薬剤師の名前が書かれたシールが重ねられている。

調剤報酬はほぼ電子請求になっている。

電子請求はちょっとした操作で一発検索や縦覧などが可能である。

最近は患者も”かかりつけ”、”かかりつけ”と薬剤師がうるさいので、科目ごとにお薬手帳を使い分けているそうだ。

患者はやさしい。

優しいというより一枚上手だ。

薬剤師に傷つけたくないので、科目ごとに「あなただけよ」と言いながらお薬手帳を渡す。

私だけだと薬剤師はご満足とか。

 

今のところ「かかりつけ薬剤師指導料」に関して重複で注意などがあった話は聞いていない。

もちろん個別指導も記憶にはない。

これは明らかに「かかりつけ薬剤師指導料」の算定が思わしくないので野放し状態にあるだけではないだろうか。

この算定されていないことがあだになるような気がする。

何と言って2025年にはすべての薬局が「かかりつけ薬局」にする構想がある。

その「かかりつけ薬局」の要件に「ICTを活用し、服薬情報の一元的・継続的把握」となっている。

このキーワードは「かかりつけ薬剤師指導料」そのものである。

ちなみに「ICTを活用し」とは電子薬歴や電子お薬手帳を想定している。

 

 

コメント

が~んときたら

2018-09-23 06:24:05 | 薬局

何となく安心する。

 

がんと言うともう助からないと思ってしまう。

11日に国立がんセンターが2011年に全国のがん診療連携拠点病院でがんと診断された患者の3年後の生存率は、がん全体の71.3%だったと発表があった。

これってかなりいいのではないだろうか。

ステージ別では第1期だと91.8%、第2期になると71.5%、第3期でも64.6%である。

さすがに第4期になると14.5%と厳しい。

早期発見に向けた健康診断の重要性が分かる。

 

生存率で言うと前立腺がんが最も高く生存率3年が99.0%、5年では98.4%となっている。

かなり治癒率が高い。

安心してまだまだいける。

次が乳がんで3年が95.0%(92.7%)、子宮体がんが85.5%(82.5%)、子宮頸がんが78.8%(75.6%)、大腸がんが78.1%(72.9%)、胃がんが74.3%(71.1%)、膀胱がんが73.5%(70.9%)と70%以上となっている。(5年)

最も恐ろしいのはすい臓がんで3年が15.1%、5年が10.0%とかなり難しい。

どちらにしても年々治療方法が進化して生存率は改善傾向にある。

長生きすると”不治の病”も”無事な病”になりそうだ。

 

これも関連する話であるが厚生労働省が「国民健康・栄養調査2017年」によると成人男性の喫煙率が初めて3割を切り29.4%になったそうだ。

男性の年代別では30歳代が最も多く39.7%、40歳代では39.6%、50歳代が33.4%と続く。

この年代以外が吸わなくなったってことらしい。

女性の方は40歳代が多く12.3%、50歳代が9.8%、30歳代が8.5%だそうだ。

30歳代から40歳にかけて何があったと言うのか。

そんな時はひと声かけて欲しいと思うのは私だけだろうか。

 

喫煙者のうちでタバコをやめたいと思っている人は男性が26.1%、女性が39%だそうだ。

薬剤師でタバコを吸う人は少ないと思う。

かな…?

意外に多いのは看護師である。

その背景にはストレスがあるらしい。

そう言えばさくらももこさんはかなりのヘビースモーカーだったらしい。

 「私は大の愛煙家だ。朝起きてまずタバコを吸い、昼間から夕方まで仕事をしている間もずっと吸い、夜眠る直前までタバコを吸う」

 こんな感じだったと書いてあった。

 

喫煙者の4分の1はタバコを止めたがっている。

これに薬剤師がどう対処できるのかが問われているのではないだろうか。

 

コメント

いいことあるかなぁ~

2018-09-22 05:34:56 | 薬局

ひとり言ですが…。

 

先日、敬老の日でした。

全国に100歳を超える高齢者数は6万9,785人もいらっしゃるそうだ。

素晴らしいことだと思いつつ、どの様な生活を送っているのかふと考えてしまった。

1963年は153人しかいなかったことを思うと、この50年の医療の進化を感じさせられる。

100歳を超えているのは女性が6万1,454人で88%だそうだ。

男は”黙って去っていく”って感じである。

まるでビールの泡の如し。

人口10万人当たりで最も多いのは島根県で101.02人、続いて鳥取県が97.88人、高知県が96.50人、鹿児島県が95.76人と続く。

何となく先日ブログに書いた最低賃金と重なってしまう。

 

