医療・介護を支える継続企業の知恵袋          ㈱Kaeマネジメント 代表取締役 駒形和哉

毎日ブログを書き続けもうすぐ10年になります。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

どっちも

2017-05-31 06:18:17 | 薬局
見破られている。

ある人が「駒形さんのブログでネタがない時はすぐわかりますよね」だと。
大きなお世話だ。
毎日、珍しいネタがあったら世の中おかしくなってしまう。
と、言いながら半分以上は言い訳している。

さて、後発医薬品の使用割合が80%と言う大目標に対する期限が決まった。
2020年9月だ。
かなりギリギリの対応である。
先日もブログに書いたが2017年6月の見込みは65.1%と未達に終わりそうだ。
2017年6月の目標は70%だから大きな開きが生じる。
ただ、これにも見えざる仕掛けを感じている。
あえて未達を引き立たせている。

財務省としては早期に80%の達成を厚生労働省に急かせている。
さすがお金が底を着いて来ている。
そこで80%にするために浮上しているのが、先発医薬品の薬価を下げる案と参照価格制度である。
パット見た目にはどちらかを採用するみたいに見えるが、実は両案ともの導入する可能性もあり得る。
参照価格とは後発医薬品などの実勢価格を参照して、基準の参照薬価を決める。
その参照薬価より低い医薬品は全額保険適用になる。

逆に先発医薬品は参照薬価との差額が患者負担となる。
後発医薬品は初回の薬価が50%または40%となるので参照価格も同程度となる可能性が高い。
となると先発医薬品との差額もかなり大きくなってしまう。
そこで先発医薬品の薬価を下げて調整する必要が出てくる。
先発医薬品を使っても大きな負担にならなくするためだ。

財務省としては参照価格導入と先発医薬品の薬価引き下げはセットとして考えている。
参照価格制が導入されると、後発医薬品に切り替えたくない患者の70%が動き出す。
何と言っても高齢者にとって限られた年金から絞り出す医療費は大きな負担だ。

この制度の導入と共に「後発医薬品調剤体制加算」は廃止になる。
薬局に頑張ってもらう必要がなくなる。
この財源も大きい。

国立がん研究センターでは、高額な「オプジーボ」などのがん免疫薬について、適切な投与期間を探る研究が始まっている。
投薬を止めてもがんを抑える効果が続く可能性がある。
そうなると不要な投薬を止めて医療費の抑制につながる。

既に75歳以上では抗がん剤治療を受けた人と受けなかった人で、延命期間に大きな差がなかったとの報告もある。
ここまで来ると医療費抑制は喫緊の課題だと分かる。

その中に調剤もいるって事をあらためて認識して欲しい。






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本当の声?

2017-05-30 06:13:58 | 薬局
ついにここまで来たか。

何気なくいつもの様に新聞を見ていると「全国の調剤薬局から”相談して良かった“の声」が目に飛び込んできた。
いよいよライバル出現かと思いきや「人材不足の解決に、M&Aという選択」とある。
ついに調剤薬局をターゲットとしたM&Aの会社が新聞広告を出すにいたった。
それだけニーズがあるってことになる。
「『専門性』に基づくアドバイスで最適なマッチングを提供」だそうだ。
調剤薬局についてどこまでの「専門性」があるか疑問だ。

薬局を主体にしたコンサル業はあまりない。
なぜなら今までは不況知らずで、言い方が悪いが、誰が経営してもやって来られたからじゃないかと思う。
ところが、ここ数年の風はアゲンストに変わりつつある。
業界全体が”減収減益”に陥った2016年度は潮目が変わる予兆だ。

私が医薬品卸でコンサル部門を担当してから、早33年が経過する。
その間に積み重ねた情報は「東京スカイツリー」並みじゃないだろうか。
しかも実際に薬局を経営した経験もある。
介護事業もレンタルと販売及び住宅改修も地域ナンバーワンに育てた。
介護業界にも意外に強い。

そんなささやかな経験と知識で「全国の調剤薬局から”相談して良かった“の声」をいただけたらと活動をしている。
そして”売るな”と言いたい。
売る前に相談して欲しい。
何か手はあるはずだ。
あきらめたらおしまいじゃないか。

