医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

お腹が・・・グゥ~

2012-07-31 06:10:27 | 薬局
お腹が空いたぁ~。

そう言いながら処方せんを持ってくる患者はいないだろうか。
官公立病院などは、いつも外来患者でごった返している。
患者は少しでも早く診察してもらおうと、朝早くから待合室で受付が開くのを待ち構えている。
そんな壮絶な順番待ちをよそに医師は時間よりも少し遅めで診察の開始となる。
患者の中には検査の関係で、前日の21時から食事も水もとれない方もいる。
急いでくれているのだろうが、待つ身にとっては時間が長い。
そんな状態から開放されて薬局にやってくる。

患者さんはお腹が空いていないのか。
地方都市のある薬局では街で一番人気があるパン屋からパンを仕入れて販売している。
仕入れるといっても定価で買ってくるに等しい。
それを並べてみると意外にも売れ行きがいい。
また、地方の官公立病院の門前の薬局では、コンビニからおにぎりを仕入れて受付の横に並べてある。
これも売れ行きがいい。
やっぱり患者はお腹が空いていたんだ。

小売業の基本は顧客のニーズを満たすことだ。
ここニーズがある。
おにぎりを買ってくれた方には350mlのペットボトルくらいサービスしてもいい。
売値はお店の自由だ。
朝から待合室で待たされ、診察・検査が終わっても会計がなかなかこない。
やっとの思いで薬局に来て美味しいパンやおにぎりにありつける。
あぁ~生き返る!…となる。

食品衛生法に基づく営業許可について調べてみた。
基本的には最寄の保健所に確認が必要だと思うが、パンやおにぎりの販売には営業許可は不要のようだ。
その場で調理、加工しない食品の場合、生肉、鮮魚介類、牛乳類以外は営業許可がいらない。
さすがに薬局では生肉や鮮魚は売れない。

病院のそばのそば屋が流行っていると聞いたことがある。
そばだけにそばがいい。
確かにそば屋がありそうだ。

因みに、野菜なども販売可能だそうだ。
職員の中で実家が農家の方いませんか。
そこから仕入れて格安で販売してはいかがであろうか。
健康は美味しく食べることが基本である。
家庭菜園で食べきれない野菜でもOKだ。

何だか今日の内容は薬剤師から叱られそうだ。


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花の20代を謳歌しよう

2012-07-30 06:20:14 | 薬局
女性はたくましいのか。

日本の女性の2011年の平均寿命が、27年ぶりに世界1位の座を明け渡した。
それでも平均寿命は85.9歳だ。
おや、我が母は86歳の誕生日を終えている。
平均寿命は超えたようだ。
日本を抜いて1位になったのは香港で、こちらは男女共に世界1位となっている。
香港の長寿は何に起因するのか。

ところで、この平均寿命であるが、さかのぼって調べてみると明治24年(1891年)から31年(1898年)の平均で男性42.8歳、女性44.3歳となっている。
人生50年とはよく言ったものだ。
その後も平均寿命はあまり伸びていない。
明治32年(1899年)から昭和5年(1930年)までは男女とも45歳くらいだ。
平均寿命が伸びだすのは戦後の30年ころからだ。
ペニシリンGが出始めたのが1942年だそうだ。
これによる貢献は大きい。

さて、この女性の2位転落の要因として、昨年の東日本大震災の影響もあるが、驚くのは20代の自殺と肺炎だそうだ。
肺炎は今までの脳卒中などの脳血管障害を抜いて死因の第3位に躍り出ている。
これは85歳以上に多いと言われており、明らかに高齢による老衰だ。
そして問題は20代の自殺である。

女性10万当たりの自殺者数は、20代前半が14.9人(前年11.6人)、20代後半では16.3人(前年12.2人)と増加傾向にある。
男性の自殺者が減少傾向にある中、うら若き女性に何が起きているのか。
良かったら私の胸に飛び込んでおいでと言いたくなる。

最近、嫌なニュースが多い。
“いじめ”である。
誰もが多かれ少なかれ経験したことがあると思うが、最近のは持続的で陰湿だ。
刑事事件に発展しているが、ことの是非をはっきりさせて欲しい。

