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医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

減るは衰退へ

2025-04-18 04:48:17 | 薬局
推計を上回る減少は国の根幹を揺るがす。

総務省は14日、2024年10月1日時点の人口推計を発表した。
それによると外国人を含む総人口は前年から55万人(0・44%)減少し、1億2,380万2千人となった。
減少は14年連続で危機的状況である。
日本人は前年比89万8千人(0.74%)減の1億2,029万6千人で、減少数と減少率のいずれも過去最大だった。
日本人が89万8千人の減少で、全体が55万人である。
この国は外国人で支えられつつある。
詳しいことは分からないが外国人が日本の社会保障制度を支えてくれるのだろうか。

人口の減少もさることながら、75歳以上の人口は70万人増の2,077万7千人で、その割合は過去最高の16・8%になる。
そこで問題になるのが、だれが介護するのかである。
介護に欠かせないのが介護保険サービスとなる。
それを担う介護職員が2040年には272万人必要であるが、このままでは57万人不足する。
不足の大きな要因は給与などの待遇面が大きいと思われる。
今後の介護保険サービスの維持には介護報酬の引き上げは欠かせない。
限られたパイの奪い合いに調剤報酬は耐えられるのか。

それよりも深刻な問題が15歳から64歳までの生産人口の減少である。
22万4千人減の7,372満8千人の59.6%になる。
いつもブログで書くが今どき15歳からの生産年齢はおかしいと思う。
高校授業料が無料の時代である。
18歳以上でも生産年齢とは言えない。
数字のごまかしじゃないだろうか。

さらに15歳未満は34万3千人減の1,383万人の11.2%しかいない。
先ほどの生産人口と15歳未満の減少数の合計は56万7千人になる。
日本の人口減の6割強を占めている。
この傾向はさらに続く。

これも何時も言っているが、現状から今の社会保障制度の維持は不可能と考えられる。
イソップ物語の”アリとキリギリス”を思わせる。
大手調剤チェーンであっても逃げ出すかもしれない時代を迎えている。
逃げ道が残されているなら”売り逃げ”もありかもしれない。
”売り逃げ”が出来ないなら、今をしっかり守り、攻めることを考えておく必要がある。

時代が大きく変わる気配を感じている。
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一気にアイン

2025-04-17 04:49:27 | 薬局
カテゴリーの大きな転換期を迎えている。

ツルハHDとウエルシアHDは2027年末に統合予定だったのを今年12月に早めた。
何があったのかは外部の知るところではない。
いろいろな事情があると思う。
日経MJの記事には調剤に強いウエルシアと雑貨に強いツルハのシナジー効果を狙うとある。
確かに、この組み合わせは脅威かもしれない。

それはさて置き、その統合によって巨大調剤事業が誕生する。
今まで長年トップを走っていたアインHDは追い抜かれる。
第3四半期の業績からではあるがアインHDの売上は2,852億500万円となる。
同じく第3四半期ではウエルシアHDが2,084億4,500万円となり、ツルハHDはちょっと変則ではあるが1,092億円とみられている。
合わせると3,176億円になりアインHDを追い越す。
まさかこんな時代が来るとは思わなかった。
これは新たな業態転換が近いことを示していると思われる。

ウエルシアの代表者は、今回の統合から“フード&ドラッグ”の考え方ではなく“ドラッグ&フード”を意識すると話している。
要は従来通りの”ヘルシー&ビュティ―“を中心として、さらなるスーパーマーケットとの差別化から“ドラッグ&フード”を強化することを意味する。
ドラッグとはOTC薬よりも調剤を指す。
ますます脅威な存在である。

遡ること2015年の「患者のための薬局ビジョン」には2025年に生き残る薬局の姿が示されている。
そこには「健康サポート薬局」ではなく「健康サポート機能」となっている。
「薬局」と「機能」の違いは何だろうか。
実は、この時点で厚生労働省はドラッグストアに「健康サポート機能」を期待していたと思われる。
だからあえて「薬局」ではなく「機能」として示している。
すでにドラッグストアは認知されている存在だと考えなければならない。

あるメディアがまとめた第3四半期決算報告書で気になることがある。
”増収減益”については何度も伝えてきた。
その中でほとんどの大手調剤チェーンの利益率が5%以上なのに対し、1社が4%以下になっている。
詳しい事情は分からないが何かがおかしい。
嫌な予感が当たらなければいい。

どちらにしても調剤事業は大きな転換期を迎えていそうだ。
ただし中小には中小の生き方がある。
そこを間違えてはいけない。

背伸びせずに地を這うことが大事かもしれない。
宝ものは宙にはない。
地面に落ちているものだ。
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いいけどさ!