「人材不足の解消」が原因なら薬剤師を集める工夫をやりつくしてからにして欲しい。
これもいつも言っているが、薬剤師がいない、来ないと言っている社長の名刺にホームページもメールアドレスもない。
そんなところにだれが来るだろうか。
既に、薬剤師募集のホームページも古いそうだ。
スマホ検索、ライン、ツイッター、インストグラムに切り替わりつつあるそうだ。

ある離島にドラッグストアと調剤薬局が数軒あった。
さすがに離島に薬剤師は好き好んでは来ない。
ところがご主人が親の面倒を看るために島に帰ってきた。
奥さんは薬剤師だ。
その彼女が就職先を探す時に役だったのはホームページだった。
検索するとドラッグストアと1軒の薬局が引っかかった。
どちらに行こうか迷ったが薬局を選択してくれた。
けして高給ではない。
しかも紹介会社を通していない。

と、実話に基づきちょっと編集したお話である。






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近所禁止

2017-05-29 06:23:00 | 薬局
これは美味しい。

2016年度の決算報告が続々と出始めている。
昨年の四月に予想した通りになった気がする。
天気図で大手調剤チェーンの2016年度上期は「どしゃ降り」、下期は「曇り時々晴れ」と予想した。
そして2017年度は「快晴」とした。
どうやらその通りになりそうだ。

現段階で上場大手調剤チェーン14社中11社が“減収“に陥ったと報じられた。
“増収”になっても”増益”とは限らず”増収減益”である。
ここは「調剤基本料」が下がった分と、それに伴い「調剤基本料」を失ったのが大きい。
さらに門前が多いためC型肝炎治療薬の影響も見逃せない。
加えて薬価の引き下げがボディブローのように効いている。
ついでに6種類以上の薬剤が減らされたのも見えざる脅威となっている。
ただ、2017年度は「かかりつけ薬剤師指導料」の算定や管理御薬剤師の1年以上勤務などで徐々に盛り返してきている。
きっと「快晴」は間違いない。

そんな中で急成長を見せているのがドラッグストアである。
”減収“は5社中2社となっており、売り上げの伸びも大きい。
特に、注目したいのはウエルシアで対前年度比が27.5%アップとなっている。
もちろん合併効果も考慮する必要がある。
その売上も974億8,400万円と調剤専門をしのぐ勢いだ。
スギHDも伸び率は8.4%であるが売上は754億4,800万円と凄い。

ウエルシアの詳しい情報が出ているが、処方せん単価が前年までが1万495円だったのが2016年度では9,845円に下がっている。
しかし、その粗利益率は37.3%で0.6ポイントアップとなっている。
因みに、調剤の売上が974億8,400万円なので、粗利益は約363億6,100万円にもなる。
こんなおいしい商品はない。
もちろん粗利益だから全部が営業利益ではない。

通常のドラッグ商品の粗利益率は25%前後じゃないかと思われる。
そう考えると調剤事業は素晴らしい。
さらに、処方せんを持参する“患者”が“お客”に変わる。
この福次効果が大きい。
ドラッグストアには生活必需品が並んでいる。
無くなると不便なので、ついでに買い置きするのに都合が良い。
しかもイ価格が安いイメージがある。

あるドラッグストアでは店内放送で処方せんの持参を呼びかけている。
そんな内容をブログに書いたら「薬局経営研究会」の参加者が「先生が言っていたように…やっていました」との報告もある。
サブミリアル効果だ!

