医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

余韻のかおり

2015-07-31 06:02:07 | 薬局
毎日暑い日が続く。

さすがに熱中症になりそうだ。
体がだるい。

セミナーで熱中症予防として服薬時に水分補給を勧めるように話している。
ともかく高齢者は水分補給が足りない。
その理由はおっしこにある。
トイレに行くのが面倒なんだそうだ。
確かに、外出時などでトイレに行きたくなったら困る。
取りあえずコンビニエンスストアに駆け込むが、気が弱いせいかトイレだけ借りて出て来るのは気が引ける。
特別必要ないと思いつつ何か買わざるを得ない。

コンビニエンスストア以上にあるのが薬局であるが、こちらはもっと入りづらい。
誰もが思っているのは"処方せんがないと入れないお店"じゃないだろうか。
入り口から受付が真正面にあるパターンが多い。
なかなかちょっとトイレとは言いづらいものだ。

そうは言ってもこの暑さには水分補給が欠かせない。
手の甲を指でつまんで山を作り、その山がすぐに平野にならず、山が残るようなら水分不足だそうだ。
その他にも自分で感じるのはトイレのおしっこの色である。
事務所で快適に過ごしている時は無色透明であるが、ちょっと外に出て帰ってくるとかなり黄色くなっている。
これは体内の水分が煮詰まっている状態だ。
水で薄める必要がある。
そんな話を服薬時にして欲しいものだ。
おしっこが無色透明な時は、洗濯のすすぎのようなもので、体内の汚れをきれいにしてくれている。
塩分も尿酸も洗い流してくれている。

高齢者の服薬指導時に「1日に水やお茶などどれくらい飲んでいますか」と聞いて欲しい。
これがあまりにも少ないことに驚く。
本来なら2リットルは飲んで欲しいところだが、なかなか2リットルは難しい。
そこで1日に1リットルを目標に勧めてはどうだろうか。
ただの水は飲みづらいので1リットルのペットボトルに0.1~0.2gの食塩、また昆布茶などを入れると飲みやすくなる。
もちろん所さんのお勧めでもいい。
但し、それなりに高価なので500mlを1リットルに薄めて飲むことをお勧めする。
高齢者の場合、寝る前の水分補給も大切だ。

私は朝目が覚めたら、先ず500mlの水を飲む。
事務所ではお茶とコーヒーをがぶがぶ飲む。
午前中だけでも5~6回はトイレに通っている。

前日の老廃物が多いせいかもしれない。
なぜかおしっこにアルデヒドが混じっているようだ。





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安くない値下がり品

2015-07-30 06:27:36 | 薬局
保険制度で優遇されている。

医療費抑制の切り札の一つとして後発医薬品への切り替えがある。
国は後発医薬品の切り替え率を2017年中には70%以上を目指し、2018年から2020年までに80%以上にするとしている。
この目標を達成するにはいくつかの問題を抱えている。
その問題を抜きにして80%の達成はあり得ない。

先ず、この80%目標は薬局の薬剤師に託されていることを、どれだけの薬剤師が感じているだろうか。
その一つの表れが「後発医薬品調剤体制加算」である。
後発医薬品を希望する、しないにかかわらず受け付けた段階で算定できる。
ご存知のように55%以上なら18点であり、65%を超えると22点である。
この加算はかなりの高配当である。
ただこれではせっかく薬価の低い薬に切り替えても意味がなくなる。
しかも受け付けた全員から180円または220円がもらえる。
処方せんを持参した側からすると理不尽な話だ。
国が考えることは、「ここまでやってるのに」となる
「のにが付くと愚痴になる」って相田さんも言っていた。

これについては新たなる目標値が示され、新たに「後発医薬品調剤体制加算」の切り替え率も示される。
私の予想は75%であるが何とも言えない。
そうなると「後発医薬品調剤体制加算」の切り替え率も70%と80%になる可能性が高い。
今算定している55%は泡と消え65%すら危うい破目になる。

「ジェネリック医薬品がいくら安くなっても使用したくない理由」が新聞に掲載されていた。
最も多いのは「ジェネリック医薬品の効き目や副作用に不安がるから」で62.4%にもなる。
2番目が「使い慣れたものがいいから」(40.4%)である。
後は取るに足りぬもので「医師がすすめないから」(11.9%)、「聞き慣れないメーカーだから」11.0%、「高いものはいいものだと考えるから」(10.1%)、「安く売れる理由が不可解だから」(7.3%)などである。
これを見る限り医師の直接の影響は「医師がすすめないから」の11.9%くらいで、その他は薬剤師の説明の良し悪しが大きい様にも感じる。