2025-04-16 05:17:46 | 薬局
何だかごちゃごちゃしている。

OTC類似薬の保険外しが気になる。
社会保障費の自然増を何とか収めてきた薬価改定もそろそろ限界に来ている。
これ以上、製薬メーカーをいじめると肝心な薬も製造しなくなりそうだ。
先日の新聞に医薬品卸が抗生物質などの医療上不可欠な薬の8割を採算割れで配送していると記事が掲載された。
そうなると否応なしに納入価格の底上げが始まる。
“高いと思うなら買うな“の気配が感じられる。
薬価改定で社会保障費を調整できない。
だからと言って技術料(診療報酬)を引き下げるわけにもいかない。
物価高と賃上げの原資として引き上げざるを得ない。
さぁどうする。
とりあえず差しさわりのないところでOTC類似薬の保険外しが現実問題として浮上して来る。

それに加えて、将来は処方箋医薬品以外の医療用医薬品もスイッチさせようと日本維新の会は息巻いている。
それによって社会保険料の負担が軽減される。
本当に軽減されるかどうかは何とも言えないが見せかけ上は軽減しそうだ。

処方箋以外の医療用医薬品の零売に関して、今さらながらに問題提起が上がっている。
ある議員は「現場の薬剤師の判断に一定の裁量を残すことが不可欠」と応援してくれているような気がする。
ところが当の薬剤師の職能団体は、どこに忖度なのか零売に関しては消極的だ。
今こそ薬剤師の職能の特権として零売を強く訴えて欲しいものだと勝手に思う。

ちょっと話は変わるが衆議院厚生労働委員会の医薬品医療機器等法(薬機法)改正案の参考人に薬剤師ではない医師が呼ばれた。
なぜ当事者の薬剤師ではないのか疑問に思う。
基本的な立場が違う。
薬剤師には薬剤師なりの考え方がある。
それを薬局経営しているからと言っても薬剤師の気持ちにはなれない。
・・・と思う。
正直なところ、ちょっと情けない気がする。

そこで調剤業務の一部外部委託に高額医薬品も委託できるようにとの意見が出たらしい。
高額医薬品はそれなりの疾病に処方される。
となると外部に委託して、出来上がった調剤済みはどこで服薬指導するのか。
もし間違った場合の責任はどうなるのか。
難しい薬だけに一元管理が求められるように思う。
それに噛みついた薬剤師会の会長もいるが、地域の薬剤師会の会長で本家本元の会長ではない。

いいけどさ。
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実態調整

2025-04-15 05:24:08 | 薬局
“鬼が笑う”かもしれないが気になる。

今から来年の調剤報酬改定を占っても”当たるも八卦、当たらぬも八卦”かもしれない。
ただ、今までの傾向から見えてくるものはある。
それが「医療経済実態調査」の結果である。
既に、先日(4/8)の「薬局経営の知恵袋」に参加されている人には社長が伝えている。

今回の「医療経済実態調査」は5月末までに、特定の医療機関に調査票が送られてくる。
調査票は7月中旬を期限として回収される。
調査対象期間は2025年3月末までに終了する直近2事業年(度)となる。
資料は11月の中医協で公表される。
これがかなりの曲者で、厚生労働省では事前に速報値で報酬の濃淡を振り分けていると思われる。

2021年度の法人店舗別の損益率調査によると、前回比較で全体が6.3%から6.2%とほぼ横ばいとなっている。
ところがその内訳で300店舗以上の法人が9.2%から11.8%と異常に高収益を上げていた。
その結果どうなったのかと言うと「調剤基本料」に300店舗以上が要件に加わった。
しかも集中率が85%以下にも適用される「3-ハ」が新たに決まる。
ここは明らかにドラッグストアをターゲットにしている。

さらに2023年度の調査ではカテゴリーに敷地内や医療モール内などの細分化されている。
その結果、医療モール内が前回7.5%から8.4%に増え、病院敷地内も2.5%から3.3%に増えている。
その結果が「調剤基本料2」に「上位3の医療機関の処方箋集中率の合計70%超」が追加となる。
さらに敷地内薬局が「特別調剤基本料A」として大幅に引き下げとなる。
この「特別調剤基本料A」には「地域支援体制加算」、「後発医薬品調剤体制加算」、「在宅薬学総合体制加算」が10/100に。
「連携強化加算(条件有)」や、「かかりつけ薬剤師指導料の特定薬剤管理指導加算2」と「吸入薬指導加算」、「服用薬剤調整支援料2」、「外来服薬支援料」などの算定不可項目も加わる。
正直なところ薬剤師の努力が報われない。
因みに、同じ敷地内でも診療所敷地内では8.2%から6.3%に下がっている。
とんだとばっちりだ。
でも6.3%は決して低い率ではない。