以前も紹介したがウエルシアでは2020年2月期(決算)までに、調剤併設店を67%から85%に高め、調剤の売上を1,500億円に持って行く3か年計画を打ち上げている。
しかも2019年度末までに24時間営業の店舗を400店に増やす計画もある。
これは全店舗の約2割に相当する。
5月25日の日経新聞夕刊(東京)にはウエルシアの「健を語る五人の会」として、イメージ広告が掲載されていた。
その紙面は多ページに及んでいるがすべて合わせると全面3ページに及ぶと思われる

はっきり言って、近所に来て欲しくない存在だ。







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シニア割

2017-05-28 05:52:04 | 薬局
シニア攻略にはツボがある。

出張先で困るのが時間のつぶし方である。
ホテルは10時~11時がチェックアウトになっている。
移動先のホテルのチェックインは15時が多い。
となると彷徨えるシニアになってしまう。
こんな時に映画を見に行くことが多い。
お陰様で60歳を過ぎたのでシニア割の1,100円で入場できる。

ところでシニアって何歳だろうか。
映画と同じように60歳からだと思っていたが、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は65歳以上からだそうだ。
因みに、東京ディズニーランド(TDL)は60歳からと聞いて安心した。(行きもしないのに)

65歳を超える人口は約3,500万人もいる。
そして、シニア市場は、その増加に伴い2025年には101.3兆円に膨らむ。
これは2007年に対して161%となる。
内訳として医療・医薬・介護が50.2兆円、生活産業が51.1兆円だそうだ。
いかにシニアの市場が大きいかがわかる。
ありがたいことに薬局にはシニアがよく来てくれる。
The Chance!

そこでシニア攻略の3つのポイントを紹介したい。
5月24日の「日経MJ」からである。
先ずはIT(情報技術)だそうだ。
インターネットやスマホの利用が増えている。
ところが使い方がいまいち良く分からない。
そこでソフト面での支援が求められている。
若者と異なり団体での学習が苦手で、自分のペースでゆっくり繰り返しが良いそうだ。
確かに、私も1度聞いたくらいでは分からない。
薬局の会議室にパソコンを何台か設置して、地域のシニア向けのパソコン教室やスマホ活用法など開催してはどうだろうか。

2つ目は健康と美容だそうだ。
特に、長生きする女性をターゲットにしたお化粧教室など好評と聞く。
化粧品メーカーではシニア向けの化粧品を用意してペタパタ顔に塗ってくれるサービスもある。
高齢者施設などで開催すると大騒ぎになる。
いくつになっても女性は女性だ。
その姿を見ておじいちゃんも興奮する。
その他に訪問理美容なども人気だそうだ。
最近では介護ヘルパーの資格を有する美容師もいるそうだ。
事務職員として採用してもいい。
薬局では既に栄養士の採用はあるが美容師の採用もありだ。

3つ目がコミュニティーだ。
昔のカラオケスナックは昼間のカラオケルームに変身している。
ある旅行会社の企画で東京都内をバスが巡回する。
名所、名所でバスの速度が遅くなる。
実は、バスの中ではカラオケの音楽が流れていた。
皇居前では「東京だよ おっかさん」、銀座に差し掛かると「憧れの銀座」など、シニアに取ってなじみ深い音楽が流れる。
それに合わせて歌詞カードを片手に大声で歌いあう。
ってな企画があったそうだ。

これからの薬局は”飲ませる服薬指導から治る服薬指導へ“、そして治った後の”お楽しみ”までも提供できる至れり尽くせりの心配りが大切なんじゃないのかなぁ。







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マジックが付きました

2017-05-27 06:13:51 | 薬局
数字のマジックに惑わされる。

2015年の「骨太の方針」に掲げられている「2017年(平成29年)央に70%以上とするとともに、2018年度(平成30年度)から2020年度(平成32年度)末までの間のなるべく早い時期に80%以上とする」が近づいている。
2017年央とは6月らしいが、どうやら推計値は65.1%になりそうだ。
これでは足りない。
約5%も差があっては、やり方がまずかったとしか言えない。
2017年6月が未達にも関わらず、先日行われた経済財政諮問会議で厚生労働大臣は、さらなる目標値の80%超を2020年9月と表明してしまった。
正直なところ「なるべく早い時期」がギリギリの遅い時期になっている。
そして、今のやり方では達成できないことは重々承知だ。
となると次なる手段の登場となる。

