医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

脱税と節税は紙一重

2013-03-31 06:36:00 | 薬局
2~3年後に来るのか。

お陰様で当社も年度末を迎えることが出来た。
ささやかではあるが法人税と消費税を納税することが出来る。
これで大手を振って公共の道路が歩ける。
今までは赤字が続いていたために小さくなって手も振らずに歩いていた。
自称コンサルタントと言いながら儲ける事が下手なコンサルタントである。

29日の朝日新聞に大手薬局の21億円の申告漏れの記事が掲載されていた。
何かの手違いでそうなったのだと思うが、これだけ申告漏れがあって、追徴課税や重加算税などを支払うとかなりの痛手である。
私と異なり、大きく公共に貢献し、大手を振って闊歩できることであろう。
ただ、ちょっと気になって決算状況を確認したが、専門的に言うとかなり流動比率が悪いようだ。
今期は社長の報酬も減らさずにはいられないだろう。

話は変わり、厚労省は2~3年を目処に「処方せんの電子化」を目指すと公表している。
処方した薬の情報をサーバーに蓄積し、インターネットを使って医師や薬剤師、患者が共有できる仕組みだそうだ。
紙の処方せんとは違い、薬局側で患者がICカードなどで本人確認をし、サーバーを通じて、処方内容を受け取る。
後発医薬品への切り替え等は、薬局が医療機関に報告しているが、これが出来ると医師が直接サーバーから入手も出来る。
もちろん患者の服用歴も確認可能だ。
この仕組みが出来ると災害時における患者情報が分かりやすくなり、お薬手帳なども要らなくなる。
これによって過剰な診療や処方を減らし、医療費抑制につなげるとある。

便利な世の中になったものだ。
これに欠かせないのが社会保障・税の共通番号法案で、いわゆるマイナンバー制度である。
今のところ医療情報は適用範囲外になっているが、マイナンバー制度が決まってしまうと、いつの間にか包括されてしまうだろう。

こうなるとICカードを読み取るリーダーの購入やレセプトコンピュータの付属機能の追加なども必要になる。
お金のかかることが目白押しだ。

明日からは新しい期を向かえる。
既に、皆様の会社でも事業計画が出来ていると思うが、お互いに大きな目標に向かって邁進しようではないか。

前を向いている限り前に進む!
後ろを振り返るな。
明日からは気持ちもリフレッシュに「日本の薬剤師の兄貴」を目指して粉骨砕身。

砕けなければいいが。



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馬刺しと黒豚しゃぶしゃぶ

2013-03-30 05:03:36 | 薬局
たまには「くまモン」と遊ぼう!

ちょっと面白い企画を考えてみた。
それは熊本・鹿児島での薬局経営を考える研修ツアーである。
どれだけ集まるか分からないが、とりあえず当社のネットワークへの声掛けを行う。
目指すは全国からの参加者が25名である。

内容は、まず熊本駅に集合してもらい。
それから「これからの薬局経営を考える集い」と題して、熊本の地元の方を含めた懇親会を行う。
開始時間は19時からだが多少遅れても地元組みの参加があると嬉しい。
ここで“情報の坩堝”と化す。
1次会が終わるとそれぞれ夜のネオンに消えてもらう。
熊本には有名な”青い城“もある。

2日目は熊本駅に集合して新幹線で鹿児島中央駅に向かう。
ここでバスを用意して一路「知覧特攻平和記念館」へと向かう。
今こうして過ごしていられるのは、かつての多くの犠牲による事を直に感じてもらいたい。
ふやけた気持ちに「喝」!
厳粛な緊張感をいただき、続いては鹿児島市内の城山へと向かう。
城山は西南戦争の最後の激戦地となったため、司令部のおかれた洞窟(西郷洞窟)や西郷さん終焉の地など、西南戦争にまつわる史跡が多く存在する。
ここから日本が変わった。

16時30分からは真面目にセミナーを開催する。
テーマは『薬剤師が在宅訪問を行う基礎知識』と基本を確認しあいたい。
これからのキーワードは「在宅」だ!
2012年度改定の診療報酬及び介護報酬のキーワードは「在宅」に尽きる。
もちろん調剤報酬においても「在宅」は欠かせない。
この在宅について、どこまで知っているのか。
今こそ、次回改定に向けた知識の整理と準備が必要である。
興味があるかないかではない。
参加しないと損をする!
こんな呼びかけである。

もちろんこの後は「かごんま意見交換会」と称して懇親会が始まる。
熊本に引き続き地元との交流には多くの収穫があると思う。
これからは大手がはびこる時代ではなく、地域に支えられた薬局が生き残れる。
地域に支えられた薬局とは地域を支える薬局だ。
地域を支える薬局とは地域へのかかわりを大切に考えている薬局でもある。
そんな、これからの薬局作りを参加者全員で考えたいものだ。

参加してね!

