医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

おおみそか!

2010-12-31 05:43:33 | 薬局
年末の大掃除!

いよいよ今年も大晦日を迎えた。
とりあえず我が事務所も新しい年をすがすがしく迎えたいと、ささやかな大掃除を開始する。
事務所には偉そうな社員が1名いるが、これがなかなか掃除をやらない。
金曜日は必ず掃除機をかける事になっているが、どうも納得のいく仕事ぶりには程遠い。

私は悲しいかな仕事虫だ。
土曜日も日曜日も事務所に顔を出している。
と言うより新聞が事務所に届くので仕方がない。
さらにブログ更新も事務所じゃなきゃ浮かんでこない。
嫌じゃない。
それなりに楽しんでいる。
そして、毎日見てくれる人がいるから頑張れる。

住んでいる東京スカイツリーが見える住まいには新聞は来ない。
常に新鮮さを求めるために365日、新聞記事を確認するために事務所通いが続く。
したがって、金曜日の清掃状態はチェック済みである。
どこを掃除したのか…。

トイレもこまめに掃除をしている。
自分でも驚くほどこまめである。
特に、トイレは汚いと運が逃げると言う。
トイレには「うすしま明王」と言う神様がいて、金運を招くと言われている。
「うすしま明王さま」の名前を言い、「おんくろだのう うんじゃくそわか」と唱えながらトイレ掃除をすると、なぜかお金が入って来ると言われている。
そして、入ってくるお金にも、「0」が余分についてくる。
そう思って事務所をいつも綺麗にしているつもりだ。

一年の締めくくりと思い窓を磨くことにした。
窓拭きクリーナーのシートタイプで窓拭きを始めた。
ムラが出来ないと書いてあったが、実際にはムラだらけとなってしまった。
これは不味いと思い、窓拭きのワイパーみたいな物をダイソーで購入した。
100円と消費税で105円だ。
さっそく事務所の窓に使ってみた。
これもムラができると言うよりワイパーの機能がまったく発揮されない。
ちょっとむっと来てネットで苦情を送った。
何か返事があるかと思ったが、無しのつぶてである。
返信をしないなら苦情コーナーは要らない。

そこでふと思った。
薬局や医療機関で患者サービスについてアンケートを取るが、その結果何をどの様に改善したかなど患者に返しているだろうか。
世の中、どんなことにでも学ぶべきことがある。

きっとそんな苦情など言われる筋合いではないのかもしれない。
100円なんだから。
買ったあなたの自己責任か?

お陰さまで、健やかに新年を迎えられそうだ!
感謝、感謝でありがとうございます。
新しい年はすがすがしい店舗でお迎え下さい。
よいお年を!!





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漏れなく付いて来る

2010-12-30 06:08:22 | 薬局
やっと尻に火がともる。

「一般社団法人 保険薬局経営者連合会」なる組織が立ち上がった。
薬局を取り巻く経営環境が厳しくなる中で、中小規模の薬局を経営面から支援する組織が、来年の2月6日に設立総会を開催する。
組織はすでに昨年の7月に設立されている。

確かに薬局経営が良くなる要素が少ない。
例えば、調剤報酬では先に挙がった「薬剤服用歴管理指導料」の廃止や「調剤基本料」の24点一元化などがある。
前者は何だか情報の先走りの感があり、後者はあまりにも納得性を感じる。

ポイントカードはドラッグストアやスーパーに有利で、イオンまでが参入する。
とてもじゃないが中小薬局では対応が難しい。
この他にも医療財源の不足による、患者負担の増加や保険者への直接請求が動き出し。
きんきんの導入となろう、社会保障カードによる設備投資なども重くのしかかる。
大手には対応できても、中小には乗り越えるのが難しいハードルである。

こんな経営環境に対応しようと言う様だが、ことは簡単ではない。
なぜなら薬局の経営者がどこまで経営手法を知っているのか疑問である。
さらにこれからは医療機関のマーケティングから薬局自身のマーケティングが必要となる。果たして、どこまでマーケティング手法を心得ているのか。
いささか心もとない。

少なくても私の様な経営のプロの支援が無くては難しいと思っている。
と、自負している。
毎月行なわれているHSEセミナーはその材料の提供を行なっている。
お陰さまで私が主催を務めているので、当然のことであるが毎回参加している。
かなりの情報収集が出来る。
因みに、誰に聞いても「あいつはいつも偉そうに言う」と評価してくれる。
偉そうだけど友人はたくさんいる。

これは朗報である。
HSEセミナー参加者には「漏れなく幅広い情報」が付いて来る。
さぁ、今がチャンスだ!

