長嶺超輝著「サイコーですか?最高裁!」を読む(その5)
「おわりに」の中に、日本の裁判所は親しみを持たれていないとして、
「国会みやげ」があるんですから、「最高裁みやげ」があっても問題はありませんよね。口先だけの「開かれた裁判所」なんて、もはや必要ないでしょう。(330頁)
という指摘があります。
ただ、実際には「最高裁みやげ」も僅かながら存在します。
司法協会の売店で販売している、最高裁庁舎等をデザインした、ペン皿・絵葉書・テレホンカード等です。
もちろん、アメリカ連邦最高裁の土産物売場の品揃えには遠く及びませんし、私がロンドンで訪れた裁判所(クイーンズ・コート)でも数十種類の品々がありましたから、もっと色々と作ってほしいところですが。
実は私がもっと寂しく感じているのは「日弁連グッズ」の貧弱さです。
最近になって、東京都弁護士協同組合が「弁護士ネクタイ」を販売するようになりましたが、それ以外は皆無に近い惨状でした。記憶に残るのは、かつての「博多人形・当番弁護士」くらいです。
裁判員制度や法テラス等の広報のための非売品は別として、弁護士会の販売グッズもぜひ充実させてほしいものです。
(チェックメイト)
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