医療・介護を支える継続企業の知恵袋          ㈱Kaeマネジメント 代表取締役 駒形和哉

毎日ブログを書き続けもうすぐ10年になります。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

100円ビール飲みますか!

2009-06-30 08:21:36 | 薬局
薬事法が改正になって、ひと月が経過しようとしている。
日経新聞に「大衆薬、値下げ広がる」の記事を見つけた。
今まで、比較的価格が高めで維持されていた市場だけに狙い目なのだろう。
大手小売業が、ここぞとばかり参入だ。
ハードルが高かった薬剤師の確保も登録販売者で対応が可能となった。
1兆2,000億円の市場は魅力的である。
先日、法改正後のドラッグストアを見学に行ってみた。
うぅ~ん、どこが変わったのだろうか。
使用前、使用後じゃないが比較していないのでよくわからないが、薬剤師会の法改正に関わる伝達講習会で確認した内容が見受けられない。
第1分類のガスターが普通の棚に陳列してあるし、分類していようには感じない。
何だかただ単に参入障壁を低くしたって感じがする。
不況期は価格に対する訴求力が高まる。
100円のビールや298円の弁当まで出てきました。
ちょっと中身が心配だが、現実は売れている。
さてさて、これからどうなるのであろうか。
価格が安くなるって事は消費者にとってはメリットだが、販売サイドにとっては何らかの犠牲を伴う。
どこで、誰が泣きを見ているのだろうか。
モノが薬だけに薬剤師への影響は大だと思う。


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逃げる薬

2009-06-29 06:34:48 | 薬局
服薬拒否!
グループホームで服薬拒否の方が増えている。
あるグループホームでは、3ユニットで25人の入居者がいる。
その内の5人が服薬拒否だ。
食事はちゃんと食べられるので嚥下困難ではない。
この違いは大きい。
薬を口に入れると器用に一部を吐き出すのだそうだ。
かくして処方箋の医師の指示は粉砕一包化となる。
薬剤の粉砕の算定には2種類ある。
嚥下困難者用加算と自家製剤加算だ。
最近知ったのだが、嚥下困難者用加算を算定するには、ただ単位粉砕の指示だけではダメで、医師のカルテにも嚥下困難の記載が必要なんだそうだ。
これがないと自家製剤加算となる。
知ってしまった以上、医療機関に確認しないとならない。
結果は5人とも服薬拒否になってしまった。
グループホームの処方箋は2週間処方となっている。
嚥下困難者用加算だと80点となり、自家製剤加算では20点×2で40点となる。
5人の粉砕一包化に要する時間は2時間くらいかかる。
わずかな差ではあるが努力の報われ方が違う。
認知症の高齢者の特色として服薬拒否による加算も考えて欲しいものだ。
来年の調剤報酬改定に向けて現場の声を反映してほしい。
時代は超高齢社会なのだから。

トントン、トントン逃げる錠剤に注意をはらいながら、つぶしの作業が続く。
それにしても、これを飲むのは苦いだろうな…。

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1日40錠+9g

2009-06-27 06:42:00 | 薬局
「ふるいものを出さなければ、あたらしいものは入らない」
我が家のトイレにある「相田みつを」の日めくりだ。
当たり前のようだが、なかなか奥が深い。
組織も知識も同じである。

先日、プルゼニドが1日40錠の処方箋が来た。
この他にも重質酸化マグネシウム5gとパントシン散4gもある。
処方もとに確認すると極度の便秘だそうだ。
その原因はさて置いといて、苦労の姿が思い浮かぶ。
何事も当たり前が、当たり前でなくなった時に、そのありがたさを知る。
「なくなって初めて知る幸せ」
阪神大震災で家族を失った小学生が書いた作文の一節だそうだ。
この言葉が妙にしみ込む。

今日も美味しく食べられることに感謝し、それを作ってくれる家内に感謝しなければと思う。


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選んだ責任

2009-06-26 07:40:54 | 薬局
医療費抑制の決め球は後発品しかないのか。
後発品に関する議論が盛んになってきた。
火をつけたのは、例の医療経済研究機構の報告書である。
もとをただせば厚労省保険局医療課の08年度「薬剤使用状況等に関する調査研究」の委託事業である。
完全に仕組まれた罠である。
結果として英仏独米の4カ国と比較して、日本の薬剤師は後発品に対する取組が見られないとなっている。
これでは調剤報酬を下げざるを得ないと議論は続くのである。
前回も書いたが、その主な要因が、処方箋を受け取って、薬歴との照合や患者との会話の前に、処方箋入力が始まる事を指摘している。
これを受けて、磯部薬剤管理官は「マイナス評価は反発を受けやすい、取りにくい政策」としながらも議論の俎上に載ることを示唆している。
これに対して日薬の山本副会長は「薬剤師の説明不足は認識しているが、直ちに要件の厳格化はどうか。一方で、薬局には後発品の在庫が経済的に負担になることは理解して欲しい」となる。
何とも認めてどうするんだって感じだ。
認識していたら正すのが薬剤師会ではないのか。
まして在庫の問題は論点のすり替えである。
経済的な負担を軽減できるような提案はある。
そこを論点としないといけない。
これでは来年の調剤報酬は厳しい。

