医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

冬だから風鈴かさん

2015-01-31 06:33:27 | 薬局
迫りくる脅威では…。

経済産業省が29日に2014年度の専門量販店販売統計を発表した。
それによるとドラッグストアの調剤売上が3,178億1,600万円だったそうだ。
2013年度の調剤医療費が6兆9,9933億円だった。
この時点で考えると約4.5%に相当する。
従って、今回は限りなく5%になると予想される。
"静なること林の如し"と処方せんが流れている。
と言うかドラッグストアの努力がうかがえる。

ドラッグストアの全体の販売額は4兆7,993億円になる。
内訳として調剤以外のOTC医薬品が7,254億円、健康食品が1,598億円、ヘルスケア用品が3,468億円、ビューティーケアが7,072億円、トイレタリーが5,086億円、家庭用品・日用消耗品・ペット用品が7,485億円、食品が
1兆5,086億円だそうだ。
その他が1,236億円となっている。
驚くのは食品が1番だってことだ。
もはやドラッグストアはスーパーに近づいている。
かなり前になるが日経新聞の広告チラシ調査で、ビールの値段がドラッグストアが1番安かったとあった。
恐るべき存在である。

この調剤売上に貢献しているのが、何時も言っているが「調剤ポイント」である。
これも日本薬剤師会や日本保険薬局協会が厚生労働省に訴えているが"動かざること山の如し"である。
動かないのは厚労省である。
でも、動けない理由があるんだよね。
きっと。

古い話で思い出すものも大変だけど、確か2012年10月1日から「調剤ポイント」は禁止になったはず。
あれから2年と四半期があった言う間に"時こと風の如し"と過ぎている。
既にドラッグストやイオンなどのGMS(大型スーパー)では「調剤ポイント」が当たり前になっている。
今更なくすのは難しい。
消費者が望むことは広がり易い。
まさに疾風のごとくである。

この結果、皆さんの薬局の処方せんは影響を受けていないだろうか。
気がついていないとしたら"バカ"って言われてしまう。
気がついていて何もしないのはもっと"おお"が付く。
"侵(おか)し掠(かす)めること火の如し"である。
知らない内に痩せ細る。

「調剤ポイント」は武田信玄の軍配の如くである。

今日は朝からMSの研修がある。
昨日の内に現地入りしたが、雪の影響で飛行機が飛ばず、新幹線と在来線で5時間ほどかけてやって来た。
せっかくだから実りの多い研修にしたい。
よし!と「力」が入る!



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あれもこれも学費

2015-01-30 06:26:52 | 薬局
「きんとき持ち」ってどんな“もち”。

この“きんとき”とは、お金も時間もある人を意味する「金時」だそうだ。
お金も時間もあると考えている人が30代では21.2%、40代では22.5%、50代では32.9%、60代になると45.9%もいる。
いわゆるシニアと呼ばれる世代の半分は“きんとき”って事になる。
ただ70代以上になると年金の不足分を補うので不安かもしれない。

これは子育てが終わって少し余裕が出来ることによるらしい。
確かに、我が家も子供たちの学費がなくなってホッとしている。
今はひたすら老後の生活費をコツコツためている。
節約、節約と言っても削れないのは食費と学費である。
この学費がなくなるとその分が余裕になる。

さて、この学費であるがおじいちゃんやおばあちゃんがお金持ちなら教育費の贈与は非課税になる。
これは私のとっての新ネタである。(ここ重要!)
学校等への入学金・授業料等、学校への支払いに直接充当されていれば教育費の該当する。
孫が医学部や薬学部に入学したら学費などは出してもらおう。
詳しくは“かかりつけ税理士”にお聞きください。

