医療・介護を支える継続企業の知恵袋          ㈱Kaeマネジメント 代表取締役 駒形和哉

毎日ブログを書き続けもうすぐ10年になります。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

いちばんしぼり

2019-10-16 06:08:30 | 薬局

最期のひとしぼり。

 

9番目に入る。

我ながら感心する。

この9項目は9月の金曜日版のHSEセミナーを聞いていて、その翌日の朝にまとめた内容である。

今さら追加も削除もない。

 

「後継者の育成」が最後になる

これはいわずと知れたことでもある。

今の現役経営者に残された時間は少ない。

勝手に残りの人生を謳歌して欲しい。

 

問題は、その後継者に危機感が足りない。

30代なら30年以上、40代でも20年以上は現役で働かなければならない。

その時の景色が見えているのだろうか。

いつも言うが薬局は制度ビジネスである。

制度が変わると大幅な方向転換を余儀なくされる。

それも待ったなしである。

その割には制度に疎い。

もっと貪欲に情報収集をすべきじゃないのか。

 

地方の薬局の最大の弱点は薬剤師不足である。

採用が難しい割に、薬剤師の募集活動がなされていない。

ホームページもあればいいって感じで、安上がりに仕上げている。

魅力のないホームページはマイナスイメージが先行して逆効果になる。

もちろん会社案内も薄っぺらのA4の3つ折りではどこにも勝てない。

大学訪問などあるわけもない。

これでは薬剤師は来ない。

困った時は紹介会社に依頼して高額の手数料を支払う羽目になる。

 

後継者には会社運営のノウハウがない。

勉強する時間もない。

薬剤師不足から自分も現場に入って調剤三昧である。

「調剤室の中に経営のヒントなし」である。

経営に欠かせない財務諸表も読み方を知らない。

儲かっているのか、損しているのかは何となく分かってもキャッシュフローなど意味不明かもしれない。

 

人の動かし方も習ってはいない。

もちろん大きな組織で管理職の経験もない。

 

何となくシリーズで2022年を乗り切る準備について、長々と書いてきたが、振り返って後継者はどこまで理解できただろうか。

今をおろそかすると将来はない。

 

経営者には覚悟が必要である。

どんな覚悟が出来るのか。

自分自身に問いかけて欲しい。

 

昨日は岡山での「薬局未来塾」で初デビューだった。

2時間の休みなしのぶっ通しにもかかわらず、皆さん熱心に最後までお付き合いいただいた。

ありがとうございます。

またの機会を楽しみに!

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半分は50歳過ぎ

2019-10-15 06:10:56 | 薬局

2022年に向けた準備は続く、どこまでも。

 

7つ目は「地域に向けたアイデンティティの確立」である。

アイデンティティとは、他とは異なる自分自身と言ったらいいのだろうか。

らしさの追求かもしれない。

地域の他の薬局とは異なる独自性のある薬局とでもいった方がいいかもしれない。

ここにみんなの薬局があると言う存在証明である。

 その存在を訴えるために何が必要かを考える。

そこには薬局としての「場」の考え方が大切なように思う。

「場」に付いては以前のブログにも書いた。

 6番目の「アメニティー追求の空間創造」でお伝えした「場」の考え方が、地域の共感を呼び、他との差別化を認識してくれる。

 

セミナーでは服薬指導のあり方を考えて欲しいと訴えている。

今までの「飲ませる服薬指導から治る服薬指導」である。

患者が欲しがっている情報は薬の飲み方ではなく、治るために何をしたらいいのかではないだろうか。

さらのその先には治ったら何が出来るのかの提案や参加できる企画が欲しい。

そんな発想から顧問先にはいろいろな挑戦をしてもらっている。

お陰様で、どれも好評である。

 

