床の中でエアホーンを耳にして朝までラジオ深夜便を聴く、こんな事がもう20年にもなる。睡眠に入った後はスリープタイマーで電源切れるので何の問題もなく、眼が覚める度に電源スイッチを2~3回押すと自然に朝を迎えている。
現役時代にも宿泊出張には必ず携帯していたので、胸ポケットに入る名刺サイズの通勤ラジオと称するSONY ICF-SX503を使っていたが、2台目もボリュウムが音量最適の位置でガリオームから断線まで進行してしまった。自分で修理が可能かバラしてみたが、構造上からもNGで、メーカーも恐らく時代に即した使い捨ての設計なのだろう。
三代目も同じ機種に勤めさせるのも脳が無いと思い、先週Webで検索していたら、秋葉原の千石電商でMADE IN CHINAポケットラジオにたどり着いた。
仕様書を見ると「デジタル変換処理DSP搭載、受信感度が非常に良く、分離能力も高く混信しにくい雑音も少ないクリアーな音質、電子ボリュウム、オートチューニング200局プリセットメモリー」は今も変らないSONYとは格段の進化だ。DSPに興味もあったし送料込みでSONYの半額、即注文した。
手にしてみると従来の安物粗悪品のイメージも払拭、仕様書に偽りは無く、FMポコ(福島市ローカル10W局)も全くノイズ無しで聴こえるし、ステレオ音楽もヘットホンで聴くと推置型のオーデオ装置の音質と何ら遜色無く、すっかり老朽化してしまった耳にも大満足だ。ラジオ深夜便も2~4時は手抜き?か、自分にはツマラナイ音楽が流れているが、1~5時の間は感度も音質も良い同時放送のFMに切替えて聴いている。