医療・介護を支える継続企業の知恵袋          ㈱Kaeマネジメント 代表取締役 駒形和哉

毎日ブログを書き続けもうすぐ10年になります。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

45だったとさ

2015-03-31 05:45:08 | 薬局
異常な事態だ。

うわさでは聞いていたが高下駄があったようだ。
何と14問が全員正解扱いとなっている。
まさかの第100回の恩赦ではないのか。
全345問中、3問が不適切問題(解なし)、11問が正答率や識別指数の低い補正対象問題の処置となった。
この補正対象問題とは、答えは明確にあるがあまりにも正答率が低過ぎた場合の処置である。
要は無かったことにしようというものだ。
問題が難し過ぎたのか、出来て当たり前のことが答えられなかったのか。
難し過ぎたなら問題を出した側、答えられなかったなら大学側の責任となる。
この問題作成に関する責任問題はないのか。
事前に、内容の確認はなかったのか。
仮にも国家試験である。
こんなにも全員正解問題があっていいのか。
全体の4%は大きい。

友人が母校の教授と今回の結果について話をしたそうだ。
試験後の結果として、必須の基礎(物理・化学・生物)の足切の結果、合格者が良くて35%の残念な結果に終わったと言っていたそうだ。
これはあくまでも現役生徒である。
それがふたを開けてみると驚いたことに50%合格していたそうだ。
ある筋からの情報では、今回の合格率は40%台だったと聞いている。
さすがに40%では厚労省も責任問題になると考えたのか。

さらに、驚いたのは出願者が1万6,546人いたが、実際に受験したのは1万4,316人と2,200人以上の受験辞退がある。
これも通常では考えられないことである。
確かに、第99回でも2,000人ほどの辞退はあった。
卒業見込みが急遽卒延(卒業延期)になったとの話もある。
おかしくないか。
大学は自分たちの体裁だけなのか。
取り残された学生に夢や希望が持てるのか。
数だけ揃える入学はやめて欲しい。
その出願者と受験者のギャップが大きい大学は、数こそ分からないが日本薬科大学、横浜大学、千葉科学大学、金城学院大学、青森大学だそうだ。
上記は出願者に対する受験者の比率が半分以下の異常事態だ。
正直なところ、こんな大学は退場して欲しい。

さて、それでも9,044人の新薬剤師が誕生した。
しかし、彼らがどれだけの志をもって薬剤師になったのか、少し不安を覚える。
さらに現場に出て対応できるのかも不安である。
患者が、国民が評価してくれるのかも不安が残る。

そして先輩たちが彼らの資質を伸ばせるのかも…。




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強い味方

2015-03-30 06:29:17 | 薬局
虎の威を借り。

厚生労働省は健康保険組合や消費者からの意見を吸い上げる仕組みを通して、スイッチOTCの拡大を図る試みを始める。
進まぬセルフメディケーションに新たな突破口になるのか。

スイッチOTCに関しては医師会が反対している。
国民の健康と言うより自分たちの利権が絡んでいるからだ。
自分で病気を治してしまうと医療機関への受診が抑制される。
国はセルフメディケーションと言いながら、そうあって欲しいと願うが、何と言っても、政治資金の大きな根源である医師会が猛反対だ。
本来であれば薬剤師会がスイッチOTCを積極的に推し進める立場だが、処方せんが出なくなるのではないかと及び腰だ。

そこで厚労省は医師会より心持強い立場の支払い側と国民を味方に付けようとしている。
これには医師会であっても強気に出られない。
今、候補に挙がっているのが6成分あるらしい。
これがスイッチされると、本当いかウソか1,500億円の財政改善効果が期待されている。
頻尿では「プロぺべリン」(バップフォー)である。
この市場はかなり大きいと思われる。
既に、フラボキサートのOTCは新聞で大きく宣伝されている。

次にドライアイでは「精製ヒアルロン酸ナトリウム」(ヒアレイン)である。
私は常にうるんだ眼をしているので今のところ必要がない。
これも処方せんでもらうよりOTCの方が便利だある。

胃もたれとして「オメプラゾール」(オメプラール)、「ランソプラゾール」(タケプロン)、「ラペプラゾール」(パリエット)がある。
オメプラゾールなどはアメリカのスーパーやドラッグストアで普通に棚に並んでいる。

