医療・介護を支える継続企業の知恵袋          ㈱Kaeマネジメント 代表取締役 駒形和哉

毎日ブログを書き続けもうすぐ10年になります。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

来期計画は出来ましたか?

2008-02-29 09:16:20 | 薬局
来期の事業計画は出来ましたか。
今回は薬価ベースで5.2%の引き下げです。
調剤報酬に占める医薬品費が70%とすると3.64%売上が下がります。
技術料はそのままとしても、現状維持では確実に3.64%のダウンです。
また薬剤服用歴管理指導料に一本化されたことによって、服薬指導を頑張って実施していた薬局は不利になりました。
どちらにしても売上計画は前年を割る計画になりそうです。

売上に伴って当然利益も下がります。
薬価差益も圧縮されます。
薬剤服用歴管理指導料はほぼ100%の取得で現状維持となります。
本当にいいのでしょうか??
個別指導で指摘されないように証拠作りが必要です。
残業が増えるかもしれません。
先日、管理薬剤師は管理職かと問われました。
マクドナルドの残業と同じじゃないか…。

売上は下がる、利益も下がる。
ここは経費の見直ししかありません。
経費をまとめたものを「勘定元帳」と言います。
この勘定元帳をじっくり眺めてください。
意外な発見があるかもしれません。
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開局相談

2008-02-27 17:40:21 | 薬局
「自分で薬局をやりたい。」
そんな相談が来ました。
今は勤務している中堅を少し過ぎた薬剤師です。
勤務先に対する漠然とした不安があるようです。
具体的な事は聞きませんでした。

これから開局するには、それ相応の覚悟が必要です。
もちろん、地方での開局は条件次第ですが、薬剤師の確保が大変です。
自宅から通える範囲で仕事がしたい。
地方に行くのは嫌だそうです。

それであれば限定されます。
誰かの売り物件か、新規開業の医師を探すかです。
売り物件には売られる訳があります。
金の卵を産む鶏を人に譲る親切な人はいません。
たまにしか産まない鶏でも売る時はそれなりです。
借金を返すまで処方もとの医療機関が元気かどうか分かりません。

開業したい医師はいないか。
これは探せば結構ヒットします。
勤務医の仕事は給料のわりに厳しいです。
MRを利用して飲みに行きましょう。
そこから攻めるのです。
その医師が開業しなくても紹介があるかもしれません。
「求めよ!されば開かれん」

そんな、やり取りの中から、軸足を介護事業者に当ててはいかがと提案しました。
介護施設には高齢者が集まっています。
デイサービスにも、訪問介護にも処方せん需要はあります。
実は新規で開業した医師もここを狙っています。
これからのパートナーは意欲ある医師と介護事業者かもしれません。


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調剤薬局の商品はナニ?

2008-02-25 17:55:20 | 薬局
素朴な疑問ですが調剤薬局の商品は何でしょう。
処方箋を受け取って内容を監査し、医薬品を取り揃える。
揃えた医薬品に間違いがないか再度監査して、患者さんに服用方法や副作用の確認、その他情報の提供を一連の流れの中で行っています。
さて、調剤薬局の商品は患者さんに手渡した医薬品でしょうか。
 そこで調剤薬局の商品をもう一度考えてみましょう。
医薬品自体にはどこでもらっても差は生じません。
しかし、その説明は大きく価値が分かれます。
ただ単に飲み方を説明し副作用の確認では2回目以降は拒否されます。
この薬剤師さんから薬がもらえてよかったと思わせなければ、患者さんが次回も来てくれるとは限りません。
そこには調剤薬局としての営業形態のあり方が問われます。
この営業形態を一般的に「業態」といっています。
まさに調剤薬局の業態開発です。
そこで業態ですが、商品を使用する方の身になった提案と考えると分かり易いかもしれません。
患者さんが抱えている各種疾病に対して共に取り組む姿勢が大切です。
QOL(生活の質)やADL(日常生活動作)を確保できる提案や工夫です。
医薬品で病気の全てが解決する訳ではございません。
食事制限や運動療法、住環境の整備、公的サービスの活用方法なども重要です。
医薬品は患者さんの病気に対する改善の一つの手段に過ぎません。
地域の健康を守る又は貢献するには、調剤薬局としての業態を考えましょう。
 調剤薬局から何が発信できるか、どんな提案が出来るかという医薬品を通じた業態を見直したいです。
我々の商品(売り)は病気が治る提案じゃないでしょうか。
そこが評価された時、地域に根ざした生き残れる薬局となるように思います。

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見えてきた薬剤服用歴管理指導料!

