足踏みするほどの余裕などない。
国会が28日から6月26日までの150日間で始まった。
ここに医薬品医療機器等法(薬機法)改正の案が出る予定になっている。
ところが厚生労働省の「不正統計問題」で空転しそうだ。
何だかボロが次から次と出てくる。
このままでは先に進みそうもない。
そうなると法薬機法改正はどうなるのか。
政治家はご都合主義で主義主張も変わるようだ。
昨日の敵は今日の味方って通用するのだろうか。
私は頑固者なので考え方は変わらない。
先日、ある薬剤師の国会議員がメディアのインタビューで良い事を言っていた。
2014年に「薬事法」から内容も名称も変わって「薬機法」になった。
その付則に施行後5年ごとに見直すとある。
「見直す」とは2014年に決めた内容を5年ごとに見直すことから始まるものだ。
その2014年に何が新しく取り入れられたのか。
インターネット販売や要指導薬などもあった。
ところが、この話題には何も触れていなかった。
言われてみるとそうだと思う。
そして、突如出てきたのが医薬分業批判である。
そのインタビューでは「そもそも(制度部会が)医薬分業を議論するにふさわしい人選になっていたかどうか」とも言っている。
なぜもっと早く言わなかったのか。
「あんたも薬剤師だろう」と言いたい。
また、ある女性の薬剤師議員は忙しくて対人業務が難しければ、薬剤師以外がピッキングなどのサポートに入ってもいいと思うと発言している。
これは薬局にとっての生命線である。
現実にどうかと言われると困るが、薬剤師以外のピッキングを認めると確実に「調剤料」の引き下げになる。
これは危険な発言である。
どちらにしても厚生科学審議会の「まとめ」は出されている。
ここで厚生労働省の具体策を待つのではなく。
緊急招集でもかけて薬剤師ならではのあり方を主張すべきじゃないだろうか。
服薬期間中の管理の対象者やそのあり方、報告内容の留意点、記録の残し方など、現場では不安に感じている。
また薬局の機能区分として「地域密着型」「高度薬学管理型」なのか「地域療養支援薬局」「専門医療支援薬局」なのかも情報が錯そうしている。
この業界に真のリーダーはいないようだ。
昨夜は、ちょっと蕎麦屋で日本酒を飲み過ぎたようだ。