逃げるように如月(きさらぎ)は過ぎてゆく。
年が明けて正月気分が、いつの間にかふた月が過ぎようとしている。
速い。
今日までにマイナポイント取得に必要なマイナンバーカード取得申請が必要になる。
最大2万円のマイナポイントの締め切りは2月末としていたが5月末まで延期となった。
ついでにマイナンバーカード取得申請も伸ばせばよかったのではないだろうか。
ここは政府の意地の見せどころなのか。
ともかく政府としてはマイナンバーカードの取得を急いでいる。
マイナンバーカードの有効申請受付数は2月19日時点で87,842,569人となっており、住基人口の約69.8%になる。
マイナポイントの関係もあり、かなり駆け込み申請があるようなので70%は優に超えると思われる。
その内のどれだけの人がマイナ保険証の登録をするのかわからないが6割は固いと思われる。
もしマイナ保険証の登録がないと、2024年秋には現行保険証が廃止になり、その代わりになる「資格確認証」の交付を受けなければならない。
はっきり言って手続きが面倒だ。
現行保険証も1年間は有効のようだが、1年はあっという間である。
だからと言って「資格確認証」は永続するのかと言うと、こちらも1年間しか有効ではない。
要は、頑固者は追い詰められる仕組みになっている。
この4月からオンライン資格確認が「原則義務化」となる。
原則とは例外を認めるってことのようだが、例外は永続できるものではない。
さらにオンライン資格確認の導入医療機関には2025年3までに電子処方箋の導入がスケジュール化されている。
何らかの形で電子処方箋の導入も「原則義務化」へとつながる。
電子処方箋に欠かせないのが医療機関における電子化カルテ化となる。
これも2026年までに80%、2030年には100%の予定が組まれている。
ここでも頑固者は追い詰められる仕組みになっている。
そんな急速な変化が待ち受けているにもかかわらず、時間は容赦なく過ぎていく。
明日からは弥生(やよい)となる。
桜の花が待ち遠しい。