医療・介護を支える継続企業の知恵袋          ㈱Kaeマネジメント 代表取締役 駒形和哉

毎日ブログを書き続けもうすぐ10年になります。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

いっきいっかい

2019-07-21 04:23:37 | 薬局

”感動が人を動かし、出会いで人は変わる”だと思う。

 

私は涙もろい。

ちょっとしたことでもすぐに感動しちゃう。

そして、相手にはお節介かもしれないが何かしてあげなきゃと考えてしまう。

手をさしのべることが相手にとっていいことかどうかは疑問が残る。

何もしない優しさもあるんじゃないかと後から思う。

 

自分ならできる事も他の人には難しいことがある。

コンサルの仕事は、そんな矛盾との闘いである。

こうしたらいいのにと思いつつ、それは自分ができる事と、思わず抜いた刃も鞘に戻す。

あまり押し付けると仕事がなくなる。

それも困るが、相手にとって必要な部分は主張する。

それでも私を選択してくれたら誠心誠意やるしかない。

 

今の自分は多くの人との出会いで成り立っている。

今でもお世話になっている大会社の会長には頭が下がる。

来年には80歳になるが発想が斬新でいつも学ばせていただいている。

会う時はいつも緊張する。

まるで面接のように、今年63歳の私が新人のように緊張する。

話し出すといつもの調子に戻り気軽に会話が弾む。

でも、この会長は社内では超がつくワンマンで、だれからも恐れられている。

私にとっては師匠のような人である。

 

兄貴のような存在もいる。

薬局の社長をしていたころからの付き合いで、私が会社を辞めて落ちぶれていた時も声をかけてくれていた。

もちろん今でも兄貴である。

いろいろな意味で影響を受けている。

ちょっと訳ありで本人が少し落ち込んでいた時にも、私が行くととことん飲んでくれる。

一緒に夢を語りながらこれからの薬局のあり方など話をしたものである。

 

年間150回ほどのセミナーや研修を行っているが、この話し方は元厚生省の外郭団体の人から教わった。

30数年前の彼は高齢者施設では右に出るものがいない勢いだった。

当時は雑誌などを15稿くらい抱えて超多忙だった。

この人からは多くの人脈をいただいた。

それが今の財産にもなっている。

 

人との出会いは大切である。

千利休の「一期一会」は奥が深い。

気が付いた時には、変える側になっていることも知らずに。

 

コメント (2)

今すてびと

2019-07-20 05:30:00 | 薬局

成功者は常に未来に生きている。

 

今太閤(いまたいこう)と呼ばれるような人がいる。

誰とは言わないがゼロから多くの財を築いたひとにぎりの人がいる。

自分と何が違うのかを考えた時に「今」を視点に生きているのか、「未来」を想定して挑戦したのかではないかと考えている。

私にも薬局経営者としての道があったはずだ。

しかし、その選択肢は当時の私にはなかった。

なぜなら世の中に調剤を主体とする薬局の存在が見えていなかったからだろう。

残念ながら、そこに「未来」が描けていなかった。

そして「今」を一生懸命に取り組んできた。

 

挑戦者は常に「未来」を見据えている。

ネット通販の覇者になった人は、会社の立ち上げ時に知り合いに出資を依頼したそうだ。

その知り合いからは「そんな雲をつかむような会社に将来はない」と断わられたと聞く。

その時に出資していたら大金持ちになっていただろう。

 

直に40年を迎える調剤薬局の元祖は、小さな薬局から始まったと聞いている。

そこと従来から営んでいた薬局の何が違ったのか。

それは「今」と「未来」への見え方だったのではないだろうか。

これからはこんな時代が来る。

そこに人生をかけた結果だと思う。

 

その姿を見て本業だった検査センターを捨て、真似をして成功をおさめた会社も「未来」への挑戦だったと思う。

自社の強みを考えると医療機関とのつながりがあり、検査の関係から薬剤師もいる。

まさにセオリー通りの戦略である。

さらに両社の凄いのは海のものとも山のものとも分からない分野への投資である。

「今」を生きるのではなく「未来」に生きていく覚悟かもしれない。

 

親の家業を継いで鳴かず飛ばずの小さな小売業を、“これからはこうあるべきだ”と「未来」への挑戦が通販の家電販売になり、仕入れて売るから作って売るに切り替えた衣料販売は業界を変えた。

いや、世界を変えたかもしれない。

私のブログでも何度か書いたが“迷わず買える価格”のコンセプトから「お、ねだん以上。」も、これからのニーズの先読みだ。

 

