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自民党総裁選2018 その1

2018年09月01日 | ブログ
朱に交われば赤くなる

 3年に一度の自由民主党総裁選挙は、今年この9月7日に告示され、9月20日が投票日とのこと。当然、自民党員でなければ参加資格はないのだけれど、自民党総裁は日本国の総理大臣ということから、一般国民も関心があって当然だし、意見があれば物申すことに何の不都合もないのだけれど、どうも今の世の中の空気は、政権批判するとあらゆるところから手を回して、干し上げられるという雰囲気があって、マスコミでさえ及び腰になっていると感じてしまう。

 すなわち、このような雰囲気を一庶民さえ感じるところが、この自由と民主主義の国家にあっては、本来現政権の致命傷なのだけれど、安倍さん本人は権力を維持したい、そのことに執着し、ヨイショの取り巻きに囲まれて裸の王様になっているようなので分かっていないであろう。

 「朱に交われば赤くなる」という諺がある。現在の自民党議員は民主党時代の民主党議員化している。同じ狭い国会議事堂内のこと、影響を受け合うのは当然だけれど、他党議員の悪い所を見習うことはない。国会議員は、党員である前に国民の代表として、この国家を預かる大きな使命がある。政権与党であればその責はさらに重いのだけれど、選挙で公認を貰えなければ、党の役職から外されれば、大臣にして貰えなければという不安が先行してか、権力を握った人物がたとえ怪しくとも追従する。国家より、国民に飴を配る公約を並べて選挙で当選することを優先する。要は国家・国民のためではなく、自身が国会議員という職業を維持したいだけの先生方が自民党にも多数化してしまったのだ。

 思い出すのが、民主党の代表を小沢一郎さんが務めていた頃、代表改選時、野田佳彦さん(後の総理)が小沢さんに対抗して立候補しようと準備していたようだが、党内有力者から圧力が掛かり立候補に至らなかったことがあった。

 本来、党の代表を決める選挙は、現在の党首ではなぜ駄目なのか、自分ならこのように党を盛り上げ、この国を躍進させるぞ。という主張を展開してどんどん複数候補が出るような党でなければならない。そのような切磋琢磨があってこそ、その組織は発展するものだ。勿論現在の党首は素晴らしい、頑張っている、信頼できるということなら、お任せすることはまた当然である。

 しかし、対抗する者は干し上げると脅したり、手を回して立候補を断念させるなどあるようでは、その党に未来はない。先の民主党のごとくである。
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