話は戻るが、余裕が出ると使いたくなる。
約1,400兆円もあるらしい個人金融資産のかなりの部分は50代以上が持っているそうだ。
因みに、私も50代だが…いまだ未熟者である。
博報堂の「新しい大人文化研究所」での調査(40~60代男女2,700人)によると「今後おカネをかけたいコト・モノ」の上位10位までが出ている。
年代のよって多少のバラつきがあるが第1位は「旅行・リゾート・レジャー」が50.2%となっている。
特に60代では58.0%にもなる。
まさに“きんとき持ち”である。
続くランキングを紹介すると、第2位が「趣味」(40.9%)、第3位が「普段の食生活」(27.4%)、第4位が「病気・老化の予防」(27.4%)、第5位が「貯蓄・資産運用」(24.4%)、第6位が「映画・演劇・コンサート・美術鑑賞」(22.4%)、第7位は「健康・若さの維持・向上」(23.6%)、第8位は「病気・老化への対処」(21.4%)、第9位は「住宅・インテリア・ガーデニング」(19.4%)、第10位は「自分の教養・知識を高める活動」(18.6%)だそうだ。
ここで注目が第4位と第7・8位である。
健康や病気、老化に対する関心が高い。
これは新聞の広告を見ていても分かる。
効くか効かないか微妙な表現で健康食品が幅を利かせている。

そこで身近で健康、病気、老化に絡むのが地域の薬局ではないか。
このチャンスをしっかりつかみたい。
そして、このチャンスをつかむきっかけが旅行などの企画や趣味などの創出、映画鑑賞、住宅、カルチャーなどである。
さて、別の調査で高齢者が好む趣味ランキングがある。
1位は旅行、2位はガーデニング・園芸、3位は音楽鑑賞、4位はウォーキング、5位は俳句・詩作、6位は温泉めぐり、7位は登山、8位は楽器演奏、9位はパソコン・インターネット、10位は囲碁・将棋だそうだ。
やっぱり1位は旅行だ。
薬局企画の日帰り旅行がヒットするのも分かる気がする。

ポイントは墓にお金を持ってはいけない。
孫の学費を有効に使おうである。




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新しいオレンジの鮮度は

2015-01-29 06:40:25 | 薬局
具体的にどうするのだろうか。

27日に厚生労働省は「新オレンジプラン」(認知症施策推進総合戦略)を発表した。
昨年の11月に開かれた認知症の国際会議で、安倍首相が新戦略の策定を表明して、大急ぎで新しいプランを作成したようだ。
もともとは2012年(平成24年)9月に「認知症施策推進5か年計画(オレンジプラン)」から始まっている。
この時点で2013年(平成25年)から2017年(平成29年)までの計画だった。
それが志半ばと言うか、何が良かったのか、何が不具合だったのかの検証がないままに「新」が出てきた。
そうは言っても2025年に向けて新オレンジプランはスタートする。
とこで、オレンジプランって知っていましたか。

この2025年は新聞でも取り上げられていたが、認知症高齢者が700万人になるとの予想があるからだ。
しかも認知症に影響する糖尿病の有病率が今と同じという条件付きである。
糖尿病の有病率が上がると750万人との予測もある。

さて、新オレンジプランであるが、基本的な考えとして「認知症の人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で自分らしく暮らし続けることができる社会の実現を目指す」となっている。
以前もブログで書いたが、家族に認知症になった人がいると、予想以上にそのお世話は大変である。
現実的にどうしたらいいのか知恵を絞る必要がある。