どちらにしても患者の多くは高齢者で、人口に占める75歳以上は約13%にもなる。
この75歳以上の医療費負担は1割だ。
この国の保険制度は安上がりである。
あえて後発医薬品に切り替えて数100円程度の負担減なら、どう考えても先発医薬品の方を選ぶだろう。
名前からして「先発」と「後発」ではハンデがある。
かなり普及してきた「ジェネリック」の呼称であるが、中医協の議論や厚労省からの資料でも後発医薬品を使い過ぎる。
イメチェンが必要かもしれない。

暑い、暑いと思ったら7月も今日、明日で終わってしまう。
歳をとるのが速いはずだ。





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格差ぜいぜい

2015-07-29 06:32:54 | 薬局
たった1mじゃないか。

そのたったとは1億円を1万円札で積み上げると1mになる。
100万円の帯が付いた札束が約1cmである。
たかが1m、されど1mって感じじゃないだろうか。
などと偉そうに言っているが私には10cmにだってなかなか手が届かない現実がある。

15年3月期決算の報告がほぼ出そろった。
その中で1億円以上の報酬をもらった役員は211社の計411人だったそうだ。
これは前年より20社、50人も増えている。
景気が良くなったって実感がないのが蚊帳の外だからだろうか。
さらに驚くのはこの2年間で110人も増えているというから「アベノミックス」の円安と株高が業績を回復していることを示している。
この1億円超えの開示は2010年3月期からだ。
その時は289人だったそうだから確実にお金持ちが増えている。

7月26日の日経新聞によると最高額は日産のカルロス・ゴーン会長で10億3,500万円だそうだ。
われらの代表は3位に付けており6億5,500万円となっている。
他の報告では7億1,500万円とのあり、1億や2億は誤差の範疇なのか。
私には関係ないのでどうでもいいけど。

さて問題かどうかは皆さんの判断に任せるが、従業員との格差の比較が出ている。
カルロス・ゴーン会長は133.3倍だそうだ。
とある方の会社では117.7倍となっている。
単純に割り算してみると従業員の平均給与は556万円となる。
因みに日産の従業員の平均給与は776万円とかなり高値が付いている。
今回の役員報酬の平均は2億1,700万円になるらしい。
その平均給与は753万円で、その差は28.8倍になる。
先ほどの556万円と全体の753万円との差は1.35となる。
117.7倍も気になるが全国平均の1.35(裏を返すと73.8%)も気になる。

先日も新人の年棒が600万円とするドラッグストアの話があった。
何となく驚くような報酬であるが、業界全体はけして高くない。
製薬メーカーの従業員平均給与の方が薬局業界など問題にならないくらい高額である。
従業員の平均給与が1,000万年を超える企業が少なくても3~4社はあるだろう。
平均である。
勤務の薬剤師で1,000万円の壁を超えるのはかなり至難の技だ。
もちろん私の様なエセ薬剤師のコンサルなどは日銭稼ぎだ。
事務所にいる限りお金にはならない。

ブログ読むなら金をくれぇ~!
この浅ましさ…。

でも、事務所にいると外に出るのが億劫になる。






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こっそりと

2015-07-28 06:20:45 | 薬局
あなたなぁ~らどうする。

「泣くの歩くの、死んじゃうの」なぁ~んて、知らないよね。
いしだあゆみの”あなたならどうする”でした。

さて、問題!
患者の自宅に行ってみると大量の残薬が発見された。
あなたならどうする?
セミナーで薬剤師に質問をしてみる。

1.廃棄するように勧めた。
2.薬局に持ち帰って廃棄する。
3.薬局に持ち帰って次回処方が出た時に調節する。(再利用)
って感じじゃないだろうか。

そこで、またお聞きしたい。
廃棄はどうしたらいいのか。
この質問に明確な答えが返ってこないことが多い。
薬だと分からないように包んで捨てる。
こんな答えが多い。
それって大丈夫なのか?