2008-02-22 08:06:01 | 薬局
厚生労働省保険局医療課の磯部薬剤管理官が20日、薬事日報に対してコメントがあったようです。
薬剤服用歴管理指導料の算定要件として「患者さんと対話をして情報収集し、薬歴に基づきケースに応じて服薬指導するという、どこの薬局でもやっていることをやれば算定できる」
「薬学的知識に基づき分析、検討を行い指導する」は解釈通知から削除するようです。

これでいいのでしょうか?
薬剤師の存在が軽くなるように思います。
そして、これは調剤報酬のマルメの予兆のようにも感じます。
後期高齢者薬剤服用歴管理指導料は手帳も包括されています。
しかも、その評価は5点です。
早くも平成22年度改定が気になります。
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判断が難しい!

2008-02-21 17:08:45 | 薬局
薬剤服用歴管理指導料ですが…
なかなか算定が難しいように感じます。
算定していいのか、どうか?

診療報酬改定には入念な罠が仕掛けられています。
医療費の総枠はほぼ決まっています。
その配分を診療報酬改定が行なうことになります。
先ず、利益が出ている医療機関はどこか?
利益が出ているところから、その利益を移動させる仕組みです。
昨年(19年度)の医療経済実態調査で、診療所と調剤薬局の利益が17年度年を上回っています。
診療所の収支差額は減っていますが給与が増えています。
今は、ほとんどが医療法人ですから、実質的な収入が増えていることになります。
病院は給与も収支差額も減少しています。
そこで今回は診療所の再診料にメスが入ろうとしたのです。
ところが、さすが医師会はまだまだ力がありそうです。
何だかんだ先送りにしてしまいました。
そうすると残るは調剤薬局となります。
4月からの調剤報酬改定の極めつけは「薬剤服用暦管理料」と「服薬指導加算」の合算です。
点数的には30点になりました。
しかし、合算ですから両方の要件が満たされる事が必要だと思います。
そうなると前者は90%以上の算定率ですが、後者は30%程度の算定率です。
当然、算定できる薬局が30%となります。
これは事件です!
実は、小児科と産科等への重点配分の財源はここにあると思われます。
厚生労働省がすんなり再診料の引き下げをあきらめたのは、調剤報酬からの財源確保があったのではと疑いたくなります。
今からでも遅くはありません。
服薬指導に関する社内のコンセンサスとSOAPなどの手法を徹底的に啓蒙することが肝要です。

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蝶になりたい!

2008-02-19 18:17:23 | 薬局
成長とは大きくなることではない“青虫は蝶になる”
人生の成長とは何だろう。
成長とは大きくなることであろうか。
例えば、青虫の成長とは大青虫か?
そうではない。
青虫はさなぎになって蝶になる事が成長だ。
大青虫は鳥の美味しい餌になってしまう。
蝶になる事が成長なら、そのために何が必要となるか。
それは変化を受け入れる勇気ではないか。
青虫がさなぎと言うまったく違う形態になるも、さなぎの背を割って蝶として抜け出すにも変化を受け入れる勇気が必要だ。
これが成長である。
さて、蝶になって成長は終了するのか。
そうではない。
蝶は卵を産んで次の進化につなげる。
そこからまた成長が始まる。
成長に終わりなし。
進化に終わりなしです。
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ちょっと真面目に「経営理念」とは・・・