と言うことで「医療経済実態調査」の結果次第で、調剤報酬の根幹である「調剤基本料」が大きく変わる。
当社社長の予測によると次に危ないのは、診療所と薬局が同一建物の「調剤基本料」である。
実はここの損益率が前回と変わらないが7.7%と平均よりかなり高い。
先ずは要注意!
と言っても注意の仕様がない。

どちらにしても限られた財源のやりくりである。
2024年度の調剤報酬改定は敷地内薬局の減算で他の報酬を賄った感がある。
かつての「外枠」と同じだ。
因みに「特別調剤基本料」の本当に厳しいのは7種類以上の薬価10%削減にある。

抗がん剤の処方箋が怖い。
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2ラウンドKO

2025-04-14 05:23:07 | 薬局
まだ先の話ではなく”今でしょ”が大事になる。

9日に中医協で来年の診療報酬改定のスケジュールが示された。
基本的には例年とおりである。
6月後半から始まる第1ラウンドで大まかな改定項目が示される。
10月からは第2ラウンドが始まり、12月にはほぼ決まる予定である。
次回は物価高と賃金上昇への配慮が焦点になりそうだ。
ただし大きな問題も抱えている。
それが病院の倒産である。
既に、200床以下の中小病院の倒産が出始めている。
これへの配慮が必要になる。

既に、厚生労働省は9月までに病床をあきらめる病院に対する補助金を引き上げている。
従来は1床当たり200万円だったのを410万円として誘導している。
要は病床から居室への転換である。
病院から介護施設の介護医療院への誘導だ。

厚生労働省から期待にそぐわない頑固な病院への愛の手である。
かつては地域医療を担っていたと思うが、長い年月と伴に、院長の感性が鈍って経営判断の遅れたツケが病院経営を厳しくしている。
これから求められる古くなった中小病院の機能は簡単に言うと在宅である。
外来は診療所が受け持ち、在宅は古くなった病院が担当する。
極端な言い方ではあるが、古くなった病院の外来は激減である。
入院も老人ホーム化している。
古くなった病院に入院したい患者などいない。
そこで在宅の患者の一時治療または最後の見取りの場としての機能となる。
その際に必要なのはダウンサイジングで、それを促すのが410万円の補助金となる。

話がそれたが診療報酬全体でみると厚生労働省は、期待する機能を有する病院が倒産しては困る。
困るので診療報酬を引き上げる。
診療報酬には限度があるので”寄せて、寄せて“厚くする。
今までは薬価を凹ませて対応したが、それも限界が見えてきた。
そこでいよいよ診療所と薬局に魔の手が伸びる。
物価高騰と賃金上昇で見せかけの報酬は増やすが、実際はかなりの努力がないと手が届かない。

第1ラウンドが終わると10月ころから第2ラウンドが始まる。
ここでは第1ラウンドの審議を踏まえてはいるが、基本的には厚生労働省の考え通りの資料構成で誘導していく。
何と言っても中医協の資料は厚生労働省が作っている。
何となく中医協で話し合ったような形で12月ころには改定の趣旨が決まる。
中医協委員の意見をまともに取り込んでいたら話などまとまらない。
耳は傾けるだけが基本じゃないだろうか。

特に最近は厚生労働省の意向と言うか、政府主導と言った感じが強く出ている。
それだけ財政がひっ迫しているってことだ。
今問題になっていることの一つに、薬価の中間改定に関する決定プロセスを示す文章がないことが上がっている。
一部のマスコミが騒いでいる。
決定プロセスの文章などあるわけなどない。
3大臣合意は数字合わせだからだ。

どうも”事件は会議室の中で起きている“ようだ。
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承認とは

2025-04-13 05:21:28 | 薬局
馴染みは自分の居場所を感じられることかな。

毎月訪問する地方都市がある。
何となくどこか分かるかもしれない。
そこでの夜を一人で過ごすことも多い。
そんな時にぶらっと立ち寄る居酒屋が2軒ある。
これと言って特別に美味いものがあるわけではない。
小さな店でどちらも老夫婦が切り盛りしている。

何が私の足を向かせるのかは自分の居場所があるような気がするからだ。
私は早い時間帯でなるべく他の客がいない時に出かける。
一人ポツンといつもの席に座り、いつものように焼酎を煽る。
ぼそりぼそりと何気ない会話がお気に入りだ。
行くと“おぉ、また来たか”との笑顔で迎えてくれる。
自分勝手に私のことを認識してくれていることがうれしい。