それだけではない。

今月15日時点で、総人口に占める70歳以上の人口が20.7%と初めて20%を超えた。

その人数は2,618万人だそうだ。

因みに、65歳以上の人口は3,557万人で28.1%だそうだ

人口が27万人減少して1億2,642万人だから、人口減少が比率があげるなどと安易に考えてはいられない。

支えるのは65歳以下の減少傾向が激しい世代である。

 

他の国との比較でも日本は最も高齢化率が高く28.1%はダントツである。

2位がイタリアで23.3%、ポルトガルが21.9%、ドイツが21.7%、フィンランドが21.6%らしい。

高齢化先進国になっている。

 

8月末に各省庁から来年度予算の概算要求が出された。

102.7超円と過去最高となっている。

どこまで調整できるのか財務省との折衝が始まる。

関係する社会保障費の増額は約6,000億円で、当然このままで認められるはずはない。

社会保障費の総枠はある程度決まっている。

イメージとして四角い枠を思い浮かべて欲しい。

その枠が高齢者増によって横にのびていく。

しかし面積は変わらないので、横に伸びた分だけ上から押しつぶすことになる。

押しつぶす際に年金はあまりつぶせない。

残りの医療と介護を調整するしかなくなっている。

介護はつぶすほど大きくない。

となると医療が残る。

医療の中の大きな部分は医科の医療費であるが、ここは触れたくない部分である。

次は医薬品が大きい。

 

その医科の医療費本体(技術料)に関して、早くも来年の消費税増税に対する要求が出始めているようだ。

9月15日の日経新聞には「初・再診料 上げ検討」の小さな記事が出ていた。

仕掛けは始まっている。

調剤報酬だって増税になるはずなのに。

 

 

コメント

おんら〜いらん

2018-09-21 05:59:30 | 薬局

何か見えざる誘導を感じる。

 

9月11日の日経新聞に「スマホ診療 都市部で急成長」の見出しが飛び込んできた。

本当に都市部で急成長しているのだろうか。

スマホ診療にはかなり制限があり急成長するとは思えない。

よくよく記事を見ていると日本ではなくインドネシアなどの東南アジアの急成長らしい。

私もジャカルタに行ったことがあるが、何と言っても朝夕の交通渋滞は”ハンパない”である。

渋滞がないのはシンガポールくらいじゃないだろうか。

ここは交通が制御されているそうだ。

渋滞のために医療機関に行けない。

だからスマホ診療が急成長らしい。

 

9月17日の同じく日経新聞では「重症患者 遠隔で診療支援」と一面を飾る。

サブタイトルとして「質高め医療費抑制」「中核病院から助言」とある。

こちらはスマホではないが複数の集中治療室(ICU)と中核病院とをつなげて、遠隔で診療支援を行う仕組みらしい。

電子カルテや血圧などの患者の状態を中核施設に送り、専門医の助言がもらえる。

これによって在院日数などが短縮されて医療費の抑制につながる。

確かに、この仕組みは使えそうだ。

既に、画像などの解析は外部の専門家が行っている。

 

9月18日には何がしたいのかよく分からないが、やはり日経新聞に全面広告として「オンライン産業医」がどかぁ~んと掲載されていた。

こちらはオンライン診療ではなく医療相談やストレスチェックなどをTV電話やチャット、アプリで行うようだ。

 

これらは最近の掲載記事からであるが遡るといろいろ出ている。

どれも結びついてくるのが医療費抑制である。

どうも国の意図を感じる。

 

規制改革推進会議や未来投資戦略には明確にオンライン診療の拡大をうたっている。

それに伴い薬局における「遠隔服薬指導」も「オンライン服薬指導」へと移りつつある。

9月7日の日経新聞電子版には「薬局まで車で20分以上? ネット処方薬、厳しい条件」の記事が出てきた。

内容は極めて誤解を招きやすい「医師の診察を受け、高血圧などを治療する医療用医薬品(処方薬)を自宅からインターネットで購入できるようにする規制緩和が愛知県など国内3地域で始まった」とある。

 

さて、話は変わるが確かめておいた方がいい話である。

「地域支援体制加算」を算定している薬局は経過措置を忘れてはいけない。

「副作用にかかわる手順書」は今月末らしいが厚生局への届出は終わっているのか。

ある地域では10月10までとの話もある。

プレアボイドの事例は病院機能評価機構のヒヤリハット報告でいいらしい。

但し、受け付けるのは12月末までになっているそうなのでご注意。

因みに、価格交渉はいつまでやってるの…遅い!