今月19日に厚生労働省から2016年12月の調剤医療費が発表になった。
電算処理分となっているが調剤の場合はほぼ電算処理が実数値となっている。
その中の後発医薬品使用割合が67.9%となっている。
え、昨年の12月段階でほぼ68%までいってんじゃん。
因みに、最も使用割合が高いのは沖縄県で78.9%、次が鹿児島県で75.8%、岩手県が67.9%と続く。
低いのは徳島県の58.3%、山梨県の60.9%、高知県が62.7%だそうだ。

さて、ここで問題だ。
薬局はほぼ68%に達している。
しかも昨年の12月段階となっている。
当然のこととして、あれから5ヶ月弱が経過しているので、限りなく70%に近づいている様な気がする。
となると後発医薬品を使っていないのは誰だ。
そこへの対策が必要になる。

中医協の議論では後発医薬品への切り替えについて薬剤師の貢献が評価されている。
ここをもっと声を上げて欲しいものだ。

さて、それはそれとして中医協の場で薬局側の委員が頑張ってくれると思うが、気になるのは方向転換である。
今までのやり方では2020年9月までに80%達成は難しいとなると、大幅にやり方が変わる。
そのやり方は何だろうか。
議論の俎上に上がっているのは「参照価格制」の導入と先発医薬品の薬価を下げるがある。
どちらにも問題を抱えているが、80%に近づく可能性は大いにある。
もしどちらかを採用するとなると…「後発医薬品調剤体制加算」は無くなる。
沖縄県、鹿児島県、岩手県の薬局は減収になる可能性が出てくる。

それにしても数値の違いが気になる。
まさか大胆な施策をやるためにわざと65.1%を出して、80%に持って行くには、こんな事もやるぞってことかな。







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紙がない

2017-05-26 06:27:41 | 薬局
紙の節約なのか…。

経済財政諮問会議の資料が気になると思うが、塩崎大臣の資料4が「患者本位の医薬分業の実現に向けた薬局・薬剤師業務の推進」が大きく関係しそうだ。
この資料には所狭しとびっしり詰められている。

調剤報酬の抜本的見直しについては「患者にとって付加価値のある業務の評価へシフト」とある。
これを言われちゃおしまいだ。
今までが付加価値がなかったってことになりそうだ。
この付加価値で取り上げられているのが「かかりつけ機能の推進と重複投薬の防止」である。
まさに2016年に”上げた報酬“にヒットする。
「かかりつけ薬剤師指導料」がここに来る。
ただ、ちょっと気になるのは「よりメリハリの利いた薬局の評価」なる資料がある。
そこに“かかりつけ薬剤師“による処方せん受付件数が1%程度と記されている。
実はここに大きな問題がある。
何度もブログでもセミナーでも言い続けているが”上げた報酬“は国がやって欲しいことだってことだ。
それがいつの段階かは分からないがたった1%程度にとどまっている。
そこで大手調剤チェーンへの協力依頼が始まる。
大手調剤チェーンはいつかどこかでこの借りを返してくれると信じて協力体制に入る。
動いてくれない団体には、その内に大きなしっぺ返しが待っている。

また在宅の実績も困った資料だ。
平成28年6月における「居宅療養管理指導費」の算定が0回の薬局が60%だそうだ。
11回以上が約5%に満たない。
さらに重複投薬等の防止回数は1,478回のうち8.7回で0.59%と表示されている。
この資料は日本薬剤師会の調査だそうだ。
身内の恥をさらしてしまった。
こうなる前に「もっとやれ!」が必要だったんじゃないだろうか。

塩崎大臣は狭いパワーポイントの1シートに盛りだくさんだ。
資料のプリントの節約だろうか。
国もかなり財源に困っているようだ。

面白いのは2016年の中医協議論で立ち消えになった「リフィル処方せん」が復活している。
何やら裏で取引があったと思われる。
長期投薬が増えている。
それによる問題として「薬不足 残薬発生」が約4割もある。
さらに重複投薬や相互作用のある薬が処方されている例も見られる。
この事から薬剤師による副作用の早期発見や受診勧奨、残薬の解消などが必要だとしている。
今回は薬剤師の活躍が認められるんじゃないかな。
”かかりつけ薬剤師”の活躍の場も増える。

