日の出があれば日が沈むのもある。
くどくなるがドラッグストアの調剤売上が脅威過ぎる。
それをどれだけの薬局が意識しているだろうか。
もちろん大手調剤チェーンは意識した対応を急いでいるような気配は感じる。
ただ、具体的な戦略が見えてこない。
従来からのM&Aやメディカルビル的な発想から抜け出ていない気がする。
先日、ツルハHDの先期(2023年度)の決算発表があった。
全体の売上高は1兆274億6200万円(5.9%増)と好調だが、中でも調剤売上が1,259億6,100万円で前年比が11.9%と凄い。
今どき10%の2桁成長は脅威の何ものでもない。
この会社の決算は5月なので発表が今になっている。
さて、思い出して欲しいが2月決算が2社あった。
先ずはウエルシアHDであるが2,568億8,900万円で前年対比が12.6%であった。
こちらはツルハどころではない。
さらにスギHDは1,587億7,700万円で前年対比が11.5%である。
こうなると“ナニコレ珍発見”である。
この2社には次なる大幅な売り上げ増のステップが待っている。
もう1社気になる存在のマツキヨココカラ&カンパニーであるが、こちらは1,597億5,400万円で前年対比は3.6%とちょっと見劣りする。
ここはマツキヨ自体が調剤戦略よりもPBを重視していたせいか、戦略的にはこれからである。
それでも約1,600億円の成績は立派としか言えない。
ただ統合されたココカラファインの調剤事業は油断できないノウハウがある。
さらに注目したいのが、今まで水面下だったサンドラッグの存在である。
現時点では142億6,000万円と小さな存在ではあるが、前年対比では20.5%と猛追を感じさせる。
今後の展開が気になるところだ。
医薬分業は全国的には8割を超えた状態になる。
考えようによってはまだ伸び代が2割近くあると思うなかれ。
外来のピークは2025年までだ。
厚生労働省の資料によると、すでに2015年段階で外来のピークを迎えた地域が多くみられる。
と言うことは下降気味を意味する。
そんな資料を確認しているだろうか。
え、知らない。
”だから言ったんじゃない“
Kaeのセミナーや研究会、知恵袋に参加しろって。
”バカじゃない“
せめてKaeのホームページからの動画の無料配信か私のぼやきのブログくらい確認して欲しいものだ。
やばいよ、やばいよ、しらないよ!
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