医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

足の裏

2010-07-31 08:18:22 | 薬局
“足の裏の米粒”と言われる国家資格がある。
何を隠そう、私が持っている中小企業診断士である。
この資格を取得するのは意外に難しい。
とは言っても、とあるサイトの資格難易度で中小企業診断士は7である。
そこそこって感じだ。
中小企業診断士は、出題範囲が膨大な上、1次試験と2次試験の2回の試験を突破しなくてはいけない。
因みに、中小企業診断士試験の合格率は、第1次試験は16%から20%で、第2次試験が10%から20%程度となっている。
合格率をみる限りは、極めて合格率の低い難易度の高い試験である。
実は、1次試験を受験するまでが大変である。
なぜなら1次試験の科目が意外に多く、2日間に渡って試験は行なわれる。
経済学・経済政策
財務・会計
企業経営理論
運営管理(オペレーション・マネジメント)
経営法務
経営情報システム
中小企業経営・中小企業政策
と、何やら薬剤師には聞き慣れない単語が並ぶ。
さらに、2次試験の科目は事例に基づく診断及び助言に関する内容となる。
実務の事例 I (組織(人事を含む))
実務の事例 II (マーケティング・流通)
実務の事例 III (生産・技術)
実務の事例 IV (財務・会計)
これが手ごわい。
実際に行なわれている事例や新規事業などの発想が問われる。
私の時は、もっと面倒で200字2問と600字1問の中小企業施策を書かされた。
これは丸覚えが必要で、当時の私はいつも予想される80の中小企業施策と、15の600字を持ち歩き念仏のように唱えていた。
そこで“足の裏の米粒”だが、「取っても食えない」資格だそうだ。
ただ経営コンサルタントとしての自信と実力は付くと思う。
私の場合は、マーケティングと戦略構築が得意なんだけでなぁ。

資格難易度
10 旧司法試験
9 公認会計士
8 司法書士、税理士、弁理士、不動産鑑定士
7 中小企業診断士、社労士、建築士
6 行政書士、土地家屋調査士、気象予報士
5 宅地建物取引主任、ケアマネジャー
4 介護福祉士
となっていました。
因みに、通信教育又はその手の学校のサイトです。
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小さなささやき

2010-07-30 07:27:26 | 薬局
隠れメタボリックを探せ!
全国健康保険協会によると09年度の特定検診の受診率は、被保険者で38.3%(前年度比2.4ポイント増)と速報値が発表された。
被扶養者は12.2%(1.0%増)らしい。
さらに特定保健指導事業については、被保険者4.8%(3.9%増)、被扶養者0.4%(0.4%増)となっている。
これって何だ?
とりあえず12年度の目標は、特定検診70%、特定保健指導45%を掲げている。
どう考えても無理な話である。
この制度の背景には、日本人の生活習慣の変化や高齢者の増加等により、近年、糖尿病等の生活習慣病の有病者・予備群が増加しており、生活習慣病を原因とする死亡は、全体の約3分の1にものぼると推計されている。
生活習慣病は、一人一人が、バランスの取れた食生活、適度な運動習慣を身に付けることにより予防可能である。
そこで、平成20年4月から始まっている、生活習慣病予防のための新しい健診・保健指導を開始した制度である。
特定検診と言うと何だか特別な感じがするが、何のことはない身体測定と血圧測定、血液検査、尿検査くらいが基本となる。
これくらいどこでも出来そうだ。
これで異常値が出た場合は、さらに検査が必要となるが、先ずはスクリーニングから始まる。
特定保健指導とは、「情報提供」「積極的支援」「動機づけ支援」の、3段階にグループ分けされる。
詳しくは説明しないが、「情報提供」は、特に問題がなさそうな人へ、各検査数値の意味や、生活時における注意点などについての情報提供がされる。
そして「動機づけ支援」は気をつけましょうって感じ、「積極的支援」はややリスクありで注意を喚起するレベルとなっている。
いずれも糖尿病になっていない方が対象である。
「動機づけ支援」においては、原則として初めに面接(グループディスカッションの可能性もあり)を一回受け、半年後に生活習慣が改善されたかどうかについての評価を受けることになる。
さらに「積極的支援」においては、保健師や管理栄養士らと面談したうえで日常生活を分析し、腹囲や摂取カロリーなどについて、具体的な目標数値を設定する。
そして3ヵ月から半年にわたって、食事や運動などの生活習慣改善に取り組み、その実施について電話・Eメール・手紙・FAXなどによる継続的な指導を受け、目標を達成しようとすることになる。
特定保健指導はちょっと面倒だ。
だから受診率が悪いのかもしれない。
さて、これからが本題となる。
長らくお待たせしました。
これらの事業を全国に5万3,000軒もある薬局で行なえるようにしてはいかがか。
ちょっと近所で健康診断が可能となる。
ついでにインフルエンザでパンデミック防止のために、ワクチン接種も有効ではないのか。
こう言う事を、声を大にして出張して欲しい。
「特定検診・特定保健指導事業はあなたのそばの薬局で、そして、インフルエンザワクチン接種もやっています」ってね。
声が小さい!!
期待の国会議員にお願いしよう!
ねぇ、藤井さん。

