医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

これから

2024-06-10 05:03:07 | 薬局
蜜月は甘い香りに誘われる怪しい流れ。

大阪市に認められた国家戦略特区の調剤業務の一部外部委託に日本調剤が手を挙げた。
現時点で最も有力候補だったが”やっぱり”の感がある。
日本調剤が全国27拠点にある「在宅支援センター」では、調剤業務の一部外部委託のガイドラインにあるISO9001を取得している。
ここが即対応可能となっている。
規制緩和されると、怖い存在になりかねない。

今回の調剤業務の一部外部委託には「薬局DX推進コンソーシアム」が立ち上がっている。
もちろん日本調剤も一員として加わっている。
このコンソーシアムが規制緩和の突破口となった。
コンソーシアムの代表が調剤業務の一部外部委託にこだわる理由がわからない。
現時点ではあくまでも一包化だけで、正直なところあまりメリットを感じない。
全面委託になると、ちょっと手間のかかる在宅調剤は集約が可能となる。
誰のために動いているのか?
何となく、こんなところに蜜月関係を感じてしまった。

日本調剤とコンソーシアムの代表は何かと関係性が深い。
今回の調剤業務の一部外部委託は、先日のコメント欄にも書いたが地域ドミナント化した薬局グループに有利だと思う。
外来業務をこなしながら在宅の調剤も並行してやるには流れ的に無理がある。
在宅調剤を集中するとかなり効率的になる。
しかも同じ会社同士のやり取りだと監査もお届けも会計処理も合理化できる。
当初からの中小薬局の業務改善なんかじゃない。
地域ドミナント化された中大グループ薬局のためにある。
何か水面下であったのではと勘繰ってしまう。

世の中は何でもセルフが増えている。
使い慣れないとどうして良いのかウロウロしちゃう。
羽田空港で優先搭乗の手荷物検査場が改修工事で使用中止だそうだ。
仕方なく一般の手荷物検査場で!
あれ、どうしたらいいのかわからない。
使い慣れた空港だけど、使い慣れていない仕組みにドキマギしてしまった。

空港の話はどうでも良いけど、調剤業務の一部外部委託には危機感を持って行方を気にして欲しい。
内輪揉めしてる場合じゃない。

ボーっと生きてんじゃねーよ!



コメント
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