実は、今朝は超早朝便で北海道に戻る。
尊敬する親父の27回忌の法要を執り行う。
思えば早いものだ。
写真の親父はいつも変わらない。
27年前から歳をとっていないからだ。
そんな親父の歳にもう直ぐなろうとしている自分がいる。
“孝行したい時に親はなし”
「残ったしわくちゃなばあさんを大事にするから」と言いながら墓前に立つことになる。



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老いの国

2013-03-29 05:32:59 | 薬局
これは事件だ!

いやいや恐ろしい将来推計が出てきた。
国立社会保障・人口問題研究所の公表によると2040年には全都道府県で65歳以上の高齢者割合が人口の3割を越すそうだ。
特に、高齢者が増える都道府県として神奈川県、埼玉県、千葉県、東京都、愛知県、滋賀県だそうだ。
中でも神奈川県は10年と40年との比較で1.6倍に増える。
神奈川県以外の上記都県でも1.4倍以上というから驚く。
これだけではない。
大都市圏では75歳以上の増え方が激しく、埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、滋賀の他に、大阪や沖縄などで1.7倍以上になると推計されている。
この要因は、高度成長期に団塊の世代が全国から大都市に働きに出てきて家族を作った。
この層が65歳を迎えることによると考えられている。

都道府県別に人口に占める65歳以上の割合であるが、秋田県で43.8%、青森県41.5%、高知県40.9%、北海道40.7%、徳島県40.2%と“犬も歩けば高齢者に当たる”状態になる。
そういう私も84歳になっている予定だ。
上手く行けばであるが。

さらに、人口の減少にも拍車がかかる。
前回の07年の推計では全都道府県で人口が減少するのは25年以降とされていたが、20年に前倒しになっている。
この推計は発表のたびに前倒しが続いている。
ひょっとしたら正直な発表はしたくないのかもしれない。
10年と40年の人口の減少率を見ると、秋田県が35.6%、青森県32.1%、高知県29.8%、岩手県29.5%、山形県28.5%など大幅な減少となっている。
この結果、地方自治が成り立たないのではないかと危惧されている。

現時点で75歳以上の医療費は若者の4.6倍だそうだ。
この75歳以上の増加は長寿を祝う反面、どの様に支えるかの問題も大きい。
その支える生産年齢(15~64歳)の人口割合は、10年の63.8%から40年の53.9%と10%減少が見られる。
ただ、この生産年齢であるが15歳から始まっており、実際には15歳からどれだけの若者が職についているだろうか。
いささか、この区分には疑問が残る。

そんな中での高齢者を支える社会保障のあり方が問われてくる。
年金、医療、介護そして生活保護は増える事があっても減ることは期待できない。
支える就業人口は減少傾向にある。
調剤報酬が社会保障費の医療の一部であることを再度認識して欲しい。

“いつまでもあると思うな親と調剤報酬”となりはしないか。


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割れてはいないが

2013-03-28 05:30:46 | 薬局
立ち仕事だ。

薬剤師の業務は立って行われることが多く、腰痛で悩んでいる方も多いと聞いた。
この腰痛であるが全国に推定で2,800万人もいる事が、厚生労働省の研究班の調査で分かった。
40~60代の約4割が腰痛で悩んでいるらしい。
さらに8割が原因不明とういから驚く。

さて、この腰痛治療の「お勧め度」が紹介されている。
強く推奨する治療法は、抗炎症剤や鎮痛剤と当たり前である。
この抗炎症剤には「ダーゼン」が効くと、かつては私も医薬品卸で営業を行っていた頃は、お勧めしていた記憶が蘇る。
結局、40年以上も使われていながら「効果がなかった」で終わってしまった。
これには驚いた。

