年初より体調を崩して、苦労の連続の一年でした。よくなったかと思ったら、はいまた悪くなり、って、幸せはひとつづつ、不幸せはまとめてやってくる、という高名な箴言(って、それは私の言葉、なんちゃって)その通りでしたね。この間、信頼していた人に裏切られたり、さらに信頼を深めたりする友人がいたりと。演奏家は人の演奏を通して、人の体調さえも理解すると思っていても、音楽を商売にしている人は、こちらの体調を説明していても理解できない。これも大きな学びです。多くのジャズメンが、真摯に音楽を追及する姿勢があるのに比べ、たとえ才能、能力があっても、音楽を商売にした人はやはり堕落している、って感じを強く持ちました。実際には音楽を真摯に追及する人たちの偉さはジャンルにとらわれないはずだとも思うのですが。
ともかく、その後体調は徐々に回復、まだリハビリは継続する必要がありますが、努力すれば改善は多少少しでもあります。それが努力する心の支えかな。努力しても改善が見られないのはつらいことですから。来年はさらに精進しなくっちゃと思っています。以前の技術レベルにもうすぐ戻りそうなので、演奏も頑張らなくっちゃ。仕事も、ま、必死ですけどね。
では、みな様、よいお年を。