自殺の原因になるのが”うつ病“である。
日本うつ病学会が医師向けに治療指針を出したと記事を見かけた。
長引く不況などで患者数が急増し、厚労省の推計によると08年に70万人を突破し、約10年で3倍になったとある。
この”うつ病”であるが、なかなか診断も薬物治療も難しいようだ。
何と言っても他人には理解しがたい自分の心の問題だ。
この指針の中には「安易な薬物治療法は厳に慎まなければならない」とある。

さて、そんな処方せんが薬局に回ってくる。
皆さんはどの様に対処するのだろうか。
中途半端は服薬指導ではままならない。
しっかりも時(タイミング)と場合(薬局内)での対応だ。
この”うつ病”に関して、医師が治療指針を出したように、薬剤師も服薬指針が必要ではないのか。
これはかなりのトレーニングが必要だと思う。

人は自分の存在を見失った時に、自分を捨てたくなるものだ。


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時給に目がくらみ・・・転職か?

2012-07-29 06:02:07 | 薬局
かなりの厳しさを感じる。

我々の業界は不景気知らずである。
薬価が下がろうと調剤(診療)報酬が多少なりとも算定しづらくなっても、市場が伸びている限り右肩上がりだ。
がしかし、世の中はかなり厳しい。
以前にも書いたが生活保護受給者が210万人を越えた。
そして、その数は増え続けている。

今月25日に厚生労働省の中央最低賃金審議会小委員会において最低賃金(時給)の発表があった。
それによると全国加重平均が737円(現在)となっている。
最低が沖縄県、高知県、岩手県で645円である。
もちろん最高は東京都で837円、続いて神奈川県が836円と800円台はここだけだ。
これを平均で7円引き上げると言うものだ。
因みに、民主党は貧富の格差是正に向けて2020年に1,000円にすると掲げているが、他のマニフェスト同様にかけ声だけに終わりそうだ。
いやいやまさに梯子だけかけてと言いたいが、梯子もかけていない。

さて、この最低賃金であるが、どうも生活保護水準を下回る「逆転現象」が生じている事が問題として浮かび上がっている。
既に11都道府県が逆転している。
生活保護受給者がいくら貰っているのか知らないが、先ほどの東京都も神奈川県も、実は逆転現象になっている。
生活保護もまんざら捨てたもんじゃないかもしれない。

さて、始めの話しに戻るが薬剤師のパート時給はいくらだろうか。
地域によって相場があると思うが、だいたい2,000円前後じゃないだろうか。
正直なところ、これは破格である。
これが派遣会社などに依頼すると時給4,500円となる。
ちょっと、ちょっと…と言いたくなる。
時給が2,000円とすると1日8時間働いて16,000円となり、週休2日制と考えると稼働日は21日くらいだろうか。
16,000円が21日で336千円となり、年間にすると4,032千円となる。
簡単に言うと年収400万円となる。
こうなると嫁さんは薬剤師がいいと考えてしまう。
ところで、この時給2,000円であるが、私が薬局を始めた15年前とほとんど変わっていない。
ひょっとして薬剤師の給与水準は15年前と同じなのだろうか。

薬剤師はそれなりの職能を持って仕事をしているので、需要と供給のバランスによって時給も変わると思う。
ただ、周りには生活保護世帯と肩を並べて生活する人も多いことを意識したい。
薬の負担は厳しくないだろうか。
こういった厳しい生活感は国会議員の先生様には関わりがないのかもしれない。
特に、毎月数千万単位でお小遣いを貰っているお坊ちゃま先生には。

サランラップの筒に入った私の薬剤師免許はまだ使えるかな…?


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思わぬ銭函

2012-07-28 06:21:23 | 薬局
お勧めのお付合い。

かれこれ15年ほど前になるが、社命を受けて新しく調剤事業を始めることになった。
それまでは新規事業部長として介護事業など任されていた。
介護事業と言っても、扱っていたのは介護用品の販売とレンタルである。
あらたに調剤事業を始めるに当たり、不採算でお荷物の介護事業を携えてのスタートになる。
従って私は2足にわらじを履いて40歳で雇われ社長になった。
実は、このお荷物が後でお宝に変わった。

私の調剤事業の開始は1997年に始まる。
とりあえず薬剤師ではあるが調剤経験は全くない。
介護事業は既に10年以上も運営しているが、毎年測りしれない大赤字を出していた。
その赤字をどうにかしろと言うので、私が新規事業部長になったのが1年前だ。
そんな赤字部門を引きずってのスタートである。
ところが、この介護事業のお陰で在宅についての知識が深まったのはお陰様だ。