下痢などとして「ポリカルボフィルカルシウム」(コロネル)の6つである。

「精製ヒアルロン酸ナトリウム」と「ポリカルボフィルカルシウム」以外は「処方せん医薬品」である。
処方せん以外の医薬品なら分かるが、処方せん医薬品にまでスイッチ化が始まっている。
こうなると処方せん医薬品の定義が何なのか疑わしくなってくる。

上記の成分は新聞に報道されていたものである。
国が本当にセルフメディケーションを推し進めるのであれば、もっといい方法がある。
それは薬局で薬剤師の裁量において「処方せん以外の医薬品」をもっと自由に販売できる仕組みを作ることだ。
平成25年度厚生労働科学研究費補助金事業として平成26年1月に発表されている「薬局の求められる機能とあるべき姿」に、「第1類医薬品を含む一般用医薬品」の販売が明記されている。
ところが実際には仕入れも在庫も難しい問題を抱えている。
医療用医薬品が手軽に販売できると、あえてOTCを在庫しなくてもかなりの対応が可能になる。
これは薬剤師の特権であり、資格が生かせると思うのだが、何が問題なんだ。

俺達の権利だと主張できないものか。





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どこまでが地域

2015-03-29 06:23:23 | 薬局
出遅れている。

4月から”地域包括ケア“に向けた「地域ケア会議」の開催が本格的に始まる。
地域ケア会議は、高齢者個人に対する支援の充実と、それを支える社会基盤の整備とを同時に進めていく“地域包括ケアシステム”の実現に向けた手法である。
17年度中には全市町村で体制が整備されることになる。
実は、これが2018年度の診療報酬と介護報酬の同時改定につながっていく。
もちろん音頭を取っているのは厚生労働省である。

高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けるためには、地域で高齢者を支える仕組みが必要になる。
医療であれば医師や看護師、そして薬を担う薬剤師も入る。
介護であればケアマネジャーを中心とした介護事業者の支援が必要になる。
さらに地域住民によるボランティアも活用する。
今までは、それぞれが何気なく関わってきたが、それでは効率が悪いので、お互いの機能と役割を尊重しながら対応する仕組みである。
まさに在宅療養を支える切り札だ。

ただ集まっても何をどうしたらいいのか決まらない、進まない。
そこで厚生労働省は先ずは医療情報の共有化を図ろうと動き出した。
患者の自宅を訪問して治療やケアにあたる診療所の医師や看護師、ケアマネジャーらが知っておいた方が良い情報を共有する。
この情報を共有することで連携が深まる。
こんな時に、薬剤師の存在が薄いよね。
在宅を支えている大きな存在に「薬」があるんだが、それを扱うプロとしての姿が見えない。
こんなところにも“見える化”が欲しい。

情報のやり取りについては病院から診療などの医療機関同士については診療報酬上の評価がある。
ところがケアマネジャーなどへの情報提供はプライバシーの保護の関係で難しくなっている。
現実問題として介護事業者がサービス提供する際に利用者の状態を把握出来ていないために、聞き取りや医療機関への確認などでサービス提供までに時間を要することも多々ある。
今回は本人の同意を得るなどをして、継続的な”地域包括ケア”に結び付けていくこととしている。

ここまで来ると国も本腰である。
薬局はどんな立ち位置で、どうかかわっていくのか。
まさに2025年に仲間になっているか、仲間外れになっているかが問われている。

先ずは、薬剤師会としてケアマネジャー協会と話し合ってみてはいかがだろうか。
前回の選挙で惜しくも落選した薬剤師で介護支援専門員が議員だったら面白かったかもしれない。
5月のHSEでは、その方にも登壇していただく。

昨日は、広島だった。
飲んだ。
騒いだ。
語り合った。




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高下駄

2015-03-28 05:59:28 | 薬局
どこに問題があるのか。

昨日の薬剤師国家試験の結果は、既にご存知の様に惨憺たる状況に終わった。
去年より良かったなんて思ってはいけない。
受験者数14,316人に対し合格者は9,044人であり、合格率は63.17%である。
噂では、100回記念の下駄が出たらしい。
これは大学教育がおかしいのか。
それとも受験者のレベルに問題があるのか。
もし受験者に問題があるとしても大学の功罪は大きい。
年間200万円ほどの授業料(私立)を6年間も払い。
6年間で収まればいいが、留年や卒延なども多いと聞いている。
さらに国家試験が終了し速報が出るとある程度の合否が分かる。
その途端に国家試験予備校が定員オーバーだとも聞こえてくる。
これでいいのか。

