講演会とパーティーのご案内
講師 : 見平 典(みひら つかさ) 京都大学准教授 (講師の紹介は後記のとおり)
演題 : 「アメリカ連邦最高裁判事について(日米を比較して)
日時 : 令和2(2020)年4月25日(土)午後2時から7時まで
場所 : 大阪・江坂「第1サニーストン・ホテル」 ℡06-6386-0001
大阪メトロ御堂筋線「江坂駅」下車、最南端(新大阪寄り)の改札口を出て、左へ約20m先の歩道橋を渡り(左前方にホテルの看板が見える)、階段を降りると約50m先
<日程>
午後2時から4時ころまで 講演と質疑(会場はホテル北館6階「竹の間」)
午後5時ころから7時まで パーティ (会場はホテル北館7階「松の間」)
パーティー参加費用:一般3千円、ベテラン法曹1万円 、若手法曹6千円
参加について予約の必要はありませんが、できれば次のアドレス宛にメールで、または次の携帯に留守電で、氏名と所属をご一報くださるとありがたいです。
JA9AEV5117@i.softbank.jp または JA9AEV @nifty.com(小文字で可) 090-6061-0830 小林克美宛
<見平典(みひら つかさ)氏の紹介>
1980年生 専門は憲法学・司法政治学 京都大学大学院人間・環境学研究科総合人間学部准教授
著書「違憲審査制をめぐるポリティクス―現代アメリカ連邦最高裁判所の積極化の背景」(2012年成文堂)が日本法社会学会第14回学会奨励賞(著書部門)を受賞
「本書は、20世紀中期以降のアメリカ合衆国の憲法過程を政治学的・社会学的に分析することを通して、この時期に連邦最高裁判所による積極的な違憲審査制の運用が現れた背景的要因を解明することを課題とする。」(同書1頁)
司法政治学とは聞き慣れない言葉ですが、「司法過程に関わる諸アクター(裁判官・弁護士・公選職公務員・省庁・利益集団・メディア・国民など)の行動や相互作用を記述し説明することを任務とする、政治学の1分野である。」(なぜ司法には「国民的基盤」が必要か(見平氏 2017/2/21裁判官制度改革・地域司法計画推進本部勉強会レジュメより)
朝日新聞でも「(憲法を考える)憲法の価値を守るもの」というテーマで、見平氏とジャンマルク・ソヴェ氏(仏国務院副院長)のインタビューが掲載されました(2016年12月2日朝刊)。
見平氏は、「違憲審査、市民の声が後押し」という見出しで、裁判所が違憲審査を行うためには、「実務的資源」「規範的資源」「政治的資源」の三つの基盤が必要としたうえで、政治的資源として市民一人ひとりが果たしうる役割の重要性を指摘されています。
アメリカとの比較で、日本の最高裁判所・司法の問題点を新鮮な切り口でわかりやすく話していただけることと思います。多くの方の参加をお待ちしています。