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過剰か

2010-07-29 07:54:11 | 薬局
時代は常に移り変わる。
コンビニの売上高が09年度1.1%増と伸び悩みが見えてきた。
これは1978年の調査開始から2番目に低い落ち込みとなっている。
店舗数は2.1%増え、4万6,069店となっている。
今年度は大手4社の閉鎖店舗数が約1,500店と3年ぶりに増加する見込だそうだ。
これらの数字は消費者の動向を表している。
節約志向を背景に、同業他社だけでなく、スーパーや外食チェーンとも価格競争が激化し、09年度の1人当たり購入額である客単価は、前年度より25円少ない505円となった。
これは過去10年間で最低らしい。
また、1日の来店客数は1店当たり1,025人で0.6%の減少となった。
1店当たりの1日の平均売上高(日販)は2.4%減の48万7千円である。
コンビニ27社に経営環境について聞いたところ、20社が「悪くなった」と答えている。
複数回答で理由を聞くと「都市部のコンビニ店舗数が過剰」「コンビニの出店増の影響」などが挙がっている。
そんなコンビニ業界であるが、試行錯誤で次の一手を模索している。
それが医薬品販売である。
がしかし、こちらも苦戦が強いられているようだ。
09年度末時点で医薬品の取扱店舗数は僅かに101店。
最も多いのがセブン-イレブン・ジャパンで28店に留まっている。
登録販売者の確保や店舗運営コストなどのコストパフォーマンスに課題が残る。
とは言っても、ドラッグストアとの融合店などの挑戦は続く。
ローソンは今月17日にマツモトキヨシと実験店を開始した。
さらに8月2日にはクオールとの調剤併設型コンビニも東京・虎ノ門にオープンする。
4万6,000店で市場が過剰らしいが、5万3,000店の薬局は過剰とならないのか。
その結果は市場が判断することになる。
それとも行政か?


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朝の夕刊

2010-07-28 08:36:31 | 薬局
「生活保護受給者に向精神薬」とある。
さらに「重複処方2700人超」は厚生労働省の調査である。
事の発端は、今年の4月に大阪市西成区の生活保護受給者が、病気を装って入手した向精神薬がインターネットで転売された事件だ。
厚労省は全国の自治体にレセプトのサンプル調査を行なった。
調査対象は、今年の1月時点で生活保護受給者約83万人のうち、精神科に通院した約4万2200人となっている。
複数の医療機関にかかり、向精神薬を複数回にわたり処方されていないか調べた。
重複処方が最も多かったのが東京都で781人、次いで徳島県130人、大阪府105人となっている。
厚労省は今後、これらの処方内容や量が適切であったか審査し、各地の福祉事務所を通じて指導するとある。
適切であったかって、今更審査もないような気もするが、対応は適切なようだ。
これはあくまでもサンプル調査の結果である。
実際はどうなっているのかと想像すると、かなり大きな事件ではないだろうか。
この調査を受けて関係団体は、どの様な対応をするのであろうか。
27日の発表なので、既に聞き及んでいるはずである。
ちょっと一部の有力団体のホームページを見たが、それらしき掲載はなかった。
そして、なぜこの様な事件が起きたのか。
お薬手帳は何をしていたのか。
こうなるとお薬手帳は強制持参にするしかない。
お薬手帳を持たない人には調剤できないとか。
以前から言われているが、一向に進んでいない保険証のIC化も重要となる。
これがあるとかなりの部分で医療の効率化が図れる。
それはさて置き、こんな事件が起きると、薬剤師は何をやっていると「喝」が入りそうだ。
敵もさるもの引っかくもので、見分けるのは困難かもしれないが、これは犯罪に結びつく重要事項だ。
ますます薬剤師による処方せんの受け取りと、調剤前の薬歴や手帳の突合が必須となる。
次回改定に、特定薬剤や後発品の確認の他に、調剤基本料算定要件にならないとは限らない。
そんな夕刊記事を朝食りんごを食べながら見ていた。
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刺激的なクリーム

