鈴木孝紀氏に選んでもらったこのマッピ。谷口英治氏も使用。鈴木氏も。共にアレキサンダーのリードを使っている。ジャズライフにもサックス用のリードの記事が載ってたっけ。ところが京都ではこのリード、手に入らない。バンドレン・ルピック56,これは滝川氏の御用達だが、セラミックのマッピにはバッチリあっても、どうもアレキサンダーには合わない(様な気がする・・・。)
たまたま、20年前に買っ手ほったらかしておいたバンドレンV12、随分怪しくなっている(腰が無くなってる???)捨てても良いようなリードなんだけど、合うんと違うん??!!!!
と言うわけで、早速十字屋に買いに行ってきました。
V12は、フレンチカット(ダブルカット)、アメリカンカット(シングルカット)とは違うんだけど、以前、色気のない、硬質な芯のある音で、止めた様な記憶があるような無いような。でも、アレキサンダーのマッピには、ダブルが合う!!かもしれない。北村氏に頂戴したYAMAHAのマッピにはどうなんだろ?
そもそも、サックスのマッピはメタルが良い、と、単純に信じ、未だにラバーのマッピは吹きこなせない。其れがクラに持ち替えた時、良い音が出るときと出ないときがあって、ホントに困ってたのが、滝川氏からセラミックのマッピを頂戴、一年苦労してから吹けるようになったんだけど、今度は、クラのラバーのマッピが吹けなくなってしまった。自分では一生懸命選択しているつもりでも、下手の横好き、テナーでリードを換え、マッピを換え、リガチャーを換え、それと同じ事をクラでもして、泥沼に入り込む。結局、北村英治氏に殆ど基礎から教えていただいて、ちょっと理解が深まったかなー?
やっぱり一番クラとして良いと感ずる音は、北村英治氏の深く暖かみのある、YAMAHA最高級モデル、フィネスの音。生で聞いて、本当に素晴らしい音がする。この楽器にYAMAHAのマッピをお使いで、2つ戴いたんだけど、前述のごとく吹きこなせない。グスン。
谷口英治氏の前に使っていたハンマーシュミットのクラ。これも素晴らしい音がする。新たに使用しているシュヴェンク&セゲルケ model 1000、これは当初、前の方が良いなーと思ってたんだけど、やっぱり谷口氏の音がする。この音、好きになってきました。
滝川氏は、長松研究所のセラミックのマッピ。エッジの効いた、敏感に反応するマッピ。生音で、これまた良い音がするが、硬質な音で、クラの音としてはちょっと異質な音。サックスと持ち替えの時には、音が大きいので、一番楽なマウスピースになっている。でも、暖かい、深みのある音にするには、楽器を換えないといけないんじゃないかと最近思います。それに、北村氏に戴いたベルで随分暖かく深みのある音になったので、益々、深みのある音にしたいと、今までと違う方向に行きそうな状態。
アレキサンダーのマッピは、鈴木孝紀氏が吹いている生音を聞いて、感動、彼にえらんでもらったんです。でも、吹きこなせない。其れが、よれよれのV12のリードで、良い音が!!
面白いのは、YAMAHA,アレキサンダー、共にティップレールが結構分厚い。セラミックも。なんか理由があるんでしょうか。
兎も角、アレキサンダー・ウィルシャウのリードを大阪に買いに行きましょう。