新オレンジプランを推し進める7つの柱がある。
1. 「認知症への理解を深めるための普及・啓発の推進」
具体的には「認知症サポーター制度」のより一層の普及となるようだ。
先ずは、認知症を理解するところから始まる。
2. 「認知症の容態に応じた適時・適切な医療・介護等の提供」
認知症の症状は十人十色である。
その人に合った治療や介護が必要であることを理解してもらう
3. 「若年性認知症施策の強化」
認知症の発見で困るのが「恥ずかしい」とか「認めたくない」といった感情じゃないだろうか。
認知症は高齢者だけの問題ではない。
4. 「認知症の人の介護者への支援」
介護者はどこに相談していいのか、だれに相談していいのか迷う。
そんな人がお互いを理解し、励まし合える”認知症カフェ”などを増やす計画である。
認知症カフェとは認知症の高齢者や家族らが集い、同じ境遇の人と 悩みを共有したり、最近は医療・介護の専門職から助言を受けたり 、地域住民と交流を深めたりするなどの場である。
5. 「認知症の人を含む高齢者にやさしい地域づくりの推進」
これも難しい気がする。
最近は近所付き合いも薄くなりつつある。
この他に、高齢者が利用しやすい商品やサービスづくりも進めるそうだ。
6. 「認知症の予防法、診断法、治療法、リハビリテーションモデル、介護モデル等の研究開発及びその成果の普及の推進」
認知症の予防を研究したり、治療薬の開発を進める。
7. 「認知症の人やその家族の視点の重視」
認知症の人やその家族が、本当に必要としているサポートが出来る社会になるために、何が必要とされているのかの実態調査や、その結果に基づく支援策の強化などが進められる予定である。

薬局は何が出来るのか。
どんな関わり方が出来るのか。
先ずは、認知症を再度勉強しようじゃないか。





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命まで取られない

2015-01-28 06:28:46 | 薬局
ビビることはない。

ある薬局のオーナーが薬局の管理者に、算定できるのに算定しないことに不満を漏らす。
正直なところ、他にいい管理者がいたら替えたいとまで考えている。

先ず、「特定薬剤(ハイリスク薬)管理指導加算」を算定しない。
なぜ算定しないかと言うと個別指導が入りやすいからだとの理由である。
たった4点のために、それこそハイリスクだというのだ。
では、服薬指導できちんと説明をしていないのかと言うと、本人いわく「後で問題が生じないために出来るだけの説明はしている」と言う。
おい、おい、それっておかしくないか。

これは私の予想だが、次回の「薬剤服用歴管理指導料」にハイリスク加算は包括されるんじゃないかと考えている。
薬剤師の服薬指導で最も重視したい部分だからだ。
やる、やらないの問題じゃない。
ハイリスク薬に関しては算定要件にある確認や指導が大切だと思う。
だからセミナーでも算定の有無は置いといて、算定できるスキルは常に磨いて欲しいと訴えている。
「薬剤服用歴管理指導料」の算定要件に含まれると必然的にやらざるを得ない。

次は、医師が「居宅療養管理指導費」の在宅業務をしていいと言っているにもかかわらず、これも算定しない。
算定しないが薬は届けている。
全くコスト意識に欠ける。
なぜ算定しないのかと言うと「居宅療養管理指導費」の算定が多いと、これまた個別指導の対象になりやすいからだという。

いったいなん何だろうか。
薬剤師の技術に対する評価は個別指導なのか。
相談を受けたオーナーは、もし個別指導で指摘を受けたら改善して、不適切な解釈に基づく部分はお金を返せばいいという。
但し、明らかにダメな事をやってはダメともいう。
個別指導にビビるのではなく、自分の解釈で、自分の判断で対応して欲しいそうだ。
私も同感だ。

ここで出てきたオーナーとは株主であり、管理者とは任せている経営者(社長)である。
いっそのこと私が経営者を引き受けて、出来るだけ根拠のある報酬算定を薬剤師には取らせてやりたいと思うくらいだ。
基本的に何にビビるのか。
しっかり算定要件を理解していないからだろうか。

調剤報酬算定の解釈が厚生局と異なるくらいで薬剤師免許が無くなることはない。
だからダメはダメでズルはいけない。
私が社長で開設者なら、算定可能な報酬にはすべてチャレンジして欲しいと願う。
もし何かあったら私の免許くらい差し出す覚悟はある。
「保険薬局業務指針」などに算定要件の詳細などない。
各自が患者のためにいいと思うことを正々堂々と報酬として請求する。

医師は個別指導に対して納得がいかない場合は裁判もする。
何か言われることにおびえるのではなく「正しき者は強くあれ」でいたいものだ。




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いつの間にか

2015-01-27 05:30:55 | 薬局
上手な接待とは…?

