東電や九電で,裁判員のための休暇制度ができそうです。嬉しい動きですね。もっと広がって欲しいものです。以下は,読売新聞からです。(瑞祥)
裁判員に有給休暇…東電が制度導入
東京電力は15日、2009年から始まる裁判員制度で、社員が裁判員に選ばれた場合の有給休暇制度を導入することを決めた。今春闘で、同社の労働組合が経営側に導入を求めていたもので、同日、労使が合意した。
九州電力も同日、既存の公務休暇制度を裁判員にも適用できるように決めた。連合は、「大手企業が導入を決めた意義は大きい。これを機に、取り組みが広がることを期待したい」としている。
裁判員制度は、裁判員の職務で仕事を休むことを理由に、解雇など不利益な取り扱いをすることを禁じている。ただ、仕事を休んでいる間の給与の取り扱いは各企業の判断に委ねられており、連合は今春闘、有給扱いとする労働協約締結を進める方針を掲げている。
東京電力の場合は、全社員約3万8000人が対象となり、裁判員を務めるための休暇期間に上限は設けない。今後、就業規則を改定し、裁判員休暇制度の規定を整備する。同社は「有給休暇を制度化することで、裁判員制度に参加する社会的役割を明確化したい」と話している。
昨年12月には、化粧品メーカーのマンダム(大阪市)が同様の休暇制度導入を決めていた。
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