3月18日に第109回医師国家試験の合格発表があった。
全国の受験者数は9,057人(前回8,632人)に対し合格者は8,258人(同7,820人)で、合格率は前回より0.6ポイント増の91.2%だった。
同じく第108回歯科医師国家試験の合格発表もあった。
受験者数は3,138人(前回3,200人)で合格率は63.8%だったそうだ。
どうも歯学部にも問題があるようだ。
25日には第104回看護師国家試験も発表になっている。
受験者数は6万947人で合格者数は5万4,871人と90.0%の合格率となっている。

私立大6年制薬学部の入学性が留年せず6年間で卒業した割合は64%しかない。(調査は平成20年度入学状況)
これもいかがなものか。
何のために薬科大学に入ってきたのだろうか。
本気で薬剤師になりたかったのか。
まさか親に言われて何となくでは卒業までたどり着けない。
人生はそんなに甘くはない。
最も高いのは安田女子大で89%、最低は日本薬科大と横浜薬科大で28%しかないそうだ。
卒業データを公表している55大学で70%以上は22大学だと。
これでいいのか。
因みに、昨年度(第99回)の合格率では安田女子大は51.81%だった。
日本薬科大は20.92%、横浜薬科大は43.83%となっている。
単純に、それぞれを掛け合わせると日本薬科大では5.86%、横浜薬科大では12.27%となる。
これを狭き門と呼べるのか。
100人の入学性の内、たった6人弱しか俗に言うストレートがいない。
信じられない。

今回もかなり厳しい状況となった。
これでは薬歴が書けなくても仕方ないと国民が納得してくれるのか。
無資格の方がきちんと調剤してくれると思われちゃうのか。




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とられちゃうぞ!

2015-03-27 06:41:39 | 薬局
知らなかった。

「介護食品」のイメージアップのために、新しく「スマイルケア食」となったそうだ。
それも昨年の12月かららしい。
所管は農林水産省となっている。
実は、これも含めてだが政府の「日本再興戦略」の中の「健康長寿産業を造り、育てる」に基づいて動きがある。
その中には「健康増進・予防、生活支援関連産業の市場規模を2020年に10兆円(現状4兆円)」と言う目標も含まれている。
農林水産省は、高齢者や単身世帯が増加した社会構造を踏まえて、健康志向の食品や介護食品の市場の拡大を目指している。

頑張っているのは農林水産省だけではない。
経済産業省も取り組みが始まっている。
健康拠点としてのコンビニエンスストア(CVS)に注目している。
CVSは独自に健康的な食品を開発・販売しており、健康食品や医薬品までも扱う店舗があることを評価している。
さらに最近では薬局とのコラボを踏まえて、一層の増加に期待している。
何と言っても「街のホットステーション」から「街の健康ステーション」に切り替えるCVSまで出てきた。

「増加に期待」となると、医薬品等の販売における規制緩和が問題となる。
ここは厚生労働省の管轄となるが、「日本再興戦略」は政府が掲げる方針である。
そして規制改革会議の扱いとなる。
先日も規制改革会議における公開ディスカッションでは、薬局の立場がズタズタにされた経緯がある。
このままでは医薬品の販売すらどうなるのか分からない。
既に、登録販売士の受験資格に実務経験も必要なくなった。
誰でもが受験することが可能だ。
これも規制緩和ではないのだろうか。

CVSが医薬品の販売まですると「近くて便利、24時間空いててよかった」となる。
さらに処方せんの扱いや栄養指導サービス、介護に関する問い合わせ、簡易な検査まで出来ちゃう可能性を秘めている。
いくつかの店舗では既に始まっている。
まさに政府が考える「健康長寿産業を造り、育てる」に通ずる。