8つ目は「マーケティング発想による創造性の発揮」となる。

マーケティングの定義は難しい。

だが私は単純に”売れる仕組み作り”と理解している。

より多くの処方箋を持って来てもらうための仕掛けである。

さらに、発想の発展性として処方箋からつながるニーズの発掘にある。

どんな患者が処方箋を持参するのだろうか。

そこにどんなニーズが潜在するのかを創造する。

その時に患者から顧客に変わる。

発想の大転換である。

 

国民の半分が50歳以上だそうだ。

さらに50歳から65歳まではABS(アクティブ・バブル・シニア)に分類される。

まだまだ若いが、そろそろ健康のことが気になる世代である。

このABSが10年経つと何らかの不調を生じる可能性が高い。

さらにその上の65歳から75歳くらいまではアクティブシニアと呼ばれ、まだまだ自分で稼いでいる世代である。

時間を有効に、人生を謳歌している。

でも、どこかしら体調も気になる。

 

国民の半分を占める高齢者はひと固まりではない。

ここにチャンスあり。

経営者としてのマーケティング発想が試されている。

 

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スギ植える

2019-10-14 05:29:25 | 薬局

学術もいいけど、その前に…。

 

第52回を迎える「日本薬剤師会学術大会」はどうだったのだろうか。

残念ながら台風の影響で参加できなかった人も多かったと思う。

現地で対応していた皆さんがちょっと気の毒である。

 

薬剤師として、学術を磨くのはある面では有資格者としての義務であり、自己研鑽の必要性を感じる。

だが、その能力を発揮する場の確保も大事になる。

ある調査では薬局の半分が1人薬剤師で運営されている。

考えようによっては中小小売業で成り立つ業界と言える。

ところが、ここ最近猛威を振るっているのがドラッグストアである。

 

高知県にある地場のドラッグストアがウエルシアの子会社になった。

この会社の社長とは数年前に出会い、その時に「これからのドラッグストアに処方箋は欠かせない」と訴えたのを思い出す。

調剤事業がないドラッグストアだった。

あの段階から取り組めばまだ間に合ったかもしれない。

何事にも「たら、れば」は後の祭りだ。

そして、何となく残念に思う。

 

それにも増して今後が気になるのが高知県の薬局事情である。

高知県は約65%が1人薬剤師の薬局と聞いている。

そこに新たな勢力が舞い降りてくる。

 

ウエルシアの調剤売上の伸びは恐ろしさを感じさせる。

決算の関係で3月からの調剤売上の伸び率が公表されている。

3月は7.4%、25.2%、15.6%、15.5%、22.9%、18.3%、そして9月が23.5%となっている。

昨年の調剤売上が約1,300億円である。

月の売上が100億円を超えていることを考えると、毎月約20億円の上乗せとなる。

そんな脅威が高知県に迫っている。

最近、九州にてテレビコマーシャルが流れているそうだ。

まだ店舗もないのに。

 

対するスギも凄い。

ここも3月から年度始まりだが、8月までの

中間決算発表によると調剤売上が511億4,700万円だそうだ。

対前年度比が14.9%にも驚かされる。

これによって今期は1,000億円を超える。

処方箋単価は10,561円で、粗利益率が38.9%にも驚かされる。

決算発表の際に副社長が「今期は1,000億円を超えるということではあるが、もっと高い領域に行かなければならない」だそうだ。

 

成長するためには既存の深掘りもあるが、新天地への挑戦も大事になる。

その進出は徐々にではない。

今年7月にセブンイレブンが沖縄に進出した。

14店舗が7月11日に同時オープンした。

さすがセブンイレブンだけに7月11日である。

それが2024年までに約250店舗を目指すそうだ。

 

もっと真剣に生き残りを考える時期に入ったと感じないか。

 

 

 

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何かがおかしい?