新しい年はもっとバージョンアップして提供できると確信している。

とか何とかコマーシャルだ。

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横綱の土俵入り

2010-12-29 07:34:31 | 薬局
巨人が動き出す。

いよいよイオンがポイント合戦に参入してきた。
イオンの傘下にあるスーパーの調剤薬局で、患者が電子マネーを使って処方薬を支払った場合、ポイントカードに加算されることになった。
これは年明け早々から開始される。
さらに、このサービスはグループのドラッグストアにも対応している。
これはかなりの脅威だ。
ドラッグストアだけしか使えないのと、あらゆる商品に使えるポイントとなれば訳が違う。
電子マネーとはご存知と思うが「WAON」のことである。
因みにポイントは200円当たり1ポイント相当となっている。
もちろん処方薬には使えないが、イオン以外の売り場や提携飲食店で使える。
さらに、ワオンカードはマクドナルドの全国約9万5千軒でも利用できる。

おじいちゃん、おばあちゃんが孫のためにポイントを、せっせと集めてマックに行くなんて姿が目に浮かぶ。
今回は200円で1ポイントとなっているが、100円で1ポイントは既に認められている。
調剤だけ1ポイントもありだ。
もちろんそれ以上もありえる。
100円で何ポイントが値引くに相当すると言う判断基準は無い。
そろそろ調剤チェーンの横綱も重い腰を上げそうだ。

どっこいしょ!





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俺でなきゃ

2010-12-28 08:34:30 | 薬局
私の思い過ごしかもしれないが。

薬剤師会に力が無いのは、行政に対する力の分散に有る様に思う。
今回の「調剤基本料」を24点に一元化論も、リスファックスにコメントしているのは山本副会長である。
本来は中医協委員の三浦常務じゃなきゃおかしいと思う。
何てったって、調剤に関する薬剤師会代表は中医協委員だからだ。
本家本元をないがしろにして、元では説得力に欠けるし、肝心要の現委員はどう思っているのか定かではない。
ひょっとすると三浦常務は納得しているかもしれない。

それともう一つ、厚労省にはこれからの医療をどうするか、各種諮問委員会がある。
私の思い過ごしかもしれないが、ここにも元がやってくる。
各種諮問委員会はニースソースの宝庫である。
ここでの議論がひいては調剤報酬改定へとつながると思う。
結果として、少ない情報での中医協参加となり、自信の無さにつながりはしないか。

「老兵は死なず、ただ去るのみ」これって潔い言葉だと思う。
いつまでも俺が、俺がでは後人は育たない。
行政との窓口は一元化、いやいや一本化した方がいいのではないだろうか。

何となく薬剤師会の弱さを見つけたような気がする
任せておけないんでしょうね。




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賢い方法

2010-12-27 07:43:12 | 薬局
仕掛けられていますね。

2010年の4~9月の国内売上高上位100品目の集計が出ていた。
あくまでも日刊薬業の集計である。
それによると「新薬創出適応外薬解消等促進加算」のいわゆる新薬加算品目の上昇が目立つ。
100品目の中でトップは「ブロプレス」で、これは7期連続の快挙になる。
それはそれで評価されるのだが、どうも今回の新薬加算は胡散臭い。
何気なく製薬メーカーに加担しているようだが、この結果、後発品がある長期収載品は大ダメージを受けている。
一度価格が下がった製品は薬価が引き上げられることはない。

先ず長期収載品は特例引き下げで4~6%に薬価が引き下げになる。
さらに、追加引き下げとして2.2%引き下げられた。
これだけでも大きなダメージがある。
さらに、価格交渉が待っている。
大手医療機関や調剤チェーンは価格を一歩も譲らない。
特に大手調剤チェーンは上場している会社があり、売上と利益の確保は株主へのミッション(任務・使命)となっている。
購入量が多い分1%の差益は大き過ぎる。

そこで、新薬加算が有ろうと無かろうと、従来とほぼ同程度の薬価差を求めてくる。
しかし、新薬加算は価格を引き下げるわけには行かない。
そうなると長期収載品は、薬価で十分引き下げられているにも拘らず、価格でも新薬加算の調整として引き下げ要求が来る。
かくして、大手調剤チェーンへの対応は、長期収載品の価格を犠牲にするしかなくなる。
実は、ここに厚労省のしたたかな罠がある。

後発医薬品の普及が進まない医療費抑制を、長期収載品の薬価引き下げで調整しようとしていないのか。
「江戸の敵は長崎で討つ」って感じだろうか。
アムロジンは21.9%、クラビットが28.5%などと大幅な引き下げとなっている。
こうなると後は奈落のそこまで落ちていくしかない。

頭のいい人は気付かれないように仕組みを変えていく。




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薬剤師のせいですか?

2010-12-26 07:32:02 | 薬局
敵に回すと怖いぞ!