どうなるか分からないが、いわゆる「門前」「門内」についても「院内」とさほど「果たすべき機能」が変わらないとして評価を進めるとしている。
ここはどうやら集中率90%が怪しい。

しかし、狭いスペースにこれだけ盛りだくさんだと、通常は老眼で見えないと思う。
見せたくないのかもしれない。







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手始めに

2017-05-25 05:21:48 | 薬局
遅ればせながら見ました。

23日に行われた第8回経済財政諮問会議の資料を確認した。
塩崎大臣に安倍総理大臣から「創薬イノベーションの促進を図りつつ、『国民の負担の軽減』と『医療の質の向上』の両立に向けて、年内に結論が得られるよう」と指示があった。

要は、画期的な新薬の開発のために、長期収載品の薬価を下げるまたは後発医薬品の普及から財源を捻出させろという意味のようだ。
また「国民の負担の軽減」は医療費の抑制をもっと進めろ。
とりあえず後発医薬品をもっと使わせろってことか。
「医療の質の向上」とはコスパを考えろってことになる。
医療とは病気を治すこと。
病気を治すことにつながらない技術は要らない。
薬を棚からとってくることで病気が治った人はいないってことにつながりそうだ。
これを受けて塩崎大臣は2つの改革案を出している。

1つが「薬価制度」の抜本的見直しである。
これについては薬価の決め方の他に後発医薬品の使用促進がある。
2018年から20年までのなるべく早い時期に80%の目標があるが、どうやら期限は2020年9月までと決まったようだ。
さて、こうなると「後発医薬品調剤体制加算」がどうなるかが問題となる。
さらに目標を達成させるには強制的に取り組んでもらわないと難しい。
そこに後発医薬品の使用に協力してくれない場合のペナルティーも出てきそうだ。
私は昨年から「50%以上を目標に動け」と言い続けてきた。
もちろん「参照価格制度」もありとなる。

もう1つが「調剤報酬」の抜本的見直しである。
ここで確認しておくが「抜本的」である。
この「抜本的」とは根本に立ち戻って見直すことらしい。

ちょっと話はそれるが経済財政諮問会議における民間委員の意見は現実化する傾向にある。
その民間委員が出してきた「国民生活の質の向上と社会面・産業面の課題解決に向けた社会保障改革」と長いタイトルの資料1がある。
この2ページ目の(2)に「かかりつけ薬局の普及」とある。
私は以前から“かかりつけ薬剤師”ではなく”かかりつけ薬局”じゃないと機能できないと主張してきた。
どうやら民間委員の人が私のブログを見てくれたようだ。(そんな訳ないよねぇ!)

話を戻すと、塩崎大臣は自らが作った「患者のための薬局ビジョン」にこだわっている。
このブログでも何度も解説しているが「薬局再編の全体像」~立地から機能へ~、さらに「かかりつけ薬剤師としての役割の発揮に向けて」~対物業務から対人業務へ~の図が活かされてくる。
ここは重要だ!
再度、見直して今何をしなければならないのかを確認して欲しい。
分かりいいのは私のセミナーに参加することが一番だ。

今回の経済財政諮問会議では「骨太の方針」(案)も出されている。
ちょっと付け加えておくと「薬価制度の抜本改革、調剤報酬の見直し、薬剤の適正使用等」となっている。
これも気になる。

やっぱり「骨太の方針」が出された後の7月頃は、根本的な戦略のローリング(見直し)が必要じゃないだろうか。
「根本的」じゃなくって「抜本的」かな?