2008-02-18 14:03:00 | 薬局
企業理念とは
 会社が目指すべき方向です。船に乗っている人達がそれぞれに艪を漕ぎ出したらどうなるでしょうか。また皆が誰かの指示を待ち続けても、お互いの顔を見合うだけになります。前へ進むには明確な目標が必要です。企業と言う船には理念と言う目標が大切です。
“理念は組織を動かし、組織は理念に従う”これは経営学者チャンドラーの言葉です。
 理念は会社の目指すべき方向ですが、抽象的では困ります。理念を物語にしたものをビジョンと言います。まさに見える姿に置き換えたものです。これが出来て初めてみんなの理解が出来ると思います。
 理念があればいいかと言うとそうでもありません。理念を達成するには戦略が必要です。戦略を考える上で大きな二つの要因を分析します。一つは外部経営環境です。これは自分ではどうすることも出来ない要因です。例えば介護保険の改正、超高齢社会の到来、医療費の抑制等があります。これらの外部経営環境には機会と脅威で分類できます。但し、見方によっては機会にも脅威にもなります。だから分析が必要です。機会はもちろんビジネスチャンスです。脅威はいかに避けるかの準備が必要です。
 もう一つは内部経営環境です。これは自社の身の丈を表します。自分の実力以上の事は時期を待つことも必要です。一般的には経営資源で考えてみます。人、物、金そして情報などがあります。ここでは強み弱みで分析します。強みはより活かすために何が出来るか。機会に強みが活かせるかが大切です。弱みは自覚が大切です。実力以上の背伸びには破綻が待っています。また弱みを引き上げるには時間的余裕はありません。強みは即効性があります。ここを伸ばしましょう。
 先ずは自社の理念が一語一句分かりやすい言葉に置き換えられるかやってみましょう。あくまでも具体的に現実に即した言葉にすることです。次に外部・内部の経営環境を分析してみましょう。全てがここから始まります。
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在宅が変わる!

2008-02-18 13:14:10 | 薬局
高齢者の増加は2つの大きな問題を抱えています。
それは「独居」と「認知症」です。
どちらも個別では対応が難しい問題です。
そこで、国は高齢者住宅の在り方に付いて提案しています。
独居についてはシルバーハウジング構想や高齢者専用賃貸住宅などの集合住宅です。
また認知症についてはグループホームや小規模多機能施設などの介護施設、療養病床の転換があります。
これらは両方とも集団による対応です。
在宅医療や介護というと個別の家を想定しますが、これからは施設が在宅です。
そこで、今回の調剤報酬を見ると「在宅患者訪問薬剤指導料」に居宅系施設が明確になりました。
もちろんこれから介護保険でも評価されると思います。
これはチャンスです!
待っていても処方せんは増えません。
攻めの営業が必要です。
但し、営業にはコツがあります。
研究してみてください。
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処方箋がなくても算定できる!

2008-02-17 10:59:23 | 薬局
今回の調剤報酬では処方箋がなくても算定できる報酬があります。
1つは、外来服薬支援料です。
これは患者さんが持っている薬剤を、飲み易い様に整理してあげるサービスです。
1包化にしたり、カレンダーに貼り付けたりと方法はいろいろです。
実は、このサービスには自薬局で調剤するしないに関わらず、患者本人又はその家族の求めに応じて行えます。
従って、処方箋があるなしに関わらず可能です。
また、薬局は医療法上の広告規制の範囲外です。
外部に向けて大いに広告できます。
「お薬の整理が出来なくて、お困りの方へ」
もう一つは、退院時共同指導です。
こちらは、入院している患者さんが退院時に患者本人又は家族に対して、かかりつけ薬局として退院後の相談、指導をする事によって算定できます。
薬剤師の業務が少し広がりますね。
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決まりましたね1

2008-02-15 08:42:25 | 薬局
調剤報酬が決まりました。
薬剤服用暦管理指導料は30点です。
算定用件に~指導等のすべてを行った場合に・・・とあります。
気のなるところです。
長年服薬している薬剤などは、特に指導等がなくなっています。
その場合は「特になし」でもいいのでしょうか。
ある方から、その場合は「○○○については特になし」でいいのでは・・・?
本当に、それでいいのでしょうか。
もしそうなら、服薬指導の内容が簡素化されそうです。
特別指導から患者さんに確かめる事が大切になりました。
何かありますか・・・などです。
服薬指導では、もっと広い意味で確認、取り組みが必要になったと思います。
それが、今回は服薬状況の確認だけで算定できるような気がします。
POSによるSOAPもどうなるのでしょうか。
などなど・・・要らぬ心配がつのります。
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