おや!
別にそれってCVSでなくても良かったんじゃないの。
数から行くとCVS以上にある薬局でも。
でも、でも、薬局にはお声がかかっていない。
薬局は数と処方せんだけだからだ。
24時間空いている薬局は「まれに」しかない。
栄養指導もやっている様でやっていない。
介護に関する知識も…なさそうだ。
ところどころで血糖測定くらいは始まっているが、処方元の医師への気遣いが気になる。
ってなことで、どうも期待されていないようだし、積極的でもない。

ところで添付文書に記載される副作用の頻度の表現を覚えているだろうか
「まれに副作用がある」・・・・・0.1%未満
「ときに副作用がある」・・・・・0.1~5%未満
「副作用がある」・・・・・・・・5%以上
来年の薬剤師国家試験に出そうな気がする。

さて、60%を超えているかな?




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体脂肪を分解する(バラバラ)

2015-03-26 06:19:19 | 薬局
それでなくても…。

長野県薬剤師連盟上田支部が長野県薬剤師連盟を今月末で脱退を決めた。
何だかお家騒動が始まっている。
今はどうなっているのか分からないが、2011年3月末で神奈川県薬剤師連盟が日本薬剤師連盟を脱退していた。
さらに、現会長である東京都薬剤師会も2013年3月末で活動休止としており、実質的な脱退とみなされるのではないだろうか。
その後、日本薬剤師会会長になってどうなったんだろうか。
まさか、そのままじゃないと思うが…。

以前ブログでも書いたが、介護報酬が容赦なく引き下げられたのは、介護事業者にしっかりとした政治団体がないからだ。
協会などはたくさんあるが明確な政治団体はない。
だから政治家を動かす力がない。
それは中小零細企業が多い事にも通じる。
今回もかなり政治家を使って懇願したが、あっさりと大幅な引き下げが行われてしまった。
政治団体がないと政治資金規正法も関係ない。
ちょっと言い過ぎかな。

さて、薬剤師連盟であるが、これこそが薬剤師の職能団体としての政治団体である。
それがバラバラになったんでは、この先に控えている来年の調剤報酬改定は、火を見るより明らかな大火災になりそうだ。

なぜ脱退するのかと言うと現行の責任負担金賦課の算定根拠は、厚生労働省の登録薬局数(A会員)や登録薬剤師数(B会員)をベースとしており、薬剤師会に入会した、しないは関係ない。
従って、薬剤師会に入会していない大手調剤チェーンやドラッグストアなどが増えると、おのずと会員の責任負担金賦課が増える仕組みになっている。
これでは会員の納得性がない。

もともと薬局の開設には距離制限があり、その当時には薬局の大型化もチェーン化も、もちろんドラッグストアなどない時代で、当時なら登録薬局数と登録薬剤師数でも整合性があったと思われる。
その距離制限がなくなったのは昭和50年(1975年)のことである。
時代が大幅に変わった。

新しい時代には新しい制度が必要になる。
調剤業務の見直しも新しい考え方が必要だ。
医薬分業がこれだけ国民の評価からかけ離れた現状から、今を見据えた、これからの医薬分業の仕組みを練り直さなければならない。
このままでは日本薬剤師会は空中分解になる。

今回の医薬分業バッシングはある面で全面分業のチャンスではないかと考える。
薬剤師よ、立ち上がれ!




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余剰のあまり

2015-03-25 05:03:31 | 薬局
本気度が感じられる。

先日、介護報酬がかなり厳しいことを伝えた。
中小の介護事業者が生き残れる保証はない。
ある程度の規模とサービスメニューの多様性を持った会社しか残れそうになり。
それでも収入面と人材確保は難しい。
介護事業者の経営能力が問われている。

介護業界の再編を引き起こす原因は明らかに国家の財源による引き締めにある。
消費税の延長は意外に大きい。
介護だけではない。
医療も同じである。
厚生労働省は18日に地域ごとに余剰な病床の削減を促すための指針をまとめた。
何をもって余剰とするかだが、要はお金がないから賄えないので余剰なのだ。
レセプトデータの分析や人口、入院患者数の予測も加味して2025年時点での適正病床数を見積もる。
これが昨年制定された「医療介護総合確保推進法」に盛り込まれている。