薬局に持ち帰って次回処方せんが出た時に再利用する。
その薬の保管状況は担保で来ているのか。
期限は確認できるのか。
その前に、残薬は患者自身が飲まずにコントロールされている可能性もある。
医師に連絡して薬を抜いてもらうべきなのか。
薬剤師の判断が大事になる。

さて、始めの廃棄の方法であるが。
私が正しいとは言わないが、30年ほど前は医薬品卸に勤務していた。
そのころの話なので当てにはならないかもしれないが、駐車場に持っていき、車で何度もひいた記憶がある。
見事に錠剤が砕けていた。
それを紙袋に入れてガムテープでぐるぐる巻きにして捨てた。
要は、誰かが間違っも飲めないようして捨てた。

薬剤師はどんな方法を勧めるのか。
こんな事が薬剤師国家試験に出るかもしれない。

先輩、教えて!





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大事なことは2度だよね

2015-07-27 06:10:54 | 薬局
期待がかかっているんだけど。

昨年の11月6日に開催された主要7カ国(G7)を中心に、東京で開かれた国際会議で、安倍晋三首相は、認知症対策の新たな国家戦略を、年内をめどに策定する方針を表明した。
これを受けて年明け早々、厚生労働省は1月27日に「新オレンジプラン」を発表している。
2012年9月に厚生労働省が発表した『認知症5ヵ年計画』のオレンジプランは2017年度までの5年の計画であり、その途中にもかかわらず「新」が出た。
それだけ重要だって事だ。
その前(1/7)に発表になったのが2025年における認知症の推計値で、何と700万人にもなると予想している。
ただし、この700万人は認知症に影響を与える糖尿病の罹患率が現状維持の場合だ。
これが上昇すると750万人との推計もある。
65歳以上の人口が約3,300万人なので700万人としても21.2%になる。
恐ろしい数字だ。

その新オレンジプランの中に注目して欲しい記載がある。
それは認知症の早期発見における役割が期待されるとして「歯科医師等による口腔機能の管理や薬剤師による服薬指導等を通じて」とある。
ここに薬剤師にも早期発見を託されている。
これを受けて日本保険薬局協会と日本薬局学会が「認知症研修認定薬剤師制度」を立ち上げた。
既に、それぞれが動き出している。

本来なら薬剤師の職能団体として日本薬剤師会が、何らか啓蒙活動をすべきだと思うが、未だ何も動きはない。
この組織はいったいどうなっているのか。

認知症を支える仕組みに「認知症サポーター制度」がある。
既に6,344,299人(2015.06.30)の方が認定されている。
この制度すら知らない薬剤師も多い。

ここで問題です。
認知症サポーターの印になっている「オレンジリング」のオレンジ色はなぜ?
って、セミナーでやっている。
実は、佐賀県を代償する有田焼の柿右衛門の「オレンジ」なんだそうだ。
ヨーロッパにも輸出され世界的な名声を誇っている。
この赤絵磁器と同じように、オレンジリングが、世界のいたるところで「認知症サポーター」の証として認められればとの思いからつくられた。
佐賀県民は知っているよね…?
なお、温かさを感じさせるこの色は、「手助けします」という意味を持つと言われている。

では、キャラクターの「ロバ」はなぜ?
認知症キャラバン隊を率いるのは「ロバ隊長」である。
これはロバのように急がず、しかし一歩一歩着実にキャラバンを進めることを意味している。

実はこのネタは以前にも書いたんだけど、あまりにも知らない人が多いのでまた書いちゃいました。





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負けない

2015-07-26 05:33:00 | 薬局
薬剤師は家に入れ。

薬剤師による訪問業務の9割弱が介護保険による「居宅療養管理指導費」である。
調剤報酬の「在宅患者訪問薬剤管理指導料」は1割少々しかない。
にもかかわらず内閣府の財政等審議会の資料に「調剤技術料全体に占める在宅訪問関連技術料」という資料がある。
折れ線グラフで示されているが点数ベースで0.066%、算定回数ベースで0.003%となっている。
これをもってして薬局の在宅訪問が少ないと批判されている。
でも、そのグラフの備考欄には小さな文字で「※要介護・要支援認定の在宅療養患者に係る薬剤管理指導については、介護保険において算定(居宅療養管理指導費)」として別枠となっている。
何ともずるいグラフである。
要は、調剤報酬に関する資料だから在宅訪問の「在宅患者訪問薬剤管理指導料」の算定のみに限っている。
これをもってして薬剤師の訪問活動がないとしている。
この資料に対して何も言わない団体も情けない。
確かに0.066%や0.003%では“無きにしも非ず”で誤差の範囲である。

