Hiro君の手作りジャズライブ・京都 Blog

寺崎純(p)を中心とする京都のプレーヤーと大阪、神戸を主戦場とするジャズメンとのブッキングを、行いたいと考えています。

The Saxの読み方

2010年05月08日 01時50分30秒 | Weblog
バリトンサックスより、ソプラノサックスを買わないといけないと悟り、The Sax、各サックス批評特集を読み直してみた。クラッシックプレーヤー、ジャズプレーヤーの二人が試奏、忌憚なき意見を述べるというこの企画。何度読み返しても面白い。この記事に関しては”回し者”と言われることも無いでしょう。それぞれ、真面目に論じています。
テナーに関しては、カドソンAS,V共に高い評価。音程は高い音で上ずるが、これが良いって。アルトは、SG,V共にやはり高い評価だけど、音程がやや悪い。もうちょいだって。ソプラノは、AS,V共に音程抜群で音も素晴らしい。即戦力だって。ついでにバリトンはAS,V共に音程にやや難あり、それでもASは弾かれる楽器だって。
B管が素直に高い評価を受けているのに対して、E管は音程にやや難あるかも、と言うことのよう。
音程に関しては、今までも述べたように調整が可能なんですが。アルト、ひどかったけど、自分で直したし。ねじ山潰したけど。ま、これは個体差かもしれませんが。あまりにひどかったし。それを我慢して1年間吹き続けたし。グスン。
キーアクションに関しては、中島楽器の調整を高く評価しているようで、おしなべて絶賛。実際、どの楽器を吹いても、この点は気持ちが良いです。
さて、これからが私の考え。
テナーAS、最近吹き込んでるけど、音が汽笛のようにボーッとする感じ。ビンテージの様な地味な倍音の少ない音に特徴があり、柔らかい響きの音なので、堅い音のするマッピの方が合いそう。(もう一本のBNは堅いからっとした音。どのマッピが良いんでしょう。バンドレンみたいな太い音のするものが良いのかも。)Selmerはスタンダードな楽器と書いてあるけど、どうもラッカーの音は自分は余り好きじゃない。ネックはGoldplateの方が良いし。カドソンはいろんな金属の管体に、いろいろなフィニッシュをしているので、音程、吹奏感(基本的に軽い)、キー配置に問題がなければ間違いなく良い楽器。
アルトに関しては、中島楽器で堅すぎるリードで何種類か吹かせていただいたが、どれもこれも吹きやすいんだけど、Vはどちらかと言えばオーソドックスな音。SGはキラビヤガ。BN、悪くなかったなー!
今まであんまり真面目に考えてなかったソプラノサックス、カドソンはやはり高い評価を受けている。ASは独特な音がする。Vはやはりどちらかと言えばオーソドックスな音。多分。
結局は、ソプラノ、アルト、テナー(ついでにバリトンでも)どんな音のイメージをここが持っているかに依る部分が大きそう。ソプラノについてはまっすぐな管なので(カーブドもあるが)余計に選択の幅がありそう。
ASはいろんな表現が出来る楽器とべた褒めだが、ジャズプレーヤーの実際に買うならVかも、っていうのは、長く使うにはオーソドックスな方が、ってことかな。
ソプラノについては、SG,V,AS,BN何れでもソプラノとして納得するような音が出るような気がする。低音から高音まで出しやすい楽器という評価は揺るぎないもののようだし。
と言うわけで、特に、ソプラノについては、やっぱり試奏してみないと、って、当たり前なんですが、試奏室の響き具合にも依るし、実際、吹き込んでみないと解らない部分もあるし、ええい、面倒くさい!!全部買おう。って、ウソウソ。
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She rote

2010年05月08日 00時21分08秒 | Weblog
Charlie Parker作曲のこの曲、私はEddie DanielsのTo Bird with loveというCDで始めて聴き、以後愛聴しているが、譜割が難しいので、何度も何度も、適当に流して聞いていました。どうせ覚えても吹けそうもない超絶技巧だから。ところが、今回、滝川ライブで初めて生で聴く機会を得ました。それも二度。3クラ、2クラで。
うん?随分違った曲に聞こえるなー??滝川氏はもっと速いテンポでやりたいんだそうですが、兎も角、テンポが遅く、その為、よく解る。こんな曲だったのか!!!これなら、自分も出来るかも???と、浅はかにも思ったものです。
さて、この曲、見慣れぬ題名がついてます。roteってどういう意味???
英語の曲には良く意味の分からないものが多く、とくにBeBopの曲では、ChiChiとかHaHa(これはないか?)とか、よく解らない題名が。
このShe rote,私の推定ではroteは動詞。しかも過去形。writeの過去形、って”彼女は書いた”????何を??
滝川氏の説明は、いささか怪しいようで、それならネットで調べてみようと、一がんばりしたのですが、適切な記事にどうしてもヒットしない。Linernoteには書いてあるかもしれませんが、私のは輸入盤で記載がない。
気になって仕方が無いのですが、解りません。
確かチャーリー・パーカーの本が家にあったような・・・。
実は、チャーリー・パーカーのShe roteの演奏は今まで聴いたことがありませんでした。
調べると所有CDにあり。聴いてみましたが、Eddie の方がモダーン!!
その後の調査で、矢野沙織が吹き込んでいるそうな。ライナーノート見たいので買おうか知らん。この曲、Out of nowhereとコード進行が一緒なんだってネットでは数カ所書いてますが、滝川氏に依れば、Out of Nowhereとはコードが違うそうで、もとはハワイアンの曲、ってホント????LOU CHRISTIE - BEYOND THE BLUE HORIZONが原曲だそうです(YoutubeへGo!!)。じっくり聞いてみよう。
因みにOut of nowhereは滝川氏の十八番の一つです。
まあ、インストプレーヤーにとっては曲名などうでも良いようなモンですが、この曲は素晴らしいだけに、妙に喉に刺さった魚の骨みたいに気になります。ああ。
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