上記は耳情報なので各自ご確認!

 

 

コメント (2)

そこじゃない!

2018-09-20 06:26:06 | 薬局

確執なのか確実なのか?

 

どうも雲行きがあやしい。

このままでは日本薬剤師会と他の団体とが分裂しそうな気配を感じている。

気のせいかもしれないが日本薬剤師会は日本保険薬局協会や日本チェーンドラッグストア協会を敵視しているように感じる。

職能団体と言うより業界団体としてパイの奪い合いをしているようだ。

 

厚生科学審議会では来年の「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)」改定にむけて審議が始まっている。

その主な項目として4つあり、その1つに「薬局の組織ガバナンスの確保」がある。

これは簡単に言うと、個々の薬局で起きた不祥事であっても、それを管理する中間部門(エリアマネジャーの様の部門)や、さらに薬局開設者にまで責任を追及すると言うものだと私は理解している。

こうなると多店舗展開している大手調剤チェーンとしては、店舗の数だけリスクを背負うことになる。

従って簡単に「良いですよ」とはいかない。

日本薬剤師会はこれに賛成の姿勢を示している。

何と言っても幹部の運営する店舗数は少ないので目が届く範囲である。

 

次に浮上してきたのが、先日北海道を震撼させた「平成30年北海道胆振(いぶり)東部地震」の時の薬局の休局問題である。

日薬幹部が「チェーン薬局の多くが停電などの理由で店舗を閉めていたため、他の近隣の開局している薬局に患者が集中して苦慮している」と指摘があった。

当然のことであるがチェーン薬局で構成されている日本保険薬局協会は反論している。

日薬の幹部の発言なので、日薬の会員である中小薬局は頑張ったってことが言いたかったんだろうが、どう考えても大手調剤チェーンは儲かることだけしかやらないって聞こえてくる。

 

この他にも以前に書いたが厚生科学審議会のテーマの1つである「地域における医薬品提供体制を確保するための薬局の体制整備」に対して、日薬は「地域医薬品供給体制確保計画(仮称)」を提唱している。

これはうがった見方をすると薬局版の地域医療計画のように誤解される。

要は薬局の数量規制である。

今、ドラッグストアは処方箋を扱う店舗を増やしている。

この日薬が提唱する「地域医薬品供給体制確保計画(仮称)」は、ドラッグストアの店舗展開にストップをかける恐れがある。

中小薬局にとっては市場を守ることになる。

 

いろいろ物議を醸しだしているが本当に大事な部分が置き忘れられている。

それは厚生科学審議会での「薬剤師の対人業務を推進するための方策」についてである。

薬剤師の対人業務を充実させるために、業務の見直しをするという事である。

何を見直すのかと言うと対物業務である。

対物業務の軽減が対人業務の充実につながる。

対物業務の何を見直すのかと言うと、薬剤師以外でも出来る調剤業務の解禁となる。

既に、パートナーとして認めさせる動きも出始めている。

ここが最も危険で「調剤料」の低減につながりかねない。

 

確執の問題は尾を引きそうな気がする。

気が付かない内に本丸が襲われそうだ。

 

コメント

続いちゃった!

2018-09-19 06:06:44 | 薬局

その「地域フォーミュラリー」であるが…。

 

アメリカでフォーミュラリーが発展した背景には、後発医薬品の使用促進があったと思われる。

保険会社は効果が高く安い医薬品を使用したい。

そんな医薬品をPBMにお任せする。

PBMは製薬メーカーと少なからず関係があり、推奨医薬品の売上はPBMに採用されるかどうかで決まる。

PBMが推奨すると使用量が大幅に伸びる。

中には後発医薬品メーカーが子会社としてPBMを運営する場合もあった。

 