そんな仕打ちにも負けてはいられない。
実績を作ろうじゃないか。
そこで大事なことは介護保険の「居宅療養管理指導費」がほとんどであるって事だ。
となると連携に欠かせないのがケアマネジャーであり、さらに介護保険の動向を知らずにはいられない。
ケアマネジャーとの連携は居宅介護支援事業所または地域包括支援センターに赴き、薬や病気についての勉強会がお勧めである。
ケアマネジャーが戻る夕方、薬局の業務が終わる頃に訪問して30分程度の話を継続させる。
始めは薬の使い方や注意点など、それが終わったら高血圧や糖尿病、認知症などの病気についてが良い。

次に、今回の介護報酬改定の重点課題の中の「活動と参加に焦点を当てたリハビリテーション」からIADLについて認識をもって臨みたい。
IADLとは手段的日常生活動作能力として、電話の使い方、買い物、食事の支度、家事、洗濯、移動・外出、服薬の管理、金銭の管理などの評価尺度が8項目ある。
これなどもIADLの改善方法などをPT(理学療法士)やOT(作業療法士)の専門家からのレクチャーがあると助かる。
そして「口腔ケア・栄養管理に係る取組の充実」もある。
これも“口腔ケアスポンジ”の使い方ぐらいマスターしておきたい。
栄養士からの栄養管理を勉強するのは当然のこととして、薬との関係も疑う必要がある。
「最近、味がおかしい」などの訴えには亜鉛欠乏を疑うべきだ。
呑み込みが悪くなったのはコリン系が関与していないか。
こんな事を感じて専門家らしくケアマネジャーと打ち合わせして欲しい。
間違っても玄関で薬を渡すだけになっては困る。

介護保険の居宅療養管理指導費には「薬」ないことを思い出して欲しい。




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ナマステ

2015-07-25 06:10:56 | 薬局
少し気になりだしたのか。

毎月行われる薬局経営研究会でよく質問に出て来るのが「リフィル処方せん」についてだ。
リフィルについては中医協でも議論されている。
ただ、その議論が分割調剤とごちゃ混ぜなのが気にかかる。
リフィル処方せんは長期に渡る処方せんの服薬管理だ。
それを医師会側は自分たちの目先の患者が減ることばかり心配している。
よほど腕に自信がないと見える。

話しは変わるが処方せんを院外にすると、患者負担から患者が減ると考えている医師も多い。
確かに患者負担は、その部分だけ見ると大幅に引き上げとなる。
しかし、それで患者が減ったとは聞いたことがない。
良いサービスにはそれ相応の対価が生じることぐらい誰でもわかっている。
まして自分の身体に関わることだ。
誰が安上がりで済ませたいなどと考えるだろうか。

外来患者が少しでも多く来て欲しい開業医と、外来患者にあまり来て欲しくないDPCを採用した病院がある。
DPCを採用した病院は医師数と看護師数の充実が病院の評価を高める。
医師数も看護師数も入院患者と外来患者から算出されるので、外来患者が多くなるとそれだけ多くの医師や看護師が必要になる。
病院は入院で稼いでいる。
入院患者を確保するために外来を設けている。

因みに、DPCを採用すると疾病ごとに入院期間が決まってしまう。
そのために出来るだけ多くの入院患者の確保と退院を促す必要がある。
入院患者の確保を担当するのが「地域連携室」などと呼ばれ、退院をスムーズに勧めるのが「医療相談室」である。
私はこれらを「入口」と「出口」と呼んでいる。

本題に戻すと、開業医などは2週間処方に戻せと言っている。
2002年から処方日数に上限がなくなった。
これによってDPCを採用する病院などが、始めは1ヵ月分から始まって、今では3ヵ月分の処方せんが普通になった。
それを受けて開業医も2週間投薬から致し方なく1ヵ月処方となった。
これで何か問題が生じただろうか。

話しが飛んで、飛んで申し訳ないが、国としては長期処方せんに大賛成である。
もちろん受診機会も少なると期待している。
調剤料だって少なくなる。
さて、薬剤師の判断はどっちだろうか。

経営者の判断としてはリフィル処方せんが認められた時に、患者が自薬局を選択してくれるには何を成すべきか。
今からの思案が大切になる。

昨日からHSEセミナーが始まっている。
今、そのまとめを仕上げ終ったところだ。
眠い。

金曜のセミナー終了後の17時15分くらいから懇親会が始まる。
そして、2次会はネパールのカレーである。
最近、このカレーが人気だ。
昨日は20人も参加していた。
1次回の居酒屋で何を食べてきたのか分からないが、カレー屋でもよく食べる。
インドの赤ワインも直ぐに空になる。
でも、楽しいから止められない。