2010-07-27 08:12:47 | 薬局
本当にいいのか。
外用薬の軟膏とクリームは同じじゃない。
成分が同じでも基剤が異なると用途が異なると思う。
あるセミナーで今回の調剤報酬改定において、内服薬に限り、一定の範囲内で「類似した別剤形への変更調剤」が認められた。
一方、外用剤については、中医協の一部の診療側委員からの賛同を得られず、対象外となった。
そのことについて、「(変更調剤可能な事例が)軟膏とクリームだけであれば良かったが、パウダーやスプレーにも変更できると書かれていたため、外用薬は削除された」との発言があった。
パウダーとスプレーが書いてなければ認められたと言うのだ。
さらに、患者の同意と薬剤師の薬学的な判断の下で「少なくても先発品のクリームを後発品の軟膏に変更できるようにしたい」とある。
批判するつもりはないが、立場上ちょっと軽率ではないか。
正直なところ、ちょっと違うんじゃないのかな。
患者の同意は当然としても、薬学的判断じゃないように思う。
経済的判断じゃないの。
詳しい薬学的判断は出来ないが、ネットで調べると創面の保護には軟膏がいいらしい。
さらに持続効果も期待できる。
クリームは即効性が期待でき、べたつきも少なく使い易い。
また、クリームには刺激を伴うこともあるらしい。
この他にも軟膏とクリームの違いがいくつか書いてあった。
もし基剤がどちらでも同じなら、どちらかに統一したらいいではないか。
同じ成分が2製剤あるのは大きなムダである。
薬学的に同等であるなら、それを証明して統一させるのが薬剤師の役割となる。
そうは言っても、今まで軟膏を使用していた患者が、クリームに替わり刺激があった場合どうするの。
などと思ってしまった。


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そうは問屋だ!

2010-07-26 08:30:32 | 薬局
価格が決まらない。
今回は価格交渉が暗礁に乗り上げているようだ。
薬価改定の後は、いつも決まらないのが通常である。
特に今回は、新薬創出…加算なるのもがあるので尚更決まらない。
大手チェーン薬局はスケールメリットを振りかざし、卸に迫ってくる。
卸も売上が欲しいので「悪いようにはしない」と訳の分からない対応となる。
何を持って悪くないのか知りたい。
中には具体的な数字までもが出始めている。
新薬を12%とし長期収載は17~18%でなどと本音とも取れる発言が飛び出す。
きっとこれは前期の価格実績ではないか。
今どきこんな価格では卸の利益はなくなるように思うが。
ところが背に腹は代えられないとなるから困りものである。
さらに、「大幅な価格引下げには応じなければいい」と轟々する経営者もいる。
確かにそれも一理ある。
利益が出ないなら売らなきゃいい。
と思うが、それが出来ないようだ。
卸の利益はクリニックと中小薬局から出ている。
ここでの価格は10%前後になっているからだ。
大手の病院や大手チェーン薬局は吐き出しだ。
それにも拘らず、利益のないところに卸の幹部が訪問し接待もする。
利益を稼がせてもらっている先には、意外にサービスは薄い。
言葉では「そうは問屋は卸さない」ってあるのに。
それとどうなんでしょうか。
17~18%引きの価格が実在するなら、もっと薬価は下がりませんか。
表の価格と裏の価格があるんじゃないのかな。
薬価調査には出てこない秘密が。
そろそろ卸も卸さない卸を目指して欲しい。
何億も利益が出ているのは卸のお陰かもしれません。
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カンバン