日本ではある大学病院からフォーミュラリーの導入が始まったようだ。

あまり興味がないのでサラッとしか調べていないが、その背景には大学病院の薬剤部としてのプライドみたいなものがあったような気がする。

フォーミュラリーの定義は「医療機関における患者に対して最も有効で経済的な医薬品の使用における指針」となっている。

要は、当院では患者のために最適で経済的な後発医薬品を指定させてもらいますってことになる。

こうなると、そこからの処方箋を受ける薬局は指定された後発医薬品を使わざるを得なくなる。

その指定された後発医薬品は地域においてかなり優位になる。

私が後発医薬品メーカーだったら地域フォーミュラリーへの取り込みを仕掛けるだろう。

え、どうするって。

本家本元を取り込んじゃえとなるかもしれない。

 

さて、この地域フォーミュラリーを利用すると、例えばある程度コントロール可能な医療機関があると、後発医薬品の使用促進が可能になる。

大学病院や公的な病院などは行政からの指導で動かせることが可能である

この他にも協会けんぽなども地域ごとに後発医薬品の推奨なども始まる。

協会けんぽの静岡支部では「協会レセプトの分析による地域フォーミュラリー策定に向けたデータ作成および医薬品実績データ作成業」を外部に委託した。

この業務を受託した会社が後発医薬品メーカーである。

 

都道府県では平成30~35年度に実施する「医療費適正化計画」を作成している。

その適正化の取組目標として、従来の「特定健診等の実施率の向上」に加え、新たに「糖尿病の重症化予防の取組」、「後発医薬品の使用促進」、「医薬品の適正使用(重複投薬、多剤投与の適正化)」を盛り込むことになっている。

この中の「後発医薬品の使用促進」があり、そこに「地域フォーミュラリー」が活躍しそうだ。

その時の推奨後発医薬品は何になるのか?

 

大学病院や公的病院のお墨付き後発医薬品は地域で推奨となるかもしれない。

 

コメント

新車登場か?

2018-09-18 05:11:05 | 薬局

新型の自動車か…?

 

聞き慣れない新車の様な言葉に「フォーミュラリー」がある。

知る人ぞ知る薬剤使用管理指針である。

この言葉の訳自体が合っているのかどうかもわからない。

因みに、フォーミュラリーとは、「医療機関における患者に対して最も有効で経済的な医薬品の使用における指針」となっている。

私が知っているのはアメリカの仕組みとしてのフォーミュラリーである。

そのアメリカに私が行ったのは、かれこれ30年くらい前になるだろうか。

 

アメリカには公的保険制度は2つしかない。

高齢者を対象にした「メディケア」と貧困者への「メディケイド」である。

30数年前の知識だからあてにはならない。

上記以外は民間保険への加入となる。

これがまた複雑で支払う保険料によっていろいろな種類があり、その保険の種類によって給付されるサービス内容も異なる。

ここで保険制度について説明するつもりはないが、薬局の支払いシステムを簡単に解説したい。

 

極めて単純化しているのでプロが見たら怒られるかもしれない。

詳しく知りたい人は自分で調べるなり、アメリカへの訪問が欠かせない。

アメリカまで行ってドラッグストや大型流通店舗ばかり見ていてはいけない。

州によって異なるがマネジドケアは、今後の動きの参考になる。

因みに、マネジドケアとは管理医療で有名なのはHMOなどがある。

 

先ず、患者はクリニックを受診する。

そのクリニックも保険会社によって指定されることが多い。

診察の結果、処方箋が発行される。

その処方箋を薬局に持参する。

薬局では薬剤師が処方箋を受け取り、保険会社に問い合わせて、その保険に合った薬を調剤して渡す。

この時に、保険会社があまりに多過ぎて整理がつかないので、日本的に言うと支払基金の様な組織があり、そこに問い合わせる。

この組織をPBM(Pharmacy Benefit Manager: 薬剤給付管理)と言う。

ここでは保険内容に合った薬の提案がされる。

その時の医薬品リストが「フォーミュラリー」である。

間違っていたらごめんなさい。

何と言っても30数年前の知識である。

 

PBMが指定した薬を患者が了承したら保険でカバーされるが、本人が先発薬を希望すると保険給付から外れる。

薬は日本とは異なりかなり高額だそうだ。

そうなると指定された薬でいいとなる。

そんな事もあってアメリカの後発医薬品使用割合は90%を超えている。

 

