Beatlesが急速に人気上昇、イギリス王室の前で演奏した時の映像。
https://www.youtube.com/watch?v=-4tItQYu1Hs
彼らが、自分たちの成功を素直に受け入れ、エンジョイして演奏している姿は見ていて楽しい。”From me to you”での、笑顔が押さえられないGeorgeの表情、”Till there was you”での、Paulの"米国グループ、ソフィ・タッカーの歌”と紹介、笑いを取っているところ(ソフィはグループで無く、一人の歌手。って事はソフィは有名なシンガーだったことになるが、詳細は知らない。)この曲の間奏で、Georgeが最後から②小節目のコードをG7でなく、Db7ー9という代理コードで演奏していたのが印象的。最後の”Twist and shout”で、Johnが"安いお席の人は手拍子を、お金持ちは宝石をかき鳴らして”と言って笑いをとっているのが解る。音も比較的良好。Johnは、以後、Yoko Onoと付き合うようになって顔つきが険しくなり、結局はグループ解散に。その後も、歌に作曲に良いものを残している。Paulは、愛想の良さをキープ、一番好きなプレーヤー。当時のポップスでのエレベのプレイは才能に溢れていた。Georgeは作曲も歌も、随分良くなっていった。Ringoは、当時のポップス・ドラマーで色んなドラミングをしていた事が印象的だった。
多くの映像、音楽がどんどんYoutubeにアップされていて、懐かしくも新鮮な気持ちになる。当時は、雑誌”Music Life”、映画、日本公演はTVで位しか情報は得られなかった。
そうそう、ジャッキー吉川とブルーコメッツというバンドが、Beatlesの日本公演の前座をやったのだが、側聞するジャッキーのコメントとして、世界トップのグループとはいえ、我々は負けていない、といったようなコメントを残していたのだが、その当時も、今も、ジャッキーが、凄いジャズドラマーであった事は聞いてはいるのだが、的外れのコメントのように感じた。演奏技術だけが音楽じゃない、ってことが理解出来ていないんじゃ?と、当時思ったモノだ。
Beatlesが、一世を風靡し、演奏会場を巨大化、集団ヒステリーに観客を巻き込む映像は今見てもうならされるが、阿鼻叫喚の中での演奏に疲れ、人前での演奏をしなくなったのだが、再び、演奏するようになる。Paulは、今も、人前での演奏を楽しんでいる。歳を取るのも、そんなに悪いことではないかも。