何が言いたいのかというと、「今」にこだわっていてはいけない。

目指すは「未来」である。

これからの時代を生きて欲しい。

大きな挑戦などしなくてもいい。

ただ「今」にしがみついていると、「今」は今にあらず。

 

「未来」は誰にもわからない。

だから「未来」は誰にも共通に与えられるチャンスだと思う。

「未来」を一緒に考えてみよう。

当たるも八卦、当たらぬも八卦じゃないか。

 

昨日のHSEセミナーを聞いていて、そう思った。

コメント (3)

骨折しない骨

2019-07-19 06:17:01 | 薬局

骨太の方針には「骨」がある。

 

今年の「骨太の方針」に「マイナンバーカードの健康保険証利用を進めるため、診療時における確実な本人確認と保険資格確認を可能とし、医療保険事務の効率化や患者の利便性の向上等を図り、2021 年3月から本格運用する」とある。

これによってどれだけの人がマイナンバーカードを作成するのだろうか。

個人がカードを作っても受ける側の医療機関や薬局の体制がどうなるのかで変わる。

先日、キャッシュレス化や電子処方箋、マイナンバーカード対応などのかかる費用を気にしている経営者がいた。

確かに、矢継ぎ早に出されるICT化への対応は小薬局にとって厳しい出費になる。

 

「全国の医療機関等ができる限り早期かつ円滑に対応できるよう、2022 年度中に概ね全ての医療機関等での導入を目指し、医療機関等の読み取り端末、システム等の早期整備を十分に支援する」としているが、全てを補助金などで賄えるはずもない。

持ち出しは必須となる。

 

マイナンバーの隠された目的がありそうだ。

ネットを調べてみると「住民票を有する全ての方に1人1つの番号を付して、社会保障、税、災害対策の分野で効率的に情報を管理し、複数の機関に存在する個人の情報が同一人の情報であることを確認するために活用されるもの」とある。

これでも何だか分からない。

ともかく国はマイナンバーカードの普及に力を入れている。

求人紹介や雇用保険の手続きでハローワークを利用する時に必要な「ハローワークカード」など各種証明書類を一体化する。

障害者手帳や処方薬の履歴を記録する「お薬手帳」も2021年には統合する予定らしい。

ますますもってマイナンバーカードの必携が強要される。

 

そのお薬手帳であるが2021年10月から、カードに搭載されたICチップで個人認証するとネット上で自分の服用歴が確認できる。

複数の医療機関からの薬も管理できる。

これによって重複投与なども管理される。

となると、今厚生労働省がお勧めしている「電子版お薬手帳」はどうなるのか。

このブロブにも何度も書いているが電子版お薬手帳の”お薬手帳”の機能から健康維持機能のアプリに変化するのではないだろうか。

国が推奨すると言うより薬局の会社が患者の囲い込みツールとする。

そんな気がする。

だから急いで導入しなくてもいいと言い続けてきた。

 

時代のスピードが速すぎる。

付いて行けない高齢者になりつつあるのが寂しい。

やっとクレジットカードとスイカ、エディーが使えるようになったばかりなのに。

 

それにしても気になるのが「骨太の方針」である。

何と言っても閣議決定事項である。

現内閣が継続される限り粛々と実施の方向で動き出す。

まさに「骨」が出来つつある。

 

今日から東京でHSEセミナーである。

当社の「骨」もしっかりしてもらいたいものだ。

 

コメント

のちのちのこと

2019-07-18 06:20:50 | 薬局

今を謳歌するのもいいが…。

 

「金融庁の報告書は平均的な高齢夫婦の場合、公的年金などでは毎月約5万円の赤字が続き、退職後の30年間で2000万円が不足するとの例を示しました」だと。

人生100年時代などと言われるが100歳まで生きていいことがあるのだろうか。

だからといって自ら死ぬわけにもいかない。

 

さて、その2,000万円であるが、本当かウソかその真偽は分からないが、総務省の全国消費実態調査」に基づき推計すると、世帯主が無職で65歳以上の2人以上の世帯の金融資産は2,003万円になるそうだ。

ここでの金融資産とは銀行の預金、株式、投資信託などが含まれる。

最も高いのは東京都の2,689万円で、最も低いのは沖縄県の660万円となっている。

この格差は大き過ぎる。

要因はいろいろあるが分析しても仕方がない。

現実を現実として受け止めるしかない。

 