いつも「マズローの5段階欲求説」の話をする。
5段階の上から2番目は「承認の欲求」である。
この「承認の欲求」はその存在を意識して認めることで満たされるような気がする。
私の場合は“おぉ、また来たか”の笑顔なのかもしれない。
さらに、今までの会話から”北海道はまだ寒いか“などの継続した話から、より自分の存在を確かめることが出来る。
まさにぼそりぼそりと何気ない会話が私を知ってくれている安心感がある。

以前にも書いたが研修で「馴染みの居酒屋のなぜ」を考えるがある。
その馴染みの要因の一つに「承認の欲求」があるように思う。
これを薬局に置き換えてみるとどうなるのか。

薬局経営は単に立地に依存してきた従来型からの脱却が重要になっている。
患者を増やすのは至難の業だ。
でも今来ている患者を減らさない努力はすぐできる。
その努力とは患者の「承認の欲求」を満たすことじゃないだろうか。
患者が処方箋を持参して入り口を入ったところから「承認の欲求」への挑戦が始まる。
そして、薬局から出る瞬間までに何ができるのかが大事になる。

今日から「薬局経営エグゼクティブセミナー」が始まる。
そんなことを考えながら何が伝えられるのかを朝から悩んでいる。
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バカは死ななきゃ

2025-04-12 04:59:30 | 薬局
暴れるイノシシの背に乗ると振り落とされて大怪我をする。

相変わらず参議院厚生労働委員会で日本維新の会の猪瀬議員がOTC類似薬について吼えている。
公の場での発言なので個人の意見ではなく、党としての考え方を示していると思う。
そうなると必然的に日本維新の会を引き込みたい少数与党の自民党と公明党は何らかの配慮が必要になる。
多少なりとも猪瀬案を取りいれざるを得ないことになる。
要らぬところで、余計な展開になりそうだ。
軽くみてはいけない。

OTC類似薬に関して猪瀬議員は有効成分や1日最大量が同じ処方箋以外の医療用医薬品の廃止を訴えている。
さらに処方箋以外の医療用医薬品の全てをスイッチOTC化も追加している。
そうなるとかなり大ごとな話である。
要は処方箋以外の医療用医薬品の処方箋がなくなるってことだ。
整形外科のマンツーマンはロキソニンやシップ剤などの処方箋が出ない。
この猪瀬案に反論出来る刺客はいないのか。
いないのではなく自民党の議員に反論する知識や情報を提供できる人はいないのか。
処方箋以外の医療用医薬品の全てをスイッチOTC化にした場合の弊害を猪瀬議員にぶつけて欲しい。
ところで漢方製剤もヤバイ。

ただし、猪瀬議員を追い詰めると話はあらぬ方向に展開しそうだ。
それが後発医薬品に対するインセンティブの廃止である。
調剤報酬でいうこところの「後発医薬品調剤体制加算」である。
既に、ある報告では85%を超えているとのことだ。
さすがに85%超を廃止するのは厳しいと思うが80%超はなくなる可能性が高い。
先ずは、目指せ90%超となる。

新たな後発医薬品に対する目標として金額ベースがある。
こちらは65%が目標となっているが、すでに62.1%と「選定療養」が呼び水となって達成間近である。
ここは薬局に期待と言うより病院のバイオシミラーに圧力がかかりそうだ。

と言うことで、危ない暴れイノシシの背に乗るととんでもないことになる。
どんな落としどころになるのか予断を許さない状況である。

さて、お陰様で無事お墓参りを済ませてホッとしている。
”未だ日本一には道遠し“と墓前て報告すると”バカ“と聞こえたような気がする。
まぁいっかぁ!
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道は遠い

2025-04-11 04:42:03 | 薬局
いつまでも忘れない”日本一になれ”を忘れない。

広島で朝を迎えた。
昨日の「薬局経営研究会」の出来が心配だ。
それなりに、これからの変化を伝えたつもりである。
今がいいのではなく、これからのいいを考えて欲しい。
薬局業界には何やら不穏な空気が流れている。

そんな不安を持ちながら早朝の静けさの中を空港に向かう。
広島空港を8:15発で新千歳空港に向かう。
新千歳では家内が待っているはずである。
そこから約1時間ほどかけて生まれ故郷の静内に向かう。

今日は父親の命日である。
2月11日は母親で、どちらも11日なので月命日が分かりやすい。
出来れば私も11日を目指したいと願う。
お墓の前での報告は”日本一は未だ遠し“である。
努力の足りなさと根性なしを実感する。