2019-10-14 02:52:00 | 薬局

そして、朝が来ます。

 

台風19号は思いの外、猛威の傷跡を残して去って行きました。

被害にあわれた皆様にはお見舞い申し上げます。

何となく毎年のように何かしらの天災が襲ってきます。

今更ながらに自然の力の偉大さを実感しています。

くれぐれも”命をを守る行動“に心がけて下さい。

 

ふと目が覚めました。

 

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台風にも負けず

2019-10-13 04:12:46 | 薬局

微妙にすり抜ける。

 

水曜日から高松、広島、福岡と「薬局経営研究会」の開催があった。

金曜日の福岡が終わった段階で、翌日の土曜日の飛行機は全便欠航がきまり、混乱状態の中、専務は福岡空港から最終便で東京に戻った。

次の用事があるために、何がなんでも帰らなければならないそうだ。

私は、土曜日は呉に用事があり福岡に残る。

博多ではホテルの部屋を何を勘違いしたのか「喫煙」を選択していた。

息苦しさを我慢しながらの宿泊になる。

 

12日は博多から新幹線で広島に移動する。

広島では久しぶりに「原爆資料館」を見学する。

改めて原爆の惨さや人の死について考えさせられた。

そして人間の強さも感じた。

74年の経過の偉大さを実感する。

 

昼は呑気にお好み焼きを食べ、広島駅に向かうと!

呉線が強風で見合わせじゃないか。

それでも待っていると大幅に遅れながらも運行している。

取り敢えず目的地の呉にはたどり着けそうだと安堵する。

 

呉では「大和ミュージアム」を見学した。

ここでも多くの犠牲があったことを実感させられる。

生かされている自分は、どんなことで、この国に貢献できるのかと ちょっと真面目に考えてしまう。

 

呉では地元の親分(勝手に、私はそう思っている)と食事を楽しんだ。

美味しい海の幸と地酒がもてなしてくれる。

感謝、感謝である。

実は、福岡から嫁がおまけで付いている。

 

今日は呉港から松山観光港にスーパージェットで向かう。

ちょっと「天気晴朗なれど波高し」であるが運行していることがありがたい。

目指すは“ふるさと納税”で高知県の洲崎温泉の“千年の美湯”である。

14日は松山に戻り、旧知の友人と久しぶりの再会を楽しむ。

 

明けて私は岡山にて「薬局未来塾」で吠える。

岡山はセミナー初上陸なので楽しみにしている。

さらに翌日は松山に戻りある会社の社内研修へと向かう。

嫁は松山から東京に帰る。

羽が少し伸びる。

 

長い出張も先週の水曜日から、木曜日にやっと東京に戻る。

お陰様で、多少の強風ではあったが雨にも当たらず感謝している。

この度の台風19号の被害を受けた皆様にはお見舞い申し上げます。

私に出来ることは、薬局経営の話をするくらいしか出来ませんが、必要とあればお声をかけて下さい。

生かされている分、何かの役に立ちたいと思っています。

 

 

 

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思い付き

2019-10-12 06:23:58 | 薬局

しつこいようだがまだ続く。

 

5つ目には「変化に対応できる情報管理」となっている。

今さらではあるが順番は重要度とは関係ない。

たまたま私が思い付いただけである。

 

いつも言っているが「調剤室の中に薬局経営のヒントはない」である。

各地区を彷徨って感じたことは、医薬品医療機器等法(薬機法)の改正に関する情報に疎い経営者が多いってことである。

セミナーでもブログでも”裏読み”を説明している。

どんな意図があっての法改正なのかである。

それを見込んで薬局経営を見直す必要がある。

説明を受けていないから知らないでは済まない。

ただ消えるのみとなる。

何ごとも自己責任である。

他の薬局は教えてはくれない。

無くなることを秘かに願っているかもしれない。

お互いにしのぎを削っている。

 

ともかくセミナーでも何でも参加することをお勧めする。

そこで感じたことが大事になる。

私で良ければ呼ばれればどこにでも伺う。

ただで情報が欲しいならば、このブログから自分で深堀がお勧めだ。

ともかく取り残されない様にだけ注意して欲しい。

 