私が接待上手とは言わないが、かつては営業職だったので多少の心得はあると思っている。
そして、これでも意外にも気を使っている方だと自負している。
接待と言うとお得意先だけに目が行くが、社長になると社員にも気を使う。
これも広い意味での接待だ。
最近は2世が管理職で活躍している。
彼らは薬科大学を創業後、修行と称して自分の薬局以外で勤務することが多い。
ところが自社の薬剤師不足から2~3年程度で戻ってくる。
それ以来、親が作った会社でいつの間にか管理職になる。
30歳も半ばになると、何となくお金が使えるようになるが、その使い方を知らない。

接待とはお客様をもてなすことである。
先ず、1軒目の店はそのお客さんが好みそうな料理と雰囲気の店を選ぶ。
地元の人であるなら、ちょっと珍しいものを食べさせてくれる店とか、お酒が好きなら銘酒が選べる店がいい。
出来れば店はあらかじめ馴染になっていると融通が利く。
他の地域から来た人であれば、何と言っても地元料理が1番である。
さらに地酒が楽しめると尚のこといい。
料理とお酒のうんちくが語れると話が弾む。

私はお客さんが飲んでいるグラスのお酒の状態に気を配る。
グラスが空になっても自分から注ぐ勇気があるお客はいない。
飲んでいる時のグラスの傾き方で中の様子がうかがえる。
そして、私は多少お酒には自信があるので出来るだけ同じペースで飲むようにしている。
気兼ねなく飲んでもらいたいのでペースを合わせている。
たまにオーバーペースでとんでもなく酔うこともある。
そんなことがあるので事前にツムラの15・17番は欠かせない。

問題は楽しく食べて飲んだ後にお金を支払うタイミングである。
何気なくトイレに行ったふりをしながら清算する。
いくらかかろうが相手に金額がばれてしまわないようにするのがコツである。
こんなに高かったんだと思われると相手に負担をかける。
まして、飲んでいる席で、しかも現金で支払っては見せつけているようでいやらしい。
領収書は気付かれないように、さりげなくもらう方がいい。

また、お開きのタイミングも重要となる。
自分のペースで時間を決めない。
相手の様子をうかがいながら、料理が出そろってお酒も進まなくなったころを見計らう。
少なくても日付が変わる頃が限度ではないかと思う。

男性の場合は、2次会等でキャバクラみたいなお店に繰り出すことも多い。
こんな時は座る席に気を付けたい。
お客さんが主役であることを忘れて自分が楽しむ人もいる。
中には自分だけ指名して個別に話し込んでどうるって言いたい時もある。
ここでもお金の支払いは速やかに見えないところで済ませたい。
皆がいる席で1万円札を数えてはいけない。
さらに当然のように「あっ、お兄さん! 領収書ね」もいただけない。

接待にもルールがある。
上手な接待は次の仕事に結び付く。

そうそう帰り際には、お客さんが持参しやすい小さな手土産も効果的だ。
手土産は奥様が喜びそうなものがいい。
あくまでも私流なので参考になればと考える。



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北からの脅威

2015-01-26 05:22:14 | 薬局
迷える処方せん。

調剤専門薬局の立地は医療機関の目の前や真横が最適だった。
ところが医薬分業が本格的に始まって40年近くが過ぎ、立地優位性が少しずつ崩れてきている。
それは患者がどこの薬局でも薬を受け取れると知りだしたことによる。
また、最近ではドラッグストアを中心とした「調剤ポイント」の有り無しもかなり影響している様だ。
そして、これからは処方せんが高齢者市場の獲得としての手段にもなりつつある。