2010-07-25 05:38:28 | 薬局
会社だ。
トヨタ記念病院のスタッフは、すべてトヨタ自動車株式会社の社員となっている。
給与体系も社員と同じらしい。
頂いた名刺には医療法人などの文字はない。
完全なる企業立病院である。
さて、薬屋として気になるのが在庫管理である。
トヨタと聞くと「カンバン方式」と思うが、そうはなっていないそうだ。
病院内ではオーダーリングが整備されており、何をどれだけ使用したのか常に把握されている。
これは誤使用や盗難などにも活躍しているらしい。
そのために、院内での薬剤使用量はある程度の予測が可能だ。
その予測に基づき一日の使用量を算出し、その3日分を常に在庫する方式を取っている。
従って、在庫量は3日分となり誠に効率的である。
また、詰め所などの薬剤は所定のトレイ(ボックス)に定数配置となっている。
これを定期的に交換する補充方式だ。
20年ほど前であるが、病院の定数配置を勉強した頃に知った「コ・ストラック」に似ている。
今も残っているであろうか。
ところで「カンバン方式」であるが、難しい理論は差し置いて簡単に話すと、在庫が少なくなったら発注書が出てくる仕組みである。
例えば、1000錠のヒートの束の200錠に発注書(カンバン)を差し込んでいて、それが出てきたら発注する。
カンバンにはバーコードで発注情報が記載されている。
ちょっと違うかもしれないが、こんなイメージだと思う。
何てったって、この「カンバン方式」は特許を持っているだけに単純ではなさそうだ。
ちなみに、トヨタと三菱商事による薬局(グッドライフファーマシー)ではカンバンを使用していた。
トヨタの遺伝子は確りと根付いている。
さらに、気になったのはジェネリックの使用である。
こちらは病院はDPCなので使用しているが、外来は特に配慮していないと聞いた。
処方箋は変更可であり、薬局の裁量に任せているらしい。
とは行っても、目の前の薬局は関連の薬局であり、健保組合との関係からジェネリックへの切り替えは当然のことではないかと思う。
申し訳ないが確認を忘れた。
ちなみに、グッドライフファーマシーはトヨタ記念病院と同じ敷地内にある。
従って、トヨタ健保の方しかサービス提供が出来ない薬局なのだ。
それ以外の方は100%実費となる。
もちろん上手く出来ていて、門前にある保険薬局も関連がやっているらしい。


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さあ、酷暑の名古屋駅である。

2010-07-24 04:01:39 | 薬局
さあ、酷暑の名古屋駅である。
この暑いのに昼食は味噌煮込みうどんにする。
急ぐ必要はないが、なぜかしら早食いとなる。
お陰で口の中にやけどで水ぶくれが出来る。
セミナーの待ち合わせは11時45分に名古屋駅の銀の時計前である。
何でもこの場所が待ち合わせの定番となっているらしい。
吹き出る汗をぬぐいながら参加者の皆さんを待つ。
移動用にチャーターしたバスは12時に出発する。
バスの中では、かつて老人保健施設制度を考えた大先生が、御自らマイクを持って、バスガイドならぬ「これからの医療経営」について講義行なってくれている。
待ち合わせの暑さから開放され涼しいバスの中が、にわかに熱さを帯びる。
暑い!
などと言っている内に、目的地のトヨタ記念病院に到着する。
院内では薬剤部、臨床検査科、地域連携室などの説明を受ける。
さらに、トヨタと三菱商事が出資したグッドライフデザインと言う会社からの説明を受ける。
ここでは医療と商社のコラボを模索する事業の展開となっている。
とりあえず検査センターと薬局が病院に隣接する。
その他にメディカルビルなども計画中とのことであった。
詳しくは後日、出張中のブログは難しい。
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「突然ですが辞めさせて下さい」

