気がつけば1年の歳月が経過した。
明日でベンリー薬局も1年を迎える。
試行錯誤の連続の中、何とかここまでたどり着けたのは、支えていただいた方々や、教えをいただいた方々のお陰と感謝している。
まだまだ不安定な経営状態ではあるが、患者数は確実に増えている。
また、最近では新しい施設から依頼されるケースも出始めている。
やはりいずこも薬の管理では困っているようである。
先日、訪問した高齢者住宅には20人の高齢者が住んでいる。
現在の薬局でも一包化までは対応してくれるらしいが、薬は1包ではすまない。
他の薬剤とのホチキス留めや日数管理など、施設側では4時間も要するとの事であった。
ベンリー薬局では、その煩わしさを請け負っている。
服用時点ごとにホチキス留めを行い、施設との調整をしながら日付管理もやっている。
更に、分包紙には朝食後は赤、昼食後は黄、夕食後は緑、就寝前は青と色づけも好評である。
また、原則薬袋をやめボックスにてお届けしていることも喜ばれている。
患者さんには2つのボックスで交換のスタイルをとっている。
これらの作業は外来がいたのでは出来ない。
ベンリー薬局の猫の額のような調剤室はさしずめ工場のようである。
外来が来て作業がストップすると予製が滞る。
地域のケアマネジャーからの要請で、居宅療養管理指導も始まっている。
何回か訪問すると親しみと共に情も沸いてくる。
近くに行った際は、何気なく立ち寄り、薬の残薬を確認している。
独居の高齢者には受診日が近づくと電話にて知らせてもいる。
不定期な服用が改善される様子は、自分の事のように嬉しいものである。
お蔭様でケアマネジャーからの評価も高い。
在宅を支えているケアマネジャーの存在は大きい。
30年間眠っていた私の免許も少しずつ目が覚めてきた。
が、薬の知識は25年前から進展できていない。
分包器の取扱いが出来る程度である。
お蔭様で間違いも少なくなった。
でも、ご安心願いたい。
監査が上手な薬剤師が常に目を光らせてくれている。
錠剤のヒートからの外しが事のほか厳しいことも知った。
気がつくと右の親指の先がいつもしびれている。
何事も力が入る性格なせいか無駄なエネルギーが指先にかかっているようだ。
また、分包作業も肩こりという副作用があるらしい。
50年間、肩こりらしく経験がなかったが、ここ最近はその苦労が分かるようになってきた。
更に、立ち仕事もこの年になると疲労が溜まる。
とは言うものの、外来のいない薬局が成り立つのかどうか、私の挑戦は間違ってはいないように確信している。
門前やマンツーマンと異なり、患者数は確実に増加傾向にある。
患者が亡くならない限り、処方せんは減らない。
たとえ患者が亡くなっても、施設は新しい患者を入居させる。
そして、評判が少しずつ広がり、新しい施設からのオーダーが舞い込むようになってきた。
まだまだ多くの問題を抱えているが、一つの新しい試みとしては成り立つことを確認している。
若い薬剤師が起業できるかすかな望みをつなぎたい。
大手だけが生き残れる時代は寂しい。
時代は常にイノベーションが変えていく。
振り返ると早いものである。
明日でベンリー薬局も1年を迎える。
試行錯誤の連続の中、何とかここまでたどり着けたのは、支えていただいた方々や、教えをいただいた方々のお陰と感謝している。
まだまだ不安定な経営状態ではあるが、患者数は確実に増えている。
また、最近では新しい施設から依頼されるケースも出始めている。
やはりいずこも薬の管理では困っているようである。
先日、訪問した高齢者住宅には20人の高齢者が住んでいる。
現在の薬局でも一包化までは対応してくれるらしいが、薬は1包ではすまない。
他の薬剤とのホチキス留めや日数管理など、施設側では4時間も要するとの事であった。
ベンリー薬局では、その煩わしさを請け負っている。
服用時点ごとにホチキス留めを行い、施設との調整をしながら日付管理もやっている。
更に、分包紙には朝食後は赤、昼食後は黄、夕食後は緑、就寝前は青と色づけも好評である。
また、原則薬袋をやめボックスにてお届けしていることも喜ばれている。
患者さんには2つのボックスで交換のスタイルをとっている。
これらの作業は外来がいたのでは出来ない。
ベンリー薬局の猫の額のような調剤室はさしずめ工場のようである。
外来が来て作業がストップすると予製が滞る。
地域のケアマネジャーからの要請で、居宅療養管理指導も始まっている。
何回か訪問すると親しみと共に情も沸いてくる。
近くに行った際は、何気なく立ち寄り、薬の残薬を確認している。
独居の高齢者には受診日が近づくと電話にて知らせてもいる。
不定期な服用が改善される様子は、自分の事のように嬉しいものである。
お蔭様でケアマネジャーからの評価も高い。
在宅を支えているケアマネジャーの存在は大きい。
30年間眠っていた私の免許も少しずつ目が覚めてきた。
が、薬の知識は25年前から進展できていない。
分包器の取扱いが出来る程度である。
お蔭様で間違いも少なくなった。
でも、ご安心願いたい。
監査が上手な薬剤師が常に目を光らせてくれている。
錠剤のヒートからの外しが事のほか厳しいことも知った。
気がつくと右の親指の先がいつもしびれている。
何事も力が入る性格なせいか無駄なエネルギーが指先にかかっているようだ。
また、分包作業も肩こりという副作用があるらしい。
50年間、肩こりらしく経験がなかったが、ここ最近はその苦労が分かるようになってきた。
更に、立ち仕事もこの年になると疲労が溜まる。
とは言うものの、外来のいない薬局が成り立つのかどうか、私の挑戦は間違ってはいないように確信している。
門前やマンツーマンと異なり、患者数は確実に増加傾向にある。
患者が亡くならない限り、処方せんは減らない。
たとえ患者が亡くなっても、施設は新しい患者を入居させる。
そして、評判が少しずつ広がり、新しい施設からのオーダーが舞い込むようになってきた。
まだまだ多くの問題を抱えているが、一つの新しい試みとしては成り立つことを確認している。
若い薬剤師が起業できるかすかな望みをつなぎたい。
大手だけが生き残れる時代は寂しい。
時代は常にイノベーションが変えていく。
振り返ると早いものである。