薬剤師は若くして比較的それなりの給与をもらっている。

新卒で400~500万円の年収などあり得ない。

それが当たり前と思ってもらうと、後々に不幸がやって来るような気がする。

今はまだ薬剤師が不足しているような風潮であるが、既に都心部では余り気味感がある。

30歳前後の最も働き盛り層の給与水準が下がり傾向が感じられる。

地方でも転職して給与がある神話はなくなっている。

勘違いをしてはいけない。

いつまでも”売り手市場”ではない。

 

ライフプランを考える必要がある。

子どもが出来て大学にやる費用を想定して欲しい。

もし薬科大学なら年間の授業料は約200万円、生活費に約150万円必要で、合わせて350万円必要になる。

しかも6年間は最低でもかかる。

その総計は2,100万円で、自分が学生だったときを思うと6年で大丈夫だろうか。

そう思うと両親のありがたみが身に沁みる。

あなたに出来るか?

 

若い薬剤師は小金もちなので何を思うのか戸建ての家を持ちたがる。

男性は持ち家にあまりこだわらないと思うが、女性は月々の家賃を払うくらいなら30年ローンを組んだ方が安くなるなどと計算しがちだ。

ただそれは職場が現状のままが想定である。

これからの薬局経営はどうなるのか先が見えない。

どこかの会社とのM&Aも行われる。

大手とのM&Aになると転勤もあり得る。

 

7月17日の日経新聞に、ちょっとショッキングな記事が掲載された。

「老後のお金試算 備え促す」のタイトルである。

金融庁の審議会が「2,000万円が必要」との報告を受けて、民間調査機関が独自に試算を公表しているらしい。

それによると「50代で最も多い年収500~750万円未満の層が65歳以上を今の暮らしぶりで過ごそうとすると、65歳までに3,200万円必要となる」と書かれている。

これって完璧に無理だ。

さらに1,000~1,200万円未満になると6,550万円必要なり、1,200万円以上になると7,700万円だそうだ。

65歳までにはまだ2年半ほどある。

 

もっと働きゃなきゃいけない。

 

コメント (2)

大きなクスリ

2019-07-17 05:15:54 | 薬局

死に方も選択する時代なのかもしれない。

 

国内の死因のトップはがんである。

そして2位は心疾患と続く。

この順位は変わらない。

ところが3位が脳血管疾患と肺炎で競い合っていたが、ここに急速に登場したのが老衰である。

この3疾患が3位を争っている。

と、あまり表現としては好ましくないかもしれない。

 

95歳以上の死因とトップは老衰だそうだ。

その背景に積極的な治療をあえてしないことがある。

在宅を専門に行っている医師の話によると、点滴や胃ろうなどによる水分と栄養補給は、死期を分からなくするそうだ。

人の死は水分と食事が取れなくなって、残りの命が推測できる。

生かされる苦しさもあるような気がする。

ある面では老衰は人として枯れていく選択なのかもしれない。

 

財政制度等審議会から出された「大きなリスクは共助、小さなリスクは自助」を思い出す。

命にかかわる治療は公的保険で対応し、直接命にかかわらない病気にはセルフメディケーションでの対応を検討している。

7月12日の日経新聞の1面には「市販薬あるのに病院処方5000億円」の記事につながる。

内訳として湿布剤などが702億円、アトピー性皮膚炎、肌荒れに使う保湿剤の成分が591億円、さらに鼻炎薬も上位だそうだ。

これがまさに「小さなリスクは自助」を言いたいのだと思う。

日経新聞は何となくこれから国が起こす前ふりを担っているような気がする。

 

また、15日の記事には乳幼児の難病である、筋肉が委縮する脊椎性筋萎縮症(SMA)の治療薬「ゾルゲンスマ」の保険適用の見通しが発表になっている。

米国ではゾルゲンスマを使わずに、10年間続けて治療した場合に相当する費用の半分強の2億3,000万円が、いわゆる薬価だそうだ。

日本で保険適用になると1億円は下らない。

まさに「大きなリスクは共助」である。

先日も白血病治療薬「キムリア」が3,349万円の薬価が通ったばかりである。

 

この他にも2021年頃にはiPS細胞が商品化されると思われる。

医療は日進月歩で進化する。

まさに、限りある医療財源の使い方として「大きなリスクは共助、小さなリスクは自助」を、きちんとルール付けして欲しいと願う。

今の五体満足、健康であることに感謝して、苦しんでいる人への配慮も考えて行きたい。

 