2010-07-23 06:55:16 | 薬局
ほんの一部に気まぐれな薬剤師もいる。
その度に冷汗をかきながら薬剤師の手配をしたのを覚えている。
お陰さまで、今はこんなせりふから開放されて数年が経過した。
辞める理由はそれぞれである。
会社の方針や他の職員と合わないとか、責任者にはなりたくないなどちょっと理解に苦しむ。
さらに辞めるタイミングを自分で決めている人もいる。
少なくても雇用時には雇用契約書を交している。
残りの期限はどうなるのか。
もっと驚くのは、今までの分を日割り計算でくださいと来る。
もっとも最悪なのが新規で立ち上げる時に「やっぱり…向いていませんでした」と来られた時だ。
どうする開設許可って言いたくなる。
そして日割りを下さいってか。
こんな時は契約不履行で日割りなしに出来ないものか。
かれこれ10数年前に大きな病院の門前を立ち上げたことがある。
やる、やらないが続き、結局やることになってオープンが1ヶ月後である。
「それは無理でしょう」とは雇われ社長としては言えない。
かくして壮絶なプロジェクトXが始まった。
中島みゆきが耳元で聞こえてくる。
1週間で内装の図面や配置する調剤設備を用意する。
何と予想される処方枚数は600枚を下らない。
工事は突貫作業となる。
とは言っても、そう簡単には準備できない。
結局1ヵ月半後のオープンとなった。
それは何とかなったが、問題は薬剤師と事務職員の確保となる。
話せば長くなるが、2週間くらいの間に12名ほどの薬剤師を確保した。
人間やれば何でも出来る。
がしかし、中にはちょっと変わった方もいた。
この方には2週間でお辞めいただいた。
調剤経験ありとなっていたが、何を指示しても何も出来ない。
暇さえあればパソコンで何やら意味不明なことをやっている。
責任者に注意されると、「具合が悪いので帰ります」と帰ってしまう。
スタッフも気味が悪いと言い出す始末である。
私も何か変だと、ある日例のごとく「具合が悪いので病院に行きたい」と言うので本人と話をした。
いろいろ質問しているうちに、何だか体が震えだしてきた。
ひょっとして病院って…。
予想は当たってしまった。
その方は精神疾患を持っていたようだ。
病気自体はどうしようもないが業務に支障が生じる。
話し合って本人から退職願いが翌日に出てきた。
それも郵送で、その後ある地方病院で面接を受けている彼を発見した。
ここでも1ヶ月分の給与は支払うことになった。
気の弱い経営者である。

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あぢぃ~

2010-07-22 06:51:36 | 薬局
何でしょう、この暑さ。
北国育ちの私には、低温サウナの様な外気にうれしい汗が噴出してくる。
部屋の窓から真正面に見える東京スカイツリーが、その見え方によって不快指数に予測が付く。
今日はやや重って感じだ。
展望台のあたりが少しかすんで見える。
今日も玉のような汗がまぶしい。
明日から名古屋でHSEセミナーは医療機関と薬局の見学となる。
予想を反して30名以上の参加者となった。
正直なところ、これだけの人数を移動させるのは大変だ。
それも超猛暑である。
本日の名古屋の予想気温は、なななぁ~んと37度となっている。
これって体温???
実は、たいした用事もないが今日の夕方から名古屋入りである。
37度の超体温を体験したかった。
でも、明日も同じであろう。
何てったって、名古屋は「あぢぃ~」だから。
今夜のビールは格別になりそうだ。
来月、銀行や中小企業診断士、税理士、コンサルタントなどを集めた、医療セミナーの講師の一部を依頼されている。
昨日は、その打ち合わせをしていた。
その中で、とあるコンサルタントの方が言いうには「病院の門前で100%処方箋を取れない薬局は問題がある」と発言していた。
確かに、100%とは言わないが何%であるかは意識しなければならない。
そして、それが減っていたら大問題である。
さらに、もっと問題なのはそれに気づいていないことかもしれない。
もし気づいていたとしても何の対策を取っていないことも問題である。
どちらにしても、その辺の患者動向には敏感でいたい。
一番ダメなのは何となくかもしれない。
油断大敵!
ボディーブローは後から効いてくる。




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