Hiro君の手作りジャズライブ・京都 Blog

寺崎純(p)を中心とする京都のプレーヤーと大阪、神戸を主戦場とするジャズメンとのブッキングを、行いたいと考えています。

Rain A Tribute to the Beatles

2018年03月10日 03時32分02秒 | ポップス

https://www.youtube.com/watch?v=wSH3_5MOOhU

 

Beatlesのコピーバンド。

昔からBeatlesが好きで、キャバ-ンクラブなどへコピーバンドを聞きに行っていたが、まあ、飽くまでコピーバンド、見せかけ、歌い方、演奏を似せようとすることに意識が行っており、本物以上の吸引力は当然無かった。Paul McCartneyがツアー再開、大がかりなセッティングも交え、Beatles時代の曲も演奏しているが、これに合わせて、コピーバンドの存在感は無くなってきている感じじゃ無いか?

ところが、Youtubeで、”Rain"にたまたま遭遇、いい線行っていることに気がついた。本物が、個性の強さを売りにして、荒削りな演奏で世界を席巻したことは十分承知しているが、映像、音など、まさにあの時代の強烈な表現であった。”Rain"でも、勿論、ジョン役、ポール役など、若干見栄えも声も似ているのだが、他のコピーバンドのように、わざわざ左利きベースを入れると言う無理まではしない。その結果、声の質、演奏の調和度など、本物より洗練された演奏を聞かせることもある。アレンジをしていても、なかなかのセンス。コピーバンドの切り口だけで無い、自分たちなりのアプローチの仕方を持っているバンド。勿論、本物の動画を含め、録画録音状態、機器の精度の時代的制約などを織り込みながら見なければ正しい評価とはならないだろうが、ポールの公演に是非行ってみたい(チケット買えなかった、グスン)と思う一方で、彼らの演奏も是非聞いてみたいと思う。それだけの魅力を持っている。日本での演奏もやっていたようであるが、又来ないかな???東京くらいまでなら行くぞ。

ポールの現在の公演が、ショーとして洗練され、バンド自体の技量も高く、というのは勿論大いに評価するが、その一方で、単なるコピーバンドの範疇にとどまらない”Rain"の演奏も、とても魅力的である。

是非、コピーバンドの”本物”を見てみたい。

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Paul McCartney Tokyoライブ2013 Youtube

2014年12月20日 00時59分31秒 | ポップス

今年は、Paul McCartneyがウィルス感染症で、コンサートが休止となってしまったが、昨年の東京コンサートの様子がYoutubeに掲載されている。
数々のヒット曲を、72才で歌いまくる。この時は声の調子も良かった様に思う。構成も素晴らしい。
でも、ビックリしたのは、日本の聴衆が、若い人が多い、反応が素晴らしい、イントロで、聴衆が反応する、曲によって反応が違う、等。ポール自身も”Great audience”と述べていた。Back to USで、自分の映像を見て、”Good audience"とコメントしていた場面があったが、日本の聴衆の反応をとても楽しんでいた様に見える。
演奏も素晴らしい。会場も素敵。そして、なんと言っても聴衆が素晴らしい、三拍子そろったこの映像、音も(ポールの声がかき消されそうだが),映像も良い。是非,ご覧遊ばせ。

中学の時、急性糸球体腎炎で休学中、刺激は無用との些か怪しげな治療で自宅療養していた時(親は医者だった)、許可されたのはラジオだけ。スタンダード曲、プレスリーやクリフリチャード、等々、それなりに複雑なコード進行もあった曲が流れている中で、突如,”Please,please me”。単純なんだけど、シンコペーションがあったり、珍しいハーモニー、ビートルズが売れ始めた頃。頭に稲妻が走ったのを今でも覚えている。”Love me do"変な曲だけど、ハーモニーが新鮮。”She loves you”この曲も、シンコペ以外に主旋律が明確でない、むしろハモっている二つの旋律が共に主旋律のように感じて、新鮮だった。”I wonna hold your hand"でもシンコペ使ってましたね。これも,主旋律が不明確なところがあって、他のPopsとは随分違った感じだった。Melodiousな曲は中後期に多かったが、荒削りな、シンコペ入りの曲は,あの当時、珍しかった。私のFavoriteはPaul。Yesterday、Michaelでのコード進行は素敵です。今でも。Johnが、リズム&ブルースを基調にした作品が多かった様に推定しているが、これは、PaulのBeatles 脱退後の作品からも十分正しい推定と思っています。Beatles の特徴的なコード進行で、KeyCでF⇒Bb⇒Cで終わる、など、Bbをよく使ってたっけ。Puffyの”これが私の生きる道”、C⇒Gm⇒Am⇒D,こんなコード進行もビートルズに特徴的。コード進行が珍しい事を筆頭に、彼らは時代を切り開いていた。ハモるのを主旋律の下,ってのが多い時代、Paulは上を歌っていたのも新鮮だった(デビュー前の録音の頃からそうしていた)。そもそも、楽器を弾きながら歌う,それもハモる、ってのが魅力的だった。あの頃、日本のボーカルグループは概ね、主旋律のみをユニゾンで歌っていたので、物まねの域以下のものが多かった。そのあたりを換えたのが、ブルーコメッツだが、まあ。ビートルズのトライアルが、その後のポップスを大きく変えた、ってのは全く頷ける話。ポップス以外にも、ビートルズの曲はよく使われるし、やはり影響もあった。Paul自身が偉大なボーカルのベスト11位くらいにランクされているそうだが、彼の声域の広さも特徴的。Beatles時代も、その後のWings時代、あるいはその後も、名曲を作っているというのも凄い。

今、Paulのコンサートを見て、懐かしくも,現在に通じるものもあり、且つ、内の大蔵省曰く、”若いわねー!!”ポールはやっぱり偉大です。

因みに、チャート1位にならなかったけど、私が良いと思った曲、”I saw her standing there","All my loving"はPaulも好んで歌っています。また、”Till there was you"と言う、彼らの作詞作曲ではないが、ここの間奏でジョージがDominantコードの代理コードを使っているのを、楽器をやる人は是非聞いてください。ご存じなければ。

 

 

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