岸田首相の3つの嘘
『岸田首相3つの大ウソを、3回にわたり、お伝えしてきた。国有地の不当値引きと公文書改ざん。森友事件をめぐるウソなら安倍さん麻生さん菅さんも散々ついたと思う。その時、彼らは善人には見えなかった。特に麻生さんは堂々悪役として振る舞った。森友再調査について会見で聞かれ「読者の関心あるのかねえ?」と皮肉った姿は、ある種の“ぶっちゃけ”感さえ漂わせた。
だが岸田さんは「人の話を聞くのが得意」と言った。「真摯に向き合う」「丁寧に説明」と繰り返してきた。言葉だけ見れば善人だ。そんな岸田さんが3つも大ウソをついた。その方が安倍さん麻生さんよりよほど悪質だろう。善人ぶったウソつき首相なんかいらない。』日刊ゲンダイDIGITAL2月1日
これはNHK出身でジャーナリストと称する相澤冬樹氏の弁のようだが、何を怒っているのかよく分からない。元々森友問題は、安倍内閣の時に起こった事件で、文書改ざんに手を染めざるを得なかったノンキャリの官僚が、その後悔の念から精神を病み自殺して果てた。本来その時に嘘の答弁を繰り返した安倍首相や麻生財務大臣、直接改ざんを指示したとされるキャリア官僚の佐川何某が、本来塀の中に落ちていなければならなかった。
堂々と悪役として振る舞った権力者の嘘は愛嬌で済ませ、一度法廷で決着した事件の民事訴訟で、そこに巡り合った総理大臣が糾弾されるのは腑に落ちない。
まあNHK出身の政治家、作家、評論家(ジャーナリスト)などについては、前々から「何かおかしい、ろくな奴は居ない」と言ってきたものだが、この方は異常なまでに執拗である。
結論として、嘘つき総理は要らないから、今年の参院選で自民党を負けさせろ、そうして退陣を余儀なくさせろと言っている。モリカケ桜の問題は未だくすぶり続けている。国交省の統計不正もあり、アベノミクスの成果、評価にも疑問符がついている。検事を丸め込んで世論、言論界迄抑え込んだ当事者は、長期政権を維持し、習近平を国賓で招待までして、あっけらかんと自民党最大派閥を率いている。
小泉内閣から続いた新自由主義と聞く経済政策で、企業は従業員を変動費化して内部留保ばかり増やして賃金は上げなかった。従って消費支出は低迷し、何でも中国で、中共ばかり太らせた。ドイツのメルケルなどという政治家も評価されているようだが、IOCのぼったくり男爵と同列の、単に経済的理由の中国大好き人間である。
岸田総理は、新自由主義から正しい資本主義経済を、この国に取り戻そうと取り組み始めたところである。参議院選で負けるわけにはいかない。
本日2月1日、石原慎太郎氏の訃報に接した。衷心より哀悼の誠を捧げます。