生トマトは何の抵抗も無いのに何故かジュースは何とも微妙で、鶏肉の次に嫌いな食べ物だ。
このトマトジュース、2月末福島県物産館で開催された「南会津うまいものフェアー」抽選会ハズレの景品で一缶もらった。冷蔵庫に入れたまま忘れていたが、一昨日「折角もらって来たのだから自分で飲めば」と放置した責任をとらされて投薬の感覚で飲んだ。一口含むと何とあの嫌な特有のクセは全く無い、しっかりした甘味とコクはさわやかで、何とも言葉で表現出来ない程の旨さなのだ。これまでのトマトジュースは一体何物だったのか、イメージは一変してしまい独断と偏見で“福島のうまいもの”に急遽追加した。
余にも美味かったので県物産館へ行って買って来たが、十数年前南会津町(当時は南郷村)の栽培農家を取材で訪ねた頃は、まだ組合も生物だけの出荷だけだった。
この頃トマト栽培は既に土を使わない温室水耕栽培周年収穫の工場であったのに対して、南郷では自然の理に従った土(有機肥料)に拘ったハウス栽培の収穫期も7月下旬から10月までの農場だった。そして何よりも標高も高く昼夜の気温差が大きくトマト栽培に適した土地柄と自然栽培が、南郷トマト(ジュース)の美味さの秘密だと素人百姓の体験からも確信した。
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