6番目は「アメニティー追求の空間創造」である。

これからの薬局に必要なのは「場の提供」「場の演出」「場からの発信」と思う。

親の代から引き継いだ薬局にはスペースはあるが、売れそうもないものが並んで場を潰している。

ちょっとおもいっきりが必要かもしれないが、休憩できるスペースや健康教室が出来る「場」の提供が欲しい。

自分が入口から入って来て快適さを感じるだろうか。

明るく清潔感があり、外からの見た目に開放感がある。

季節の変わり目にはディスプレイでおもてなし。

この季節なら出遅れではあるがハロウィンがあり、終わるとクリスマスに変わる。

店舗内に置かれた花は造花でも毎月変わる。

壁には職員が作ったオリジナル壁新聞が語りかける。

シルバー川柳や大人のなぞなぞをお勧めしている。

 

処方箋の技術料が半分になると仮定すると、今の患者の2倍来ないとやってはいけない。

そんなまさかと思うなかれ。

その時に薬局の広さが大きく効力を発揮する。

逆に小さな店舗は大きく出来るチャンスを見逃してはいけない。

 

”大きいことはいいことだ“と言われたのは過去の話ではない。

 

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とうさんの倒産

2019-10-11 06:21:06 | 薬局

2022年に向けた準備は続く。

 

引き続き3つ目は「企業体質の強化(キャッシュフローの改善)」である。

社会保障制度の改革には何かと誤算がある。

予想を超える少子高齢化である。

次を担う子供が足りない。

そして年金制度には高齢者への配慮と生活への不安があり、介護保険制度には急速な伸びに制度自体が追い付かない。

もちろん医療制度でも同じで、医療技術の進歩と高額医薬品の開発から財源がパンク状態である。

 

こんな不安定な時代だからこそ必要になるのは、何が起きても持ちこたえられる企業体力ではないだろうか。

調剤ビジネスは「制度ビジネス」である。

制度が変われば収益構造も変わる。

その制度が大きく変わる可能性がある。

大きな投資は資金を塩漬けにする。

 

”勘定合って銭足らず”という言葉を知っているだろうか。

損益計算書(PL)上では利益が出ているがお金がない状態のことをいう。

それは借入金の返済などが多いと起きる。

借入の金利(利息)は経費算入できるが、元金の返済は経常利益から税金を支払った後に残る純利益からとなる。

単純ではないが経常利益の約40%は税金として国に治める。

ということは純利益は経常利益の約7割程度となる。

借金の返済が年間で1,000万円だとすると約1,700万円以上の経常利益が必要となる。

税金を払うのが嫌だと思うかもしれないが、返済金が多いと税金を払わないと支払い原資が出てこない。

何が起こるか分からない時代には、お金は最も頼りになる味方となる。

 

4つ目は「設備投資による効率化追求」である。

昨年からの薬局に対する風当たりはかなり強い。

特に「調剤料」に関しては、その根拠が示せていない。

そして、院内と院外の患者負担の温床のようにみられている。

 

業務には「作業」と「仕事」がある。

「作業」の部分は機械化が必須となる。

レセコンも調剤機器も進化している。

ここにどれだけ投資が出来るかが薬局のコストダウンを大きく左右する。

薬局経営におけるコストで最も大きいのは人件費である。

薬剤師の「仕事」をより深めてもらうためには「作業」を軽減するしかない。

ここでの「仕事」とは患者と向き合うことにある。

処方箋監査から「重複投薬・相互作用等防止加算」「服用薬剤調整支援料」などの算定や患者から選ばれる「かかりつけ薬剤師指導料」、さらに医師等との連携による「服薬情報等提供料」「外来服薬支援料」などになる。

外に向けては在宅業務に当てる時間も薬剤師ならではの「仕事」である。

 

設備投資はこれからの薬局のコストダウンの切り札になる。

ちなみに、調剤機器のリース料率は月額の1.8~1.9じゃないだろうか。

1,000万円の調剤機器をリースにすると、月々の支払いは18万円から19万円になる。

 

社長のキャバクラ代より安い。

キャバクラに日参すると倒産になる。

 