「後発品の積極活用派は薬剤師の4割弱」
そんな調査するなよって言いたくなる。
後発医薬品大手の沢井製薬が後発品に対する意識調査を発表した。
調査は過去3ヶ月以内に薬を処方・調剤された患者400人と全国の薬剤師300人を対象としている。
どなたかお声がかかりましたか。
あなたの意識が反映されています。

結果は、患者の「後発医薬品」に対する名称認知率は昨年同様98.5%とかなり高い。
また、後発医薬品について調べた経験がある患者は62.9%(昨年46.0%)とかなり関心が高まっている事が伺える。

薬剤師はどうかと言うと、後発品が医療費節減につながると思っている方が93.7%(昨年86.7%)とほぼ理解している。
日本での使用率が20%であることを知っている方も86.3%(昨年72.0%)と、それなりとなっている。
但し、後発品を積極的に進めている薬剤師はとなると37.3%(昨年24.5%)とかなり問題が残る。
さらに、患者が薬をもらう時に、薬剤師から後発医薬品の説明を受けたと言う人は29.8%とこれも問題である。
かくして、これだけ後発品に対するインセンティブを出しても「笛吹けど踊らず」では、厚労省も強硬手段をとらざるを得なくなるだろう。

それにしてもこの調査は何の目的で行なっているのか。
後発医薬品をもっと使って欲しいってことなのか。
それとも後発医薬品が普及しないのは薬局・薬剤師が積極的でないと言いたいのか。
正直なところ売り上げが増えて決算内容がいいのは、薬局があるからじゃないかと思う。
薬剤師が自信を持って切り替えられるだけの質をもっとアピールして欲しい。
後発医薬品業界全体の質も反省材料だと思う。

あんまり虐めるなよ!



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1千億円が飛ぶ

2010-12-25 10:36:33 | 薬局
やばい議論は続く。

薬剤服用歴管理指導料が鳴りを潜めたばかりであるが、今度は調剤基本料が狙い打ちにあっている。
22日の政府の「規制・制度改革分科会ライフイノベーションワーキンググループ(WG)」は、医療関連の18項目の改革案をまとめた。
その中に「調剤基本料の一元化」がある。
内容は特例の減額点数を「24点に統一すべき」である。

ご存知のように調剤基本料は原則40点となっている。
但し、処方せんの受付回数が1ヶ月に4,000回を越え、特定の医療機関からの集中率が70%を越える場合は24点となる。
これが特例の減額点数である。
これは類似内容の処方せんが多く、医薬品の在庫管理がし易い、従ってロスが少ないと言う理由からとなっているが…元々は、とある調剤チェーンのペナルティーから始まっている。
医薬品の在庫ロスが少なく効率的な運営が出来るのが4,000回とは理に適っていない。
それはさて置き、この特例を受けている薬局は、何と1%しかない。
と言うことは当たり前であるが99%は40点であり、そのマイナーの24点に合わせると言う事は、何を隠そう調剤基本料の意義が問われていると言う事になる。

私は、いつも説明が付かない診療報酬は無くなると言っている。
その最たる点数が調剤基本料だと思っている。
100人の一般人を集めて、薬剤師が調剤基本料を説明した場合、何人の方が理解し賛同してくれるだろうか。

さらに、WGでは40点と24点の質的差は認められないとも言っている。
むしろ疑義紹介や調剤ミス発見率、時間に関する患者満足度は門前薬局の方が評価が高い結果も出ていると言う。
ダメ押しは「配慮すべきは薬局の経営ではなく、患者から見た合理性」と訴えている。
これを言われたら反論は難しい。

今回の提案を元に、政務三役との折衝となるらしい。
もっと早く手を打つべきではなかったかと。

ついでに今回改定になった診療所と病院の再診料の件も例に上がっている。
因みに、24点に一元化すると年間978億円の削減になるそうだ。



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鹿か藻か

2010-12-24 08:00:48 | 薬局
評価が反映される。

日刊薬業によると「ハイリスク薬加算の算定率を賞与に反映」の見出しがあった。
そんな事は珍しくもなく当たり前の様な気がするが、そうではないのか。
人事考課や評価は頑張った人とそうでない人を振り分ける仕組みだと思う。
但し、それだけでは点取り虫が増えるので、育成やモチベーションが上がる仕組みも大切だ。

今回の記事はハイリスク薬加算の算定が低調な店舗があったため導入したらしいが、ちょっと違っているような気もする。
違うと言うのは、薬剤師として算定の有無もさることながら、服薬指導の現状に問題提起されている気がする。
結果として、その会社では今まで算定がなかった薬局も算定するようになったそうだ。
点数が付くからやる、賞与がもらえるからやるって何だか寂しい。