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速い、やばい、はめられている

2015-07-24 05:30:45 | 薬局
いつもより早い感じが恐ろしい。

中医協の議論が早くも混戦の様相を漂わせている。
22日に中医協の総会が開始された。
今回は調剤報酬が血祭りにあいそうな気配だ。
限られたパイの奪い合いだから、自分の領域を増やすには、どこかを攻めて分捕ってくるしかない。
最も力を持つのが医療側である。
もちろん責められるのは調剤側となる。
静観するのは歯科側である。
歯科は厳しい財源の中でマイナスにならなければ良しと考えている。

先ず、医療側にとって最も大事なのが技術料である。
ここが増えるのなら他を犠牲にしてもいい。
手っ取り早いのは医薬品の薬価引き下げと後発医薬品への切り替えじゃないだろうか。
昔と異なり薬価差益は期待できない。
もちろん分業がほとんどなので薬価がどうなろうと関係ない。
後発医薬品への切り替えはインセンティブが出るとコロッと変わる。
以前の発言ではインセンティブでは変わらない様な話があったが、後発医薬品に切り替える目的の処方せんへの一般名記載は、たった2点しかつかないにもかかわらず、こぞって一般名記載が増えた。
ちりもともれば山となるなのか。
今回も後発医薬品調剤体制加算に対する批判が出ることが予想できる。
後発医薬品の切り替えは薬局にではなく医療機関だろうって。
どちらにしても薬価が下がろうが後発医薬品に切り替わろうが、技術料が上がるなら大賛成だ。

調剤報酬は薬歴の未記載と無資格調剤を過去のものとせず、しっかりとした対応をしないといつまでも尾を引く。
一部の不始末が中医協の議論では全体の事のように語られている。
日本薬剤師会としても厚生労働省に厳重なる処分を申し出るべきだ。
腐ったミカンが同じ箱に入っているように言われるのは困る。
ただ、トカゲのしっぽじゃないので、また生えてくるのも困る。

リフィル処方せんについても分割調剤との違いをもっと明確に主張して欲しい。
先日の中医協では取りあえずリフィルと分割の違いについて説明したようだが、分割は既に行われている。
リフィルはこれから行う議論だ。

どうも分が悪すぎる。
中医協の会場に日薬の会長が出て行って机をたたいて完全分業を吠えて欲しい。
そうしたらどれだけの事が解決するのかぶちまけて欲しいものだ。
後発医薬品への切り替えも多剤投与や重複投薬、残薬などもかなり解消するのに。

国民のために本音でぶつかっても良い時期が来てるんじゃないだろうか。

今日から東京で毎月行われるHSEセミナーが始まる。
心持興奮してか3時に目が覚めた。
心に余裕のない自分が悲しい。





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おびき寄せ

2015-07-23 05:11:07 | 薬局
いよいよ動き出すのか。

イオンが総合スーパー内にデイサービスを設置する。
いよいよ高齢者市場への囲い込みが本格化してきたようだ。
首都圏を中心に2020年までに50か所も「イオンスマイル」として整備する。
9月には千葉県野田市にある店舗に広さ約200平方メートルのデイサービスが始まる。
既に、2013年9月から東京都江戸川区の葛西店では、定員29人で黒字の実績を積んでいる。
サービスはリハビリなどを通じて身体機能の維持・強化に特化した内容を考えていて、食事や入浴のサービスは考えていないそうだ。
リハビリ効果が期待されるトレーニングマシーンやPT(理学療法士)、OT(作業療法士)などが専門のメニューを用意するらしい。
さらに認知機能を向上させるゲームなども取り入れるそうだ。
何だか明らかに高齢者の集客を感じさせる。

先日テレビで”行列のできるデイサービス”の紹介があった。
先ずは、本格的なリハビリが出来る、ゲームセンター並みに楽しめる、ノルディックウォーキングなどの野外活動が盛ん、会話するロボットの導入があるなどが人気だそうだ。
何だかイオンのデイサービスには行列ができるかもしれない。

