日本裁判官ネットワークブログ
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【日本裁判官ネットワーク・秋の企画と総会】のご案内

日時  2011年11月12日(土曜日)午後1時から5時まで
会場  大阪駅前第3ビル17階の 「ティーオージー」1号会議室
     〒530-0001 大阪市北区梅田1-1-3
     TEL 06-6344-0205
     地図 http://www.ances.jp/osaka/map.html
企画
(1) 13時から15時まで
     退官した当ネットのメンバー小松平内さん(元熊本家裁所長・27期)と同森野俊彦さん(元福岡高裁部総括・23期)の記念講演
          三十数年以上の長い裁判官生活を振り返って,有益なお話が聞けます。
     
(2) 15時20分から17時まで
     今次の司法改革をレビューする準備討論(来年春に、可能なら司法改革審議会のメンバーをお招きするなどして,本格的なレビューをしたいと思いますが、今回はその準備的討論をします。)
          今次の司法改革の到達点と課題を20分ほどレポートした上で,現役裁判官4人がパネルディスカッション式に討論します。
          討論テーマは,民事裁判の改革,裁判員裁判,弁護士・裁判官の増員の三点に絞ります。

(3) 17時30分から,同じ会場で
     パーティー
          参加費用は,一般の方4000円,法曹6000円,ベテラン法曹1万円

 

【2011年総会】
(参加資格はメンバー,サポーター,予め承認を得たファンクラブ員)
日時 2011年11月13日(日曜日) 午前9時から12時まで
会場 上記「ティーオージー」の8号小会議室
議題
 役員改選
 会計報告
 過去1年間の活動の評価と反省
 今後1年間の活動計画
 中長期的の展望など

12日に宿泊される方は,御堂筋線江坂駅のサニーストンホテル(06-6386-0001)へ各自申し込んでください。5000円+αで泊まれます。

文責 小林克美



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東京都文京区本郷に「かねやす」という雑貨屋さんがある。この地のこの名の店は、もう約400年も続いているらしい。江戸時代享保年間、防災対策のために、江戸城周囲には、土蔵造りや塗屋にすることが命じられたという。そうした家々が江戸城から北へ本郷の「かねやす」まで続き、そこよりも北側は、従来の建物であったため、「かねやす」を挟んで風景が変わったようである。そのため、「本郷も かねやすまでは  江戸のうち」と川柳に唄われたようである。

http://www.city.bunkyo.lg.jp/visitor_kanko_shiseki_other_kaneyasu.html

 

ところで、この「かねやす」は、もともとは「兼安」だったらしい。店のところにある歴史が書かれた説明書には、由緒が書かれている。当時、芝神明の「兼安」と本郷の「兼安」があり、元祖争いがおきたため、当時の江戸町奉行大岡越前が、芝神明のほうが「兼安」、本郷のほうが「かねやす」と粋な裁きをしたという。

 

現代に置き換えると、知的財産分野についての名判決というところかもしれない。ただ、現行法では、裁判官の下す判決は、知的財産分野に限らず、どの分野でも要件効果が決められていることから、「粋な」判決といっても限界がある。知恵をめぐらせて、紛争解決に一番いい方法となると、判決よりは、和解や、調停に付しての17条決定といったものになることが多い。大岡越前のような権限があれば、ストレートに紛争解決ができるのに、と羨ましく思うことも多いのが正直なところであるが、そうした権限には濫用の危険も当然指摘されるであろう。かなわぬ夢というべきか。



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1 先日のテレビ(NHKの「ためしてガッテン」)で糖尿病の新治療法に関する番組を見て,なるほどと感心した。私は今の所血糖値は正常値なので,糖尿病の心配はないのであるが,私の友人には血糖値の高い人が少なくないので,ちょっと書いてみることにした。
2 食べ過ぎや高カロリーの食物の摂取などで血糖値が高くなると,膵臓の細胞がインスリンを出して糖分を筋肉などに取り込んで血糖値を下げることになる。しかしそのような膵臓の活躍状態が続くと,膵臓の細胞が疲れてきて,インスリンを出す量が減ることになる。そして血糖値が高いままになり,血糖値を下げる薬を飲むことになる。その状態が続くと,膵臓の細胞が過労で死滅することになり,インスリンの注射を永久に続けなければならないことになる。
3 糖尿病の新治療法は膵臓の細胞を疲労させないようにしようというものである。膵臓の細胞が少し疲れた段階で,インスリン注射をすると,膵臓の細胞はインスリンを出す必要がないため,休息することができることになる。比較的初期の段階で1日4回程度のインスリン注射を1~2か月続けると,膵臓の細胞が休息によりすっかり元気を回復するというのである。
4 この治療法は画期的な考え方のように思える。膵臓の細胞は過労により死滅することなく,終生元気でいてくれることになる。この治療法は,既に30年も前に発見されていたようであるが,広く行われるようになったのは最近のことのようである。
5 おそらく,血糖値が高い人や肥満の人は,年数回血液検査を受ける体制を意図的に作る必要があるだろう。そして手遅れにならないように注意しておれば,糖尿病は防げることになるように思える。
6 私はもう1年以上も前から,ゴーヤジュースを飲むようになり,しぶとく続けているために,血糖値は堂々たる正常値である。血糖値が高いという友人にはゴーヤに関する健康雑誌のコピーや,私が書いた「ゴーヤジュースの作り方」を郵送したりしている。
7 健康に関して,余り神経質になる必要はないが,手軽に役に立つ情報は,できるだけ活用しようというのが私の意見である。(ムサシ)

 



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