ご存知のように介護保険が2000年からスタートした。
これは好機と徹底的に居宅介護支援事業所に営業をかける。
今までは行政の日常生活用具や補装具の給付担当窓口が主だった営業先だった。
それを一気に転換させた。
これが効をなし要介護認定の急速な伸びと共に介護事業も急成長を遂げる。
レンタル品(ベッド、車椅子など)は自社で清掃管理を行っていたので、毎月の仕入金額は数千万円単位となり、その支払いも数千万円と小心者が眠れない夜を過ごす。
その資金繰りも凄かった。

それはそれでいいのだが、その介護事業を始めたことで、いろいろな介護事業者の方ともお付き合いが始まる。
高齢者施設、ホームヘルパー事業、訪問入浴、デイサービスなど業種も多種だ。
薬局関係の方はいなかった。
そんな集まりから全国組織の「一般社団法人 全国介護事業者協議会」なる組織にも入会し、北海道支部の世話役にまでさせてもらった。
ここでお会いした方々からいただいた情報は、私の貴重な介護に対する認識となっている。

薬剤師の中で訪問薬剤指導への挑戦が始まりつつあるが、私はもっと介護保険そのものを理解して、取り組んでもらいたいと考えている。
確かに患者一人ひとりのバイタルサインを読むのも必要かもしれないが、在宅療養はチームで関わることが大切だ。
もし本当にバイタルサインが必要なら訪問看護師との連携が正解じゃないだろうか。
人の領域に入ろうとすると縄張り争いが生じる。
話があらぬ方向に進んでしまったが、要は在宅訪問活動を積極的に行う上でもっと介護保険制度も知って欲しい。
そのためには介護事業者とのかかわりを持って欲しい。

医療では患者と呼ぶが、介護では利用者と呼ぶ。
医療では患者様と呼ぶが、介護ではご利用者様となる。
まさかに医療でお患者様、ご患者様とはならない。
意味のない話でごめん!

で、介護事業は今も某社のドル箱のようだ。



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難しい追加

2012-07-27 06:33:15 | 薬局
元気のない声が聞こえてくる。

「いやいや、参ったよ」と電話の向こうから始まった。
思う様になっていないらしい。
先ず、お約束の高齢者施設分だが100人ほどしか着ていない。
医師曰く「その内、その内」とごまかされる。
少しずつは増えているらしいが、それでは薬局が成り立たない。
また、医師が新しい薬局を使って欲しいと話しても高齢者施設が現状で良いとなる。
ここも当てが外れた。
この件も始める前に施設側の確認をするように指示をしていたが、していなかったようだ。
さらに、簡単に算定できると思っていた居宅療養管理指導が取れない。
施設側は利用者負担が増えることに抵抗感がある。
大幅に収入見込みが狂ってしまっていた。

さらに問題は、運転資金不足によるキャッシュフローの悪化にある。
このままでは現金が不足する。
誰に相談したのか補助金の申請に奔走していた。
この補助金申請の書類作成はかなり面倒だ。
内容は人材育成に関わる費用の3分の1が補助されるらしい。
実績の3分の1である。
そんなものを貰っても3分の2は支払わなければならない。
ムダな動きだと一喝する。
今やらなければならないことを考えさせる。
答えは一目瞭然で売上を上げることである。
売上を上げるには、当初の約束通り施設の患者300人分を依頼することだ。
医師に会ったのか確認するが、忙しそうで会えないと返って来る。
会えないのか、会いたくないのか。
そんな甘い考えでは薬局はつぶれてしまう。
1つありがたいのが薬剤師を2名でやっていたことだ。
この人件費分は大きい。
ここだけ私の言う事に従ったようだ。

高齢者施設の処方せんを扱ったことがある方はお分かりだと思うが、その調剤は大変だ。
私も350名ほどの患者を抱えたことがあるが、朝から晩まで分包器が稼動する。
1日にダイアマットの分包紙が1巻なくなる。
調剤も大変だが鑑査も目が回る。

さて、問題は追加融資が出来るかどうかだ。
これが難しい。
事業を始める前だと、夢と希望が持てる計画が作成できる。
追加となると、現実績を金融機関に持っていかなければならない。
これからこんなに業績が改善しますと言っても嘘くさい。