仕方ないですね。
みんなで選んだんですから。
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うしろ風

2009-06-25 06:52:58 | 薬局
どこまで進むか後発品!
2,200億円の社会保障費抑制が実質的に廃止となった。
どうするんであろうか?
このままでは医療も介護も制度として成り立たなくなる可能性が大きい。
平成17年度の介護給付費も6億円を超えたようだ。
このまま高齢者人口とともに伸び続けると、確実に制度は崩壊する。
ご存知のように小泉改革が示した社会保障費の自然増分削減が2,200億円だ。
選挙が近いせいか人気取りにも限度がある。
ここで出てくる「骨太」って表現が妙に不似合いだ。
太い骨が常にうねっているように感じる。
この削減策の中で唯一政策的に行なえるのが後発品への切り替えである。
その効果はせいぜい200億円程度である。
日本ジェネリック医薬品学会は、来年の診療報酬改定に向けた、後発品使用促進を提言している。
政府が掲げる2012年度までに後発品の数量シェア30%以上を達成させる内容だ。
一つは、後発品の自由価格制度の導入である。
特許が切れた先発品の薬価を原則70%の水準まで引き下げ、後発品はそれ以下の範囲で厚労省に申請するものである。
先発品と後発品との薬価差をより一層大きくして、患者の負担軽減を刺激する狙いがあるらしい。
価格が安くなるのはいいが、あまり頑張り過ぎると撤退となりはしないのか。
また、再度処方箋様式の変更も提案している。
「変更不可」の蘭をやめて、単品ごとに意思表示を入れる方式である。
既に行なっている医師もいる。
パソコンで印字する処方箋は簡単に変更不可の文字くらい打ち出せる。
いつもの事であるが調剤薬局についても指摘がある。
調剤薬局へのインセンティブとして基準調剤加算Ⅰの算定用件にある「500品目以上の医薬品の備蓄」を後発品備蓄数にするというものだ。
これには少し無理があると思う。
もし採用するとなれば500品目は無理でしょう。
大手だけが対応可能となる。
更に、後発医薬品調剤体制加算については、処方箋件数ベースから数量ベースへと改める。
これは現実的で既に対策を練っている薬局も多いと思う。
何はともあれ、風はうしろに吹いている。



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あと3つ

2009-06-24 20:07:52 | 薬局
念願の沖縄!
全国で行ったことがない都道府県に宮崎県、鳥取県、島根県そして沖縄県がある。
その他は取り合えず足を踏み入れた事がある。
そこで、沖縄の友人に何か用事はありませんかと、厚かましくメールをしてみた。
そうしたら何と快くお招きがあったのだ。
職員研修を依頼された。
半分以上無理やりではあるが、私にとってはありがたい。
テーマは職場内のコミュニケーションである。
薬剤師と事務職及び本社スタッフが参加する。
日曜日の一日コースである。
今から楽しみである。
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プロの意見

2009-06-21 16:03:11 | 薬局
薬はプラシーボが大きいようだ。
先日、患者さんから「お宅のシップは張り付きが悪いので、今回は違う薬局から薬をもらいます。」と連絡が来る。
処方箋通りに出しているのであるが…。
問題のシップとはMS冷シップ「タイホウ」である。
どうやら販売元が異なり包装が違うようだ。
以前も同じようにMS温シップ「タイホウ」でトラブルがあった。
当薬局から出した温シップはヒリヒリして使えないと言うのだ。
卸のDIセンターに問い合わせてみる。
答は、製造元は同じだと言う。
では何が違うのか?
いくら説明しても納得してもらえない。
本当は販売先によってちょっと違うのではないか。
高齢者はシップ剤のプロである。
どこの何が使い勝手がいいか、貼り心地が良いか事例を持っている。
で、本当に同じもの…?


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やばいよ!