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現場まかせ

2017-05-24 06:25:26 | 薬局
この検証にどれだけの時間が必要なのか。

気になる経済財政会議資料は、後ほどゆっくり検証するとして。
秋田県で起きた不祥事は、県内6店舗で調剤された処方箋11枚を、秋田飯島店で調剤したかのうよう見せかけて、保険請求していたことが報道された事から発覚した。
このネタをどこから仕入れてきたのか”特ダネ”である。
ここに出てくる飯島店は「調剤基本料」が3の20点である。
「調剤基本料3」になると「基準調剤加算」も算定できなくなる。
調剤技術料は大幅に下がる。
これを解消する1つの手段として集中率を下げることがある。
それを見込んでの「付け替え請求」であった。
だが残念ながら95%の集中率には勝てなかったようだ。

これは業界に大きな問題を投げかけた。
大手調剤チェーンはやり方によって集中率など操作できるのではないかという疑惑である。
確かに、多少の操作は可能かもしれない。
例えば、特別養護老人ホームの処方せんを持ってくるなども可能だ。
しかし、今回は職員の家族の処方せんを付け替えたようだ。
こうなるとかなりの確信犯となる。

この事件後に会長は何もコメントらしいコメントを出していない。
文章ではあったかもしれない。
また、日本薬剤師会にも劣らない日本保険薬局協会の会長も務めていたが、事件が発覚する前に速やかに辞任していた。
先日、その総会があったが、新しい会長もゲストも、その会長の話には一切触れなかったそうだ。
さすがに大人の対応ってやつだ。
ただ1人だけ話を出したのが日本薬剤師会の会長だったそうだ。
“鬼の首“ってやつだろうか。

その会長が23日の決算説明会でお詫びしたらしい。
で、今回の件について「現場の管理職の誤った解釈によって今回のような事例が発生いたしました」だそうだ。
現場の管理職はどんな誤った解釈をしたのだろうか。
勘違いするようなことではない。
実は、そこが知りたかった。
そして、ひたすら「本社の方でこうしたことについて指示したとか、組織で動いたとかいうことは全くございません」という事である。
ここでまさか本社が関与していましたとは言えない。
指示していない。
組織的な動きでもないという事は、誰もが予想していたコメントである。
本当に聞きたかったのは「現場の管理職の誤った解釈」とはどんな解釈だったのかではないだろうか。

「ハーボニ―偽造薬事件」の時もそうだったが、何ともしっくりいかない話だ。
という事で、会社が悪いのではなく「現場の管理職」が悪いってことらしい。





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声だし

2017-05-23 06:27:20 | 薬局
その後はどうなっているのだろうか。

確か、昨年の暮れに調剤報酬のあり方について日本薬剤師会で話し合いがもたれた様な気がした。
その結果が気になる。
何か決まって、何を提案したのだろうか。
残念ながら薬剤師会の会員でもない私などには知るすべもない。

2016年の調剤報酬改定にはいくつかの矛盾がある。
その一つに「薬剤服用歴管理指導料」がある。
お薬手帳を持参した患者には38点で、持っていない人や忘れた人は50点である。
薬剤師がお薬手帳を見ながら薬学的知見に基づきアドバイスした場合は安くなる。
逆に手抜きをすると高くなる。
もちろん手抜きは個別指導などで厳重注意だろうが、50点の「薬剤服用歴管理指導料」そのものがなくなるってことではない。
次回持参するように指導したってことでいい。

さらに、大手調剤チェーンなどに多い「調剤基本料」の2(25点)や3(20点)では、「お薬手帳」の有る無しに関係なく、全ての患者が50点になる。
こうなるとあえて「お薬手帳はありますか」など聞かなくなる。
これはどうなるのか。
そして、これは何を評価して高いのか。
「調剤基本料」を下げた補填なら納得がいかない。

管理薬剤師やかかりつけ薬剤師の要件に、経験年数は良しとしても当該薬局への勤務実績はいかがなものか。
管理薬剤師が保険薬剤師として5年以上、当該薬局への勤務実績が1年以上必要になる。
かかりつけ薬剤師は3年以上、6ヶ月以上の勤務実績が必要である。
また、常勤扱いとして週32時間以上が課せられている。
こうなると新規で開局した企業家精神が旺盛な若者にとって不利である。
新規の開局が出来づらくなる。
これって見えざる数量規制なのか。
それとも新規開局は厳しいという意味の試練を与えているのか。