始めの計画は慎重を期さなければならない。
そして収入は控えめに、支出は多目にがコツになる。
始めの借入も多目が大切だ。

とりあえず本当のような嘘のような話として受け止めて欲しい。


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続きもの

2012-07-26 06:06:51 | 薬局
不測の事態にならないために。

以前、こんな相談があった。
それは在宅を専門にやっている医師と連携して薬局を開設するというのだ。
話しによると始めから高齢者施設の処方せんが300人分ほど確保できるらしい。
相談を受けて早速シミュレーションをしてみた。
本人の話しの通りだと何とかなる。
そして、本人もすこぶるやる気満々である。

そこで水を差すようで悪いが、中小企業診断士として、いくつか確認をしてみた。
先ず、本当に300人の処方せんが来るのかどうかだ。
基本的には、処方せんの応需薬局は患者が選択できる。
高齢者施設の場合、施設側が選択権を持っている事が多い。
医師がいいと言っても施設が嫌がることも考えられる。
次に、高齢者施設の内訳はどうなっているのか。
特別養護老人ホームでは居宅療養管理指導の算定は出来ない。
出来ないわけではないが、がんの患者など希なケースだ。
居宅療養管理指導が算定できないとただの配達になってしまう。
処方せん単価的にはかなり異なり、利益の出方に大きな差が生じる。
ざっと、こんな確認をしたところ、医師には訪問診察や書類作成で忙しくなかなか会えないらしい。
このやり取りはクリニックの事務長と交渉し確認をしたそうだ。
因みに、特別養護老人ホーム以外の高齢者施設では、全ての入居者に居宅療養管理指導の算定が可能だと事務長から聞いていた。

さて、本当にそうであるなら多少のお手伝いを考えて、会社設立から経理処理なども請け負う形で見守ろうと話していた。
ところが、事務長から上記の手続き関係は自分の知り合いの会計事務所を使う様に指示が出たそうだ。
そうであれば当社は面倒なので素直に撤退した。
その後の話によると、その会計事務所は、口は出すが動かないそうだ。
結局、細かい指示はこちらで対応する。
もちろん親切本位の当社は無料だ。
会社設立手続き、金融機関からの融資の手配、会計処理も自前だそうだ。
かなり勉強になったと思う。
この時のアドバイスとして、お金を借りる時は出来るだけ多目にとアドバイスをする。
途中で資金がショートすると追加融資は難しい。

さらに、人の採用も始めから薬剤師3名体制で考えていたが、これも止めさせた。
私のシミュレーションではお金が回らない。
などなど口うるさい姑のように。

それから半年が過ぎた…。


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増えるのはいいが

2012-07-25 06:30:37 | 薬局
働き手がいなくなる。

先日、厚生労働省が2030年の就業者予測を公表した。
それによると日本経済の低成長が続いて労働市場の改革も進まなかった場合、2030年の就業者数は10年度に比べて約850万人も減少するそうだ。
政府の予測は常に当たらないが、当たらない方向が贔屓目だから困る。
約850万人となっているが、本当はもっと減少するのではないのだろうか。
そんな予測は怖くて出せない。
現在、相変わらず決まったのか決まらないのか迷走中の税と社会保障の問題にしても、就業者人口が減少したら根本が狂ってしまう。
税金など払える人が不足する。

ただし楽観論も出ている。
実質成長率が2%程度に高まると男性の就業者数が200万人減少し、女性の就業者は人口が減収するにもかかわらず3万人増えるとなっている。
これは10年度時点で25~44歳の女性の就業率が66.5%に対し、30年には80%近くになると予想している。
これによって就業者数が210万人の減少に抑えられるとのこと。
あまり根拠性を感じないが、女性の就業者が増えると合計特殊出生率が下がるのではないのだろうか。
そうなると30年度時点では何とかなっても、その先の将来は悲惨になりそうだ。
より一層の人口減少となる。
この国に一番大切なのは安心して子作りが出来る環境ではないのだろうか。
その立場にない私にはとりあえず静観しかない。
3人の子供に任せるしか…。
いやいや、まだまだと気持ちだけは元気だ。