“やっちゃえ とうさん”

 

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いい梅安

2019-10-10 06:22:01 | 薬局

なぜかしら別格になる。

 

中医協では、なぜかしら調剤医療費は別格のようだ。

資料に添付されている「最近の医療費の動向について」がある。

1つは「『平成30 年度 医療費の動向』を公表します」とし「~概算医療費の年度集計結果~」の副題がついている。

こちらは医療費全般について医科、歯科、調剤について速報値からの考察になっている。

ページ数は32である。

 

2つ目は、ご丁寧に「『平成30 年度 調剤医療費(電算処理分)の動向』を公表します」と、あえて調剤だけ別に扱ってくれている。

これだけで24ページもある。

これってありがたい特別扱いなのか。

目立つようになのか。

 

調査結果のポイントが書かれている。

平成30年度の調剤医療費は7兆4,279億円で前年より▲3.1%だった。

処方箋1枚当たりの調剤医療費は8,850円で、こちらも▲3.7%になる。

内訳として技術料が+1.0%伸びているが、薬剤料が▲4.5%である。

技術料の+1%はかなり頑張ったといえる。

薬剤料は薬価の引き下げと後発医薬品への切り替えが進んでいるので避けられない。

この傾向はこれからも続く。

 

処方箋単価として75歳以上が10,670円で、0歳以上5歳未満は3,197円だそうだ。

約3.34倍の差が生じている。

だからどうだって言いたいのか。

これから2030年まで75歳以上の高齢者は増え続ける。

85歳以上の高齢者は2035年まで増える。

歳を取ることが罪ではない。

薬を出し過ぎることに問題がある。

 

気になるのは後発医薬品割合である。

数量ベース(新指標)では77.7%となっている。

いつも言っているが75%以上の「後発医薬品調剤体制加算」の存続が危ぶまれる。

さらに80%すら危ない。

ただ何の意味なのか旧指標が併記されている。

旧指標では53.9%だそうだ。

新指標では分母が「後発医薬品あり先発医薬品+後発医薬品」であるが、旧指標では「全医薬品」となっている。

若干、除外される医薬品もあるが誤差とする。

なぜ旧指標が記載されているのか。

どうも怪しい。

まさか「後発医薬品調剤体制加算」の算定要件を変えようとしているのか。

因みに、沖縄県は新指標が86.6%で、旧指標でも63.1%と優等生である。

逆に徳島県は新指標が70.8%で旧指標でも49.4%となっている。

国をあまく見ていてはいけない。

 

必殺!仕置き人が動く。

 

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2022年までに!

2019-10-09 04:01:05 | 薬局

本番の2022年に向けた体制整備を急げ。

 

今日は中医協の開催日だ。

事前資料を見るが何が言いたいのか見えてこない。

ゆっくり資料を見直し、コメントは後ほどにする。

 

そこで9月30日のブログを思い出して欲しい。

そこに2022年に向けた経営ポイントを挙げている。

時間がなかったので説明をしていないが、セミナーに来られない人もいるので、ちょっと解説をしておきたい。

 

先ずは、「社内の組織構築」である。

店舗数が1~5店舗くらいまでなら、すべての管理を社長でも可能かと思う。

但し、3店舗以上になると、さすがに社長自らが調剤業務に従事していたのでは管理は難しい。

1人が管理できる数(店舗数)は7の倍数までというルールがある。

一般的には5~7人が限界だそうだ。

だから7の倍数で組織が成り立ていく。

社長が管理できる店舗数は7店舗が限界と考え、8店舗になったら2人の管理者が必要になる。

例えば管理者が4店舗ずつ担当する。

さらに増えて49店舗になると7人の管理者が必要になる。

このピラミッド構造を考えながら組織を構築する。

 

さらに組織には一般的に「ライン」と「スタッフ」がある。

上から下に指示命令を徹底させる流れが「ライン」となる。

規模が大きくなると、意思決定をサポートする部署も必要になる。

それが「スタッフ」となる。

厳密なものではないが、ある程度の機能は必要になる。

 