取りあえず、国民皆保険の維持のために後発医薬品へのシフトを積極的に行うべきかもしれない。

 

 

コメント (2)

減った分取り戻す

2019-07-16 05:28:26 | 薬局

静かなる脅威を知る。

 

地方都市の関係先から聞こえてくるのが「患者数が減っている」である。

ある面では当たり前である。

当の本人は気づいていないかもしれないが、地域の人口は確実に減少傾向にある。

その結果、患者も減少する。

因みに、地域の人口動態を調べてみる必要がある。

 

多少の患者減少にも医療機関の医師は気にならない。

目安であるが検査や処置など多い内科の患者単価は7,640円だそうだ。

整形外科でも4,270円、耳鼻咽喉科では4,420円、小児科は5,100円となる。

このほとんどは技術料で薬局の約2倍以上になると思われる。

従って、医師は多少の患者減少にも必死さなどない。

しかし、薬局はそうはいかない。

 

必死さのない医師に患者を集める提案などしても動かない。

それなりの生活ができているから面倒がるだけである。

ここが薬局の辛さになる。

処方元に頼らない経営が必要になる。

 

総務省が10日に住民基本台帳を発表した。

その年の1月1日の人口を表している。

それによると日本人の人口は1億2,477.6万人で、昨年より43万人も減少している。

この減少は10年連続となる。

簡単に43万人と言うが高松市が約42万人、富山市が約41.7万人、長崎市が41.6万人である。

これらの県庁所在地が消滅したことになる。

因みに、鳥取県は56.1万人である。

最も人口減少率が大きいのは秋田県の1.48%で、青森県が1.28%、岩手県が1.17%となっている。

東北はかなりやばい状態である。

 

その住民基本台帳で気になるのが外国人の増加である。

外国人は昨年より約17万人増加して、約266万人となり全体の2.1%を占めるようになった。

特に20~24歳の人口が増加が目立ち働き手の減少を支えている。

東京のコンビニ店員と安い居酒屋の店員はほとんどが外国人である。

上手に日本語を話すので感心してしまう。

 

こうなるといつか薬局にも処方箋を持参する日も近い。

既に、対応している地域もあると思う。

薬剤師にも会話力が求められそうだ。

 

というよりも”人口が減って栄えた国はない“が私の持論である。

このままで日本はどうなるのか。

 

出番を待つ!

 

コメント

おねだり

2019-07-15 05:19:28 | 薬局

n私はナマケモノだと思う。

 

新しい事業に取り組みだす時は全速力で努力する。

医薬品卸に勤務していた時も、与えられた仕事には、自分なりに一生懸命取り組んだつもりだ。

入社して5年ほどは営業だった。

今のようにMSなどとは言わない。

単にセールスと呼ばれていた。

小回りが利く調子のいい営業だったと思う。

お陰様で得意先からは“コマちゃん”と呼ばれ、営業成績も上々だった。

 

そんな調子の良さと薬剤師だったのが見込まれたのか、28歳からはコンサル部門の立ち上げを任される。

今でこそ医薬品卸には、それらしき部署があるが、当時はどこにもそんなコンサル部門などなかった。

大阪のコンサル会社で3ヶ月の研修を受け、どこにも見本がない中での船だちである。

その時に公大(現専務)がお腹の中にいた。

ある程度の路線が出来上がると次の育成をする。

下が育つと自分は楽をし出す。

出来るだけいいとこ取りで手抜きが始まる。

 

40歳の時には薬局事業を任される。

この当時は医薬品卸が薬局を経営する事自体が腫れ物に触るような時代である。

地域の薬剤師会に気を使いながら、足繁く通って許しを得るところから始まる。

変な話だ。

薬剤師を取ったとか言われて謝りに行ったこともある。

そんな事実がなくても医薬品卸は弱い立場である。

 

薬局事業と同時に進めていたのが介護用品のレンタル業である。

介護保険が始まってうまく波に乗れた。

スタッフと一緒にベッドの搬入も手伝った。

ベッドのスペースを作るために部屋の掃除もした。

利用者が亡くなった家にもベッドの回収に行った。

そんなドタバタではあったが、利用者が望むレンタルサービスを提案するうちに事業は順調に伸びた。

北海道内ではダントツのレンタル業者になっていた。

後は、担当部長に任せるだけで数字が伸びた。

市場が伸びていたので当たり前だったのかもしれない。

私の役割は道内に7箇所あった事業所を周り、夜のねぎらいのスポンサーくらいになる。

 

