県内で最も早く収穫される塩川産(磐梯雄国沼高原)の“夏新そば”を打った。連日の猛暑からはとても想像出来ないが、梅雨の長雨で収穫が半月も遅れて前回の予定が今日になった。粉も届いたばかりで、加水量等を決める試し打ちは会長自ら実施した。「粉がサラサラ、乾燥のし過ぎ?」「香りが無い」「お湯か水?」とそれぞれの粉に触れた感想が囁かれたが、打ち手の会長は「水で52%」と判断して開始した。“水回し”までは順調に推移したが“練り”の終盤で「締まって来た」と“手水”で調整して、加水量は50%±α(極微量)に落着いた。
今回も周囲を観察してから最終順で打った。今日の酷暑も恐らく36度前後、冷房を最強にしたこの室内では打ち台の位置により微妙な差が通常より多く出ていた。“水回し”から“延し”に要する各人の所要時間にもより影響は大で、自分は49%位だったろうか、会長とは逆に“練り”が進むほどに軟らかくなった。
夕食に食べた。箸を付けると何故かかなりの割合で切れてしまう。食感はモッチリ、香り無し、味も薄い。毎年この“夏新そば”を打ってきたが、このそばは「いち早く食べられる県内産の新そば」の域は脱せず、どうやら果物と共通する「早生種は決して不味くも無いが旨くも無い、珍しさだけで口にする」そんな食物だと思った。
今回も周囲を観察してから最終順で打った。今日の酷暑も恐らく36度前後、冷房を最強にしたこの室内では打ち台の位置により微妙な差が通常より多く出ていた。“水回し”から“延し”に要する各人の所要時間にもより影響は大で、自分は49%位だったろうか、会長とは逆に“練り”が進むほどに軟らかくなった。
夕食に食べた。箸を付けると何故かかなりの割合で切れてしまう。食感はモッチリ、香り無し、味も薄い。毎年この“夏新そば”を打ってきたが、このそばは「いち早く食べられる県内産の新そば」の域は脱せず、どうやら果物と共通する「早生種は決して不味くも無いが旨くも無い、珍しさだけで口にする」そんな食物だと思った。