情報が混乱する。
4月から調剤報酬が改定になり、何かと不明な点を抱えながら日々の業務を遂行していると思う。
尚且つ、新型コロナウイルスとの感染予防にも気を使いながらである。
通常なら解釈が難しい報酬に関しては「疑義解釈資料の送付について」を確認しながらでいいが、今回はそれだけでは業務が成り立たない。
イレギュラーな対応が多々出てくる。
それが「新型コロナウイルス感染症に係る診療報酬上の臨時的な取り扱いについて」である。
厚生労働省保険局医療課から出されているが、すでに(その15)が出ている。
日本薬剤師会に入っている会員薬局には速やかに伝達されていると思うが、ややもすると見落としがちになる。
なぜなら同じような情報がくどいように通知されているからである。
薬局に関する部分だけの抜粋ならありがたいがどうであろうか。
どこかが責任をもって整理、抜粋して流してくれるとありがたい。
24日に出された(その14)に調剤関連が通知されている。
「在宅患者訪問薬剤管理指導料」または「居宅療養管理指導費」などを算定している患者が、薬剤師の訪問に関して感染に不安を抱き電話等の対応を希望した場合、「薬剤服用歴管理指導料」の算定が可能としている。
これは処方箋がない場合でも訪問計画に基づいて管理指導したことを想定しての対応じゃないかと思う。
処方日数が30日でも薬剤師の訪問が月に2回などよくある話だ。
通常は30日処方なら15日と15日分を分けてお届けする。
だから電話だけなどほとんどないような気がするが、時期が時期だけに薬だけはまとめてのお届けもありかもしれない。
今さらって感じであるが、細かい内容はご確認して欲しい。
私が言いたいことは、今回は4月からの調剤報酬改定に対する疑義解釈と、新型コロナウイルス感染症による臨時的な取り扱いで情報が混乱しているってことである。
この整理が難しい。
薬剤師会を通じて連絡があるから見ていないからだと言われればそれまでだが、見やすく整理するところも必要じゃないかと感じる。
何度も書くが「報連相研修」における「連絡」とは、連絡を受ける相手側が理解できて始めて「連絡した」とすることになっている。
言いっぱなし、やりっぱなしは「連絡」とは言えない。
そんな心配をしているのは薬剤師会に入っていない”もぐりの薬剤師”だけかもしれない。
会費が高くて入れない。
情けない薬剤師である。
4月も今日で終わる。
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言は延期になりそうだ。
かなりストレスが溜まっているが笑顔の明日を信じてがんがりましょう。