また、産業別に就業者数の増減を見ると、製造業で約70万人の減少があり、医療・福祉分野では300万以上の就業者が増えている。
製造業の減少は企業が海外に逃げていくことを意味している。
さらに報告書では、医療・介護関係者の増加は医療・介護の社会保障での賄が困難なことも付け加えてある。
そして、従来の雇用を「まもる」から「つくる」「そだてる」「つなぐ」と軸足を移すことが重要だとしている。
その代表産業に医療・介護があがっているのが、何とも矛盾を感じてしまう。

2030年は意外に間近である。
医療・介護関係の就業者が増えることは市場も拡大することを意味する。
しかし、そこを賄う財源には限りがあり、既に不足が指摘されている。
人数が増えた分、分け前も減ってくる。
当たり前のことだが、そんな将来も遠からず予測した方が良さそうだ。

さて、先週末から昨日まで四国にいた。
やっぱり本場のさぬきうどんは美味い。
残念ながら、今回も丸亀名物の骨付鶏は食べ損ねた。
そしてJR特急いしづち号の2時間半はのんびりした雰囲気でいい。
横にマドンナが一緒なら最高だ!
海と山を見ながら坊ちゃんはディーゼルエンジンの匂いを楽しんできた。


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解決に向けて

2012-07-24 05:55:08 | 薬局
ほめて、ほめて、叱ってほめて。

誰の言葉か思い出せないが、人を動かすコツらしい。
ポイントは叱るよりほめる方が多いってことだ。
この他に有名な言葉に「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、 ほめてやらねば、人は動かじ」がある。
ご存知のように山本五十六さんお言葉である。
ここでもやっぱり“ほめる”がキーワードだ。
あまり知られていないが、この続きがある。
「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず」
「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」となる。
なかなか奥が深いお言葉だ。

何か問題が生じると一般的には原因追求が始まる。
もちろん原因を野放しにしておくわけにはいかない。
この原因追及の行き着く先は意外に個人攻撃になっていないだろうか。
もしそうであるならば、その原因を作ってしまった人のモチベーションが下がる。
それだけではない。
人は自分を正当化しようとする。
それが反発心につながっていく。
反発心が積もり、モチベーションも下がると更なる失敗につながる。
ダメの悪循環が始まる。

そこで、何が悪いのかではなく、どうしたら良くなるのか。
問題よりも解決に焦点を合わせる手法がある。
原因を追究するよりも、上手に出来た状態をイメージして、何が足りないのかを考える。
そして、出来ていることをもっと評価する。
出来ていない時は方法を変えるなど。
これが意外に使える。
興味がある方は「ソリューション・フォーカス」を勉強してみて欲しい。
このソリューション・フォーカスの根底にあるのが「OKメッセージ」である。
私のセミナーでは「明元素」言葉として皆さんにお伝えしている。
言葉って面白いもので、いい言葉にはいい状態が付いてくる。
「引き寄せの法則」があるらしい。

何か指示があると口癖のように「それは無理です」とか「難しいです」と応える方。
やってもいないうちからギブアップですか。
「挑戦してみよう」とか「何とかなりそうだ」となりませんかね。
「忙しい」を「充実している」と置き換えるだけでいい感じがする。
そんな人はきっといい状態を引き寄せてくるんじゃないだろうか。

「あぁ~疲れた」…いやいや「あぁ~充実していた」


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美味しそうな丼

2012-07-23 05:24:19 | 薬局
賞与はいかがでしたか。

夏季賞与は既に支給されていると思いますが、今年は昨年より多かったでしょうか。
などと、言っていられない時代は近いような気がする。
先ず、年2回の賞与が当たり前と思っていると当たり前じゃなくなる。
基本的に賞与は利益が出た時に出るものである。
利益が出ないときは賞与が減らされるし、最悪の場合はなくなる可能性を秘めている。

今年度(4月以降)に入って、何人かの薬局の社長に聞いたが、年間の売上、利益などの事業計画がない会社が多いのに驚いた。
これでは賞与の予算も組めない。
その場、その場の対応なのだろうか。
一般的に、その様な経営を“どんぶり勘定”などと表現する。
この“どんぶり”とは、丼の意味ではない。
職人などが腹掛けの前に付けた物入れ(どんぶり)から無造作に出し入れしたことを意味している。