「かかりつけ薬剤師指導料」にも疑問がある。
担当の患者が処方せんをもって薬局に来た場合、何を差し置いても処方せんを受け取るのがかかりつけ薬剤師になるのではないだろうか。
ここでは5つの確認が必要だ。
効果の発現や副作用の有無、重複・相互作用等の防止、多剤投与に関する薬学的知見、残薬の状況、そして後発医薬品への移行などだ。
それが「ただ今、調剤中」では、受付で待たせることになる。
どうも“かかりつけ医”と”かかりつけ薬剤師“を混同している様な気がする。
診療所に1人でいる医師と薬剤師では勤務形態も患者対応も異なる。
1日に100枚ほどの処方せんを扱う薬局では、投薬担当と調剤担当で交互にシフト性をしている。
当初は「かかりつけ薬局」として議論していたはずだったが、いつの間にか「かかりつけ薬剤師」にすり替えられた。
現実問題として対応が可能なのだろうか。
それこそ1薬剤師薬局なら可能かもしれない。

これらの議論は要らないのか。
どこかの団体が声を大にして主張すべきではないだろうか。






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きゅうじゅういち

2017-05-22 06:12:30 | 薬局
お陰様で…。

私の母親は今日が誕生日で満91歳を迎える。
おやじが亡くなって30年が過ぎた。
まだお迎えには来てくれない様だ。
よほどあの世とやらは住み心地が悪いのか、それとも別ないい人が出来たのか。

小さいころは大きな存在だった母親も、今では小さなか弱いしぼんだ姿になった。
小学校から戻ると、決まって「母さん、10円ちょうだい」だったのを思い出す。
そのころの10円は価値があった。
何と言っても100円は板垣退助のお札だった。
記憶が確かではないがラーメンが60円で食べられたような気がする。
10円が私の1日の小遣いだ。

近所に農協のスーパーが出来た。
そこに行くと何でもそろう。
それまでは野菜は「青果店」、肉は「精肉店」、魚は「鮮魚店」で買い物かごを持って移動していた。
母親と一緒にスーパーに出掛けた。
何気なく買い物かごにお菓子を入れた。

参観日にもよく来てくれた。
授業が終わった後の個別面談では、いつも担任に注意されていたようだ。
何を注意されていたのかは忘れた。
落ち着きのない問題児だったのかもしれない。

高校は下宿生活をしていた。
実家に戻ると、こっそりブランド物の服を買ってくれた。
その頃流行っていたのは傘のマークの”アーノルドパーマー”だった。
高校に入学した時に学生服をオーダーメイドで作ってくれた。
既製品より襟がちょっと高く、ズボンのすそが16cmのダブルだ。
工事現場の人が来ている様なズボンだった。
入学してすぐに先輩に呼び出された。

30年前におやじが亡くなってお墓を立てた。
墓石の裏には次の予約のように赤字で「美代子」の名前が刻まれている。
命日には欠かさずお墓参りに出掛ける。
自分もこの墓に入るのか。
嫁はどうする。
あの世に行っても嫁姑関係が続くのは気の毒だ。
悩んでしまう。
前途多難だ。

91歳を迎えてはいるが良く食べる。
肉系が好きだ。
うなぎも大好きで1人前4,200円もする”特上“がお気に入りだ。
今年3月に行われた北海道視察研修では、サッポロビール園で皆様とジンギスカンをご一緒している。
専任のケアマネジャ―が付き添っての参加である。

商売をやっていたので“外面”は良い。
誰にでも笑顔だ。
でも、私が小さい時はよく怒られた。
いい子にしていないと後からビシバシと叩かれる。
お陰様で、人前では笑顔が上手にできるようになった。

さて、本日は満91歳の誕生日おめでとうございます。
小さいころは怒られてばかりだったのが、今では何かにつけ怒ってばかりの息子になった。
そして、いつも後ろからついて行った息子が、いつの間にか偉そうにしている。

この国には100歳を超えた人が6万5千人を超えるだけいる。
その1人になるにはまだ9年もある。
誕生日に「おめでとう」と言うと「生きててごめんね」と返ってくる。
本当にそう思っているのか。
まだ生きそうだ。

東京スカイツリーも今日が満5年目を迎える。
2010年1月に東京に来た時は、まだ3分の1くらいしか出来ていなかった。
時の経過は速い。






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