お墓参りが済むと札幌に向かう。
歯の治療が待っている。
いつも何か歯に詰めるが食事と共に飲み込むようで取れてしまう。
家内には噛むのに優しい食事をと言っているが出されるのは意外にも固い。
固いと言うか歯応えがあると言った方がいいのかな。
治療は両奥歯なので救いようがないのも事実だ。
前歯だけで噛むのは難しい。

明日は新千歳空港10:30発の東京経由で博多に入る。
新企画の「薬局経営エグゼクティブセミナー」が始まる。
前日入りで構想を練る。

子供の頃に言われた言葉には心に残る何かがある。
自分を顧みて、子供達にどんな言葉を残してきたのかちょっと不安になる。
それでも子供たちは何とか頑張って生きていることに感謝する。
そして自分も家内に生かされて、子供たちに生かされて、新しい家族と孫にも生かされている実感を大切にしたい。
そんな感謝を墓前で報告したい。

親父、日本一までもう少し頑張るよ!
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余計なお世話

2025-04-10 04:56:42 | 薬局
次世代の経営者に向けたメッセージを伝えたい。

しばらくお休みしていた「薬局経営研究会」の広島開催に限り、今回から私が担当することにした。
事前に何を話すか社長に聞かれている。
セミナーの案内のタイトルが必要だからだ。
とりあえず思い付きで「いま起きていることの将来予測を考える」とした。
つい最近まで、そんなタイトルだってことを忘れていた。
何と言っても新潟に行ったり札幌に帰ったり、沖永良部が大隅半島に変更になったりと忙しい。
そんな言い訳など通じない。
参加費はいただいている。
いつもになく資料は私なりに充実させた。

大阪と福岡は従来通り社長が担当する。
そのタイトルは「採用困難時代を生き抜くための人材戦略を考える」である。
知らんかった。
なかなかタイトルだけ見るといいじゃない。
思わず聞いてみたくなる。
ただ残念ながら大阪の時は鹿屋から鹿児島に戻った日で、広島が終わった後の福岡は札幌に帰ることになっている。
バタバタと無駄に忙しい。

札幌に帰るのは11日の父の命日で空港から直接お墓参りに向かう。
毎年欠かさず近況報告である。
その後、札幌に戻り歯医者の治療が待っている。
もっと札幌での時間がある予定だったので、札幌の自宅近所の歯医者に切り替えたはずが、7月までは何やら忙しい。

翌日(12日)は東京経由で福岡に入る。
13日は第1回目の「薬局経営エグゼクティブセミナー」の開催がある。
13時から17時までの4時間になる。
今回は企業理念やマーケティングの話に加えて、薬局の将来ビジョンを考えてもらう予定になっている。
講義中心と言うより、それぞれが頭に中に抱く潜在能力へのささやきを考えている。
会社の中での実践行動は人から言われるものではない。
自分で考え、自分の身の丈に合ったやり方が大事になる。
人の作った道はしょせん人の道だ。
大事なのは自分が切り拓く自分の道である。

東京に戻るとKaeオンライン新人研修が待っている。
私が担当するのは15・16日の2日間である。
もうじき70歳を迎えるじいさんが若者に何を伝えていいのか。
的外れだと思いつつ3時間の我慢を強いる。

今の時代には通じないかもしれないが、気持ちは後の人へのメッセージになればと考えている。
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起きの選ぶ

2025-04-09 05:18:26 | 薬局
初春を通り過ぎて夏真っ盛りの南の島に行く予定だった。

8日から鹿児島経由で沖永良部島に行く予定になっていた。
ところが早朝に、いきなり欠航の知らせが入った。
高齢者のジジイが4人して変更等の手続を取ろうとするが前に進まず。
電話をするが時間外でつながらず。
ネットで変更手続きを試みるが何がが違ってできず。
気がついたら次の便の空席が埋まってしまった。
路頭にまよう。
仕方ないので大隈半島ツアーに切り替える。
デジテルの前に高齢者は非力だ。

今回は友人の薬局見学ツアーと称して“Kaeシニア倶楽部”となっている。
お陰様で“Kaeシニア倶楽部”も、今回で4回目となり、初回の有馬温泉、鳥取横断、北海道の阿寒・知床に続く企画である。
残り少ない人生を謳歌しならが、これからの薬局経営を考える内容となっている。
基本的に残り少ないので現場への影響はない。

そんなこんなで今回の目玉の”伊勢海老食い放題”はお預けとなる。
午前中には鹿児島に戻る。
ちょっと高齢者にはタイトなスケジュールである。

と言うことで、何とか第4回は終了した。

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