薬局を運営する上で最も利益が出せる仕組みは、薬剤師を雇わないことである。
1人いるといないでは年間で600万円相当の費用が違ってくる。
年収500万円で雇ったとして、これに法定福利費(社会保険料、雇用保険、医療保険、介護保険など)の会社負担分が約15%かかる。
これだけで575万円也。
この他にもいろいろな経費がかかる。
もし、何らかの事情で薬剤師が辞めてしまうと、薬局の運営は厳しいが経営的には600万円の利益が浮くことになる。

薬剤師が不足分の利益が出るのはいいが、ここで成果配分を取り入れて欲しい。
年度初めに売上や利益目標を立てる。
この利益目標より利益が出た場合、薬局のスタッフが頑張ってくれたお陰と思い、還元する仕組みだ。
私は、前職では3:3:4の割合で、4割を賞与の上乗せとして還元した。
残りの3割は会社に残す分と設備投資に回す分とした。
設備投資には薬局の外観や調剤過誤を防止するための監査システムなどいろいろと整備させる。
また、残念ながら利益目標が未達成の場合もある。
この場合は利益目標の8割までは当初通りの賞与とし、それを下回った場合に賞与予算を少しカットすることに決めていた。
お陰様でカットしたことはない。

さて、賞与も上乗せ分も全員同じではモチベーションが上がらない。
そこで、2ヶ月分の賞与とすると1.5ヶ月は定期とし、0.5ヶ月分は貢献度に応じて上下させる。
従って、努力不足の人は1.6ヶ月となり、頑張った人は2.5ヶ月となる。

また、頑張りを評価する仕組みも必要となる。
ある程度年齢によって期待するスキルを明確にすることだ。
20代では調剤、服薬、監査、薬歴への記載スキルが大事になり、30代ではコミュニケーション、部下指導、リーダーシップスキルが欲しいところだ。
さらに40代になるとマネジメント、企画、統率スキルとなり、50代になると経営スキルが必要となる。

人の管理は難しい。
何と言っても「人は自分じゃない」からね。


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あいてててぇ~

2012-07-22 06:32:11 | 薬局
義務化かぁ。

医薬品の種類や飲み方、副作用などを学ぶ「くすり教育」が今年度から全国の中学校で義務化された。
薬事法の改正により、薬が身近になったことによるものだ。
確かに、ちょっとしたスーパーなどにも第2類、第3類の薬が簡単に手の届く棚に並べてある。
いつも思うのだが、陳列されている棚の近くに登録販売者らしき人影は見えない。
そして、これを購入するに当たって年齢制限などない。
誰でもが簡単に購入可能となる。

そいそう、思い出したが年齢制限と言うと、先日コンビニでビールを購入した。
レジでお金を払おうとすると店員が、小さな画面を指差して「確認して下さい」と言っている。
何かと思うと20歳以上かどうかの確認だ。
このおじさんを捕まえて20歳以下はないだろう。
まさか19歳に見えたのか。
思わずおじさんは、20歳以下をタッチしそうになった。

そんな話しはどうでもいいので、中学3年生の保健体育で1~2時間授業をするそうだ。
ここでの薬剤師の活躍が期待されている。
既に、一部の薬剤師会では授業用にリーフレットやパワーポイントの資料などの提供もある。

さらに、今回初めて知ったのが「くすりの適正使用協議会」なる組織があることだ。
大手製薬メーカー19社が会員となって会費で運営されている。
その会費収入は1億1,400万円と1社600万円となっている。
こんな適正な話を知っていましたか。

授業の内容については、詳しくは分からないが、これによって薬に興味を持ってもらい、薬剤師への人生の選択が増えることを願っている。

ところで、痛みの表現で痛みがイメージできるだろうか。
最も多い表現は“ズキズキ”だと思う。
これはいろいろな部位に使われるが、脈打つような拍動性の痛みに使われている。
私の二日酔いはこのパターンの様な気がする。
うぅん、“ガンガン”かな?
この他には、部位によって使われる表現が異なると思うが、例えば“チクチク”や“ピリピリ”のような針で刺したような痛みもある。
皮膚疾患や神経痛などの一部の部位に多い。
実は、数年前から右手がしびれている。
親指から人差し指の辺りが“チクチク”“ピリピリ”している。
かなり神経がやられている。
この他にも “シクシク”や“キリキリ”などお腹に使われる。
“キリキリ”は何となく分かるが”シクシク”となると説明がつかない。
ちょっと怖いのは、胸が締め付けられる“キュー”かもしれない。

適切な痛みが表現できる訓練も必要だ。



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