総合スーパーで苦戦を強いられているイオンは、関係するウエルシアを核にドラッグストアの大同合併することが決まっている。
これによりドラッグストア業界ではマツキヨを抜いて売り上げトップになる。
それだけではない。
調剤売り上げも600億円を超える規模となる。
これは明らかに調剤専門企業でも追いつけない規模となる。
ここにはイオングループとして高齢者市場の大きさに気づき、積極的に取り組む姿勢を感じさせる。

イオンの強みはドラッグストアを持っていることである。
こことの連携は高齢者の囲い込みに最適だ。
これがセブン・アイHDとは異なる。
さらに高齢者の利用が増えている宅配便(楽宅便)がある。
これによって高齢者のヘルスケア全体のオムにチャネル化が出来る。
もっと脅威なのは処方せんの取り込みである。
ワオンカードで支払うとポイントが付く。
その大きな潮目の変化がリフィル処方せんじゃないだろうか。
高齢者には処方せんが付きものだ。
ここが引き寄せる要因で、それをサポートするのがデイサービスかもしれない。
デイサービスもリハビリを主体とするために比較的元気な高齢者が集まってくる。
買い物もするだろう。
ついでに処方せんも持ってくる。
リフィル処方せんになったらなおさら、ついでが増える。
しかも調剤ポイントが付く。

昨日は宅地建物取引士の5年に1度の免許更新研修だった。
6時間びっしりはきつい。
薬剤師に免許更新研修がないことが幸いだ。
さて、これから東京に戻るとしよう。
やることはてんこ盛りだ!




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言っちゃったよ

2015-07-22 06:17:23 | 薬局
本当に出来るのか。

東京都薬剤師会が全ての調剤行為は薬剤師に限られるとして通知を出したようだ。
ここの全てとは「患者が薬局に処方せんを持って来た時から、薬を患者に渡すまでの全て」だそうだ。
もちろん錠剤のピッキングも全てに含まれる。
先日、厚生労働省から出された「少なくともこうした軟膏剤、水剤、散剤等の医薬品を薬剤師以外の者が直接計量、混合する行為は、たとえ薬剤師による途中の確認行為があったとしても違反に該当する」が出されたのを受けた通知だ。
厚生労働省も罪作りだ。
ここになぜ錠剤を入れなかったのか。
無資格調剤の是非を問うなら錠剤のピッキングこそ明確に示して欲しかった。
だから未だにグレーゾーンのままだ。
ちなみに、当事者の会社には未だお咎めはない。
となるとやっぱり不問なのか。

先日も、ある地方都市で東京には薬剤師が余っているのかと聞かれた。
そんなことはないと思うと答えたが、東京都薬剤師会は錠剤のピッキングも薬剤師がやると宣言したようなものだ。
それだけ薬剤師に余裕があると思われている。
いいじゃないの錠剤のピッキングは「作業」なんだから…と言っちゃうと怒られそうだが。

このブログで何度も書いているが、今回の無資格調剤の件や薬歴未記載にしても、全て仕組まれた罠を感じている。
来年の調剤報酬を大幅に引き下げる前ふりである。
正直なところ錠剤の調剤料に手がつきそうだ。

薬剤師が実際に錠剤のピッキングを行い監査も行った場合は従来通りの調剤料として、事務員に錠剤のピッキングを認めて、事務員がピッキングを行った場合は「調剤監査料」とする。
この呼び方がいいのかは別として、こんなことがないとは言えない。
この場合の「調剤監査料」は現状の調剤料の半分にする。
事務員がピッキングしたかどうかは薬局の薬剤師が自ら判断する。
たとえば事務員がピッキングをしたにもかかわらず、薬剤師がピッキングをしたことにして調剤料として請求した場合は、明らかに詐欺になる。
犯罪性が認められる時は薬剤師免許の剥奪にもつながる。
そうなると薬剤師は正直に判断する。
いくら社長から言われても自分の免許には代えられない。
もちろん事務員からの内部告発が出ることも予想される。

さらに東京都薬剤師会は「患者が薬局に処方せんを持って来た時から」としている。
ということは、くどい話であるが「処方せんの受付後、薬を取りそろえる前に、患者等に確認すること」の薬歴管理料のエからセまでの確認もやるって事だろうか。
何だかどんどん深みにはまりつつある感じがする。

どこかでけりをつけないとヤバいんじゃないの。

昨日は、福岡からの直行便で札幌に戻ってきた。
日中は蒸し暑かったが、今朝は清々しく過ごしやすい。
今日は宅地建物取引主任士の継続研修で1日缶詰だ。
人の話を聞くっていうのは苦手だ。


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