なぜ病床数の適正化を図るかと言うと、以前から病床数が多い地域の医療費が膨らむ傾向があったからである。
因みに、高知県はトップで人口10万人当たりの病床数が2,476.2と最も多く、1人当たり医療費は62万5千円となっている。
2位は山口県で病床数が1,905.9で医療費は61万6千円、3位は大分県で病床数が1,697.3で医療費は60万円だそうだ。
最も安いのは千葉県の病床数が920で医療費は40万1千円、46位は埼玉県で病床数が867.6で医療費が41万1千円、45位は沖縄県で病床数が1,344.9で医療費は41万2千円となる。
確かに相関関係がありそうだ。

そこで病床数の適正化となる。
これはなにを意味するかと言うと、適正数を超えた病床数は要らない。
要らないって事は、診療報酬が算定できないようなハードルを作るって事にもつながる。
全国の平均は病床数が1,237.7で医療費は48万7千円である。
ここに限りなく近づける施策が導入される。
来年改定される診療報酬が牙をむく。
医療にもかなりのメスが入ってくる。

そこで我が調剤報酬はどうなるって事になる。
病院でさえも痛い目にあわされている。
昨今のバッシングは医師会だけではなく、国民を味方に付けてしまった。
ここはやられ放題になりそうな予感がする。

にもかかわらず、意外に危機感が感じられない。




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3匹のサル

2015-03-24 06:30:31 | 薬局
未記載し~ちゃお。

薬剤服用歴(薬歴)の未記載が浮上して自主点検をさせられている。
まさかと思ったら我が社にもあったり、あったり。
どうしようと知り合いの社長に相談すると「うちもなんだよ」の返事に、何となく安心した人も多いと聞いている。
あまりの多さに厚労省も思わず「とりあえず、今からでも記載して欲しい」と、お願いになったって話はないだろうか。
このまま全部出されると大きな社会問題になりかねない。
そして、監督官庁にも責任が及ぶ。
さぁ、大変!

この業界はどうなっちゃうのか?
「薬歴の記載はいつまでに」の疑問も急浮上している。
月初めの患者の記載は、翌月のレセプト提出までに書けば良いみたいな事を言い出す人もいる。
何となく自分勝手な納得感が欲しい。
医師のカルテは診察時に書いている。
だから薬歴もそうあるべきだとの「べき論」もあるが、どちらかと言うと否定的だ。
否定的と言うより出来ないとなる。
出来ないで済ませて良いのだろうか。
出来ないではなく、どうしたら出来るのかの議論がない。
このままでは薬剤師の権威も失墜してしまいそうだ。
でも、誰もそんな心配などしていない。
本来のあるべき姿が見失われている。
これで良いのだろうか。

厚労省から関係3団体に報告して欲しいと、何とも変な自主点検が始まった。
その結果は、そろそろ出る頃だ。
未記載については「なかったこと」として報告する。
そんな報告書への未記載が暗黙の了解になってしまうことが恐ろしい。
この機会に医薬分業に関するグレー部分を白黒決着する勇気が欲しい。

薬歴だけじゃない。
薬剤師の「調剤業務の範囲」についてもだ。
誰がやるんだ。
新しく薬剤師になる人のためにも、薬剤師を代表する団体の責任は重い。

こんな事が起きていることすら知らない薬剤師が多いことも問題だ。
幸せな業界である。




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継時的に

2015-03-23 05:57:30 | 薬局
忘れていませんか。

薬剤服用歴への記載の有無が問い沙汰され、薬剤服用歴管理指導料(薬歴管理料)の算定があったかないかっかも大きな問題となっている。
この薬歴管理料だが前回の調剤報酬改定から「お薬手帳」の交付があった場合に41点が算定でき、交付がなかった場合は34点となる。
そのために薄っぺらな手帳までが出回り、それがちょっとしたヒット商品にもなった。
もっと凄いのはコピーで簡易手帳を作成して、1又は2回分だけの手帳までもが当たり前の様に使われていた。

さて、このお薬手帳の算定要件をきちんと理解しているだろうか。
先ず、手帳に記載すべき事項として3つが掲げられている。
1つは、患者の指名、生年月日、緊急時などの連絡先である。
2つ目は患者のアレルギー歴、副作用歴等の薬物療法の基礎となる記録。
3つ目は主な既往歴などがある。
これについては手帳に記載があるかどうかを確認し、記載するように指導または聞き取って薬剤師が代わりに書いてやることとされている。
手帳の表紙を開いた裏っかわにあることが多い。

