9月15日(土)には、東京霞ヶ関の弁護士会館において第25回司法シンポジウムが開催されます。
今回のシンポジウムでは、「震災復興と司法の役割」という全体会テーマの下、
第1分科会「震災復興に向けての弁護士の役割と立法提言」、
第2分科会「地域司法の充実を目指す新たな視点と取組-3・11を契機として-」の
2つの分科会を開催し、震災復興と司法の役割について考える内容となっています。
第1分科会では、震災復興に向けて、我々法律家がまさに困っている方々にきちんと「法の支配」を及ぼすことが出来ているのか、仮に不十分であるとするなら効率的な解決策は何かが、問われることになるでしょう。
第2分科会では、弁護士のいわゆるゼロワン問題が解消した中で、果たして裁判所が十分に地域のニーズにこたえる態勢になっているのか、人的・物的基盤をもっと充実させる必要は無いか、度々指摘される支部の機能不全の解消策はないか、その手段として地域の有識者を委員に迎えた地裁委員会や家裁委員会は十分に活用されているか、といった視点から議論が進められます。原発訴訟で著名な井戸謙一・元判事もパネリストとして登場されます。
なお、この分科会では、「司法過疎」を問題提起する映像が上映され、私の所属する地域の風景も流れるようです。
私も会場の片隅で、議論の行く末を見守りたいと思います。
http://www.nichibenren.or.jp/event/year/2012/120915.html
(くまちん)