10店舗から30店舗くらいの会社で、「ライン」と「スタッフ」の棲み分けが出来ていなく、指示命令が交錯していることが多いような気がする。

また、本部組織が機能しておらず、何から何まで社長がバタバタ動いていることも多い。

厳しい時代を迎えるにあたって、先ずは強い組織とは何か、戦える組織のあり方はどうあるべきかを考える必要を切に思う。

それと幹部職員との定期的な打ち合わせ会議が足りない。

少なくとも規模にもよるが月1回か、出来れば週1回は欲しいと思う。

会議のやり方もあるけど書ききれない。

 

次が「社員への現状理解と協力体制」である。

”笛吹けど踊らず”では困る。

なぜ笛を吹いても踊らないのかを考える必要がある。

それはきちんと現状を理解させていないからではないかと思う。

一方的な伝達に終わっていないだろうか。

情報は双方向でお互いに共有して初めて生きてくる。

セミナー屋が言うのもおかしいが、講義を聞いて反応できるのは経営者だけだと思って欲しい。

社員は他人事である。

当事者意識が薄い。

ところがお互いが知りえる理解から話し合う機会があると意識が変わることが多い。

研修では”ワールドカフェ方式”を使って社員の理解と意識を高めるようにしている。

そこから提出されるレポートには、明らかに”やる気“が感じられる。

 

ということで2つのポイントについて触れてみた。

 

“わかるかなぁ~、わかんないよなぁ~”

が分からない?

 

 

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縮むささえ手

2019-10-08 03:16:18 | 薬局

予想を上回る危機的状況が迫っている。

 

昨日の日経新聞の1面を飾ったのは「出生数90万人割れへ」である。

国立社会保障・人口問題研究所が17年にまとめた推計では、19年の出生数は92万1千人だった。

ところが今年の1〜7月の同期に比べて5.9%も減っていることが分かった。

そこから予想される出生数は90万人に満たない可能性が高い。

 

要因としては1971年〜74年までに生まれた「団塊ジュニア世代」の女性が40代後半になり、出産期の女性が減ったことが大きい。

46歳から49歳の出産は厳しいと思われる。

実は、この「団塊ジュニア世代」は年間200万人以上生まれており、1973年には210万人を超えていた。

 

2022年には「団塊の世代」(1947〜49年生)が75歳になり始める。

健保連では社会保障費負担が30%を超えることから「2022年危機」としている。

確かに、現状では社会保障負担に歯止めがない。

また、遅ればせながら、と言うか、だましだましの先延ばしが効かなくなって焦り出した感がある「全世代型社会保障検討会議」も喫緊の課題である。

しかし、その内容にはモノ足りなさを感じる。

もっと大胆な施策が必要だと思うが政治的配慮が邪魔をする。

 

これら全ての議論の根拠の元になっているのが人口推計である。

生まれてくる子供達がこの国の将来を支えてくれる。

その支え手に期待が出来ない。

期待は人的資源としてではなく数の問題である。

推計が下回ると全てのシミュレーションが架空のものと化す。

しかも安易な選択ではなく、極めて茨の道へと通じる。

 

出生数が90万人を切ることがいかに大変なことかは、75歳を迎える「団塊の世代」が260万人以上生まれていたことでわかる。

さらに、「団塊ジュニア世代」も50歳を超え、15年後には高齢者の仲間入りをする。

これらを支えるには数が必要で、出生数の減少が続くと社会保障制度の維持は難しい。

 

9月15日現在の住民基本台帳によると、100歳を超えた高齢者の数は前年より1,489人増えて7万1,274人となった。

この増加は49年連続である。

因みに、最高齢は福岡在住の田中カ子(かね)さんで116歳だそうだ。

男性では新潟上越市在住の渡辺智哲さんの112歳である。

 

取りあえず私も今のところ支え手である。

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