さらにシールを貼るだけではなく、「服用に際して注意すべき事項」の記載が必要になる。
この注意すべき事項は調剤を行った全ての薬剤について行うこととなっている。
シールへの記載があるかどうかが大事になる。
「重大な副作用又は有害事象等を防止するために特に患者が服用時や日常生活上注意すべき事項、あるいは投薬された薬剤により発生すると考えられる症状等をいう」としている。
どうだろうか。
ここまでして7点プラスとなる。
お金をいただくと言うことは大変なんだ。

上記3つの記載事項の確認は比較的やり易いが、「注意すべき事項」はかなり面倒な作業が必要になる。
しかも「経時的に記載」となっており、毎回同じではいけないことになる。
全てとは言わないが、投薬時にお薬手帳の確認をしていない薬局が多々見られる。
どこで経時的に注意すべき事項の記載がなされたのか、いささか疑問が残る。
そして、今流行りの「電子お薬手帳」に出来るのかも課題が残る

今、国民は薬局の業務に関心を持ち始めている。
そして、何にどんなお金がかかっているのか興味をも持っている。
マスコミは面白おかしく批判めいた記事も書く。
既に、朝日新聞には薬局に関する多くの情報が届いていると聞く。
一般の人からの疑問も多いと思うが、薬局に勤務している人からの告発も多いのではないか。
もはや曖昧には出来ない状態にまで来ている。
ここは潔く、どうあればいいのか、どうしたらいいのか、どうしたら出来るのかを議論すべきじゃないのか。

このままでは動きが取れなくなってしまう。




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さぁ、出かけよう!

2015-03-22 06:34:02 | 薬局
16年前の私の誕生日に。

2000年11月30日に1冊の本が発行された。
94ページの薄っぺらな本である。
タイトルは「チーズはどこに消えた?」である。
読んだことがある人も多いのではないだろうか。
当時はちょっとしたブームを巻き起こした。

最近の薬局業界を見ているとチーズが消えたにもかかわらず、まだその場でチーズが現れると淡い期待を抱いて待っている姿が思い浮かぶ。
もうチーズはない。
待っていてもどこからも出て来ない。

「昔、遠いある国に、二匹のネズミと二人の小人が住んでいた。彼らはいつも迷路でチーズを探しまわっていた。食料にするためと、幸せになるためだ。」
ところがある日、チーズが消えていた。
二匹のネズミは単純に迷路の中を新しいチーズを求めて、その場を去って行った。
二人の小人はしばらく待ち続けていたが、ひとりは諦めて探しに歩く。
ところがもう一人の小人は、必ずチーズが現れると待ち続ける。
やがて探しに行った小人は新しいチーズを見つけることが出来た。
残った小人は…。

探しに出かけた小人は所々にメッセージを残している。
・変化は起きる「チーズは常にもっていかれ、消える!」
・変化を予期せよ「チーズが消えることに備えよ!」
・変化を探知せよ「常にチーズの匂いをかいでいれば、古くなったのに気づく!」
・変化にすばやく適応せよ「古いチーズをあきらめれば、それだけ早く新しいチーズを楽しむことができる!」
・変わろう「チーズと一緒に前進しよう!」
・変化を楽しもう「冒険を十分に味わい、新しいチーズの味を楽しもう!」
と本の帯に書いてある。

薄っぺらな本だけど値段は838円(消費税別)とお高い。
厚い本を読み切らないよりはいいかもしれない。

今、時代は大きな転換期を迎えている。
それにどれだけの人が感じているだろうか。
この業界にM&Aが急速に進んでいる。
これも時代の変化の表れじゃないだろうか。
介護報酬の大幅な引き下げは、けして”対岸の火事”ではない。
明日はわが身に降りかかるかもしれない。
脅威におびえるのではなく、新しいチーズを探しに行く勇気が欲しい。
冒険を十分に味わい、新しいチーズの味を楽しみたい。

偶然にも16年前の私の誕生日に発行された1冊の本が、今さらながらに教えてくれた。




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