ローソンやファミリーマートは薬局併設型店舗の開発に力を入れている。
処方せんがもたらす高齢者市場に魅力があるからだ。
ローソンは従来の“街のホットステーション”から“街の健康ステーション”へとコンセプトを切り替えつつある。
ドラッグストアが持つ一般用医薬品やシャンプーなどの日用品まで約5,600品目の扱いを増やす。
そんな一環からかローソンがドラッグストア大手のツルハと積極的なコラボを開始すると報道された。
ツルハは北海道から関東方面にまで約1,300店舗で展開している。
関東では“くすりの福太郎”が子会社となっている。
既にローソンはクオールともフランチャイズ契約を結んで展開をしており、その数は100店舗を超えている。
今回のツルハとの展開は3年で100店舗を目指す計画だそうだ。
結果として3年後には調剤併設店が500店舗になる見込みと言うから脅威である。

このローソンであるが介護チェーンのウイズネットとも組み、ケアマネージャーを常駐させ介護相談や高齢者の集まりの場などの提供も進めている。
ここではロコモティブ体操や健康セミナーなども行われている。
まさに“街の健康ステーション”を歩んでいると思われる。

昨年の10月にはイオン系列のドラッグストア4社が統合されて、国内最大規模のドラッグストアグループが誕生すると発表があった。
その時のコンセプトは「調剤併設型ドラッグストアを目指す」だった。
ここでも処方せんの獲得が大きな要になっている。
この処方せんは高齢者への来店呼びかけである。
高齢者が来店することによる購買機会の創出を考えている。

高齢者を対象とした市場では来店だけでは片手落ちになる。
来店できない高齢者が増えてくる。
そこで宅配も欠かせない。
東京に住んでいて思うことがある。
それは欲しいものがあっても店がどこにあるのか分からない。
店があっても行くのも持ち帰るのも面倒だって事である。
そんな時に便利なのがネットで注文して届けてもらう。
既に60代のネット利用率は70%を超えている。
70歳以上でも限りなく50%になる。

処方せんと宅配の組み合わせに新しい勝機を感じてしまう。
健康サポートオムニチャネルって感じじゃないだろうか。

だらだらと長くなってしまった。
処方せんを取り巻く環境は大きな転換期を迎えている。
そんな新しい風を感じてしまう。
北国の風は冷たい。





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立ちっぱなし

2015-01-25 06:32:29 | 薬局
私のセミナーは熱血です。

私には伝えたいことがたくさんあります。
セミナーで与えられる時間は2時間ほどです。
中には1時間でと頼まれることもあります。
でも正直なところそれでは時間が足りません。
2時間でも質問の時間など作れません。
時間がもったいないので終わる時間は制限時間ぴったりです。
ネクスト経営塾ではほぼ4時間話しています。
それでも終わりころになると時間が足りません。
参加者の迷惑顧みずです。

私は30人くらいの会場ならマイクは要りません。
生の声で伝いたいからです。
マイクを通じると迫力が伝わらないような気がします。
内容もさることながら心で感じて欲しいのです。
私も心から本音でぶつけます。
お陰様で、セミナーが終わると声枯れです。
声が枯れても死にはしません。
ただ父親が罹患した咽頭がんが心配なだけです。

セミナーや研修で私は立ったまま話します。
それも落ち着きが無いように動きます。
資料は頭に中にあります。
話をしている内に伝えたい情報がわいてきます。
発想が動くリズムで豊かになります。
立っているとたまに足がつります。
歳にはかないません。
でもあえて立って話します。
セミナー参加者は私を見ています。
だから動くのです。
少しでも頭に残る様に聴覚と視覚を刺激できたらと勝手に考えています。

セミナー終了後は出来るだけ懇親会をやるようにしています。
ここでも常に移動しながら周りの雑踏に負けない様に話します。
現場の声が聞きたいからです。
車座が大好きです。
たまに議論になります。
それもいいじゃないですか。
人は自分じゃないので考え方も十人十色です。
否定はしません。
私の考えを押し付けても相手が出来るとは限りませんから。
感じて自らが動くしか人は動かせません。