こんな事を言うと非難されそうだが、鎮痛剤が入った湿布剤がある。
これもかなり私的には…?である。
かなり前になるが、ある保険者が「湿布剤に鎮痛剤が入っているなら、鎮痛剤の内服薬の投与には疑義紹介が必要ではないのか」とクレームが入ったことがある。
確かに、両方使うほどの重症なのかとなる。
どっちらかが効いているなら、どちらか1つで良いはずでもある。
我が家の母親も湿布剤にはかなりお世話になっている。
使い心地だけなら薬剤師顔負けである。
この他にも強く推奨では、3ヶ月以上痛む場合に抗不安薬やストレッチなどの運動とある。
1ヶ月以上の痛みには考え方の偏りを直し、行動の仕方を変える認知行動療法がお勧めらしい。
この認知行動療法とは認知症治療ではない。
説明が難しいのでネットで検索して欲しい。
この辺も服薬指導の付属としては良いツールだと思うが。

推奨のレベルになると腰椎コルセットがお勧めらしい。
ここでも3ヶ月以上痛む場合は、抗うつ薬と抗不安薬からレベルアップする。
さらに、脊椎固定の手術なども状況に応じて必要とされる。
3ヶ月未満の痛みには温熱療法も良い様だ。

推奨しなとしているのが、安静である。
ただし、ヘルニアや骨折など明らかに原因が分かる場合はその限りではない。
これは当たり前。
どうやら腰痛には安静は意味を持たないようだ。
従って、服薬指導での「安静になさって下さい」はお勧めではない。

根拠がないと厳しい指摘を受けた療法として、腰を引っ張る牽引療法がある。
確かに、私も腰ではないが首の牽引をしばらくやってもらっていた。
結果は効かなかった。
さらに、恐ろしいことに1ヶ月以上痛む場合のマッサージにも根拠がないとある。
これってかなり営業妨害になりそうだ。
あくまでも1ヶ月以上がポイントになる様な気がする。

結論を言うと、痛みがひどい場合は鎮痛剤などの「薬物療法」で押さえて、3ヶ月以上続く痛みにはストレッチやウォーキングなどの運動がお勧めとなる。
因みに、私もひどい腰痛で悩んだ時期があった。
それから毎朝腹筋運動を続けている。
お陰様で、痛みはどこかに飛んで行った。
レントゲン所見ではヘルニアがあるにもかかわらず。

どうだぁ!


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あら!

2013-03-27 06:03:26 | 薬局
4月から始まり、はじまり。

好評につき4月から「ネクスト経営塾」が4箇所で始まる。
福岡と高松は、ある医薬品卸の主催である。
こちらは第3弾のロングセラーである。
東京と札幌は自社企画として実施となる。
特に、札幌は実質上の初上陸だ。
実は、札幌言えば私の地元と言えば地元である。
ただ何となく、私にとって札幌は近くて遠い存在なのかもしれない。

お陰様で、毎回たくさんの方の参加をいただいている。
そして、参加者の皆さんが何らかの気づきを持っていただいている。
と、自負している。

さて、話しは変わり東京都薬剤師会が日本薬剤師連盟を脱会するそうだ。
2011年3月に神奈川県が脱会したのに続く。
この薬剤師連盟とは、薬剤師の職能政治団体で、意外に気付かないうちに薬剤師会費に紛れて、会費を支払っていることが多い。
政治団体だから、例えば調剤報酬アップへの訴えや「調剤ポイント」、「OTCネット販売」などの政治家への運動などが主な活動となる。
しかし、どれも実感として効果的な活動は見えていない様な気もする。
それはそれでも仕方が無いが、今回の東京都薬剤師連盟の歯抜けは、薬剤師としての政治への働きかけが弱体化するのではないだろうか。
何でも会費負担が重過ぎるとか。
この連盟に対する本部からの賦課金の根拠が、厚生労働省が認可している薬局数が母体になっており、都市部では薬局数が多く、その負担がかなり大きい。
この賦課金が「ノルマ」的な要素であり、今回もこの「ノルマ」がきっけけで、大きな波紋が広がりそうである。
姿が見えないものにお金は払えないってところだろうか。

この他にも政治的には保険薬局協会などもある。
ここは大どころが脱会して、内部にも何やら不穏な空気が感じられる。
ここもどうなるのか分からないような気もする。
そうなると、ますますの薬剤師の職能団体としての政治活動が弱まってします。
政治を動かしてもあまり期待は出来ないが、多少のツッパリにはなると思う。

保険薬局は医療保険で成り立っている。
医療保険を左右するのは社会保障制度である。
とりあえず、社会保障制度をコントロールしているのは政治である。
薬剤師にとって意外に身近な問題じゃないだろうか。

ところで”へのツッパリ”ってどんなツッパリ?