2009-06-19 07:23:36 | 薬局
やっぱり狙われていますよ!
6月19日の日経新聞に「後発品の調剤促す」のタイトルが5面に掲載されています。
「努力義務徹底 厚労省、薬局に通知へ」とあります。
後発品の普及が進まないのは薬剤師の努力が足りないと言うのが前提です。
医師が発行する処方箋のうち65.6%は後発品への変更可になっているのにもかかわらず、薬局が実際に後発品を調剤したのは6.1%にとどまっている。
これが最大の根拠となっている。
確かに、これだけ見ると薬剤師の努力が足りないとなる。
療養担当規則に後発品への積極的な取組が記されている。
医師はそれなりに対応しているが薬剤師はダメだと感じさせる。
先日の医療経済研究機構の調査結果も追い討ちとなっている。
ポイントは後発品への取り組みですね。

薬剤師と話をしていて後発品に対する不信感みたいなものを多く感じます。
今は死語になりましたが、かつては「ゾロ品」と呼ばれていました。
先発品の後からゾロゾロ出てくるからです。
その当時に比べると後発品メーカーも大きく様変わりしています。
機会があれば工場を見学してみるといいと思います。
なかなかのものですよ。
ちょっと認識を変えませんか。

それから医師への連絡です。
妙に拘るDrもいますが、最近の若手のDrは話を聞いてくれます。
お互いがお互いに不安なんですから、人のアドバイスはありがたいものです。
もっと勇気を持って電話してみましょう。
もちろん患者さんの利益のために。



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仕掛けが始まった!

2009-06-18 06:30:35 | 薬局
後発品「努力不足」に減俸処置
なかなかセンセーショナルなタイトルが目に入る。
医療経済研究機構による報告書を踏まえたリスファックスだ。
08年度の厚生労働省からの委託事業というから気にかかる。
後発品使用が進まないのは薬剤師のせいで、必要な努力を行なわない場合は、診療報酬でマイナスを提言している。
08年度報酬改定で「後発品調剤体制加算」(4点)が新設された。
更に、処方箋様式も後発品が原則となる様に変更した。
にもかかわらず、政府が示した12年度の数量目標である30%達成が危ぶまれている。
その理由として、薬歴との照合や患者との会話の前に処方箋入力が行なわれているため、患者から積極的に申し入れがない限り、後発品への変更がなされないと言うのだ。
なかなか鋭いご指摘である。
そこで、「薬剤服用歴管理指導料」算定の条件に、処方箋受付時に後発品使用意向の確認を入れてはどうかとある。
また、薬剤師の医療の担い手としての認識も問われている。
経営上の理由とあるが、きっと薬価差益を指してのことだと思われる。
高薬価を使用するとそれだけ薬価差が大きくなるので、薬剤師はお金のために後発品を推奨しないと言うのだ。
ここはどうであろうか。
個人的には、そんなことはないと思う。
経営上、薬価差が影響を及ぼすほど価格は出ていない。
大手チェーン調剤ならスケールメリットは大きいが、中小では在庫管理の方が重要課題だ。
この報告書では長期投薬についても指摘をしている。
この点は同感である。
長期投薬によって高齢者の残薬管理に支障が生じている。
そして薬局も適正在庫の調整が難しくなっている。
その解決法がリフィールだと提案している。
これは確かだと納得できる。
いろいろ薬剤師批判があるようだが、問題はこの影響が何に反映されるかではないか。
以前にも書いたが、来年の診療報酬改定には財源がない。
狙われているのは診療所と調剤薬局だ。
特に調剤薬局は注意が必要である。

今は調剤報酬を引き下げるきっかけを作っているように思えてならない。
皆さんはどう思うか?




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馴染みの薬

2009-06-15 06:41:30 | 薬局
薬品棚に馴染みの薬がある。
それは「アルダクトンA」である。
既になくなったかと思っていたが、意外に処方する医師が多いことに驚かされる。
これはヒートからバラスと良い匂いがする。
ミントの香りである。
またに力が入りすぎて錠剤が割れてしまうことがある。
ヒート包装をバラすことが多いため、右親指の爪を少し伸ばしている。
これが原因のようだ。
他の人は割れないといわれた。
爪を立ててバラすからだと指摘される。
そうは言っても、1日に2,000錠を超えるバラし作業がある。
割れたアルダクトンAを、ちょっといたずらで飲んでみた。
香りとは異なり錠剤はちょっと苦味がある。
で、おしっこは出たかと言うとそうでもなかった。
これなら高齢者が服用しても極端な頻尿にはならないようだ。
その他に女性型乳房や性欲減退もあるが、オッパイがムズムズする気配はない。
もちろん性欲減退の感じるようなチャンスもない。
かくしてアルダクトンAの効能効果を実感した。


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