そんな勝手な押し付けですが聞いてやってください。

今朝も少し雪が積もっています、
静かな夜明け前の朝は至福の時です。




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~ingです。

2015-01-24 06:20:36 | 薬局
座右の銘ってありますか。

座右の銘を聞かれて答えられますか。
これが意外に難しい。
難しいというより明確に持っていないが本当のところだと思います。
座右の銘とは常に自分の心に留めておいて、戒めや励ましとする言葉だそうです。
では戒めとは、間違いをしない様に前もって自分に注意を与えることだそうです。

私には3つの座右の銘があります。
1つは「鶏頭牛尾」です。
これは中学の時に漢文で習ったのが印象的に残っています。
牛の尾の様に、大きな組織でしっぽの方にいるよりも、小さくてもトップでありたいと考えております。
40歳の時に子会社ですが社長を任じられ、10年間それなりの企業として成長させたと思います。
しかし、所詮は子会社です。
本社に戻る様に言われてあっさりと辞めちゃいました。
私は「鶏頭牛尾」でありたい。
今は本当に鶏の頭です。
でも夢はでっかいですよ。

2つ目は「問題は頭で作られ、行動が解決に導く」です。
思い立ったら走りながら考える方です。
会社を辞めて1年少々、全く仕事がありませんでした。
年収は100万円程度と超ビンボー生活です。
会社を辞めた時の退職金の食いつぶし。
これではダメだと思い、自分が本当にやりたかったことを考えてみました。
それは「日本一」です。
そうなると、居ても立ってもいられません。
日本一になるのは札幌ではダメだと着の身着のままで東京に出てきました。
当てもなくHSEセミナーが始まりました。
何と全国に80人の方にメールで案内して、初回に25人の参加がありました。
私の命をつないでくれた25人の参加者です。
感謝、感謝。
要は考え過ぎると行動が鈍ります。
人生には“えい、やぁ~”も必要です。

3つ目は「自己実現」です。
ある人がこんな定義をしています。
自己実現とは、好きなことをやり、それで食うことができ、しかもそれが他人によって高く評価されることである。
まさにそれです。

もうちょっと人生を楽しませてください。
自己実現真っ最中ですから。

今朝は鹿児島から東京経由で札幌に帰ります。
ありがたいです。
南から北が体験できます。
では、出発します。





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知っ徳

2015-01-23 06:46:54 | 薬局
社長さん、関係するぞ。

今年の1月から相続税が改正になった。
その主な内容が基礎控除の引き下げである。
配偶者(奥さんなど)と子ども2人の場合、8,000万円(5,000万円+法定相続人×1,000万円)まで相続税はかからなかった。
それが4,800万円(3,000万円+法定相続人×600万円)を超える相続財産に相続税がかかる様になった。
単純ではないが個人財産の棚卸が必要になる。

個人の財産で目に見えるものは分かりやすいが、会社社長の見えていない財産に株の評価がある。
自社株をたくさん持っていて会社がかなり儲けていると、思わぬ評価で高額な財産とみなされる。
特に、社歴が長い会社は要注意である。
だからいつまでも“俺が、俺が”では残された承継人が困ることになる。

相続を考える時は「二次相続」も視野に入れて考える必要がある。
夫婦どちらかが亡くなった場合を「一次相続」と言う。
この場合は、その配偶者は法定相続分または1億6,000万円まで税額が控除される。
払わなくても済むって事である。
だから旦那が亡くなって、奥さんが1億6,000万円を相続した場合は、相続税はかからない。
でも、財産をたくさん持って奥さんが亡くなると、奥さんの特別税額控除がなくなるので、子供たちからはたっぷり相続税を納めてもらう仕組みになっている。
世の中は上手く出来ている。