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蚊帳の外の様な気もするが…。

2013-03-26 05:27:35 | 薬局
あるメディアの記事を見ていて、医薬品に関する消費税の議論も始まってきたのかと期待した。
厚労省の「消費税負担分科会」では、薬価と消費税が「明確に見える」方向で認識を共有しているらしい。
やっと、ここに来て薬価から消費税分を差し引いた本体価格での価格交渉が見えてきた。
遅過ぎる感があるが、それなりに意識されるようになってきた。
ところが、この議論は日本医師会と日本医薬品卸連合会からの提案のようだ。
肝心要の日本薬剤師会の姿が見えない。
一番影響が大きいにもかかわらず。

さて、この「明確に見える」であるが、患者への領収書に「薬価○○円」と「うち消費税○○円」との併記案が出ている。
この建前は患者に消費税が含まれていることを理解してもらうことにある。
しかし、本音は医薬品の価格交渉に消費税抜きの本体価格で行うべきだとの隠れたメッセージが秘められている。
今までは3%や5%と薬価に消費税が含まれているといっても僅かであったが、これから8%から10%に増えていくとかなりの負担増になる。
そして、10%が終わりではなく通過点でもある。
既に、2020年におけるプライマリバランス(国の収入と支出がゼロになる)から試算すると、消費税率は17%必要となっている。
15%でも足りない。
そして、これが非課税扱いになっているために、患者としては消費税を意識していない。
意識していないと言うより、意識させていない。

この薬価○○円」と「うち消費税○○円」との併記案であるが、もうひとつ面倒な問題を抱えている。
患者がもらう領収書には「円」ではなく「点」で示されている。
患者が1点10円だなんて知っているだろうか。
これも円で表示すると切り上げ、切捨ての問題が複雑に絡む。
大体、支払は10円単位なのに薬価には何十銭単位まで必要なのか。
薬価は5捨6入である。
これも変な話しだ。
95円なら9点になり、96円なら10点になる。
誤差だといえば、誤差になるかもしれないが、何十銭単位の薬価には意味をなさないように思う。

それはともかく、やっと薬価の税抜き価格交渉の話が出てきた。
しかも薬剤師サイドからではなく。
眠れる獅子はいつまでも眠れるいい身分なのかもしれない。

“春眠暁を覚えず“

昨夜は、博多で美味しい水炊きを囲んでの懇談だった。
若手が夢を語る。
先ずは、ささやかに年収2,000万円!!
彼らには達成できる可能性は大きい。
私の歳まで20年ほどある。
先ずは、直近5年の目標にはちょうど良い。
何をしたら2,000万円になるのか「原因と結果の法則」である。
今が「原因」だ。



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ゆっくりやろうか

2013-03-25 06:12:26 | 薬局
ハチャメチャな体系に手こずる。

ある会社から給与体系の整理を依頼さている。
とりあえず、全職員の給与の明細を送っていただいた。
先ずは、驚くのは事務職員の給与が意外に高いことである。
これは例外の方だろうか。
その事務職員もかなりの高年齢である。
若いのは20歳から55歳までいる。
それなりの給与に、さらに残業代が毎月3万円ほどついている。
これも慢性化されているようなので実質の給与となっている感がする。
残業で大事なことは、事前申請制にすることだ。
「本日は、これこれをどうしても本日中に仕上げなけれならないので、◯時間の予定で残業します」と残業の中身の確認が必要である。
そして、残業申請書の提出となる。
職員の居残りが残業時間になってしまうと限りがない。
もちろん、医療機関の関係もあるが、その場合、上手なシフトの組み方が大切になる。
それと、ある年齢における基本給の減額もあらかじめ決める必要がある。
何時の間にか高年齢者が高給取りになってしまう。
悪いとは言えないが、意外に経営を圧迫しかねない。