服薬指導においてシップ剤も点眼剤も、そして今回のハイリスク薬も同じ点数だったことが問題だと思う。
私は診療所の外来管理加算に5分間ルールが導入されて時に、次は服薬指導にも3分間ルールみたいなものが始まると予想した。
なぜなら、シップ剤も点眼剤も3分間も説明が要らないからだ。
絶対いらないとは言わないが、3分以上になるとかなりくどくなりそうだ。
ところがハイリスク薬などは3分あっても足りないくらいだと思う。
この他にも生活習慣病で長期間に服用している薬や若い人などは説明はいらないとなる。
そこで、3分以内は何点、3分を超える場合は何点と2段構えになるのではないかと思っていた。
もっと言うと3分以内は薬剤師の当然の義務として点数評価なしだ。
残念ながら外来管理加算の5分間ルールはなくなったが、考え方は同じだと思う。

調剤報酬はこれからの点数配分の一つの傾向を表すメッセージだ。
にんじんをぶら下げて動いてくれるなら、それもいいかもしれない。
何もやらないより新しい変化への準備は出来るだろう。
2012年は4月から改定となる。
気がつくと次の準備には15ヶ月しかない。

えっ、15ヶ月もあるって!




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売れない秘訣はいかがですか!

2010-12-23 09:24:21 | 薬局
独りよがりになっていませんか。

昨日は、地方の商店街に指導で行ってきた。
指導というと偉そうだが、何のことはない、当たり前のことを当たり前として伝えることである。

お店の中に自分の娘の絵が飾ってある。
何でも娘が中学の時に総理大臣賞をいただいた絵らしい。
その他にも大きな絵が飾ってある。
これってお客さんが見たがるのだろうか。

そば屋のメニュー数は30ほどある。
この他に同じメニューでうどんもあるという。
お客さんは何を食べたらいいか迷いませんかと尋ねる。
確かに時間がかかるらしい。
そこで「何がお奨め」と聞かれ「どれも美味しいですよ」と答えるらしい。
それって、どれも美味しくなく聞こえるのは私だけ。
ご主人いわく「お客様の選択肢を多くしている」らしい。
でも、本音はメニューを増やさないと、と思う不安からである。

パン屋さんの前を車で通った。
お店の中に置いてあるテーブルでおばあちゃんがパンの袋詰めを行なっている。
袋に入れる時にパンは手づかみだった。
外から丸見えだ。
ちょっと引いちゃうよね。
以前も指摘したが店のガラスが縞模様になっている。
窓を拭いたようだ。
でも、拭く前の方がまだましに見える。
夕方の訪問だったが、売れ残ったパンがたくさん並んでいる。
このパンの行くへが気になる。

他にもまだまだたくさんの発見をしてきた。
売れないには売れないなりの秘訣があるようだ。
その一番の秘訣は独りよがりじゃないかと思った。
自分ではいいサービスと思っていても、お客には通じないサービスがある。
お客は何を求めて来店するのか。
これからの薬局にも通じる。

売れない秘訣を教えます。
必ず売れなくなります。
自信があります。



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小耳情報

2010-12-22 08:15:58 | 薬局
先取りが始まっている。

ご存知のように「処方せんの受付後、薬を取りそろえる前に」は、薬剤服用歴管理指導料の算定用件である。
今回の調剤報酬で初のお目見えの緩やかな前提条件となっている。
なぜ緩やかかと言うと、結びが「努めること」となっているからだ。
これは後発品の普及が進まないのは、受付段階で患者に確認していないからだ、との議論から始まっている。
確かにそうだと思う。
全ての調剤が済み受付入力もほぼ済んだ状態から、後発品はいかがですかと確認して、お願いしますとなるともといである。
ピーク時のこのやり取りは混乱を招く。
調剤ミスのもつながる。
そして、このことは医師会や厚労省も問題視している。
医師会は後発品が普及しない理由としている。

もう一つご存知ですよね。
それが「処方せんの受付の際に」で始まる特定薬剤管理指導加算である。
こちらは、患者の服薬状況や副作用の発現の有無などなどは、処方せんを受け取ったときが大事だと言っている。

医薬分業に対する是非論がある。
それは薬局の医療への貢献に関するエビデンスだ。
そのエビデンスが「処方せんの受付の際に」で、ある程度出来るのではないかと言う仮定である。

この二つが言わんとするところは、薬剤師が受付をしてみたらどうかと言うメッセージである。
2012年の調剤報酬は、こんな所にヒントが隠されているのではないか。
点数は変わらないが算定ルールが変わると、取れそうで取れない絵に描いた餅になる。

そんな話をしていると、何と大手の調剤チェーンで薬剤師の受付が始まっているそうだ。
流れは急に変えられない。
心の準備が必要だ。
そして、すでに始めている所があるという現実も認識して欲しい。




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