で、日本ではそれにあやかり日本型フォーミュラリーを提唱する動きがある。

これが地域を巻き込んだ「地域フォーミュラリー」のようだ。

車の名前ではない。

 

話は続く…。

 

コメント (2)

天から雨が降る

2018-09-17 05:44:14 | 薬局

いつまでも仲間っていいなあぁ。

 

昨日から一泊二日で大学時代の同窓会みたいな集まりがあった。

学生時代に所属していた部活は「薬物部」である。

ここでは薬理学を楽しんでいた。

迷惑な話かもしれないが犬やラット、マウスなどを使って薬理作用を確かめる実習が主な活動である。

極めて薬学部らしい活動だ。

そこで私は部長を務めていた。

 

その時の先輩や後輩、同級が集まった。

集まったメンバーは還暦を過ぎたおじさん、おばさんである。

でも不思議なもので話をしているうちに、何故かしら昔の顔に見えてくる。

話題は病気と定年になった話が多い。

定年自慢から何となく哀愁を感じさせられる。

そんな歳になった。

 

ふと、今の薬学生は我々が体験したような思い出が作れるだろうか。

今の薬学生の夢ってなんだろうか。

何のために薬剤師になりたいのだろうか。

そんなことが頭をよぎる。

 

いつのまにか評価されていない「医薬分業」がある。

医薬分業自体は必要だとしながらも、今の状況は患者のメリットが感じられないと指摘されている。

「骨太の方針」でも「患者本位の医薬分業に向けて」と、どこが患者本位ではないのか。

そんな事情から薬剤師自身が検証して、ダメな部分を改めるための行動が求められている。

 

還暦を超えた薬剤師は人生の余暇を楽しんでいる。

集まれることの幸せを実感している。

今更ではあるが、素晴らしい学生生活に感謝する。

そんな機会をくれた両親に改めて“ありがとうございます”と天を仰ぐ。

 

 

 

 

 

コメント

夢ちがい

2018-09-16 05:14:14 | 薬局

職場は自分の人生を築く大事な”修行の場”である。

 

古い話ではあるが2011年4月の「日経DI」のインタビュー記事に掲載してもらったことがある。

タイトルは「40歳までに何をするかで薬剤師人生が決まります」である。

20代、30代は自分の人生を決める大事な時だと信じている。

そんな話を昨夜はした。

 

1日の時間を考えると、寝ている時間が6~8時間、食事や日常生活に費やする時間が8時間ほどある。

ただ私の場合は寝ている時間は4~5時間しかない。

通常は残った約8~10時間が仕事に使っているのではないだろうか。

実は、この仕事での時間こそが自分自身を磨くために必要な時間である。

この大切な時間をだらだら過ごす人には人生の積み重ねなどあり得ない。

今を大切にする人だけが、将来の自分を作り上げていく権利が生まれる。

そのためには気持ちがワクワク、ドキドキする仕事が大切になる。

 

「原因と結果の法則」がある。

今の自分の状態(結果)は、過去の自分がやってきたこと(原因)に基づいている。

もし将来を素晴らしい自分にしたいと思ったら、今の自分を磨くことが近道になる。

そのためには将来の”夢“を確りと持つ事だ。

”夢“はその人が持つ底知れない潜在能力を引き出す根源になる。

その潜在能力がワクワク、ドキドキ感を生む。

 

古いUSBを整理していたら、10年前に、なりたい自分に付いて書かれている内容を発見した。

久しぶりに読んでみる。

そこには東京にオフィスを構えて全国で講演とあった。

TVに出演ともあったが…それでも北海道のローカル放送に2度登場している。

さすがに目標年収にはほど遠いが、10年前にはまさかと思う事が今少し実現している。

このブログでも紹介したがナポレオン・ヒルが書いた「思考は現実化する」は本当だ。

 

脳は勘違いしやすいそうだ。

自分は凄いと思い込むと凄いが現実になる。

逆に自分はダメだと思うとどんどん奈落の底に突き落とされてしまう。

 

などと石巻の若者にゲキを飛ばす。

人に言いながら自分に言い聞かせている。

 

そして、もう少し勘違いさせてもらおう。

やりたいことはまだある。

 

“忘れないでほしい”から“思い出してほしい”をいま思う。

 

 

コメント