そして50歳で一身上の都合により長年勤める会社を辞めた。

ここからは現在に至るである。

会社を辞めて3年ほどは行きつ戻りつ、鳴かず飛ばずの生活を余儀なく過ごした。

ある時に、自分が本当にやりたいことはなんだと問われて気がついた。

夢はでっかく背伸びしてみよう。

たった一度の人生じゃないか。

全国を飛び回る薬局のコンサルになろうと思った。

今は、それがどこまでできているのかは自分では分からない。

これでいいと満足できるレベルでもない。

ただ、そろそろ手抜きの虫が疼き出してきた。

自分がやりたい仕事を、自分がやりたいようにやる。

生意気だが入り口はできてきたように思う。

後は、誰かがやればいい。

かなり無責任である。

 

楽しい仲間と語り合い、美味しい郷土料理と地酒があればいい。

こんな考えだから事業に発展性がないのかもしれない。

 

もしここまで読んでくれた人がいたら感謝したい。

そして楽しい仲間と語り合い、美味しい郷土料理と地酒のチャンスを心待ちしている。

 

何となく昨日とかぶっているけど休みボケと許して欲しい。 

コメント

青年よ、外に出よ!

2019-07-14 06:19:32 | 薬局

”かわいい子には旅させよ”とは何だろうか。

 

昨日に引き続き危惧しているのが、ちゃんとした組織になっていない状態での事業承継である。

そもそも現社長は若くして独立したケースが多い。

多少会社勤務を経験しているとは思うが、若いだけに会社の色々な仕組みなど分からずに退社してしまったのではないだろうか。

ある程度の規模がある会社を経験していると、組織とはどうあるべきかを少しは理解できる。

最近では”○〇ハラ”のように、垣根の見えない不利益行使も横行しだしている。

何でも社長勝手な会社ルールでは人は動かない。

社長と言えども社会的なコンプライアンス(法令遵守)は守らなきゃならない。

逆にいうと社長だからこそコンプライアンスを率先垂範しなければならない。

また、昨日も書いたが社内のガバナンス(統治)の徹底も必要となる。

この辺のルールをしっかりと作ってから辞めてほしい。

 

お陰様で、私は医薬品卸に入社して5年ほど営業経験をしている。

今でいうMSである。

それから本社勤務になり、使い勝手が良かったのか新しいプロジェクトが立ち上がると必ずメンバーとして参加していた。

担当していたのはコンサル部門である。

会社の長期計画や新規事業計画の作成、倉庫新築における物流のあり方、人事考課制度、上場準備における関係資料などである。

ここで学んだことは財産となっている。

また、コンサルの業務の関係から30代で5回ほどアメリカにも視察研修に行っている。

40代から始まった薬局経営では、初めに取り組んだのは全国の先進的な薬局の見学からだった。

そこでは多くのご提案をいただいた。

さらに、介護事業を行っていた関係から介護事業者との関係も深かった。

ここでは新しい世界を垣間見た気がする。

 

そこで、これから事業を継承させる社長に言いたい。

もっと後継者を外に出せ。

同じ世代の後継者同志の話し合いから学ばせろ。

気軽に相談できる仲間を作れ。

地元の青年団みたいな組織もいいが、戦う世界は全国である。

これからは地域に枠なども線などもない。

日本は小さいので市場を求めてどこからでも大手は迫ってくる。

 

と、思いつつ無駄に外に出て行く息子を育てている。

 

 

 

 

コメント

ゴホンブと言えば

2019-07-13 05:23:41 | 薬局

本部が大事なんだけど。

 

当社の関係先は10店舗から20店舗規模が多い。

関係先を回って感じるのは本部機能の脆弱である。

本部が機能していないケースが多々見られる。

その分かりやすい兆候として社長の携帯(スマホ)がよく鳴る。

きっと何でも社長の判断を仰ぐ仕組みになっていると想像できる。

ともかく忙しい。

セミナーの最中でも良く席を立つ。

休憩時間になると携帯から連絡を取り合っている。

しかも比較的長い。

これは社長に限らず、そのナンバー2でも同じである。

 

そもそも組織運営にはある一定のルールがあり、1人の管理者が管理できる数は7だそうだ。

先ほどの10店舗になると少なくとも2人のエリアマネジャー(EM)的な存在が必要になる。

そのEMが機能していないケースも多い。

EM自身が店舗の管理薬剤師を務めている。

従って、外になど出掛けられない。

エリアの管理と言いながら店舗管理に成り下がっている。

こうなると自店舗のことは分かるが、他の担当店舗の様子など見えていない。

その結果として何でも社長にお伺いとなる。

ダイレクトコールが始まる。

 