かつて私が社長をしていた時に、ある会社を合併したことがある。
その会社では夜の7時を超えると弁当が出ていた。
もちろん残業代も支給されているにもかからず。
そうなると独身の職員は必ずと言っていいほど、7時まで業務を引き延ばす傾向になる。
直ぐに弁当は中止にしたが、なかなか抵抗が激しかった。
認められている制度を中止にするのは面倒である。

薬剤師の給与も、その場その場も対応が見て取れる。
一部年俸制になっているのがより賃金体系を複雑にしている。
とりあえず、賃金テーブルに落とし込んで整理している最中であるが、なかなか調整がつかない。
賃金テーブルとは賃金のベースとなるマトリックスの様なもので、いまどき古いといえば古いかもしれないが、体系ができていない業界には分かりやすいと思う。
それぞれの給与を賃金テーブルに落とし込んで・・・さて、どうしようか?

この他に評価システムも必要になる。
その前に、年度における給与予算の見積もりと賞与の予算だても必要になる。
簡単に評価システムを導入したいとの依頼があるが、事は簡単ではない。
それよりも何よりも依頼主が給与システムも評価制度も理解していないのが一番困る。

でも、これが一般的なんだと思う。



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桜が咲いた

2013-03-24 06:21:49 | 薬局
桜が咲いた!

気がつくと桜が見ごろになっている。
私の手帳には昨年の満開が4月7日と記されている。
明らかに早い。
先週は札幌に居たが吹雪であった。
道路わきの雪山は2mを超える高さに驚いてきた。
まさに温度差を感じる。

3月もそろそろ終わろうとしている。
年度末で何かと気ぜわしい思いをしている会社もあるのではないだろうか。
未だに価格が決まらないと言うと話も聞こえてくる会社もある。
この後どの様な処理になるのか、とりあえず、暫定価格で買掛金の支払をしているようだが、後で実際に決まった価格との格差額が大きいと、まさか差額の支払に対する値引きなんてないよね。
そして、医薬品卸は利益を大幅に失いかねない。
それにしても、そこまでして売り上げが欲しいのかと思ってしまう。
いつも思うが“ごね得”がまかり通る嫌な感じがする。

利益のない先に限って、医薬品卸の幹部の方が足しげく訪問している。
利益のない先に限って、接待などのサービスも行っている。
中には本社が北海道だったりすると、地方の地元卸は取引のお礼として、わざわざ北海道まで出向き挨拶して帰っていく。
それも日本のハジからハジまでで、旅費交通費もバカにならない。
しかも利益がないにもかかわらず「この度は、ありがとうございました」だとさ。

医薬品卸の原価(仕切価)はいくらくらいだろうか。
私が知る限り15%前後だと思う。(あまり当てにならないかも)
これに多少のリーベートがつく程度だ。
ここから営業経費を引いていくと営業利益が0.1~0.3%になるのも分かる様な気がする。
1,000万円の売り上げで1~3万円しか営業利益が出ていないことになる。
正直なところ吹けば飛ぶような利益だ。
利益のない先には売らなきゃいいのにと思うのは私だけだろうか。

この利益のない先に売り続けて無くなりつつあるのがOTCなどの卸である。
OTCを仕入れたくても卸が無い。

春はすぐそこまで来ている。
新しい変化を感じる春だ。
桜の花びらを浮かせたお猪口に日本酒が合いそうだ。


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すき間産業

2013-03-23 06:22:44 | 薬局
そろそろかげりが出始めた。

大手調剤チェーンの新規出店が予想より下回っている。
日本調剤は期初計画の100店超の達成率が約6割にとどまっている。
12年3月期は77店の新規出店があり、今期は面での対応として駅周辺立地を目論んだが、どうやら失敗に終わったようだ。
駅周辺と言うことは、通勤顧客の獲得に期待を寄せたのではないかと思うが、これに対応するにはかなりの在庫を持たないと難しい。
せっかく立ち寄ってくれた患者に「在庫がありません」ではリピーターにつながらない。
かといって「後から届けます」などと、うかつに言うとトンでもない事になる。
さらに一等地になるので地価が高い。
駅中立地や駅前の面処方せんへの対応はかなり困難である。
それをやろうとしたところに面対応への誤解がある様な気がする。