ここで付け加えておくが法定相続人とは、相続を受ける権利がある人である。
ここも誤解があるといけないが、配偶者はもちろんであるが、あとは亡くなった人と直接血がつながっている子供などになる。
従って、内縁の妻や愛人はなれない。
また、養子縁組をした場合は相続できる。
ここは非常に微妙である。
因みに、私には妻が1人と子どもが3人だけである。

会社で社長に掛け捨ての生命保険を掛けてあったとする。
なぜ掛け捨てかと言うと全額損金(経費)として認められる。
その社長が亡くなった場合は、生命保険は会社が受け取り、社長の退職金や弔慰金とすることもできる。
退職金は事前に退職金規定が必要だが、亡くなる寸前の月額報酬×役員在籍期間×功績倍率となる。
この功績倍率が社長の場合は3倍まで行ける。
月額報酬を300万円もらっていて20年頑張った場合、300万円×20年×3倍の1億8,000万円となる。
但し上限としてである。
この他に弔慰金が出る。
弔慰金とは御見舞金みたいなものだ。
これが業務以外だと月額報酬×6ヶ月分、業務中だと何と36ヶ月分まで可能となる。
税務上の優遇があるのでよく理解しておく必要がある。

自分のことだから自分で詳しく調べなさい。




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目をそむけるな!

2015-01-22 06:23:17 | 薬局
それなりにもらっているはずなのに…。

そんな声が聞こえてきそうなのが、給与から引かれる税金や社会保険料などである。
これが毎年知らない内に負担が増えている。
日経新聞にまとめた内容が掲載されていた。

「社会保険などで今後の負担が相次ぐ」の表である。
2015年1月には70歳未満の高額療養費負担が上位所得者で上限が引き上げられた。
これは既にブログでも紹介した。
薬局の窓口でも知っておかないといけない知識である。
是非確認して欲しい。
4月からは年金支給額に「マクロ経済スライド」が導入になる。
マクロ経済スライドとは、そのときの社会情勢(現役人口の減少や平均余命の伸び)に合わせて、年金の給付水準を自動的に調整する仕組みである。
要は、年金支給額が減るって事である。
年金を支える現役人口が減少して、年金をもらう高齢者が増えているのだから、スライドしなくたって減らされてしまう。
さらに8月からは年金収入が280万円以上(単身)ある、要介護者の介護負担が2割になる。
65歳以上の人口が約3,000万人強いるが、この内の約2割に相当する。
居宅療養管理指導費も2倍、2倍となる。
9月には厚生年金保険料率が0.354%上がり労使計で7.828%になる。
小さいようだが社員が多い会社にとってはかなり重い負担である。
もちろん本人の負担が増える。

2016年1月からは年収1,200万円超の給与所得控除の上限が引き下げられる。
この給与所得控除とはサラリーマンの必要経費みたいなもので、これが引き下げられると税金を余計に払わなければならなくなる。
4月に国民年金保険料が引き上げ。
9月からは厚生年金保険料率がさらに引き上げられ0.354%アップで18.182%になる。

2017年1月になると年収1,000万円超給与所得控除がさらに上限引き下げられる。
国民保険料も引き上げになる。
6月からは年収1,200万円超の給与所得控除がまたも上限見直しになる。
9月になると厚生年金保険料率が0.118%アップで18.3%になる。

どうだ!
凄いだろう。

結果として2017年度分の社会保険料と税金は大幅に増えることになる。
厚生年金、健康保険料、介護保険料、雇用保険料、所得税・住民税の合計を2014年と比較してみると。
年収500万円の人では114万3,732円(8万6,457円)、年収が700万円の人は183万5,449円(9万9,373円)、年収1,000万円の人は310万2557円(14万1,961円)となる。
カッコ内は2014年と比較した増加額である。
年収500万円の人は386万円、700万円の人は517万円、1,000万円の人は690万円しか手元に残らないことになる。
この他に消費税負担がある。
給料が何となく多くなっても引かれるモノも大きい。

おい、おい。
無駄な使い方するなよって言いたくなる。
たまには給与明細をじっくり眺めてみてはどうだろうか。




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