また本部の管理体制が出来ていないので各種管理帳票の活用も出来ない。

例えば、店舗別患者数や利益の前年度推移などがある。

ある程度これぐらいは気にする社長は見ているようだ。

この他にも「かかりつけ薬剤師指導料」「重複投薬・相互作用防止等加算」「服薬情報提供料」などや在宅実績の推移などは確認できていないことが多い。

何でも社長が担当なので忙しくて見る時間が取れていない。

EMに任せればいいのだがEMを信じていない。

 

先日もある会社で「重複投薬・相互作用防止等加算」と「服薬情報提供料」が少ないことが分かった。

少ないことを薬剤師にいくら訴えても増えることはない。

やれと言われて動くほど人の行動は単純ではない。

「こんな患者のこんな状況の時に」など具体的な事例を示すと「ある、ある」となる。

こんなちょっとしたことが大事になる。

 

これ以上に大事なことがある。

それは組織を組織化することじゃないかと思う。

もしご子息を後継者にする予定があるなら、自分がいるうちに会社を会社らしい会社にしてから引退して欲しい。

いいだけ自分勝手な組織に仕上げた状態で継承して欲しくない。

自分勝手は他人にとって扱いづらい。

かわいい子なら社長の自分勝手を壊して、新しい体制が作れるようにしてから去って欲しい。

 

”かわいい子には旅させよ”の例えじゃないだろうか。

 

 

コメント

回避ぶん動け!

2019-07-12 05:04:07 | 薬局

ちょっとやりづらさを感じる。

 

7月9日の日経新聞に目立たないが「患者の継続指導 薬剤師に義務化」の記事が掲載された。

そこには「服薬状況や副作用の確認」ともある。

そして、何気なく「厚労省、法改正目指す」とも書かれている。

 

記事には「厚生労働省は薬局で働く薬剤師に対し、必要に応じて患者の服薬状況や副作用を継続的に確認し、指導するよう義務付ける」とある。

何だか、あてつけな書き方である。

さらに「服用後に処方内容が適切かどうかをチェックするといった本来業務が不十分といった指摘が多い」とも書かれている。

こういった記事に反論しないのは認めたってことになる。

 

今回の通常国会で医薬品医療機器等法(薬機法)の改正案が流れたが、次の臨時国会では優先的に成立させると書かれている。

早ければ2020年から施行されるともある。

そうなると“流れた”と安心などしていられない。

今からの準備が必要になる。

先週の土曜日と日曜日はそれぞれ異なる会社で、今回の薬機法改正に伴う業務のあり方について研修を行ってきた。

それぞれの会社では、今からの準備の大切さを感じているから、あえて休みの時間を使ってまでの研修だと思う。

その研修で、ちょっと気になる指摘があった。

それは服薬期間中のフォローが、高齢者に注意喚起されている「振り込め詐欺」に間違われないかである。

ここは対応が難しい。

高齢者に上手に説明できるだろうか。

など、いろいろな問題を抱えながらも、私はずっと立ちっぱなしで、ずっと話っぱなしで対応させていただいてきた。(関係ない)

 

唐突にはじめの記事に戻るが、この記事は今から薬局は服薬期間中にフォローの準備をした方がいいとのメッセージじゃないかと感じさせる。

 

その内、その内と思っていると、いつの間にかその内がやってきて焦る。

先日も「地域支援体制加算」に必要な在宅の実績を忘れていたと連絡が入った。

プレアボイドの報告を出したはずが、外れた!

「どうしよう」と相談されてもアウトとしか言えない。

 

どうなるか分からないが「地域支援体制加算」の要件に健康サポート薬局研修の修了者が必要になったらどうする。

健康サポート薬局研修の内容はまさに地域支援である。

これが要件に組み込まれても不思議ではない。

 

その健康サポート薬局研修の開催がないとぼやく薬局も多い。

地域の薬剤師会では開催の予定がないそうだ。

仕方がないので日本保険薬局協会や医薬品卸の開催する研修への参加となる。

その開催地が遠い。

九州では福岡での開催で、鹿児島からは新幹線で往復約2万円必要になる。

宮崎も大変で飛行機での往復となる。

 

危機感がないってことは恐ろしいことだ。

 

 

コメント (2)