面での対応はあくまでも地域に住む方へのマーケティングが必要だ。
いつも言っているが半径500mの住民に向けた取組みである。
従って、古い町並みで比較的人口密度が高いのが理想ではないだろうか。
古い町並みとは、住んでいる方の年齢層が高い可能性を秘めている。

総合メディカルも70店から50店程度に修正した。
前期は38店だったのを2倍の計画としている。
こちらはもともと診療所などの新規開業を手がけていた経緯がある。
その診療所の新規開業が減少している。
既に、診療所も全国で10万軒を超えており、かなり過剰になりつつある。
ただし、70歳前後の医師も多く、世代変わりも着実に進んでいる。
がしかし、今どきの医師はお坊ちゃまが多い。
医学部に入学するには、それ相当の学資が必要である。
これは国立大学でも同じではないだろうか。
独立して苦労するよりは勤務を選択する傾向がうかがえる。

クオールでも計画の90店から新規出店は70店程度にとどまっている。
しかし、M&Aにより90店の確保の目処はついているようだ。
確かに、近々では北関東地域を中心に23店舗を運営する会社を買収している。
大手の成長戦略の柱がM&Aなので、まさにそのままである。

厳しい中で今期目標(76店舗)を達成できそうなのがアインファーマシーズである。
達成の要因は300人を超える薬学生の確保にあるようだ。
ここの売りは研修制度ではないかと思う。
かなり長期間に渡り研修が行われている。
今どきの学生は温室育ちのせいか、何でも教えてもらわないと自信がもてない。

どちらにしても新規出店にもかげりが見えてきた。
全国の分業率が65%を超えて市場は確実に踊り場を迎えている。

四国の香川県と徳島県にセブンイレブンが進出した。
来春は愛媛県と高知県にも出来る。
いよいよ出店場所が無くなったと見て取れる。
調剤薬局も隙あらばとなりそうだ。

あなたの街も狙われている…かも。



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塩分控えめ、カロリー控えめ

2013-03-22 06:42:10 | 薬局
それなりの訳がある。

先日、男女とも長寿県が長野県であり、男女とも短命(とは、言い難いが)なのが青森県だと書いた。
この要因はいろいろ考えられているが、食習慣や運動量などが大きく関与している事がわかっている。
以前にも書いたが、長野県は厚生連関係の病院による検診事業が盛んに行われている。
要は、予防医学が進んでいる。
ここで予防と書いたが同時に発見も重要な要素ではないだろうか。
この発見であるが、実は、薬局でも大いに貢献できるはず。
特に、これから急激に増えることが予想される認知症などは早期発見が大切になる。
セミナーでは、認知症の早期発見方法について、とあるメーカーに勉強会をしてもらうことを訴えている。
そんな話を長崎地区で話をしたら、早速メーカーと連絡を取りたいとの依頼が来た。
「問題は頭で作られ、行動が解決に導く」の実践である。
こういう薬局は伸びる!・・・と、思う。
この他にも長野県では野菜の摂取量が全国1位である。
さらに、「食改さん」と呼ばれる食生活改善推進員が「減塩運動」を積極的に推進している。
地域ぐるみの活動としては佐久市が栄養士と協力して減塩低カロリーの「ぴんころ御膳」の献立を開発して紹介しているらしい。
この「ぴごんころ」とは、ご存知の方も多いと思うが「ピンピンコロリ」にちなんだ名称だそうだ。

さて、青森県はというと、先ずは塩分摂取が多い、喫煙率も高い。
尚且つ、寒いので外に出ない事が多いせいか肥満も多いそうだ。
その肥満であるが、かつての長寿県の沖縄県では食生活に大きな変化が起きつつある。
米統治下で広がったファストフード文化の影響で、沖縄県の肥満率はトップになってしまった。
結果として、肝疾患で亡くなる方の比率はトップらしい。
なんとまぁ、食生活は意外に恐ろしい。

さて、ここで少し考えて欲しい。
先ほどの発見であるが、薬局でも出来そうな事がかなりあるように思う。
診断ではない。
発見である。
以前ご紹介したが、男性の看護師さんが始めたい「ワンコイン検診」なども、そんな発見の動きである。
目の前の医療機関が気になるからと言うが、これからは必要になってくるのではないだろうか。
既に、ドラッグストアではその動きが顕著である。
服薬指導時に「おや!」とか「あら!」が発見につながる。
これからは発見テクニックが必要になる。

肥満かぁ…。
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